近代化とともに、法や権利の問題として急速に浮上したアジアにおける「外国人問題」。国境画定や植民地化による「国民」範疇の変化、経済移民による居留外国人の増大、戦争による「敵性外国人」への圧迫や難民など、19世紀以降の激動アジアの事例を詳細に検討し、「外国人」の形成と変容の様を、地域研究らしいリアリティで示す佳作。
民事手続法研究の到達点を示す珠玉の論攷42篇で編んだ論文集。
〔判決手続・家事手続〕
旧民事訴訟法187条3項の新設について(上野泰男)/家事審判手続における「審判物」概念について(大橋眞弓)/「既判力の時的限界」という法的視座への疑問(岡庭幹司)/主張責任の制度と弁論主義をめぐる若干の考察(垣内秀介)/釈明の構造と実務(加藤新太郎)/選定当事者と選定者との関係についての一考察(草野芳郎)/訴訟告知の効力に関する一断章(坂田宏)/将来の法律関係の確定を求める訴えとその判決の既判力(高田裕成)/上告目的論(高橋宏志)/一部の債権による相殺の抗弁と判決の効力(高見進)/多数当事者訴訟と上訴(徳田和幸)/送達の擬制と再審(中山幸二)/仲裁合意の抗弁と略式訴訟(野村秀敏)/公務秘密文書の要件(長谷部由起子)/非訟事件における裁判の取消し・変更について(畑瑞穂)/プリーディングに関する規律の変遷(菱田雄郷)/死者名義訴訟および氏名冒用訴訟の判決確定後の取扱いとその理論的基礎(松原弘信)/控訴審における「事後的審理」の問題性(松本博之)/アメリカ合衆国連邦取引委員会(FTC)による消費者保護のための公益的な民事訴訟の概要──わが国における新たな消費者保護訴訟制度の構築に向けて(三木浩一)/送達の瑕疵と民訴法338条1項3号に関する最近の最高裁判例の検討(山本弘)
〔執行手続〕
第三者異議の訴えにおける法人格否認の法理の適用について(青木哲)/
※以下字数オーバーのためカット
米中二極構造をめぐるイディエーショナルな次元の実像
冷戦後、アメリカをはじめとした西側諸国が流布・構築してきたリベラルな国際秩序という理想郷に陰りが見え、非リベラルで権威主義的な風潮が国際的に高まっている。米中二極構造を中心とし、軍事力や経済力にとどまらないイディエーショナルな次元ーーイデオロギー、価値、規範ーーをめぐる理論と現象を緻密に検証した本書は、今日の国際情勢に「言説」という新たな分析視座を提供する。本書執筆中の2023年7月に急逝した著者の後の校正作業を三浦聡教授(名古屋大学)が継ぎ、遂に完成へと導いたまさに渾身の集大成。国際政治学の泰斗の遺稿‼
図表一覧/謝辞/略語表
序章 本書の問題意識と構成
第1章 イディエーショナルな力
第2章 言説、言説力の素描と本書での分析枠組み
第3章 一方的投射、規範の対抗、双方向の投射、「対等」の言説
第4章 戦略的ナラティブ
第5章 言説(ナラティブ、話語)とその投射:一般モデルをもとめて
第6章 中国の話語権
第7章 中国の逆投射、アメリカの反応、相互反応のエスカレーション
第8章 規範の対抗から秩序の対抗へー規範の対抗理論の現在
第9章 戦略的コミュニケーション
第10章 理論統合への試論:言説の投射と規範の対抗
第11章 イデオロギーの対立ー「民主主義と専制」と中国の民主主義:バイデン政権
第12章 物質的世界との往復ーイデオロギーの正当性の淵源、イデオロギーの距離と大国間の戦略的関係
第13章 中国の人権言説の展開(国連人権理事会を中心として)、1989〜2022-言説の国際政治学の一つのケース・スタディ
終章 いまなぜ言説(ナラティブ)か?
文献
超ナイスバディ激写×ほのぼの触れ合い旅日記。両面の魅力が溢れ過ぎな、最強ギャップ写真集。
友よーー君たちはなぜ悪魔に魂を売ったのか!?
世界中の天才たちが集められた「科学アカデミア」で起こった悲劇。
3人の若者は、武装頭脳軍ボルトの首領・大教授ビアスの配下となる道を選んだ。
一方、彼らの学友だった天宮勇介、大原丈、岬めぐみは、超獣戦隊ライブマンとなって、ボルトの攻撃を迎え撃つ。
生きとし生けるものを守り、地球の未来を切り拓くために…!
1988年に放送された、スーパー戦隊シリーズ通算第12作目。
嶋大輔、西村和彦、森恵といった気鋭のキャストを揃えた本作は、その青春ドラマのような展開で幅広い層の支持を得た。
また、中盤でのメンバーの増員(2名)や、ロボット同士の合体といった新機軸も打ち出し、シリーズを語るうえで不可欠な作品となっている。
「昭和」最後のスーパー戦隊が、終了から30年を経て、待望の廉価版DVDコレクションとして登場!
<収録内容>
24話収録
<キャスト>
嶋大輔
西村和彦
森恵
ほか
<スタッフ>
原作:八手三郎
プロデューサー:宇都宮恭三(テレビ朝日)、鈴木武幸(東映)
監督:長石多可男、山田稔 ほか
脚本:曽田博久、藤井邦夫 ほか
特撮監督:矢島信男
アクション監督:竹田道広(ジャパンアクションクラブ)
音楽:矢野立美
★SC・SSW・SL……生徒指導にかかわる「専門家」との連携のための1冊。
★様々な視点によるアセスメント・プランニングで生徒指導事案に早期対応・早期解決!
◎この本の内容
いじめ、不登校、性被害……様々な生徒指導事案は、早期に適切な対応を行わなければどんどんと困難化し、対応が難しくなっていきます。そこで本書では、大阪府堺市の「専門家チーム」の実践をもとに、生学校外の「専門家」とともに生徒指導事案に対応し、早期の解決につなげる方法を紹介します。
堺市の専門家チームは指導主事・弁護士・公認心理師/臨床心理士・SSWsv(スクールソーシャルワーカースーパーバイザー)から構成され、それぞれの専門家が異なる視点から、事案へのアセスメント、プランニングを行います。第2章では、実際の事案をもとにそのアセスメント・プランニングを行う様子を掲載!
◎担当者からコメント
「『専門家』と連携するとどうなるの?」「何が良いの?」に答える1冊!同じ生徒指導事案においても、それぞれの専門家の「らしさ」全開のアセスメントが見られます。
学校外との連携に不安を抱える先生方にこそ、届いてほしい!
はじめに
第1章 専門家チームとは?
1.なぜ、専門家「チーム」なのか?
1アウトリーチの必要性
ちょっと豆知識1「失敗する組織」
2複雑化・多様化する事案への対処
2.360°支援
3.これまでの専門家チームの成果
4.専門家の紹介
第2章 専門家チームの支援の流れ
1.派遣までの流れ
2.ケース会議の実際
ケース➀いじめ事案
ケース2不登校事案
ケース3性被害事案
ケース4困難な保護者対応事案
ケース5いじめの重大事態
ちょっと豆知識2「謝罪会について」
3.派遣後の流れ
4.各事例ケースのその後
ケース➀いじめ事案
ケース2不登校事案
ケース3性被害事案
ケース4困難な保護者対応事案
ケース5いじめの重大事態
特別章 パフォーマンスを高める専門家チームのあり方について
1.アンケート調査より
2.ヒアリング結果より
➀心理的安全性・同僚性の高さ
2学校支援の継続性について
ちょっと豆知識3「意思決定」
3チーム内の相乗効果について
4教育委員会の役割について
3.学校の受け入れ姿勢について
税務相談の専門家が、顧客から相談の多い会社と役員の取引、オーナー株主の事業承継などの税金について原則見開き2頁でコンパクトに解説。携帯用に便利なハンディサイズで、営業渉外活動に活用できます。
取引先との話題作り、FP相談業務に役立つ税務知識の習得に最適です。
FP技能検定の受検参考書、FP養成の研修教材として活用できます。
物理・科学の教育、科学ジャーナリズムの諸問題について書き綴った論考・エッセイから精選。科学ジャーナリスト内村直之も寄稿。
腐女子JK・朱葉(神絵師)もついに高校3年生に進級!
イケメン生物教師としてのオンの顔と、残念なオタクのオフの顔を持つ担任の腐男子先生・桐生(信者)との関係にモヤモヤしつつ
進路相談(三者面談)をすると、まさかの反応が……!?
受験に向け、同人活動休止にゲームも漫画もアニメも自制!
我慢の先にある二人の未来は……??
「オタクの予定は半年先まで決まり続けるからな」
共感しすぎるオタクラブコメ、堂々完結!!!!!
読まなければ分からない岡潔先生像が明らかに。8年の歳月をかけた情緒溢れるフィールドワーク。そこで出逢った岡潔先生を知る人々との話を綴る。
バリュエーションの第一人者トム・コープランドとの共同開発モデルを公開。理論と実務をつなぐ定量モデルを詳しく解説。
主家土岐氏を凌駕し「無双の福貴、権威の者なり」と称された妙椿、周辺諸国を巻き込む大乱「舟田の乱」を引き起こした妙純。
守護代一族から勢力を伸ばし、美濃に戦国の世を到来させた父子の動向を通して社会の変容を解き明かす。
当該期に活躍した斎藤一族の事績を網羅。
斎藤道三ら「後斎藤氏」に比べて見過ごされがちな「前斎藤氏」の歴史と系譜を活写する。
VBAに関して、世にある情報の多くは「使い方」にフォーカスしすぎており、「構造」や「体系」、「作法」に触れていない場合も多く、そのためか他の言語にくらべ、メンテナンス性や再利用性の低いコードや運用しづらいマクロがまん延している状況にあるともいえます。こうした状況を打破するためには、本質的には、最初から言語の体系や構造を理解し、作法が身につくように学ぶことが最善の策といえます。本書は、Excel VBAで本格的なアプリ開発などを目指す人のためのバイブル的1冊として、基礎から応用までを、体系的に詳しく学べる解説書です。
人間は昆虫をどう考えてきたのか、という問いに科学哲学から答えようとするアリストテレスはクモやサソリまで昆虫に入れていたし、18世紀フランスの博物学者レオミュールはワニまで昆虫に分類することを提案していた。また、人間に比してはるかに小型なその存在は、スケール効果にかんする議論のきっかけとなった。ハチやアリの巣に君臨しているのは王か女王かも、さんざん論じられた謎だった。昆虫学者の文体はプルーストのような作家にも影響をあたえ、社会生活をする昆虫は、共和制、王制、奴隷制度、労働といった人間社会の制度をめぐる議論とかさねられた。
本書は「法の哲学」「芸術の哲学」「科学の哲学」「自然の哲学」などと同じ意味で「昆虫の哲学」だ、と序文にある。古代から現代まで、昆虫をめぐって人間が考えてきたことを、ダーウィン、ファーブルはもちろん、多角的にふりかえり、生物多様性、ユクスキュルの環境世界論、デリダの動物論にまで言い及ぶ、刺激的な科学エッセー。
序文
第一章 微小の巨人
大きさーー平凡な概念の複雑さ
尺度(スケール)の変化
絶対的大きさという概念
第二章 コガネムシへの限りない愛
分類の基本
奇怪なワニ
境界線の問題
自然分類法
ダーウィンと変異する子孫
方法論の革命
まだ存在しなかったとき、昆虫は何であったのか?
第三章 昆虫学者の視線
作家と昆虫学者
活劇物語
風俗劇
ラ・フォンテーヌの寓話
昆虫の仕事
昆虫学者の文体
昆虫学者に向けられる視線
第四章 昆虫の政治
王それとも女王?
アマゾネスと顕微鏡
競合するパラダイム
共和制か君主制か
昆虫のあいだの不平等について
戦争と奴隷制
進化と社会
動物の社会?
第五章 個体の本能と集団的知能
クモとクモの巣
ミツバチと巣房
神の意図か、自然選択か
個体と超個体
第六章 戦いと同盟
蜂蜜、蜜蝋、絹
害虫と病原体の媒介動物
敵の敵
受粉ーー自然の秘密
第七章 標本昆虫
擬態
カムフラージュ
ショウジョウバエと遺伝学
社会生物学
第八章 世界と環境
ボディープラン
散歩者、イヌ、マダニ
現象学と動物学
動物行動学と動物の倫理
謝辞
訳者あとがき
参照文献
人名索引