自身が執筆するSF短編小説のイメージ・アルバム。難波率いるユニット“Sense Of Wonder”のメンバーを中心とする豪華な面々が勢揃い。2曲のボーナス・トラックも必聴だ。
ショスタコーヴィチの、ジャズのイディオムを取り入れた作品集という、珍しいアルバム。30年代の作品(「タヒチ・トロット」が28年)で、諧謔精神にあふれた面白い作品だ。シャイーの快演も聴きもの。
『ゴジラ』『日本沈没』から『ブルークリスマス』まで、東宝特撮映画黄金時代のサントラを集大成した決定盤を10枚組にて。初CD化音源を多数収録しており、80ページのブックレットも魅力。
誰もが聴き覚えのあるバッハの名曲のエッセンスを収めたコンピレーション・アルバム。デンオンやスプラフォンなどの名盤を集めた《ザ・クラシック1000》の1枚。
歌舞伎の有名な場面集。昔はこうした名場面でのセリフは特に芝居好きでなくても覚えていたものだ。教養のひとつとして知っておくのも悪くない。名優たちによる名セリフを堪能できる。
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現在流布している97年版のひとつ前、1954年版による“讃美歌”アルバム。73年のスタジオ録音だが、演奏は非常に正統的で、自然で美しい日本語を楽しめる。ブックレットの丁寧な解説も、資料としてお勧めできる。実用の機会がある向きは、この機会に入手を。
クイケン3兄弟が、レオンハルトに替わってコーネンと組んで録音した2度目のもの。豊富な経験が、演奏に余裕を出し、新たにバッハに対峙した、クイケンらが到達したバッハ観の集大成的なアルバム。
オルゴールの音色で楽しむボサ・ノヴァのベスト・ソング集。アレンジをオルゴールCDの第一人者・西脇睦宏が手がけ、定番ソングを新鮮に聴かせてくれるヒーリング・アルバムだ。
タイトルはパーセルの作品の一節から取っているのだが、まさにひととき、この慌ただしい社会のなかに生きるあれこれを忘れさせてくれるアルバム。波多野の表情豊かな、あるいは抑えた表情による歌の数々の美しさ。寺神戸以下のアンサンブルの絶妙な間合い。
フォーリーブスやトシちゃん、マッチ、SMAPなどジャニーズの歴代スーパー・アイドルたちのヒット曲(いきなりモータウンや懐メロなんかも挿入されるが)をふんだんに取り入れた少年隊のミュージカル『リズム』のサントラ盤。ヒット・パレードです。
ピアノに出会ったばかりでも片手で弾くだけでステキな音楽に出会える、そんな連弾ピアノ教材であり、ファースト・パートは歌にも使える。全曲が20秒から1分内外という短さではあるが伴奏パートがファミコン風に味付けされているところなぞ実に現代的。
「ゴジラ」を初はじめとする映画音楽やクラシック作品など、現代音楽作家として恐ろしく幅広い仕事を勢力的に残した伊福部昭。本作は「新歌舞伎」の舞台音楽のために書かれた作品を収録。20年以上前の初演時の録音テープが音源である。添付の資料も充実した労作。
83年に『SF特撮映画音楽の夕べ』というコンサートのために、伊福部昭が自ら交響曲に編曲した名盤のスタジオ録音盤。名曲のいいところばかりを編曲してあるので、ファンにはたまらない。ライヴ盤より音も良く、これが1800円で手に入るのは幸せの極み。