アラブ、ユダヤ、イギリス、当事者たちの膨大な証言をもとに、ユダヤ人国家建設を巡る衝突の一年を再構築する。
反目するハガナとイルグン、すれ違うアラブ諸国、対立は混迷を深めていくーー。1948年5月、イギリス軍撤兵と共にユダヤ人国家イスラエルの建国が宣言され、エジプト、トランス・ヨルダンとの間で戦端が開かれる。初代首相ベン・グリオンは、物資が断たれたエルサレムへの補給を厳命、一方のアラブ勢力も足並みが揃わずにいた。二千人をこえる当事者の証言を通じ、聖都に生きた人々の信仰と戦いを描き出す圧巻の長編、待望の新版。
下巻解説・臼杵陽
第一部 聖地の分割ーー一九四七年十一月二十九日
第二部 金と武器ーー一九四八年冬
第三部 エルサレム包囲ーー一九四八年春
第四部 聖都のための戦いーー一九四八年五月十四日〜七月十六日
第一部 聖地の分割ーー一九四七年十一月二十九日
第二部 金と武器ーー一九四八年冬
第三部 エルサレム包囲ーー一九四八年春
第四部 聖都のための戦いーー一九四八年五月十四日〜七月十六日
最高の音で楽しむために!
恐怖政治の記憶がいまだ鮮明な1802年、パリの国立学士院が人間と動物の関係をめぐる懸賞論文を募集した。革命のなか社会階級間の血みどろの暴力を体験した人々は、人権や平等という共和政の理念を受け入れると同時に、人間よりも「下級の」存在たる動物への虐待や肉食については何を語り、応募論文にどんな政治・宗教思想を託したか。今日の動物の権利やエコロジー思想の起源に遡る歴史学の挑戦。
謝 辞
はじめに 馬、御者、女、獣医──革命史の新たなフィールド
第1部 啓蒙期の動物観という問題
第1章 動物が感覚と知能を持っているという考え
第2章 デカルトの亡霊
第3章 歴史と地理の援用、あるいはヨーロッパ文明における批判的環境保護史の萌芽
第4章 狩猟、あるいは人間による略奪
第2部 革命のせいなのか?
第5章 汚れた邪悪な奴ら──子供、肉屋、革命家
第6章 カトリックの動物観
第3部 動物保護のための市民的道徳
第7章 動物の苦痛に直面する共和主義的習俗の文明
第8章 何の権利があって動物を食べるのか? 菜食主義的問いの芽生え
第9章 このコンクールに共和主義者はいるのか? サラヴィルあるいは「人間」保護の緊急性
おわりに
訳者あとがき
原 注
文献目録
今も昔も、塾や予備校の講師は圧倒的に男性が多く、東大や京大など難関大学を目指す方もこれまでは男子が多いものでした。それが近年、女子の社会進出が当たり前になるに従い、女子で高学歴を志す方が如実に増えています。本書は女子なりの視点からの合格法を提案します。
学級レクは、緊張をほぐし、集中力を維持することを目的に、雑談やゲームを行う手法です。
お楽しみ会や学級会、地域のイベントや子ども会の時に、みんなで遊べるレクリエーションゲームを収載。
人体実験同然の治療が行われる病院“アルファベット・ハウス”で精神病を装っていたのは、ブライアンとジェイムズだけではなかった。軍の財宝を着服したナチスの悪徳将校たちも、戦線から離れるため病人のふりをしていたのだ。過酷な状況に耐えるふたりだったが…。時は流れ、一九七二年。五輪を控えた戦後ドイツでかつての偽患者たちは再び大きな運命の渦へと飲み込まれる。北欧ミステリの雄が描く友情と愛憎の物語。
『その女アレックス』で世界中を驚愕させた鬼才ルメートルが放つ、極上の心理サスペンス。
あの日、あの森で少年は死んだ。 --僕が殺した。
母とともに小さな村に暮らす十二歳の少年アントワーヌは、隣家の六歳の男の子を殺した。森の中にアントワーヌが作ったツリーハウスの下で。殺すつもりなんてなかった。いつも一緒に遊んでいた犬が死んでしまったことと、心の中に積み重なってきた孤独と失望とが、一瞬の激情になっただけだった。でも幼い子供は死んでしまった。
死体を隠して家に戻ったアントワーヌ。だが子供の失踪に村は揺れる。警察もメディアもやってくる。やがてあの森の捜索がはじまるだろう。そしてアントワーヌは気づいた。いつも身につけていた腕時計がなくなっていることに。もしあれが死体とともに見つかってしまったら……。
十二歳の利発な少年による完全犯罪は成るのか? 殺人の朝から、村に嵐がやってくるまでの三日間ーーその代償がアントワーヌの人生を狂わせる。
『その女アレックス』『監禁面接』などのミステリーで世界的人気を誇り、フランス最大の文学賞ゴンクール賞を受賞した鬼才が、罪と罰と恐怖で一人の少年を追いつめる。先読み不可能、鋭すぎる筆致で描く犯罪文学の傑作。
文庫解説・三橋暁
リタの失踪事件は、ひとりの女性のあまりに悲惨な過去と、過激な思想を掲げる新進政党の暗部へと、Qの捜査を導いてゆく。いっぽう、特捜部長カールの心を蝕む過去の事件にも新たな展開が。カールの身辺はにわかに慌ただしくなる。この事件にただならぬ執念を抱くアサドとローセの奮闘で、真相に肉縛するものの、カールとアサドに最大の危機が迫る!特捜部Qの個性的な面々に世界中でファン急増中、北欧ミステリの真骨頂。
2ケタ×2ケタの新しい暗算術「ニコニコ法」、分数の割り算をひっくり返さずに速く解ける「高速××法」など、誰よりも計算に強くなる方法がいっぱい。
高校中退から早慶全勝を成し遂げた著者がホンネで語るどん底からの脱出法。
今から千年ほど昔、スウェーデンやノルウェーの海岸には“バイキング”とよばれる人たちが住んでいました。第五作目では、ビッケと仲間のバイキングたちが故郷を遠くはなれた地でどうもうなブルドゥース人と戦うはめに。さあ、どうなるでしょう?!-。
世界を選ぶか、彼女を選ぶかーー。平凡な高校生・白石護道には『秘密』があった。それは前世の記憶を持っていること。こことは違う別の世界で、人類を救った『英雄』だった。とはいえ、あくまで前世の話。今世ではごく普通の学生生活ーーのはずだったが、転入してきた少女・椎名麻衣の出現で日々は一変する。「--私は、貴方がいないと生きていけないのよ!」。英雄だった少年と素直になれない少女たちの思春期拗らせラブコメ!
クリスマスソング「赤鼻のトナカイ」の元になったお話!
ぴかぴか光る赤い鼻のルドルフは、友だちのトナカイからいつもからかわれていました。でもクリスマスの晩、サンタさんはルドルフにすてきなお願いをしたのです……。
作者のロバートは今から80年以上前に、アメリカの大手デパートから依頼され、この物語を書きました。絵本は数百万部印刷され、ルドルフは子どもたちの人気者に。その後「赤鼻のトナカイ」の歌ができ、クリスマスソングとして有名になりました。この物語はさまざまな形の絵本になってクリスマスプレゼントとして子どもたちに贈られてきましたが、日本でこの物語は紹介されていませんでした。日本の子どもたちにぜひ読んでほしい物語です。