本書の第1章、第2章では国際的な人の流れによって生みだされる新しい社会のあり方、いわば多文化社会や移民に焦点を合わせている。第3章、第4章では、日本国内における「国際化」に関連する用語を集めた。中でも、教育の問題は、もっとも重要な分野だという理解から1つの章すべてをこれにあてている。第5章では、そうした社会の変化に対する、自治体の在日外国人施策など行政側からの対応をまとめ、第6章では、私たち市民活動の立場からの取り組みや、その課題と展望に関わる用語を集めた。