肉食獣で不器用なクマは、笹(タケ)をエサにするパンダにいかにして進化したのか?そのカギを握るのがパンダの「偽の親指」であることは、広く知られてきた。ところが、著者が上野動物園のパンダ、フェイフェイ、ホアンホアンの遺体の解剖をしたところ、実はこの六本目の指はほとんど動かず、もう一本の偽の指(七本目の指)が備わっていることで初めてパンダはタケをつかめることが判明した。このパンダの掌の仕組みをはじめ、解剖記録から浮かび上がった「忠犬ハチ公」の真実など、「遺体科学」によってしか到達できない豊かな知の世界へと招待する。
チャットもショッピングも検索も頭に埋め込んだコンピューターがみんなやってくれる。ぼくたちはただ、なにかを欲しがるだけでいい…「考えることを、やめないで」。アメリカ図書館協会ヤングアダルト部門最優秀作品、ホーンブック・ファンファーレ賞、全米図書賞最終候補作、ほか15の賞を受賞、各誌紙で絶賛の話題作。
3年間でベストセラー12冊!日本初の「作家のエージェント」が自らの軌跡とノウハウを明かす。
キャビンアテンダントの春日野美雁は、腐れ縁のパイロット・神園修慈から一途宣言されて大迷惑。職場にも関係はバレバレ(?)で、ためいきの毎日。しかも乗客が去ったファーストクラスで神園に悪戯されかけて以来、なぜか副操縦士の二岡の視線が痛い。そんなある日、二人の知己と再会した美雁。一人は高校時代の同級生で整備に勤務する河合。もう一人はキャビンアテンダントの道へ進めてくれたかつての上司・阿部。神園の妨害を心配しながらそれぞれの誘いにつき合ったのだが、美雁は阿部との食事の席で、彼の鞄の中にありえないものを発見してしまうー!美雁、ついに本格的禁断プレイの餌食か、はたまた奇跡の救出劇なるか!?欲望渦巻くセクシャルフライト第二便。
自閉症裁判の初のリーディングケースとして位置づけられる浅草女子短大生(レッサーパンダ帽)殺人事件は、なぜ、単なる「凶悪な通り魔」殺人事件として処理されてしまったのか?被害者に向き合わない加害者支援運動が無効なように、検察と一体となった報道や「責任能力」論議を垂れ流すだけのマスコミと厳罰を処して事足れりとする司法は、本質的に同じ間違いを犯している。ほんとうの意味での再犯防止につながる「障害」への理解がなければ、再びこのような悲劇はくり返されるからである。-四年に及ぶ徹底取材を経て、司法・教育・福祉・司法精神医学が問わずにきた重要課題を明らかにする問題作。
変革はまず、「心」から。人生には、全身全霊で誰かの心を変えなくてはならない瞬間がある。決心する、成長する、夢をかなえる…。“生き方を左右するような心変わり”のナゾを解き明かす。
故郷テキサスに戻ったキャサリンは、亡き父の牧場がすっかり様変わりしていることに驚いた。牧場監督のルールが我が物顔で采配を振り、競走馬の飼育まで手がけている。長く牧場を離れていたとはいえ、オーナーの私には報告さえ来ていない。怒りが頭をもたげる一方、ほろ苦い思い出が胸によみがえった。ルールー彼はいつだって特別な存在だった。八年前、川で無邪気に泳ぐ私を、やさしく抱きしめてくれたあの日から。ファン待望の初期作品が新訳で登場。
負け犬も、セレブも、ミリオネーゼも女はみんな嫉妬でできている!?嫉妬している自分は大キライ!でも、親友の彼氏、同僚のファッション、後輩の体型って、ど〜しても気になる!女の子のモヤモヤをスッキリ解消。
この1冊ですぐに身につく国際派ビジネスマンの掟。
パームコンピューティング社とハンドスプリング社を設立し、数々のPDAを世に送り出してきたジェフ・ホーキンス。IT業界で大成功を収めるかたわら、彼はもう一つの情熱を追い続けてきた。脳を知りたい、脳と同じようにはたらく機械をつくりたい。そして今、大脳新皮質の「記憶」と「予測」の機能から、“真の知能”の姿が描きだされる。脳科学、コンピューター科学を揺るがす新たなビジョン。
目の前の仕事に追われて…と、つい仕事を先送りしがちなあなたの内なるエネルギーを引き出す設計図。
中国人カメラマンが12年間にわたって撮りつづけたパンダのすみか。
「ITの重要性は低下している」。かつてのITは、ライバルに対して優位に立つために活用できるような専有技術であった。しかし今では、「競争に参加するすべての企業が共有するインフラ技術」へと姿を変えた。私たちは、ビジネスにおけるITの歴史の転換点に近づいている。もはやコモディティ(必需品)となった情報技術への投資は無用と説く、全米で大きな論争を巻き起こした問題の書、ついに邦訳。