はじめにーー私たちが学び、伝えようとしたもの
青木省三
●思春期・青年期
ひきこもりーー一歩足を踏み出すのを援助する
和迩健太・三浦恭子・青木省三
暴力行為が前景に出たトゥレット症候群の治療を経験して
松下兼宗
咬舌行為などの激しい自傷を繰り返した1症例
--一般病棟で行ったチーム医療の紹介
鷲田健二・山田了士・三浦恭子・和迩大樹・松下兼宗・青木省三
思春期・青年期の治療に活かす心理アセスメントの実際
青木省三・三浦恭子・村上伸治
若者の自殺予防
澤原光彦、北村直也、末光俊介、青木省三
●摂食障害
現代の摂食障害・総論
青木省三・加藤雅人・北野絵莉子・末光俊介
仲間的に支援した摂食障害の1例
城戸高志・加藤雅人・村上伸治・青木省三
小児科と協働治療した制限型神経性食思不振症中学生女子の1例
田中賀大・村上伸治
摂食障害をチームでみる
原 正吾・高橋 優・和迩健太・澤原光彦
●統合失調症・うつ病
総合病院に入院した妄想型分裂病患者へのアプローチについて
--研修医として考えたこと
原田修一郎・星野 弘
抗うつ薬の減量により軽快したうつ病の1例
原田修一郎・山下陽子・中川彰子・青木省三
慢性化したうつ病への支持的精神療法の工夫
石原武士・植田友佳子・北村直也・澤原光彦・村上伸治・青木省三
●発達障害
精神科臨床と「こだわり」
青木省三・北野絵莉子・村上伸治・石原武士
アルコール使用障害(依存)とこだわり
原 正吾・和迩健太・村上伸治・石原武士
ため込みとそだち
和迩健太
自閉スペクトラム症の診断をめぐってーー主として思春期以降の例について
青木省三・村上伸治
大人の発達障害における病識・病感・負担感の理解と対応
高橋 優・北野絵莉子・植田友佳子・村上伸治・澤原光彦・青木省三
高校から大学における社会的支援の実際
北野絵莉子・青木省三
●精神療法
コミュニケーションの糸を紡ぎだす
井上蓉子・城戸高志・田中賀大・薬師寺 晋・村上伸治・青木省三
精神療法とはなにかーー薬物療法以前に考えるべきこと
山下陽子・笹江岳児・齋藤こず恵・村上伸治・青木省三
めまいに対して過度の恐怖心を抱き、3年間寝たきりになった症例に対する精●神療法
山下陽子・村上伸治・青木省三
急性期の関わりーーそばにたたずむこと
村上伸治
場面緘黙を呈した一女児への心理療法の検討
三浦恭子・村上伸治・山田了士・青木省三
行動療法単独で奏効した妊娠中の強迫性障害の1例
宮崎哲治・中川彰子・青木省三
●訪問・アウトリーチ
入院が長期化した精神分裂病患者に対するアプローチ
--自宅への外出が転機となった一症例の治療経過を通して
松下兼宗
大学病院におけるアウトリーチ支援の可能性
和迩健太・原 正吾・高橋 優・村上伸治・澤原光彦・青木省三
おわりに
青木省三
初出一覧
現代社会において身近な病とされている「うつ病」「躁うつ病」ならびのその周辺の疾患について,最新の国際疾病分類ICD-11の診断カテゴリー「気分症群 mood disorders」に準拠して徹底解説.疾患概念の変遷や診断・鑑別診断,年代別・性別の症状・症候の特徴,病態,各種治療法等について,各領域の専門家が詳細に言及している.診断や治療に難渋することの多い気分症群の実地臨床に必携の一冊である.
1章 概念・診断・疫学
・疾患概念と分類の歴史
・今日の分類と診断
・気分症群の概念と診断,鑑別診断
・境界を接する精神疾患との鑑別と併存精神疾患
・内因性うつ病概念は何のために
・気分症群の疫学と社会負担
2章 症候・症状論と精神鑑定
・児童・思春期の気分症群
・若年者の抑うつ症群
・高齢者と気分症群
・女性と気分症群
・退行期メランコリー(精神症性うつ病)
・気分症群と身体疾患
・気分症群と自殺
・気分症群と創造性
・気分症群の精神鑑定
3章 病態
・抑うつ症群のバイオマーカー
・抑うつ症群のゲノム研究
・抑うつ症群の画像研究
・双極症または関連症群の生物学的研究
・双極症または関連症群のゲノム研究
・文化社会
・大規模臨床試験
・気分症群と産業精神衛生
4章 治療
・治療総論
・心理教育
・抑うつ症群の薬物療法
・双極症または関連症群の薬物療法
・気分症群治療の重要なメタ解析
・抗うつ薬,気分安定薬の作用機序
・認知行動療法
・対人関係療法
・森田療法
・作業療法
・力動精神療法
・抑うつ症群の治療ゴールと再発予防
・気分症群の復職支援
・気分症群における支持と共感
・マインドフルネス認知療法
・電気けいれん療法
・これからの検査診断・治療法
・ITの活用 ほか
小児生理学の基礎知識が身につき、臨床実践の場で役立つ一冊。医療のプロフェッショナルである以上、経験や常識に頼るだけではなく、科学的根拠に基づいた最新の知識を身につける必要があります。本書は、すべての医療従事者が小児の臨床現場ですぐに役立つ知識を得られる必読の一冊。全面見直しをした第3版。
本書の「総論」では、統計、分類、発生、解剖、原因、言語発達、社会生活などの基礎的な開発を、「各論」では手術、矯正、言語治療をはじめ口唇裂口蓋裂児のさまざまな問題をおのおのの専門家が豊富な経験をもとに記述している。
子どもの食にかかわる基本的な文書を記載。最新の動向に沿い,統計と資料を刷新。日本食品標準成分表2020年版に対応した第5版。
2003年の初版以来,多くの保育士養成校で利用していただいた『小児栄養演習』を,保育士養成課程の現行科目である「子どもの食と栄養演習」に沿い内容を加筆・修正し書名を改めた改定新版。 新たな執筆陣を加え近年の動向・知見を踏まえ多くの項目について書き下ろし,新しい時代の保育に求められる「食育」実践力を高める内容を盛り込む。 16項目の演習課題を用意し,実際に即して学習を進める。 巻末の付録には「食生活指針」「授乳・離乳の支援ガイド」など,子どもの食にかかわる基本的な文書を収載。
統計と資料を刷新し,日本食品標準成分表2020年版に対応した第6版。
最新の治療動向と研究成果をまとめた学会監修によるレファレンス・ブック。7年ぶりの増補全面大改訂!がん治療医と生殖医療を専門とする医師はじめ、看護師・心理士など、すべての専門医療スタッフ必携!
思春期・妊娠期・生殖期・更年期・老年期を対象とする産科婦人科領域で,女性ヘルスケアは4つ目のサブスペシャリティとして重要性が増している.月経回数の増加による生殖期の弊害と閉経後40〜50年に及ぶ老年期はこれまでの常識を覆し,生殖内分泌学・婦人科腫瘍学に加え,運動器・泌尿器・皮膚・循環器など幅広い分野の研究成果が欠かせなくなっている.全身を診る知識と的確な診断技術を紹介.
1章 女性ヘルスケア概論
・女性ヘルスケア概論
2章 女性ヘルスケアの初期診断
・問診・診察・検査
・症候学:無月経・不正出血・帯下
・症候学:下腹部痛・骨盤痛
・症候学:外陰部掻痒感・外陰部痛・外陰部腫瘤
・症候学:抑うつ状態・動悸・めまい・頭痛
・症候学:乳房腫瘤・乳汁分泌
3章 女性ヘルスケアに特異的な疾患と対応
・性分化疾患
・思春期疾患
・子宮筋腫
・子宮腺筋症
・子宮内膜症
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
・更年期障害の病態・症状・診断
・更年期障害とその治療ーHRTと副作用
・HRTの課題と今後の展望
・女性ヘルスケアにおける漢方療法
・性同一性障害
・ライフコースからみた女性のメンタルヘルス
・ロコモティブシンドローム,フレイル,サルコペニア
・骨盤臓器脱
・骨粗鬆症
4章 女性ヘルスケアに関連する課題と対応
・女性のライフサイクルに伴う脂質・糖代謝の変化
・女性ホルモンや女性ホルモン製剤が皮膚に与える影響と皮膚病変
・女性のライフサイクルに伴う心疾患
・子宮頸がん検診とHPVワクチン
・性暴力・性虐待への対応
・性の健康教育
5章 乳腺疾患
・良性疾患:乳腺症,線維腺腫,乳管内乳頭腫,葉状腫瘍
・悪性疾患:乳癌
・乳がん検診・診断法
・乳癌の治療法
6章 女性ヘルスケアと遺伝性疾患
・HBOC,Lynch症候群
・家族性婦人科腫瘍の遺伝カウンセリング
1:【ピアノ・ソロ/やさしいピアノ・ソロ(音名ふりがな・指番号付き)/ピアノ弾き語り】
2:地球儀(ピアノ・ソロ)
3:地球儀(やさしいピアノ・ソロ)
4:地球儀(ピアノ弾き語り)
5:【ピアノ・ソロ】
6:追憶
7:思春期
8:青サギの呪い
9:矢羽根
10:転生
11:炎の少女
12:大伯父
13:Ask me why(眞人の決意)
14:聖域
15:最後のほほえみ
ライフスキルを高めるという観点から健康科学について論述する。大学・短期大学などの教養科目の教科書。
本書は、看護・介護・世話の対象である病者やクライエントを理解し、個別的具体的にケアをしようとするとき必須の知識であるパーソナリティに関するエヴィデンス(evidence)をまとめたものである。
本書は半世紀以上にわたった研究を、殊に1962年に報告した「月経異常に関する研究」及び1990年に報告した「月経に関する意識と行動の調査」の成果を中心とし、また最近の「月経周期の発達」や「月経教育」に関する研究を加えて纏めたものである。
子育てに悩んだり、困った時、きっとお母さんを助けてくれる年齢別ペダゴジカル・ストーリー。