脳がスポンジと化す。その奇病を引き起こす病原体は、放射線照射も、360度の高温をも生き延びる。そしてそれはいまや食肉、化粧品から医薬品まで、われわれのごく身近にあるという。感染すれば、痴呆、けいれんの末に100パーセント死に至る。予防手段も治療方法もない。奇病は羊、ミンク、牛、猫へと種を越えて拡がり、ついにイギリスの少年少女たちが倒れた。いずれも脳がスポンジと化していた。そしてその病原体には遺伝子がない。それでもなお自己増殖し、進化し、変異をとげるという。この不死身の病原体の正体とは何か。羊の病気から狂牛病、アルツハイマー病へとつづく奇妙なつながりが指し示す人類の未来とは…。本書はフィクションではない。医学・生物学の常識を、生命の概念そのものを根底から覆す戦慄のドキュメントである。
常用漢字1945字・人名用漢字285字の楷・行・草書、旧字体、書写体、筆順をなどを収録したもの。配列は常用漢字表に従っている。巻末に、毛筆・硬筆書写検定試験に対応できる付録がある。
やさしい虫の折り方を書きます。この本には虫の折り方といっしょに、新しい題材に取り組んだときに役立つ「折り方の創作技術」も書いてあります。
どんなに、悲しいことやつらいことに出会っても、人はかならず立ちなおることができる。
難事件を解決し、一息つこうと江城の町へやってきたのは、名探偵として名高いディー判事。だがやはり彼には休息の時はなかった。身分を秘して投宿した旅館に、町にある皇室の離宮から突如お召しがかかったのだ。訝しみながらも参内したディーの前に現われたのは、皇帝の息女であった。皇帝から賜った首飾りが忽然と消え失せた、事が露見する前に極秘裏に探し出してほしい…許可なしには何人も立ち入れない離宮内で、いったい何が起きたのか?古代中国に材を取り、巧妙なトリックと大胆な推理で世界中に多くのファンを持つ人気シリーズ登場。
皇帝の子である身分をかくし実母を探す公子は、運命と仙人にみちびかれ、この世ならぬ桃の木にたどりつく。見る間に蕾がふくらみ、ふわりと咲き、そして散る…花の一生をいちどきに見せる、それは不思議な大樹だった。だがその時、命を狙う追っ手が迫り、公子たちは敵味方あい乱れて、伝説の里・桃花源へ足を踏み入れるー中国歴史伝奇小説、待望の最終巻。
本書は、フクシアの栽培管理を1月から12月に分け、月ごとに詳しく紹介しています。
「古希」七十歳に近づいたころ、著者の心の中に、忘れ去って久しい幼い日々の記憶が、まるで魔法のように蘇りはじめました。それもまるで昨日のことのように、ひとつひとつ鮮やかに…!「失われた時」を、幼児の目と心に映ったまま輪郭もくっきりと再現した、たぐいまれな自伝・回想記。小学校上級以上。
W杯のグループリーグから決勝まで11試合を生観戦。貴公子、王子、兄貴、親方まで、話題のあの選手をマンガ化。言いたい放題のトーク炸裂。
本書は、ヒルトップ農場の家が舞台です。この古い家には、ねずみたちが隠れるのに都合のいい場所がたくさんあり、ポターはねずみを追い払うのにいつも苦労していました。このお話では、こねこのトムが、サムエルという大ねずみの住みついている天井裏に迷い込んで、危うく「ねこまきだんご」にされそうになってしまいます。1908年刊。
だんごむしのせいちょう絵本。卵は2週間でかえり、約1年で成虫になります。メスはオスと交尾をすると、約2週間で卵を産みます。