「呪術」は、天候を変えたり、病を克服したり、人を殺めたりすることもできると言われてきた。「呪術」は、多くの人々の心を惹きつけ、歴史を裏から動かしてきた。非科学的なものと思われがちだが、科学が進歩した現代でも、私たちの世界から、「闇」の部分が消えたわけではない。「闇」は、私たちの心の中にも広がっている。「呪術」は、科学では解明できない、異界や霊界をも掌握しようとする。それゆえ、「呪術」は消え去ることがない。本書は、神話から近世に至るまでの日本の呪術の歴史を100項目に分けて、わかりやすく説明したものである。すべての項目を読み終えれば、「闇」の世界が近しく思えるようになるだろう。
二十四節気とは、一太陽年を24等分したものです。江戸時代には、旧暦とともに、暮らしのなかで用いられていました。その分点にあたる「立春」「夏至」「秋分」「冬至」などの言葉は、現在も使われています。江戸時代の人たちは、この二十四節気の、季節の移り変わりとともに、どんな暮し方をしていたのでしょうか。ブランド野菜を珍重、初鰹に30万円! 宝くじで一攫千金の夢、徹夜も厭わず芝居見物……。本書では、そんな江戸人の一年を通してのリアルな生活ぶりを、たくさんの絵図とわかりやすい解説で、再現しています。さあ、大江戸、八百八町へ、タイムスリップ!
天才、武満徹逝って一年、ここに彼の言葉を訊く。
日本人はいま、国際社会の一員として、あらゆる面でグローバルな視点がもとめられる。外国人に対して、日本の歴史や文化を紹介する機会も増えてきた。この本では、中学生以上を対象に、「大雑把でもいいから、日本史の全体像を、もういちど知っておきたい」という求めに応じて書き上げられた。日本がどういう国なのかを、物語のようなやさしい言葉でわかりやすく解説する。言語、生活、習俗、歴史、文化などを幅広い視点から眺めるとともに、現代日本が抱える時事的な問題にもアプローチしている。これだけの知識があれば、日本史の概略は理解できたと言える一冊。
一揆、講、町内会…さまざまな社会集団とそれらを支えた文化的交流の歴史。
正月、節供、七夕、盆…民間伝承を通して人間の営みを探る。
日曜日、記念日、なまはげ。オリンピック、アートイベント。すべて作られた「時間のデザイン」。
本書はクラシック音楽の中での「現代音楽」についての概観的考察を試みようとするものである。
中国人と交渉して、良い成果をあげるためには、諸子百家のすべての思想を踏まえおくくらいの準備が必要である。中国の歴史を簡潔にたどることによって、中国人の考え方の基本的な特色を知る、中国人とのつきあい方入門書。日本人にとって、隣国の歴史や行動様式を知ることは、政治的な交渉でも、経済活動の場でも、個人的な付き合いにも役立つものである。同時に日本の特色を知ることにも役立つ。中国をめぐる話題の多い現在、タイムリーな一冊。
一途に思う女の心「女の一念」が起こす怪異、親の悪行が子へめぐる「因果応報」の恐怖、予期せず現れる異形の「妖怪変化」たち、身近な動物が魔物に変わる「動物変化」など、江戸時代のコワーイ話を集めた怪談本です。本書は、『曾呂利物語』や『諸国百物語』など、江戸時代に出版された多くの怪談本の中から、怖い話、面白い話を選び出し、読みやすさと分かりやすさを考慮して、現代語に訳した。短い話の中に、人生のペーソスや、江戸のユーモアを感じさせるものばかり。
不遇のときにも人生を前向きに生きた孔子の人生訓である『論語』。逆境のなかでつかんだ真理の言葉には、2500年の時を経た今も、悩める人々に勇気と癒やしを与える力がある。本書は『論語』解説の第一人者・佐久協が、キレのいい佐久節で孔子の言葉をテーマ別に解説。人生の友にしたい名著!
日本では農村社会の生活スタイルを背景に、さまざまな「しきたり」が定着してきました。農村の暮らしは、自然とともにあります。四季の移ろいを楽しむ、豊作を祈願する、災害にそなえ厄除けをする、季節の節目や人生の節目を祝う、衣食住のしきたりを重んじる。そんな暮らしの中から生まれた「しきたり」を紹介します。正月飾りの意味は? 雛祭りの始まりは? 土用の丑の日に食べるのはうどんでもよい? 絵馬の起源は? 敷居を踏んではいけないわけは? などの疑問に対して、イラストと図解を入れてわかりやすく解説します。料理レシピや、冠婚葬祭の作法など、実践的な知識も身につけることができます。