音の実質と形態の研究
今日、音声科学は、音声学者であるか否かに関わらず、言語音声とその性質・機能を研究領域とするすべての科学者に関わるものになっている。本書は、そうした多様な音声科学への入門書であると同時に、過去数十年の研究成果の総括ともなることを目指している。
マルンベリの『音声学』(文庫クセジュ266)以降、音声学・音韻論において得られた新たな知見がふんだんに盛り込まれ、また、めざましい進展を遂げている韻律論の研究に関しては、最新の研究成果を踏まえ詳述した、この分野の重要な入門書でもある。フランス語話者を読者として想定しつつも、示されるデータは欧州の諸言語にとどまらず、諸言語間の類型論的な差異や普遍的な傾向を記述している。
言語研究全体における音声学の位置づけをより理解するための格好の入門書。
事象と意味をつなぐ視覚化(=絵文字化)のシステム、ISOTYPE[アイソタイプ]。開発者であるオットー・ノイラートの多面的な活動とともに、あらゆる分野におけるビジュアル・コミュニケーションの発展に影響を与え、インフォグラフィックスのはしりとしてデザイン史に名を残すも、その志を著した出版物がこれまで邦訳されることはなかった。大戦の狭間、移民やナショナリズムを背景とし、国際化社会に向けた絵による教育・掲示の体系化と普及に勤しんだノイラート。彼が夢見た、国家を超える〈普遍的〉世界において、“個人のために”科学が、デザインが、果たすべき役割とは何であったのか。80年の時を経て、今なお問われているグローバリズムの課題、取り組まれているユニバーサルなコミュニケーションツールに通じる、その基礎的で壮大な取り組みに光を当てる。
※本書は、本邦初となる完訳『International Picture Language』(1936)、『Basic by Isotype』(1937)に『Modern Man in the Making』(1939)の全図を収録した、日本オリジナルの合本版です。
3000人以上のインタビューから学んだどんな場面・どんな人にでも使えるシンプルな会話術。
70年代から現在[90年代]までの,「文章理解」に関する認知心理学,教育心理学の成果を概観し,「文章を読む」ことにかかわる心理学的内容を,体系的にまとめる。文章を読むことはあらゆる活動の基礎となり,教育的,応用的なトピックまで論じることにより,実際的な応用まで展望する。
人の移動を扱うこれまでの研究の限界を明らかにし、当事者の「経験と記憶の語り」による、「移動とことば」研究の可能性を広げていくシリーズ第2弾。多様なアプローチから人類学、社会学、歴史学、心理学、文学の領域における、移動に生きる人々の生を探究する野心的な研究を幅広く収録。
■あとがきから
『移動とことば2』は、多様な「移動」を経験した研究者がモバイル・ライブズを生きる現代のすべての人たちと未来の子どもたちに向けて書いた「論考集」であり、「語りの束」でもある。ここで描かれている様々な〈個〉の物語が、読者の中にもある多様な「移動」を発見し、振り返り、そしてそれらがいかに現代的な問題を照らしだしているかを認識し、今後の探究に繋げていく…これが本書に込められた編者の願いである。
第1部 「移動とことば」の語りとアイデンティティ
第1章 名前をめぐるアイデンティティ交渉:「ハーフ」の娘と母の「移動」の軌跡から見えるもの
Laura Sae Miyake Mark・三宅和子
第2章 湯呑の貫入に投げ込まれた「移動とことば」
尾辻恵美
第3章「が」の正体:痛みをのりこえてひらく花
半嶺まどか
第4章 「留学」研究からことばの学習と使用を考える:移動を重ねるスロバキア出身Denisaの言語レパートリー
岩崎典子
第2部 「移動とことば」の語り方と書き方
第5章 「当事者」研究をする「私」のオートエスノグラフィ:カテゴリー化をめぐって
南誠(梁雪江)
第6章 「移動する子ども」のライフストーリーとオートエスノグラフィ:聞き手と語り手と書き手の関係を振り返って
リーペレス・ファビオ
第7章 German, Japanese and beyond:How my languages made me a Psycholinguist
辻晶
第8章 移動とことばをめぐるダイアローグ:異郷に生きる関西出身者の往復書簡より
川口幸大・津川千加子
第9章 「移動する子ども」と文学:荻野アンナの文学世界を読む
川上郁雄
楽しさぎっしりバラエティパズル!全問豪華プレゼント付き
〈意味〉を帯びて立ち現われる世界。そこに帰属することと逃れることの厳密な同根性を提示する。
誰でも幸せになれるカンタン習慣!一生、恵まれる人の話し方具体例。気がつかずに嫌われている会話グセ!一生、恵まれない人のフレーズ集。おとなしい人、内向的な人こそ、うまくいく!報われる人、報われない人の「伝え方」。
デキる人のコツ。コミュニケーション能力は心理学で9割決まる!!
著名人の豊富な事例に学ぶ、心伝わる話し方
話し方のプロ、草野仁が話し方の全てを公開します! あいさつから始まって、初対面の人との接し方や、苦手な人と話すコツ、謝り方、雑談力、スピーチ、部下を鼓舞する方法など、「話す力」をつける様々な方法を、著名人のエピソードを交えて紹介します。
例えば、著者の心をつかんだ吉永小百合さんのあいさつ、浅草キッドさんに学ぶうまい話の広げ方、黒柳徹子さんの雑談力、心を打たれる松井秀喜さんの言葉、関取・若の里関の心温まるスピーチなど、豊富な事例が満載です。
さらに、著者がワイドショーのキャスター時代にリポーター達に「草野流の話し方」で鼓舞して、オウム事件の真相に迫った話など、ここだけの話も満載。読んで面白く、役に立つ1冊です!
【編集担当からのおすすめ情報】
5周年を迎えた小学館101新書はカバー等を全面リニュアルして、「小学館新書」として新たにスタートいたします。
さて、この「話す力」はアナウンサー・キャスター歴46年の草野仁さんの経験の集大成とも言える本です。記者を志望したのにアナウンサーとして採用されて一から始めた努力。先輩に学んだり、叱られたりした経験談。そしてスポーツ界、芸能界、実業界、など幅広い交友関係から学んだ話し方や生き方が、草野さんの語り口と同じように、すっと伝わってきます。しかも、内容は極めて実戦的で、スピーチの方法から、上司に意見する方法まで、役立つ知恵が盛りだくさん。一気に読めて、何度でも読み返したくなる新書です!
お祝いに際して、「あいさつをひとことお願いします」と言われることはよくあることです。お祝いだからと、二つ返事で引き受けてはみたものの、いざとなると、何を言えばいいのか、迷うものです。そんなときに役立てていただきたいのが本書です。結婚式だけでなく、開店・開業、周年記念、竣工・落成、社長就任などのビジネス関係の式典でのお祝い、また、七五三、入学式、成人式、卒業式など成長に伴うお祝い、還暦や卒寿など、長寿にちなんだお祝いなど、多岐にわたるお祝いについてのスピーチを収録しています。
中国の近代都市、上海の公共空間に現れる書記言語の生態の歴史を探究する。主に20世紀の間に上海の都市空間に表示された言語の種類、表現の内容や文字の形態が社会的環境の中でどのように変容していったのかなどを明らかにする。
■「まえがき」より
本書は、中国の近代都市ー上海の公共空間に現れる書記言語の生態の歴史を探究するものであり、主に20世紀の間に上海の都市空間に表示された言語の種類、表現の内容や文字の形態などが社会的環境の中でどのように変容したのか、さまざまな環境因子がどのように言葉の変異や変化を引き起こしていたのか、などを明らかにすることを目的とする。本書の各章は筆者がここ十数年の間に、言語学、社会学、図像学、歴史学と人類生態学などの分野に跨るトランスディシプリナリー・アプローチを導入した研究の成果集成である。
本書全体の内容は第1部「上海言語景観史」と第2部「上海道路命名史」の二部構成となっている。
第1部 上海言語景観史
第1章 百年前頃の上海の景観言語と景観文字の記述
1. はじめに
2. 研究背景の概観
3. 本研究の概要
4. 言語景観事例の記録と解説
5. 景観言語・景観文字の分析と考察
6. おわりに
第2章 近代上海言語景観の生態言語学的類型
─百言語の選択、接触とアイデンティティ─
1. はじめに
2. 言語景観の実態と類型
3. 生態言語学的因子分析
4. おわりに
第3章 上海「南京路」言語景観の百年の移り変わり
1. はじめに
2. 研究の概要
3. 歴史的考察
4. 言語生態の環境因子による考察
5. おわりに
第4章 上海「大世界」言語景観の百年の移り変わり
1. はじめに
2. 研究概要
3. データの整理と提示
4. 言語景観のデータ分析
5. 社会的環境因子の抽出
6. おわりに
第2部 上海道路命名史
第5章 近代上海の路名と戦争
1. はじめに
2. 伝統的な上海路名
3. アヘン戦争後の上海路名
4. 辛亥革命後の上海路名
5. 日中戦争時の路名改正
6. 第二次世界大戦後の路名改正
7. 内戦終結後の路名改正
8. 同一道路における命名の通時的変化
9. おわりに
第6章 現代上海の路名とイデオロギー
1. はじめに
2. 道路命名のイデオロギー化
3. 道路命名の脱イデオロギー化
4. おわりに
第7章 上海の道路命名年表
─命名史論の基礎研究
1. 上海道路命名年表作成の目的
2. 年表作成の方法
3. 上海の道路命名年表
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はじめに
第1章 逃がしたらもう終わり? ──臨界期仮説を考える
1 臨界期仮説のはじまり
2 臨界期とは何を意味するのか
3 言語能力とは何か
第2章 母語の習得と年齢 ──ことばを学ぶ機会を奪われた子どもたち
1 赤ちゃんの言語習得
2 正常に言語習得を開始できなかった子どもたち
3 手話の発達と習得開始年齢
第3章 第二言語習得にタイムリミットはあるか
1 子どもの耳は本当に優れているのか
2 大人は第二言語の文法をマスターできない?
3 母語と第二言語の語彙習得はトレードオフの関係?
4 臨界期は複数存在する?
5 脳科学は救世主となるか
第4章 習得年齢による右下がりの線 ──先行研究の落とし穴
1 年齢と習得期間のジレンマ
2 言語能力をどう測定するか
3 バイリンガル、母語話者のとらえ方
第5章 第二言語学習のサクセス・ストーリー
1 大人から始めてもネイティブなみに話せるようになるか
2 母語話者と非母語話者の境界線
3 サクセス・ストーリーに学ぶ秘訣
4 異なる結果の裏にあるメカニズム
第6章 外国語学習における年齢の問題
1 「早いほど良い」という神話
2 学習開始時期か授業時間数か
3 読み書きの習得
4 動機づけと不安
第7章 早期英語教育を考える
1 早期開始より量と質
2 読み書きの導入
3 誰が指導するのか
4 英語分断社会
おわりに
参考文献
◎語用論やポライトネス研究の第一人者の最後の著書
本書は、語用論やポライトネス研究の第一人者であるジェフリー・リーチが最後に出版した本(The Pragmatics of Politeness, 2014)で、ポライトネス研究のこれまでの流れを概観するとともに、コーパスのデータを用いて「謝罪」「依頼」「感謝」などの発話事象を具体的に考察し、さらには語用論の研究方法やリサーチ方法についても解説。随所に日本語への言及もあるので、日本の読者も興味を持って読むことができる。語用論やポライトネスを研究する大学生・大学院生、並びに研究者に大いに役立つ一冊。
〈目 次〉
第1部 基礎を固める
第1章 序 論
第2章 ポライトネス:様々な視点
第3章 語用論、間接性、neg-ポライトネス:ポライトネス・モデル構築のための基礎
第4章 ポライトネス:そのモデル
第2部 英語使用におけるポライトネスとインポライトネス
第5章 ケース・スタディ:謝 罪
第6章 依頼と、その他の行為指示
第7章 その他のポライトネスに敏感な発話事象
第8章 ポライトネスと、その「反対概念」
第3部 さらなる展望
第9章 データ収集の方法:実証的語用論
第10章 中間言語語用論と異言語・異文化間ポライトネス
第11章 ポライトネスと英語史
付録 語用論とneg-ポライトネス:その背景
第1部 基礎を固める
第1章 序 論
第2章 ポライトネス:様々な視点
第3章 語用論、間接性、neg-ポライトネス:ポライトネス・モデル構築のための基礎
第4章 ポライトネス:そのモデル
第2部 英語使用におけるポライトネスとインポライトネス
第5章 ケース・スタディ:謝 罪
第6章 依頼と、その他の行為指示
第7章 その他のポライトネスに敏感な発話事象
第8章 ポライトネスと、その「反対概念」
第3部 さらなる展望
第9章 データ収集の方法:実証的語用論
第10章 中間言語語用論と異言語・異文化間ポライトネス
第11章 ポライトネスと英語史
付録 語用論とneg-ポライトネス:その背景
日本の異言語教育の特異なありようを、広く歴史的・国際的な視点から展望し、その「宿痾の病巣」を鋭くえぐる。これは、基本的には組織的な異文化接触の問題であり、「教師と学習者の能力や努力を超えた問題」と「教師と学習者の能力や努力そのものが厳しく問われる問題」とを厳しく峻別する問題である。
自信をつけるキッカケは、話のネタよりもリアクション!お願いするとき、謝るとき、相談するとき、ほめるとき…人間関係で得するシンプルな法則。
説明に関する本を読むと、「比喩を使う」「図表を使う」「ジェスチャーを交える」「噛み砕く」などということが書いてあるが、そもそもそんなアドバイスなど何の意味も持たない。そもそも土台の表現がまずければ、どんなに工夫したところで、相手にはうまく伝わらないのだ。ベストセラー『落ちこぼれでもわかる経済学』シリーズで絶大な支持を集める著者が、満を持して書き下ろした「分かりやすい説明本」の決定版!
社会生活を送るうえで必要にせまられる場面を想定し、さまざまな表現集を活用することにより、どのような場面にも対応できるスピーチ例集。現代人がスピーチをするうえで必要となるポイントについても紹介する。