やぱり志ん朝はいいなあと思う。落ちついた芸だなあと感心させられる。『代脈』は名医が愚かな弟子を代診にやらせる噺。ほどよい愚かさに演じているのが志ん朝らしい。(1)が5パート、(2)が3パートに分れていて聴き直せるのもファンにはうれしい。
まずこのラインナップを見て下さい。…これを出しちゃうかぁって今つぶやきませんでした? これぞ万人のためのベスト盤。ため息のあと、やっぱいいバンドなんだなぁって感心しませんでした? もはや説明する必要ないでしょう。みんなの青春です。
しっかりと歌謡曲ラインをつかんでいるデュエット曲「哀愁物語」は買いです。優しさを歌謡でなにげなく聞かせてしまえるヴォーカリスト、それが村下孝蔵なのです。あるひとには優し過ぎると感じられるかもしれないものの、ちょいと悲しい恋物語ですから。
いきなり「卒業写真」で幕を開けられるとそこで完結してしまう気もするが、とにかく名曲満載のベスト盤。ユーミンにとって、杉真理にとって、甘みを殺したこの人たちのコーラス・ワークは、ある意味で“理想”だったのだろう。冒頭の6曲はライヴ。★
日本テレビ系ドラマ『ラビリンス』の主題歌「Hungry Spider」も収録のマッキーのニュー・アルバム。初回限定盤のみに付く、彼のプロデュースの謎のユニットが歌う8cmシングルというのが気になります。
井上陽水のカラーに影響を受けた大ヒット先行シングル「マシマロ」を収録する、奥田民生待望のニュー・アルバムがついに発売。様々なサウンドが民生流に消化したまさにゴールドブレンド。
2001年2月発表の2ndアルバム。ヒット曲の「サウダージ(“D”tour style)」「サボテン」「ミュージック・アワーVer.164」ほか全12曲を収録。常に進化し続けるポルノの姿をパッキングした内容に。
“悪魔教典を広げるため地獄からやって来た”というふれこみの悪魔メタ・バンド聖飢魔IIの第3弾。おどろおどろしいコンセプトがふとしたことでお笑いに転化するかも知れない危険を孕んでいるところがスリリング。サウンドはブリティッシュ・ハード。
79年発表のJ.D.サウザーの代表作。ロイ・オービソンの影響丸見えの(1)をはじめとして60年代ポップスのイディオムを、70年代のウエスト・コースト・ロックのサウンドで展開といった見方もできるアルバム。そのロマンティックな曲は今や甘味過多かも。
グールドのようにソナタでも楽章ごとにまったく違う弾き方をしないと気がすまないという人間にとって、この平均律はうってつけの曲だ。24曲、それもプレリュードとフーガを合わせて48種の実験がここに聴かれる。バッハがアヴァンギャルドになった。
ウェザー・リポートの第1作にして、ジャズ史上において重要な位置をしめる記念碑的名盤。スリリングに展開する“宇宙的叙事詩”をDSDマスタリングでリニューアル発売する。1971年録音。
『世界の中心で、愛をさけぶ』と同じ製作チームによる、映画『いま、会いにゆきます』のサントラ盤。ベストセラー小説を映画化した感動大作に相応しい音楽は、サントラ初挑戦となる松谷卓。
ソロになってからの前2作はそれぞれに高い完成度を誇りながら、でも、ジュディマリが懐かしいなあ、とどこかで思ってしまう“垣根の高さ”があったと思う。でも本作は完全に突き抜けた。全曲、これ以上ないくらいにポップ。踊れる名曲がズラリの名盤。★⇒★YUKI特集★をチェック!
2003年12月8日に故郷の奄美大島で行なわれた2時間に及ぶライヴを全24曲完全収録。同時発売のDVDに収録されていない楽曲もすべて網羅した、まさにベスト・ライヴといえる2枚組。