人間の脳の働きを調べる最先端の研究ーブレインイメージング研究とは。わたしたち生きている人間が、いろいろな行動をするときに、脳のどの部分がどのように活動するのかを、この本でお見せするような画像にして調べる研究です。最新の機械を使うと、まるで、脳を頭の中から取りだしたような状態で見ることができます。この本では、ブレインイメージング研究によって明らかにされた、人間の脳に関する数多くの研究成果を、初めてお見せしています。
ようせいが、もりのおくでみつけた「おひさまのたまご」は、まるくて、おおきくてだいだいいろ。わたりどりが「これはオレンジといっておひさまとなかよしのくだものだ」とおしえてくれました。もりのなかまたちと、オレンジのジュースをのんでいると、いやしんぼのカラスがやってきて…。北欧で生まれ、世界中の人々に愛されているロングセラー絵本。
リスクマネジメントや危機管理に関する著書はかなりの数に上っているが、そのほとんどが、ハウ・ツウ物か常識論である。経営学、経済学、法律学などの学問的関連をもって書かれた一本筋の通った文献はほとんど存在しない。本書はリスクマネジメントを経営学の一部として構成し、ビジネス・リスク克服論、経営危機打開論を展開し、企業成長への道を模索している。
「ガロ」の編集者だった著者がつげ作品の舞台となった風景をさがして東北の秘湯から漁港の路地裏までを訪ね歩く。砂煙のまいあがる会津西街道で見つけたワラ屋根のある景色や、老人たちとともに時間がとまった上州・湯宿温泉、赤線の雰囲気を残す東京下町など、貧困旅行を追体験する。失われた日本の風景のなかに、つげ義春の桃源郷が見えてくる!つげ義春との対談も収録。図版満載。
ディベートと言えば、「ああ言えばこう言う」という詭弁術とか、言葉で相手をとっちめる技術と思いがち。和を乱す「非日本的」なものとして排除されてきたのも事実だ。だが「朝まで生テレビ」はディベートではない。実は誰でも既に、会議や交渉というビジネスの場で、「テーマを設定し、データを集め、問題枠を作り、複数の議論パターンを考え、自説を主張し、相手に反駁する」という経験をしている。これをより方法的に相互の信頼のなかで実現していく技術こそがディベートなのだ。よいコミュニケーターはよいディベーター。自分の頭で考え、自分の言葉で述べ、相手の言葉を聞くための方法。
春の匂いに誘われてムーミン一家、南の国へ。
今日は家族でキャンプ。カケスが住む森へ、僕たちはやってきた。テントを張って、たき火をおこして、空の星を見ながら、ごはんをたべるんだ。川には魚がすいすいおよいでいるし、クレソンだってつめる。ぼくは、チョウチョをおいかけたりカブトムシをつかまえたり。ここは、ほんとうにいいところ。またきっと、来たいな…。森にやってきた人間の一家のようすを森の住人カケスの視点から描いた、画期的な絵本。ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞作!5さい〜。
1930年代アフリカ。若きドイツ人宣教師フリートリヒは、熱病で妻を亡くし、同じ病で死に瀕している一人娘ゲルトルートを救うため、大きな町の病院を目指して、広大な川へと漕ぎ出した。やがてフリートリヒは不思議なことに気づく。立ち寄る川沿いの村人たちが次々に娘を癒してくれているようなのだ…。異文化との出会いと親子の心の絆を描いて話題を呼んだヘルマン・ケステン賞受賞作。10代から。
何事にも“コツ”というものがある。コツをつかみさえすれば、物事は驚くほど順調に進む。企業経営もまた、例外ではない。しかし、それは学ぼうとして学べるものではなく、いわば“悟る”ものだと松下幸之助は言う。「雨が降れば傘をさす」「任せて任せず」など、松下が会得した“経営のコツ”“商売のコツ”を、みずからの経験を通して語る、経営者へのメッセージ。
シェイクスピア作品の中で唯一、同時代のエリザベス朝のイングランドを扱った市民劇。無類の酒好き、女好き、太っちょの悪党フォルスタッフ。素寒貧になった怪騎士が思いついたのは、金持ちの人妻に言い寄って、金も恋も思いのままにという企み。ところが陽気な女房たちの仕掛けに逆にはまってしまって大騒ぎ。ウィンザーの多彩な面々に懲らしめられるドタバタ喜劇。
おばあさんのお葬式から帰った山下が言った。「死んだ人って、重たそうだった」すると河辺が身を乗り出した。「オレたちも、死んだ人が見たい!」ぼくたち三人は、「もうじき死ぬんじゃないか」と噂されている、ひとり暮らしのおじいさんを見張りはじめた。だけど、見られていることに気づいたおじいさんは、だんだん元気になって、家や庭の手入れを始めた。やがておじいさんと口をきくようになったぼくたちは、その夏、さまざまなことを知った…。十二歳の少年たちの忘れがたい夏を描き、世界の十数カ国で話題を呼んだ作品。児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ミルドレッド・バチェルダー賞等受賞。小学校中・高学年から。
本書では、レポート・報告書を作成するための基本作法、すぐに役に立つテクニックを凝縮してまとめてあります。次に、88にのぼる文例を掲載し、どの文例にも、いわば水先案内人として、「書き方の急所」と「必須項目」がついています。
作者トーベ・ヤンソンの思い出をもとに描かれた表題作をはじめ、ランプの中から精霊が登場する「ムーミンと魔法のランプ」、ムーミン一家が慣れない手つきで新聞作りにいどむ「ムーミン谷の大スクープ」の厳選傑作3篇を収録。
ある国に、なまけ者の王さまがいました。毎日おいしいものを食べ、寝てばかりいたせいで、王さまはある日、病気になってしまいます。「わたしがパパの病気を治してみせる」元気な王女のピンピは、森へ出かけて…?オーストリアの愉快なお話。小学校低・中学年から。