裁判・事件の解明に託された人生洞察の文学。善悪に揺れ動く世の人心を時の名奉行が一刀両断。
近代文学にとって『源氏物語』は何であったか。どうかかわり、どのように享受してきたか。平安朝文学と近代文学の垣根を越えて、「近代文学における源氏物語」の新たな論を展開。
谷川士清にとって、“日本魂”とは何だったのか。徳川体制の時代背景と、『日本書紀通證』にこめられた熱い歴史の受容、さらに『和訓栞』に結実する古語の正しい理解を通して、当時の学問と生き方に大きな明りを灯した士清の生涯。
『一握の砂』の構造ー編集・割付の巧緻ーを初めて解析する…(第1部)、歌集創造過程と幸徳事件ーこの不可分の関係ーの中に啄木像を結ぶ…(第2部)。
学校カウンセリングの理解と実践のための一冊!臨床心理学、学校心理学、コミュニティ心理学の内容を幅広く取り入れ、教師や教師志望者にも、スクールカウンセラー志望者にも役立つ。
戦後の文学を形成する作家の中から、50余名を選び、その最も戦後的な特徴を持つ作品を論ずることで現代という複雑な時代の全貌を浮かびあがらせようとする著者の野心的な試みがここに結実。
イザイホーは中止された。神の島久高は女の島から男の島へ加速するであろう。今、敬虔な人びとが伝えた信仰と生活の諸相をさぐる。久高の神々に棒げる鎮魂の書。
きものを通して日本文化の伝統を受け継ぎ、基礎から実習まで豊富な図や写真で、誰にでもわかりやすく解説。
東国の地で歌われた東歌が、「万葉集」に定着した過程と、一首一首の歌の解釈を纏めた、四半世紀ぶりの続編。
日本神話のもつ幻想性とは…。想像力としての“神話力”を考える。
雲居にそびえる吉野の山を聖山とし、その水を集めて巨岩に激する吉野の川を聖水とする信仰は、大和盆地に誕生した王権と深く関わっている。吉野が神仙境に見立てられる要因を民俗と伝承に探る。
樋口一葉研究会は一葉を「原点」や「中心」にすえていますが、近世や近代への文学史的あるいは文化史的拡大を絶えず試みてきています。そうした試みの成果がいま、ここに本書となっているわけで、研究会としては十二分の満足感を抱いています。