虫になって暮らしたい……。
大幅な加筆修正と単行本未収録4作品(「瓢箪の中」「蝶」「クマムシの見た夢」「蜘蛛」)を加えボリュームアップ!
虫や鳥たちの小さな命を繊細な優しさで見つめ、人の世界へと繋げる力強さで物語る、
虫愛でる著者が、魂をそそいで描き上げた傑作短編集!
週刊文春連載エッセイ「夜ふけのなわとび」から抜粋した林真理子さんのお言葉集。毒舌が芸にまで昇華された林さんのエッセイですが、中でも含蓄があっておもしろい言葉のエッセンスを集めた金言格言集ともいうべき一冊です。
「口説かれた話を、得意げに言う女ほどみっともないものはない」「女性が思ったことを何でも口に出来る、という立場になるには、1年齢2地位3お金4地位の高い夫のいずれかを手に入れなくてならない」「完璧に釣り合いのとれた名前は嫁かない女の証」「女の小ジワというのは、男のハゲに近い」「地味な男ほど派手な女が好きだ」などなど。
一本筋が通った林さんの人生観に読めば思わずフムフムと深〜く頷く自分がいることでしょう。とりわけ女性にとっては、生きて行くのに有益この上ない言葉ばかり。まさに、「運命を変える言葉」なのです。
意外となかった!
「おひとりさま」による
「おひとりさま」のための
新しい時代の「がん闘病記」
59歳、独身、末期がんの医療ジャーナリスト。
家事は全て自分でこなし、仕事を変わらず続け、趣味や海外旅行も楽しんでいる。
いつかはやって来る最期の瞬間まで、自分のことは全て自分で決めたい。
悲愴感ゼロ、前向きな気持ちになれる、新しい時代の「がん闘病記」。
●本書より
おひとりさまの末期がん患者である僕は、身の回りのことを自分でしなければならない。
これは一見面倒に見えるが、じつはありがたいことだと思っている。
家族がいて、周囲に甘えられる環境だと、自分ですることが減って時間が余るので、その時間を利用してメソメソするようになるだろう。
周囲もそんな患者に同情してメソメソするので、患者の周辺はメソメソで充満することになる。
おひとりさまは、最期の瞬間まで自分で決断していかなければならないので、忙しくてメソメソしている余裕がない。落ち込んでいるヒマはないのだ。
●目次
この1冊で「がん闘病」の流れが全てわかる
第1章 検査がこわい
第2章 後悔しない医師選び
第3章 手術をためらう
第4章 心身と生活の変化
第5章 治療にかかるお金の真実
第6章 最新医療との付き合い方
第7章 抗がん剤がこわい
第8章 終活がはじまる
第9章 おひとりさまの死に場所選び
可憐な少女の日常の風景を綴った5コマ漫画。いたいけな少女の無邪気でイノセントな行動…ところがそれが、思いも寄らない、まさに想定外の悲劇を招いてしまう! 日常のそこかしこに潜む、ちょっとした油断が無垢な少女の命を奪ってしまう! その悲劇の原因はいったい何だったのか!? ページをめくった5コマ目でその原因が解明される!
何の疑いもなく安全と利便を享受している、現代日本の意外な陥し穴を、4コマ漫画の名手・湖西 晶が鋭く洞察し作劇化した、新感覚日常ホラー5コマ連作集! 危機管理のためにも、子供も大人も読んでおいて欲しい1冊! 同一キャラクターの主人公が、生まれてから15歳まで「60回の死」を乗り越えた物語として読むとまた味わい深い読後感がある! 描き下ろし作品も収録し、充実の著者最新作!!
第1章【自然で死んだ 】
第2章【事故で死んだ 】
第3章【科学で死んだ 】
第4章【病気で死んだ 】
第5章【わたしは、寿命で死ぬ】
(描き下ろしエピローグ)
伝統工芸の知識を深め、未来を覗くシリーズ
伝統工芸品を幅広く選出し素材や歴史、道具、職人、伝統工芸の未来など、様々な視点から解説。
過去から現在まで脈々と伝えられてきた伝統工芸の技術を未来につなぐためにどのような取り組みをしているのか。自然に還る素材を用いる伝統工芸は、どのように環境を未来へとつないでいくのか。基礎情報はもちろん、日本の伝統工芸について楽しく学ぶための情報が詰まった、現代を生きる児童の興味を生み出し理解を育むためのシリーズ。
どれだけ賢ければ波風立てずに生きて行けるのだろう。
どれだけ美しければ世間にだいじにされるのだろう。
どれだけまっすぐに育てばすこやかな性欲が宿るのだろう。
どれだけ性格がよければ
今のわたしが全く愛せない人たちを愛せるのだろう。
〈パパ〉日夏、
〈ママ〉真汐、
〈王子〉空穂
それぞれのかかえる孤独ゆえに、家族のように親密な三人の女子高校生。
同級生の「わたしたち」の見守る中、愛も性も手探りの三人の関係はしだいに
ゆらぎ、変容してゆく。
家族、少女、友愛といった言葉の意味を新たにする、
時代を切り開く作家・松浦理英子が到達しえた傑作。
泉鏡花文学賞受賞
圧倒的感動を呼んだ名作、待望の文庫化。
解説・村田沙耶香
生き残るために、自分を変えろ。
不安の「正体」とは? 日本復活のカギは何?
混迷の時代を生き抜くためのヒントが満載!
ニッポンの問題をやさしく読み解く「警世の書」
「多様性とは何か? 自由になって、生きたいように生きればいい。
それが自分も世界も幸せにする、という考え方です。
自由とは誰かが与えてくれるものではなく、自分で勝ち取るものです。
その自覚こそが自由の始まりです」(本書あとがきより)