今日、ガン治癒率(治療後5年以上の生存率)は、50%を越えている。ガン体験者たちは日常生活や社会に復帰する際に、心身両面の多くの困難に直面するが、往々にして一人でそれらに立ち向かわなければならない。しかしガン体験者が増えるなか、治療後の生活への支援こそ必要だとアメリカでは自助・支援グループ「キャンサーバイブ」が作られ大反響・共感を呼んだ。本書は、そのグループの創設者である著者が自らのガン回復後の体験と、支援グループを作ったいきさつを語り、家族・恋人・友人との関係をどう取り戻すか、仕事上で過去のガン歴による差別があったらどうするか、治療の副作用や不妊への対処をどうするか、などの具体的な問題を、医療関係者とガン体験者たちの生の声を織りまぜながら示した、初めての“生還”ガイド。
住宅産業はいま、かつてない大変な時代を迎えている。誰かが勝って誰かが負けるゼロサム競争の時代の到来であり、厳しい企業環境を乗り切るには「戦略性の高い競争的マーケティング」が必要不可欠である。本書はこのような観点から、マーケティングの諸要素すなわち、商品、価格、顧客開拓、生産、物流、施工、AMをいかに戦略的に組み立て競争に打ち勝っていったらよいかを、具体的な企業の事例を交えて述べたものである。
テレビゲームは遊びであるが、子供の遊びであっても大人がやっても面白いことはたくさんある。もしかしたら、いまテレビゲームはそうした年代を超えた遊びに飛躍しようとしている時期かもしれない。ただ、子供たちはすでに任天堂の「スーパーファミコン」やゲームセンターの体感ゲームなどでゲームの持つ楽しさを知っている。パソコンブームという流れの一方で、九五年に入ってすでにセガ・エンタープライゼスの「サターン」やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション」といった高性能ゲーム機への関心が高まっていたのである。ゲーム業界は、いま三強の争いといわれる。本書では三強を中心にゲーム業界を幅広く検証した。
本書はマーケティングとフレキシビリティについて全般的に論じた上で、アライアンスというアイデアの適用が最も有効に顕在化するとおもわれる流通、とくに生活者を発想の起点にした価値ネットワークとロジスティクスを舞台にしてフレキシビリティというキーコンセプトについて論じる。
百貨店とは、どんな客に何を売り、どんなサービスを行なうべきなのか。どんな個性・特色を打ち出していけばいいのか。百貨店をここまで理念なき小売業に追い込んだものは何だったのかー。すべての答えはここにある!!付録 業界人必読!百貨店への不満・要望が爆発した「面接アンケート」集計収録。
線虫は多細胞生物の形づくりのメカニズム、神経系の処理と行動の制御のしくみを調べるモデル材料として研究が始まりました。本書では、線虫という実験材料をいろいろな角度から紹介します。
バブルの後始末に揺れる銀行で、同期最優秀の支店長がトップも絡んだ不良債権の回収に疲れ果て、突然死する。そこに合併問題が急浮上、限られた役員の椅子を目前にした同期の男たちはそれぞれの思いを胸に秘めて、熾烈なサバイバル戦を繰り広げる。彼ら企業戦士たちのさまざまな生き方を、銀行小説の第一人者がリアルに描破する。
SASサバイバル教官のベストセラー全訳!世界に誇る英特殊部隊教官初公開の本格的サバイバル術。
日本版ビッグバンの真の姿が見えてくる!金融ビッグバンとは何なのか?銀行、証券、保険会社は生き残れるのか?預金者のマネーはどうなる?貯蓄・投資などの利殖環境はこう変わる 知らないと破滅する!金融界の新秩序 全業界に波及する大改革の本当の意味-など。気鋭の金融ジャーナリストがわかりやすく解説した決定版。
本書は、多国籍企業・多国籍銀行が変動相場制度と途上国、特にアジア諸国の経済発展とに応じた柔軟な経営組織を備えてきているという、20世紀末から21世紀初頭の世界経済の特徴を論じ、その主役である多国籍企業・銀行のビヘイビアを描き出す。21世紀に新しい日本経済やグローバル経済を構築していく際に、避けて通れない世界と日本経済の現状分析を示す。
年俸制度に備えて、できる人材になるコツ!年俸制度の波が一気に押し寄せ、実力・能力主義がビジネス社会に浸透しようとしている。もはや、なんとかなるさといった甘い考えは通用しない。年収ダウンだってある。しかし、自信のあるヤツ、やる気のあるヤツは年俸制度こそ絶好のチャンス!本書は、年俸制で求められるビジネスマンとしての姿勢・能力をわかりやすく解説。
激しく変貌を続けるWebの世界で、マーケティングに役立つWebを作成し運営していくためのテクニックとは何でしょうか。本書は、Webの本質やサイバースペースにおける人間の行動心理を踏まえて、マーケティング・ツールとして役立ち、ユーザからも支持されるWeb作りと活用のコツを、実例を紹介しながらわかりやすくガイドします。技術に偏重しがちなWebを、効果的なビジネス活用というアプローチから捉えた本書は、Webのマーケティング・ツールとしての可能性をさらに拡げる多くのヒントを提供するでしょう。
コンピュータの出現は、オフィスワークに画期的な変化をもたらしました。しかし、当然のことですが、決してよいことばかりではありません。特に、コンピュータ作業にかかわるすべての人たちの健康に害をもたらす環境が誕生したという事実は、ユーザにとって最も関心のあることではないでしょうか。そのため、コンピュータを利用するときの影響について、もっと具体的なことが知りたい、そしてコンピュータによって受けるリスクを自分でコントロールしたいと考えるユーザが増えて来ました。本書は、そうした日頃からユーザが抱いている疑問や健康上の問題点、対応策についてまとめています。コンピュータが、今後ますます仕事や生活に不可欠な存在になるにしたがって、どうすればより安全に、そして健康的に利用できるか、その方法について考えます。
1990年代に入って、かつてないほど旅行が容易な時代となりました。海外で過ごす休暇が一般化し、そのうえ、長期間の留学や海外赴任も急速に身近なものになりました。また、旅行者はツアーやホテルの快適な環境だけではなく、異国風情がありながらも予測のつけがたい現地の実生活とも出会います。良識に従えば、備えあれば憂いなし、ということになります。本書は、米国や他の英語圏で一般的に用いられる英語の自然な表現を広く取り扱っており、こうした備えのためのエキスを含めた良書といえます。