二〇世紀フランス思想は近代における視覚の覇権体制に反旗を翻した。絵画、写真、映画等々の視覚芸術から哲学、宗教、心理学、ジェンダーにいたる諸論点をめぐり、ベルクソン、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナス、ラカン、フーコー、デリダらの思考が「反視覚」の一点において重なり合う圧倒的思想史にして、フランクフルト学派の研究で知られる著者の新展開を鮮烈に印象づけた記念碑的大著。
謝 辞
序 論
第1章 もっとも高貴な感覚──プラトンからデカルトにいたる視覚の変遷
第2章 啓蒙(EnLIGHTenment)の弁証法
第3章 視覚の旧体制の危機──印象主義者からベルクソンへ
第4章 眼の脱呪術化──バタイユとシュルレアリストたち
第5章 サルトル、メルロ=ポンティ、新しい視覚の存在論の探求
第6章 ラカン、アルチュセール、イデオロギーの鏡像的主体
第7章 眼差しの帝国からスペクタクルの社会へ──フーコーとドゥボール
第8章 死を呼び起こすもの(メメント・モリ)としてのカメラ──バルト、メッツ、『カイエ・デュ・シネマ』
第9章 「ファルス─ロゴス─視覚中心主義」──デリダとイリガライ
第10章 盲目の倫理とポストモダンの崇高──レヴィナスとリオタール
結 論
訳者あとがき
参考図版
訳 註
原 註
事項索引
人名索引
みなしごの少年・こたろうが出会った、おにぎりおに。無人島にたどりつくと、ちいさなおには、もうれつな勢いで働きはじめました。田んぼをつくり、極上のお米「オニピカリ」を育てます。そして、できあがったのはこの世のものとは思えないほどおいしいおにぎり! おいしそうなにおいに誘われてやってきたのは……。
春の善福寺川、夏の海釣り、秋の表参道、冬のお台場夜景。緊張感あるレコーディング、主演ドラマの撮影、名優たちに囲まれた主演映画の舞台挨拶、雑誌表紙撮影、笑顔はじける旭川でのロケ、ファンに囲まれたCDリリースイベント、売れない演歌歌手に扮した北九州の映画ロケ、MV撮影現場…1年間の仕事現場に密着。
声に出して読む、絵で楽しく学ぶ、ふたつのステップで、「論語」の名言をやさしく紹介。
神保町は世界でも類のない古本の街。ここで本一筋に七十年生きてきた。神保町と古本と古本を愛した人々を語るに、この著者以外にいるだろうか?『日本古書通信』編集一筋、“ミスター神保町”が語る神保町の今昔と読書人たちの姿。
この本は、約千年にわたって多くの人々に愛読されてきた『源氏物語』を、絵でわかりやすく見ていただこうと作ったものです。専門家による物語のあらすじと画面説明はきっと読者を王朝の世界に誘うことでしょう。この本で必ず、『源氏物語』の物知りになれます。
縄文土器からマンガまで、日本美術の豊かな表現の本質を見抜く。
"著者夫婦が今住む東京以外の“第2の居場所”を探し、新たな視点で日本各地を巡るシリーズ本が第9弾を迎え、さらにパワーアップ!
歴史オタクな夫、マニアック好きの妻、食いしん坊&酒好きの2人の興味の赴くままに、“牛たん飲み”、魚に合う日本酒、野球だけじゃない楽天の魅力、企業進出に沸く村・町、震災遺構など、宮城のキーワードを追求していきます。移住先としても注目される「都会」と「自然」が共存する、宮城の多様な“顔”をお楽しみください!"
古代中国2000年のドラマをたたえて読み継がれる『史記』。中国歴史小説屈指の名手が、そこに溢れる人間の英知を探り、高名な成句、熟語のルーツをたどりながら、斬新な解釈を提示する。この大古典は日本においても、清少納言、織田信長、水戸光圀、坂本龍馬にと、大きな影響を与えていたことに驚愕させられる。世のしがらみに立ち向かった先人の苦闘が甦る101章。
出版社の校閲部で働く河野悦子(こうのえつこ)。部の同僚や上司、同期のファッション誌や文芸の編集者など、彼女をとりまく人たちも色々抱えていて…。日々の仕事への活力が湧くワーキングエンタメ第二弾!
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憧れのファッション雑誌の編集者を夢見て、総合出版社・景凡社に就職した河野悦子。しかし、「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、悦子が配属されたのは校閲部だった。
入社して2年目、ファッション誌への異動を夢見て苦手な文芸書の校閲原稿に向かい合う日々を過ごす悦子。
そして明るく一直線な彼女の周りには、個性豊かな仕事仲間もたくさん。
悦子の同期で、帰国子女のファッション誌編集者・森尾、これまた同期の東大出身カタブツ文芸編集者・藤岩、
校閲部同僚でよきアドバイスをくれる、ガールなんだかボーイなんだかのお洒落男子・米岡、
悦子の天敵(!?)のテキトー編集男・貝塚、
エリンギに似ている校閲部の部長・茸原、
なぜか悦子を気に入るベテラン作家・本郷、
などなど、彼ら彼女らも、日々の仕事の悩みや、驚くべき過去があって……。
石原さとみ主演で連ドラ化された、読むと元気が出るワーキングエンタメ!
解説=唯川 恵
第一話 校閲ガールのまわりのガール・森尾
第二話 校閲ガールのまわりのガールなんだかボーイなんだか・米岡
第三話 校閲ガールのまわりのガールというかウーマン・藤岩
第四話 校閲ガールのまわりのサラリーマン・貝塚
第五話 校閲ガールのまわりのファンジャイ
番外編 皇帝の宿
※各話扉裏企画「悦子の研修メモ」7〜12
おまけまんが さく・宮木あや子 まんが・茶谷怜花
解説 唯川 恵
北品川宿で「祟り柳」を擁し繁盛する旅籠「柳屋」。その祠を主人の吉兵衛が打ち壊したところ襲い掛かる数々の災厄の真相とは(「柳女」)。小間物商伊勢屋の若夫婦が箱根への湯治旅の帰途、戸塚で雨に降られ足止めに遭う。相部屋の老女が語る身の毛もよだつ儀式とは(「ばんば憑き」)。御江戸日本橋を振り出しに、品川宿、箱根の関を越え、岡崎、四日市、京都までを辿る6つの旅。
解説 細谷正充
カバーイラスト 大竹彩奈
カバーデザイン 芦澤泰偉
江戸珍鬼草子 入江鳩斎・作
菊地秀行・訳
柳女 京極夏彦
死神の松 澤田瞳子
精進池 永井紗耶子
ばんば憑き 宮部みゆき
ガリヴァー忍法島 山田風太郎
解説 細谷正充
少子晩婚化の現代社会の婚活物語、第2弾!
いい人がいれば結婚したい……
その言葉の奥底にはいったい何があるでしょうか?
いい人=性格がいい人、
いい人=相性がいい人、
いい人=お金周りがいい人、
いい人=顔がいい人、
いい人=すぐに死んでくれて財産を残してくれる都合のいい人……
人間の奥底には本能があります、しかし人間には上っ面の言葉も持ち合わせています。本音を隠して建て前だけで行動することができるのです。
あいの結婚相談所の藍野氏は、入会者であるあなたがお望みの結婚相手との出会いを100%叶えてくれます。
しかし、あなたが包み隠したかった本能の欲望も顕わになってしまう覚悟をお持ちのうえ、ご来所ください。
あなたにとっての「いい人」はどんな人か、その答えは、このコミックスを読めば出てくることでしょう。
【編集担当からのおすすめ情報】
結婚という美しいヴェールに包まれた中に潜む人間の本能・欲望を暴き出す、
そんな藍野さんの魅力にハマる読者急増中!!
一度読んだらクセになる、2015年にTVドラマ化してほしいNO1コミックスです。
『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』--ふたつの作品には論理学者だった作者ルイス・キャロルがちりばめた知的お遊びがいっぱい。子ども向けのおとぎ話をよそおいながら、立派な教訓などは出てこない。論理といっても屁理屈といってもいいけれど、作者がしかけた知的遊戯を、さらに徹底的に論理的に考えてみると……。アリスと分析哲学と、一冊で二度おいしい哲学書。もしかして作者は映画や絵本よりこっち寄りだった!?
不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』を書いたルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッジソン、1832-1898)は、オックスフォード大学の論理学の教師だった。ふたつのお話は、オックスフォード大学クライストチャーチ・カレッジの学監ヘンリー・リドルの娘アリスにせがまれてした即興話をもとにしたと言われる。その意味では子ども向けであるが、論理学専攻だけに、話はきわめて理屈っぽい。この理屈は、しばしば、現代哲学の議論に援用される。
そこで本書では、「アリス」の面白い部分を著者が新訳し、そこから分析哲学を展開する。
白の女王様は言います。
「ジャムは明日、ジャムは昨日、が原則なので、今日はあげられないのよ」
木曜日が水曜日になることはない。今日は昨日ではない。でも、昨日は、一日前は今日だった。これはどういうこと?
というところから、原作の時間論について考え、さらに時間を分析哲学する。そんな趣向の、明るく楽しい哲学書です。
アリスは言う。「私は、思っていることは、言ってる。少なくとも、言っていることは思っているわ」
帽子屋が言う。「それって『食べるのものは見える』は、『見えるものは食べる』と同じだと言っているようなものだ」
三月ウサギ。「それって、『手に入れるものは好きだ』は、『好きなものは手に入れる』と同じことだって言っているようなものだ」……。
ここから始まるのは、すなわち、「逆はかならずしも真ならず」についての分析哲学、という具合。
時間、同一性、実体、無と空など、アリスからひろがる哲学世界をたのしんでください。
『アリス』は映画になっても面白いし、絵本の世界もまた魅力的だ。
でも、『アリス』を読んでテツガクを楽しむなら、
この一冊です!
第0章 不思議の国と鏡の国の物語
第1章 ジャムは今日じゃない
第2章 言葉遣いが荒い卵
第3章 名前と名前の呼び方
第4章 お茶会の礼儀
第5章 首に関する三つ巴の議論
第6章 不可能を信じるのは朝飯前
第7章 これ全部、誰かの夢
第8章 現実からの離脱
第9章 二人の自分
第10章 ごっこ遊び
第11章 変わっても同じ
第12章 にやにや笑って消える猫
第13章 名前がなくなる森
第14章 無と空
世界最大の秘密結社、フリーメーソン。その最高位である歴史学者のピーター・ソロモンに代理で基調講演を頼まれたラングドンは、ワシントンDCへと向かう。しかし会場であるはずの連邦議会議事堂の〈ロタンダ〉でラングドンを待ち受けていたのは、ピーターの切断された右手首だった! そこには第一の暗号が。ピーターからあるものを託されたラングドンは、CIA保安局局長から、国家の安全保障に関わる暗号解読を依頼されるが。
主な登場人物
ロバート・ラングドン ハーヴァード大学教授 宗教象徴学専門
ピーター・ソロモン スミソニアン協会会長 歴史学者
キャサリン・ソロモン ピーターの妹 純粋知性科学者
ウォーレン・ベラミー 連邦議会議事堂建築監
トリッシュ・ダン キャサリンの助手
アンダーソン 連邦議会議事堂警察警備部長
ヌニェス 連邦議会議事堂警察警備官
サトウ CIA保安局局長
マラーク 全身刺青の男