これまで化学は,解析と合成を両輪とし理論・実験を行き来しつつ発展し,さまざまな物質を提供してきた.しかし近年,解析と合成に加えて情報という三つの視点で駆動する手法が注目を集め,化学を大きく変えようとしている.この新しい手法の革新性は,化学の研究力,化学産業の生産力に大きな変革をもたらすものと期待される.解析・合成の両輪の融合,化学とプロセスとの連動に向けた最新の研究事例を,広い分野のAI利用化学研究者が紹介.
当初のもの、唯一のもの、独創的なもの、真正なもの…という「オリジナル」の語義。
建築において、「オリジナル」とは何を意味するのか。
新築の設計、建設も既存建物の改修も文化財の修理も、先行して存在する建築・理念を参照しつつ新たな姿を創作するという意味では、過去の文脈から完全に独立した独創としてのオリジナルは想定しえないことになる。
それでは何をもって「オリジナル」とし、そこにどのような価値を見いだすのか。
果たして「オリジナル」は絶対的なのか?
日本建築を中心として、日本美術や、諸外国の建築・文化財などとの比較から、時代、立場、思想により変わりゆく「オリジナル」に類する価値の捉え方について再検討する。
カラー口絵
巻頭言 巻頭言 建築のゆれうごく価値ー「オリジナル」をどう捉えるか 加藤悠希
第一部 かたちに宿る意味
中世興福寺の伽藍復興にみる建築の規範と継承 海野聡
中世の神社本殿にみる造形の伝播と独創性 是澤紀子
神社本殿の形式分類と模倣の論理 加藤悠希
無著道忠の著作にみる江戸時代中期における禅院伽藍の源流に関する意識 鈴木智大
寛政度内裏造営における復古の視座 加藤悠希
吉田五十八の「平安調」へのまなざし 大井隆弘
コラム 茶室とオリジナル 米澤貴紀
コラム 古典主義における理想的原型の追求 横手義洋
第二部 場のしつらえと再現
習合神道儀礼の場の構造 米澤貴紀
神道灌頂の道場と設えー三輪流神道にまつわる絵画を中心に 郷司泰仁
王朝物語絵にみる江戸後期における打出の復古ー女性の空間を暗示する女房装束 赤澤真理
コラム 平安朝服飾と建築、空間、場ー十世紀の宮廷社会 伊永陽子
コラム 『源氏物語』の再現展示をめぐる 赤澤真理
第三部 保存をめぐる模索
民家等の修理や復原における古材保存(材料)と形式保存(意匠)の対立 坂井禎介
コラム 建築遺産のオリジナルとオーセンティシティーー日本女子大学成瀬記念講堂の保存再生から 是澤紀子
コラム 文化財の塗装工事における「オリジナル」の価値とその保全 北脇翔平
彩色のオリジナルと復原ー正祖年間の八達門扁額の丹青復原に関する研究 金碩顯・具本能
第四部 受け継ぐことの論理
城郭建築のオリジナルと復元 稲垣智也
建築遺産におけるオリジナルの価値 マルティネス アレハンドロ
コラム 中国の文化財制度におけるオリジナルの扱いについて 李暉
建築の生命倫理について考えるー保存と再生の事例から 野村俊一
座談会 建築は変化してもよいのか、オリジナルのままがよいのか 赤澤真理・加藤悠希・米澤貴紀・伏見唯
後 記 赤澤真理・加藤悠希・米澤貴紀
コロナ感染症パンデミックは、多くの人の生活スタイルを変え、職を失わせ、人間関係も変えていった。そのようななか、メンタルヘルスにおいて最もハイリスクなのが、最前線の医療従事者である。治療薬もない状況下、ワクチン接種のみで患者の治療やケアを担う医療従事者は、クラスター発生がもたらす混乱のなかで疲弊し、さらに偏見やデマ、スティグマなどが追い打ちをかけ、まさにギリギリの状態で医療活動に従事している。
このような背景のなか、クラスターの起きた病院関係者への心の支援に注力している福島県立医科大グループにより、第一線で感染症対応にあたっている医療・介護従事者(レスポンダー)への外部からのさまざまな支援方法、病院への対応方法、セルフケアなどをまとめたものが本書である。?部には医療従事者による座談会も掲載した。
互いに支え合うことすら制限される現場で、それでも離職者を減らし、レジリエンス・士気を高めるための奮闘の過程が示されている。
ごく一部の富裕層を除き、多くの人々にとってすでに他人事ではない「貧困日本」の構造を、当事者たちへの取材を通して克明かつ平易に提示。「自己責任」大国日本の異様で身近な現実を浮き彫りにする。
2024年卒の理工系及び外国語系大学院・大学、高専生向けのリクルート情報本。日刊工業新聞社記者が掲載企業を取材、執筆し、各企業の特長や将来性、働き甲斐などについて第三者的視点で紹介する。
『日国』を編んだ者達の記録と記憶
『日本国語大辞典』は、総項目数50万、用例数100万を収録したわが国最大にして唯一の大型国語辞典。
国語学・国文学の専門家にとどまらず、歴史・仏教・漢籍・民俗などの各界の権威、経済・法律などの社会科学、および動物・植物など自然科学の研究者など、3,000人以上におよぶ識者によって40年以上の歳月を費やし完成しました。
その『日本国語大辞典』、通称『日国(にっこく)』の初版と第二版を、編集委員会の中心として支え、編んだ、故・松井栄一(まついしげかず)の最後の著作(新書)に、第二版編集長・佐藤宏の解説、松井栄一と佐藤宏の対談や初版刊行時のインタビューも加えて大幅増補。秘蔵写真も。
【編集担当からのおすすめ情報】
日本語の生きた資料、日本人の財産である『日本国語大辞典』を編んだ松井栄一(まついしげかず)先生の「最後の著作となった新書(『日本人の知らない日本一の国語辞典』)」に、初版編集長との対談、第二版編集長との対談を加えた改訂版。
生涯をかけて、日本最大・50万項目の辞書を編んだ松井栄一先生の記憶と記録を、秘蔵写真を交えて紹介します。
渡部昇一45年の軌跡。「文献学とは人間の精神によって生み出されたもの、すなわち認識されたものの認識である」をモットーに、英語史・英文法史・語源学から英語教育・英文学、さらには漢詩から進化論まで、縦横無尽の筆を揮った渡部教授の珠玉の論考(単行本未収録)を上下2巻に収める。
『機関投資家のためのプライベート・エクイティ』『年金基金のためのプライベート・エクイティ』の待望の続編。この10年間で大きく発展した日本のプライベート・エクイティの実務をまとめた専門書。発展が期待されるGP主導型セカンダリー取引、共同投資(co-investment)、HoldCoファイナンスなどの手法も解説。さらなる市場発展に向けた課題や将来展望についても扱う。大手銀行、信託銀行、地方銀行、信用金庫、証券会社、保険会社などの金融機関のほか、年金基金、学校法人・大学基金、ファミリーオフィスなどの運用担当者にも必読の書。
公務員試験には様々な職種・試験制度があり、ペーパーテストだけでなく面接対策も重要!
本書では1000人の公務員試験合格者の声を集め、勉強法や受験スケジュール、面接の本番に臨む心構えをしっかりと紹介しています。
2026年版では、2024年度の合格者の体験記、座談会や、実際に出題された試験問題などを掲載し改訂しました。
●〇● 目 次 ●〇●
《 第1章 公務員とはどんなものなのか? 》
国家公務員・地方公務員の種類および職種、業務内容やそれぞれの労働環境について紹介しています。
公務員として働くイメージを掴みましょう!
《 第2章 職種ごとの試験内容の紹介 》
公務員の種類・職種ごとにどのような試験が実施されるのか、そして合格するためにはどのような部分に力を入れたらよいかをまとめています。
《 第3章 科目ごとの勉強法 》
教養科目、専門科目、論文、面接…それぞれどのように勉強を進めるべきなのか、
その方法やポイントを実際に講義を行っている講師が解説!
《 第4章 合格者1000人に聞く公務員試験対策 》
2024年度の公務員試験を受験した1000人を超える合格者の意見をまとめて紹介しています。
これから公務員試験の勉強を開始するにあたり、何が必要なのかがわかります!
《 第5章 合格体験記 》
1000を超える合格体験記の中から、15名分を厳選してフルバージョンでご紹介します!
《 第6章 公務員本試験過去問紹介 》
2024年度試験で実際に出題された問題を掲載しています。
本試験で出題された問題の難易度を体験しながら、現状の腕だめしをしてみましょう!
《 第7章 合格者座談会 》
2024年度試験の合格者が座談会で受験を振り返り、なぜ公務員を目指そうと思ったのか、勉強について、志望動機の作り方など、受験生が気になるポイントについて語っています。
《 第8章 テキスト・問題集の紹介 》
実際に使用されている教材から抜粋して掲載しています。
勉強するレベル感を体験してください。
「優秀な人材を採用したいが、外資系や有名企業に採られてしまう」「採用にかなりの費用をかけても、思うような人が採れない」そんな悩みを解決するのが、「戦略採用メソッド」です。採用担当者の印象や直感に頼る面接は今すぐやめて、戦略的な面接方法に切り換えてください。解決法は本書の中にあります。
スキー・スノーボード、マウンテンバイク、マリンスポーツ、モータースポーツ、空撮・日常・旅・ペット…初心者でもかんたん!世界中で愛されるムービーカメラGoProを使いこなそう!これ1冊でカッコイイ映像作品が撮れる!
第1部 基礎概念と研究現場
1章 Interview :フロントランナーに聞く(座談会)
原田 明特任教授,橋爪章仁教授,関 隆広教授,高野光則教授 聞き手:宮田真人教授
2章 分子マシンの基礎
Basic concept-1:生体分子マシンの基礎 宮田 真人
Basic concept-2:合成分子マシンの基礎 原田 明
Basic concept-3:ナノの世界からマクロの世界を動かす:見えない分子から巨視的な動きへ 吉川 研一・馬籠 信之
第一人者の声 若い世代への期待 分子マシンの誕生と次世代マシンへ 新海 征治
3章 Present and future:生体分子マシンの歴史と未来 石渡信一・板橋岳志
4章 Activities:ノーベル賞化学者の紹介 塩谷 光彦
第2部 研究最前線
1 生体分子マシン
1章 高速AFMによる動作中の生体分子マシンのビデオ撮影 古寺 哲幸
2章 マイクロチップを用いて明らかにするATP合成酵素の作動機構
渡邉 力也
3章 細胞骨格ゲルのダイナミクスで駆動される回虫精子のアメーバ運動
島袋 勝弥
4章 最小微生物,マイコプラズマのユニークな滑走運動 宮田 真人
5章 二つのモーター因子によるタンパク質膜透過の駆動メカニズム
森 博幸・石井 英治
6章 従来とは異なる駆動力で回転するバクテリアべん毛モーター 伊藤 政博
7章 バクテリアのべん毛モーターー動きを与える分子マシンの作動原理ー
中村 修一
8章 分子機械のブラウニアン・ラチェットとアロステリック機構
高野 光則
2 半人工分子マシン(生体分子を人工的改変した半人工分子マシン)
9章 細胞骨格タンパク質を用いたバクテリア細胞質分裂の再構築 大澤 正輝
10章 運動タンパク質を用いた人工細胞の構築 平塚 祐一
3 合成分子マシン
11章 ロタキサンおよび擬ロタキサンにおける環状成分の並進運動に基づく分子マシン 橋爪 章仁
12章 アゾベンゼンポリマーの分子マシン 関 隆広
13章 結晶性分子マシンの光駆動回転シミュレーション 菅野 学・河野 裕彦
14章 DNA分子マシン 遠藤 政幸・杉山 弘
15章 界面で働く分子マシン:分子ピンセットなどの手動操作 有賀 克彦
16章 回転軸を分子に組み込む:動的分子認識,分子ローター,分子ギア
高井 淳朗・竹内 正之
17章 トリプチセンを基盤とする金属錯体型分子ギア 宇部 仁士・塩谷 光彦
18章 疾患部位でクスリを『つくる』ナノマシンの構築 安楽泰孝・片岡 一則
トピックス
リング型ATP加水分解モーター「ダイニン」の構造と力発生機構 昆 隆英
第3部 役立つ情報・データ
1 この分野を発展させた革新論文
2 覚えておきたい関連最重要用語
3 知っておくと便利!関連情報
◆多角的な視座から社会保障法学の発展を目指す学術雑誌 - 2025年11月、第23号、第24号同時刊行!◆
本号は、19号に続き、「社会保障法学の業績(2018〜2021年)を読む」の続編を掲載。また、秋元美世先生を囲んだ座談会と、前号に続き、「コロナ禍における緊急対応と生活困窮をめぐる諸課題ー第5回社会保障法フォーラム」の第2弾を掲載。〈立法過程研究〉として、「令和7年年金改正法」についても掲載し、充実の刊行。
『社会保障法研究 第23号』
岩村正彦・菊池馨実 編集
【目 次】
🔶書評座談会🔶
🔷社会保障法学の業績(2018〜2021年)を読む(その2)
〔岩村正彦・菊池馨実・水島郁子・倉田賀世・嵩さやか・笠木映里〕
1 はじめに
2 新田秀樹「国民皆保険達成時における「皆保険」の意味」(新田秀樹ほか編『現代雇用社会における自由と平等ー24のアンソロジー山田省三先生古稀記念』455-480頁(信山社、2019年3月))〔水島郁子〕
3 津田小百合「介護者支援とそのあり方についての理論的検討」(法律時報92巻10号53-59頁(2020年9月))〔倉田賀世〕
4 高畠淳子「社会保障法制における自営的就業者の位置づけと保障のあり方」(社会保障法36号72-85頁(2021年3月))〔嵩さやか〕
5 常森裕介「保育における認可の意義ー質の確保の視点から」(社会保障法研究14号137-173頁(2021年8月))〔笠木映里〕
6 おわりに
🔶研究座談会🔶
🔷社会福祉法と権利保障を探求してー秋元美世先生を囲んでー
〔秋元美世・岩村正彦・菊池馨実・武川正吾・常森裕介・西村淳〕
1 はじめにー本座談会の趣旨
2 研究者の途へ
3 茨城大学時代
4 東洋大学時代
5 ご著作について
6 おわりに
🔶特集🔶コロナ禍における緊急対応と生活困窮をめぐる諸課題ー第5回社会保障法フォーラム(その2)
〈特集の趣旨〉
🔷生活困窮者自立支援制度と生活保護制度の連携〔嵩 さやか〕
1 はじめにーコロナ禍における生活保護と生活困窮者自立支援
2 生活困窮者自立支援制度と生活保護制度の連携と法改正に向けた議論
3 生活困窮者自立支援法と生活保護法との関係
4 生活困窮者自立支援制度と生活保護制度との区分と連携
5 おわりに
🔶立法過程研究🔶
🔷令和7年年金改正法の立法過程〔小野俊樹・若林健吾・海老敬子・免田圭介〕
1 はじめに
2 検討の経過
3 法案の内容
4 国会における審議、法律案の成立
5 令和7年年金改正法の評価と残された課題
6 結びに代えて
創刊25周年! 東京を代表するレストラン、名物料理、名サービス人がこの1冊に
東京で最も歴史のあるレストランガイドブックの最新刊です。
今、グルマンから一番注目を集めている最新レストランは、名物の巻頭座談会で詳しくご紹介。
さらに各ジャンルごとにマッキー牧元、森脇慶子、小石原はるか、松浦達也、浅妻千映子というグルメ界のトップライター、評論家がおすすめのレストランを王冠で評価。
カラーグラビアと巻末では東京最高のレストランが認定した「後世に残したい東京最高の名物料理」を発表しています。
そして今回の特別企画は「東京最高の名物サービス人は誰か?」。
レストランを輝かせる大切な要素でありながら、取り上げられることの少ないサービス。そこに注目し、特筆すべきサービス人たちを実名でご紹介しています。
ぜひこの本で、ご自身にぴったりの「最高のレストラン」と出会ってください。
リラックス投資+自分探しワークブックで将来のライフスタイルを充実させよう。
炭化水素の炭素ー水素結合の活性化を契機とする反応の開発は,無駄のない,原子効率の高い直截的な分子変換法として,有機化学の分野でいま最も注目を集めているテーマである.これまで活性化が難しいといわれていた炭素ー炭素結合や炭素ーフッ素結合の活性化なども最近の急速な展開を見せている.これら新しい展開を解説する.