不登校、リストカット、引きこもり、統合失調症、発達障害、PTSDなど心身の成長期に好発しやすい精神障害の病理とケアを知る。
重篤なこころの「病」を抱えたクライエントと向き合う精神科臨床現場において、臨床心理士はどのようにかかわることができるのか。
本書では、編者らが主宰する研究会での「事例報告・事例検討・事例研究」を通してお互いに研鑽を積んだ執筆者らによって、クライエントとの心理療法過程が描き出される。
第1部では、臨床心理士の職業的専門性や多職種との協働、また心理療法を行なう際の態度や姿勢についてなど、その基本的な方法を述べ、さらにクライエントと臨床心理士による心理療法という関係性のより中核的、本質的な問題を探っていく。第2部は、第1部での理論や方法を背景とした「こころの「病」に対する心理療法」の臨床実践の報告となっている。そこでは、統合失調症をはじめとする精神病圏や発達障害圏、その他さまざまなこころの「病」に苦しむクライエントの事例が克明に報告され、臨床心理士の仕事とそれを支える理論的背景について考察される。
エビデンスや表面的な治療効果の追求の陰で、臨床心理士の仕事の本質的な意味が、ともすれば忘れられがちであろう。しかし、その意味を問い続け、クライエントと向き合い続けている執筆者らが本書で示す日常臨床の経験と思索の記録からは、多くの気づきと学びが得られるに違いない。
頭の中の一生を解き明かす。脳と知能の専門家である著者が、脳の誕生から幼児期における知能の発達、思春期、成人期を経て、老年期に起こる老化までを詳しく解説。年齢とともに人間の脳や知能がどのように変化していくのかを、最新の神経科学や発達心理学の知見を交えて読み解く。
小児科学の全体像を俯瞰、把握できるコンパクトな入門テキスト、10年ぶりの改訂。全72章(教程)、各章左にカラー図、右に簡明な説明文を配し、膨大な小児科学の知識を順序立てて整理、解説する。改版にともない、章立ての組み替えにより疾患別の構成となり、あわせて遺伝性疾患、スクリーニング、新生児、臨床研究、緩和ケアの項目が追加されるなど、最新の知見を踏まえ内容を大幅に刷新し増強。医学、看護、リハ等各領域の初学者に最適。
看護師のための母性看護の入門書です。そもそも母性看護とは時代と共に変化が大きく曖昧なところが多い分野です。胎児・新生児はもちろん、青年期の生理や妊娠、出産や産後、育児、閉経と女性の健康を多様な側面からとらえます。つまり女性のライフスタイルの多様化や変化に合わせてQOLの向上を図るための幅広く深い学問です。
本書では母性看護で日常的に問題となる事例を厳選し、思春期の心身、成熟期女性の心身、親となる女性と家族、更年期女性の心身、母性看護における看護過程をイラストや図表を使って解説しています。
実例とともに、冷え性看護や周産期医療も解説しており、日常の看護での困ったに対する強い味方となります。
chapter1 母性看護とは
chapter2 思春期女性
chapter3 成熟期女性
chapter4 親となる女性と家族
chapter5 更年期女性
chapter6 母性看護における看護過程
chapter1 母性看護とは
chapter2 思春期女性
chapter3 成熟期女性
chapter4 親となる女性と家族
chapter5 更年期女性
chapter6 母性看護における看護過程
スポーツ疾患の画像診断は、この1冊で完璧!整形外科領域、頭部外傷のみならず、アスリートのコモンディジーズまで網羅したコンパクトな“百科事典”。
●経験豊富な児童精神科医が子どものこころの問題をひも解き、実践的な対処法を解説!
診療の毎日から得た経験を、子どもたちの悩みに寄り添うものとして描き出し、医療従事者だけでなく、親御さんや教育に携わる方々にも何かしらの理解を伝えたい、そう思い続けていたーー。こう語るベテランの児童精神科医が、子どものこころの問題をひも解き、病院、学校、家庭で悩む大人たちに実践的な対処法を伝えるのが本書です。
発達障害、児童虐待、子どものうつ病などへの関心が高まるなか、著者が長年の臨床で獲得した経験値と膨大な文献から得られたエビデンスを、やさしく解説します。精神科医はもちろん、小児科医や開業医、心理職、教育職の方に役立つ情報が詰まった1冊です。
第1章 児童精神科診療
1.子どもを支えるときの基本的なこと
2.児童思春期の入院治療1 病棟の時間・空間・集団論
3.児童思春期の入院治療2 子どもが示す態度と治療者の心構え
4.子どものこころの診察1 予診編
5.子どものこころの診察2 初診編
6.なぜ開放病棟であることが大切か
7.認知行動療法の基本
8.児童精神科医という仕事
第2章 子どもと精神疾患
1.子どものうつ病と自殺
2.子どもの拒食症
3.ADHDの特徴と診断
4.ADHDの治療と治療薬
5.ADHDと睡眠の問題を考える
6.自閉スペクトラム症
7.自閉スペクトラム症に対する補完代替医療
8.黙する子どもたち
9.抜きたくないのにやめられない抜毛症
10.手洗い,確認が止まらない強迫症
11.児童思春期の統合失調症
12.子どもにみられる睡眠障害と睡眠薬
13.子どもへの睡眠衛生指導
第3章 薬物療法
1.子どものメンタルヘルスにおける薬物療法
2.ADHD治療薬の特徴とリスデキサンフェタミン
3.児童思春期に効果を認めない抗うつ薬たち
4.適応が限られている抗精神病薬の使われ方
5.抗精神病薬の副作用と注意点
第4章 子どもを巡るさまざまな問題
1.不登校・ひきこもりと青年期のこころ
2.児童虐待とメンタルヘルス
3.児童虐待とトラウマ治療 症例:大庭葉蔵
4.エナジードリンクは子どもにどんな影響を与えるか?
5.災害に遭った子どもたちと支援のあり方
6.No Game No Life 楽しくなければゲームじゃない
7.ゲーム行動症の特徴と治療法の模索
8.情報あふれる電脳社会と意思決定支援
第5章 多職種の連携
1.心理職と子どもたちとの関わり
2.多職種連携の必要性と実践
3.精神保健福祉士と子どもたちとの関わり
4.看護師と子どもたちとの関わり
1:春の予感ーI’ve been mellow
2:赤い風船
3:思春期
4:木綿のハンカチーフ
5:まちぶせ
6:UFO
7:ひまわり娘
8:グッドバイマイラブ
9:タッチ
10:木枯らしに抱かれて
11:時をかける少女
12:プレイバック Part2
13:せんせい
14:セカンドラブ(セカンド・ラブ)
15:やさしい悪魔
16:セーラー服と機関銃
17:オリビアを聴きながら
18:瞳はダイヤモンド
対人関係療法(IPT)は、近年、うつ病患者に治療効果のある心理療法として急速に普及しつつあり、米国精神医学会のうつ病治療ガイドラインに認定され、わが国においても厚生労働科学研究に採り上げられている。IPTについては、基本的なマニュアルはあっても、その「本質」を理解し、臨床応用するための実践書はまだ少ない。実際の臨床現場においてIPTをどのように取り入れるべきかを、IPT成立の歴史から他の精神療法との違い、IPTが適用される精神科的障害に対するケーススタディを通して、専門家「ならでは」の関心と疑問から明確にしたのが本書である。
健康教育とは、個人や社会の健康をめざし、一人一人が自分や周囲の人の健康を守れるよう、その知識や価値観、スキルなどの向上をはかる営みである。心身の健康にかかわる諸問題─食行動と健康、女性の心身問題、病の意味など、学ぶ人の気づきを深める話題を網羅。教諭、薬剤師、保健師、助産師、看護師、栄養士等の職種を目指す人に。
日本人の食事摂取基準(2020年版)や新しい管理栄養士国家試験出題基準,また改定された法規などに準拠した内容.健康・栄養施策の変化や社会に求められている管理栄養士像に対応するために全面的に見直した.各章末の練習問題は確実に理解できるよう,また国家試験の準備に役立つようにしている.
1.栄養教育の目的,目標
2.栄養教育のための理論的基礎
3.栄養教育マネジメント
4.妊娠・授乳期の栄養教育の展開
5.乳幼児期の栄養教育の展開
6.学童期・思春期の栄養教育の展開
7.成人期の栄養教育の展開
8.高齢期の栄養教育の展開
9.傷病者の栄養教育の展開
10.障がい者の栄養教育の展開
巻末資料
外来小児科の重要点を明確に示した小児プライマリ・ケア診療の決定版!!これからの未来に向けて、小児科医が小児プライマリ・ケアに適切な対応ができる知識と、それに必要な新しい視点を示唆する。小児内科に限定せず、骨折など外傷に対する対応や眼科疾患、耳鼻咽喉科疾患、歯科口腔外科、さらに今まで他書であまり触れられていない薬物中毒やエナジードリンクによる健康被害、小児虐待、家族ケア、ヤングケアラーの問題など、内容は多岐に及んでいる。これらは今後、小児科医にとって必須の情報になるはずである。本書はプライマリ・ケアで小児を診るすべての医師に必読の書である。
本書は、LD・ADHDらの発達障害を中心に、スクールカウンセリング、芸術療法、境界例、解離、統合失調症、乳幼児保健など、児童青年精神医学のトピックを錚々たる執筆者たちが書き下ろした臨床セミナーの第一弾である。最新の臨床知見と研究成果が事例検討をふまえて詳細に解説されている。
神田橋條治の薫陶を受け、長らく臨床の現場に身をおいてきた、真の臨床家である著者の集大成。「治療者の迷いや困る能力」「あいまいさを愛する能力」などに思考をめぐらせ、増井法ともいわれる独自の臨床理論を示した今までの貴重な論文を収録する。ある一人の心理臨床家の成長記録としても読めるユニークな論集。
序 (村山正治)
VI フォーカシング研究
はじめに/ 焦点づけ訓練の手引(エルフィー・ヒンターコップ・増井武士訳)/体験過程治療におけるFocusing“焦点づけ”技法についてーーーーーFocusing Manualの作成/(増井武士・村山正治)/Dr.ジェンドリンと増井とのデモンストレーション/Focusingの臨床適用に関する一考察ーーーーーーーー適用の方向づけとしてのモデルや型に縛られたものとそれらから自由なもの/集団を対象にしたフォーカシングの工夫/フォーカシングとその臨床/フォーカシング(focusing)/フォーカシングとその技法/フォーカシングの臨床適用に関する考察ーーーーーーーその新しい視点と将来的な課題について/フォーカシングの臨床的適用/体験過程療法とフォーカシングーーーーーーーその相互性をめぐって/E・T・ジェンドリン フォーカシング
VII イメージ研究
はじめに/ 「イメージ研究事始め」として/------シンボルと体験としてのイメージの治療的統合への探索過程ーーーーー/イメイジ・セラピー/イメージ・セラピーでの一セッションーーーーーー患者のイメージ報告と治療者の治療的思惑を中心に/イメージ・セラピーの基礎的方法/ドラマ・イメージ/イメージ体験を基にしたイメージ・セラピー
VIII リサーチ論文
はじめに/ 子供の精神症状についての一連の有症率リサーチ/-------その「病気」判定と発達的要因や症状展開の意外性に向けてーーーーーー/青少年の関係年慮および類似症状について(阿部和彦・増井武士)/恐怖不安症状の性差と加齢による有症率について/------思春期の「大変さ」の再認識ーーーーーー/恐怖不安の身体症状の発達的特徴とその臨床/カウンセリングでの関係認知分析リサーチでの収穫/-----カウンセリングの本質としての相互の「わかりあい」の世界の重要性の再確認ーーーー/フォーカシング体験における前言語性とその点検の必要性ーーーーー“フォーカシング・チェック”の試み(増井武士・池見陽・村山正治)/医学教育における人間尊重のための体験学習の試みーーーーーー共感能力と他者への尊重能力の促進方法とその効果(池見陽・増井武士)/産業カウンセリングの実態と私見ーーーー職場の悶えを聞き続けてーーーーーー