ファルセット声域を駆使して、超高音を歌う男声歌手“カウンター・テノール”の歌唱を集めたコンピ。その特殊な声の饗宴は、古のオペラ全盛時代を彷彿させる。ジャルスキーの現代的な技術と、最後の去勢歌手モレスキによる1902年の録音「小荘厳ミサ曲」の聴き較べはエキサイティングだ。
モーニング娘。の9枚目のアルバム。出す曲すべてがキラキラ輝いていた頃のグルーヴ(=求心力)は出せていないが、「グルグルJUMP」や「It's You」などアイドルらしいソロ曲には面白味がある。この期に及んでこれだけの作品をひねり出せる歌謡作家つんくにも頭が下がる。
学びが育てる“未来の芽”。荒れる、キレる、閉じこもる、パニックになる子どもたちとどう向き合うかー。子どもに寄り添う教師からのメッセージ。
不用意な発言をする政治家には「綸言汗の如し」、産地偽装の食品には「牛首を懸けて馬肉を売る」、世界経済は「危うきこと累卵のごとし」、高級ワインで「酒に別腸あり」、美人女優は「解語の花」、ふと気付けば「人生は朝露のごとし」。人の世の喜びも悲しみも、歴史物語であらわす故事熟語。味わい深い298語を1語1ページで紹介。
正木ゆきがラジオ関西で企画と出演を担当している『もっと!元気に!』に出演した、関西で元気に勇気を持って本気で活躍する五十人の女性の、元気の源や、本気のこだわり。
(1)は強弱の幅広さがきわ立つ豪快な演奏だが、強奏にあっても響きが濁らない心地好さがあり、また、譜面に忠実な構造性も光る。晩年の前衛的な作風が特徴的な(2)(4)、および(3)(5)では、独特の内省的な暝想性が奥深く追求されている。
韓国のチョン・キョンファが初めて録音した小品集として話題となったアルバム。チョンの高度なテクニックと持ち前の情熱的なアプローチに加え、一層の深みとロマン性をたたえた演奏を披露している。
キング ベスト・セレクト・ライブラリーはこちら懐かしの名曲、定番曲がぎっしり!欲しかった曲が必ず見つかります!
樹なつみ原作によるベストセラー・コミックの、アニメ版のサントラ。ヒロインの花鹿をはじめとするメイン・キャラクターたちのテーマ曲のほか、J-Minが歌う主題歌や豪華ヴォイス・キャストの座談会などを収録する。
爽快な夏を彩る絶好の音楽として愛されるボサ・ノヴァ音楽を集めた2枚組コンピレーション。ユニバーサルが保有するヴァーヴなどの名曲を惜しげもなく詰め込んでおり、半世紀を越えたボッサの瑞々しい魅力に触れることができる。
シンガー・ソングライターのおおはた雄一とFMパーソナリティなどで人気のクリス智子のユニットによる8曲入りミニ・アルバム。ハワイ生まれのクリスと茨城出身のおおはたの、それぞれが持っている空気が太平洋を越えて巧く溶け合い、素敵な世界になった。
アニメ主題歌をオリジナル歌手がカヴァーした企画第2弾。褪せぬどころか原曲を凌駕する勢いの「マジンガーZ」「デビルマン」は、さすが重鎮といった趣。カヴァーとはいえ崩しすぎない忠実なアレンジが嬉しいのも事実で、その意味でも「タッチ」は鑑的作品。「悲しみよこんにちは」の、味わいの増したヴォーカルもいい。