大平内閣当時の「一般消費税」構想から中曽根「売上税」、そして今次の竹下内閣の「消費税」提案に至る間、大型間接税は税制改革の主役であり続けた。筆者は、導入の必要性を認めながらも、登場して来る新税の中身には常に強い疑問や懸念が消えない、現実の「政治」の中ではスジ論の表明が不可能に近い、抜き読み型の“改革”では必ずゆがみやひずみを生じる、との立場から、今回の税制改革を検証する。
今回提案された「消費税」とは何か。その基本的な仕組みから、売上税との違い、導入の背景・経緯、実務上の問題点と対応策までわかりやすく理解できるよう豊富なデータと図表・具体例を基に構成され、独自の創意工夫によって解説。
国会は予想通り税制の抜本改革法案をめぐり与野党が激突、緊迫した状況となっている。その税制改革の中核をなす消費税とは何か。諸外国の実例、豊富な資料なども駆使し、その意義と仕組みを解き明かした。
本書は、国民注視の税制改革を一問一答形式で、分かり易く、しかも、賛否いずれの側にも片寄らず、公平に解説している。特に、消費税の仕組みと内容、消費者税導入の国民生活に及ぼす影響に焦点を当てており、税制アレルギーがうまく解消できるよう工夫されている。
消費税導入後の企業経営はどうなるのか。取引別・勘定科目別に取扱手法を明示し、適正な税務・経理処理を解説、節税対策まで論述した事前の実務マニュアル。
経理担当者にとって、法人税と消費税の取扱いを正確に理解し、間違いのない処理をすることは容易なことではありません。たとえば、法人税で損金になる費用でも、消費税では仕入税額控除ができないケースがあります。そこで本書では、さまざまな取引に関して、勘定科目別に法人税・消費税の取扱いとともに、仕訳例や経理処理をわかりやすく解説しました。日常の経理処理や税務取扱いについてわからない項目が出てきたり、処理のしかたに迷ったとき、手軽に引けてスグにわかる、便利な実務マニュアルです。
消費税とはどんな税金かという概要をまず説明し、売上げに係る消費税額の計算、控除すべき仕入れに係る消費税額の計算という順番で解説。また、中小事業者が選択できる簡易課税制度についても、事業区分を中心に説明している。さらに、消費税の経理処理や設例に基づく申告書の記入内容についても触れる。
申請の仕方から帳簿処理・申告・節税まで青色申告と消費税のことがよくわかる1冊。
本書は、平成15年度税制改正に対応したほか、初めて消費税を学ばれる方にも理解してもらえるように、また、既にある程度の基礎的な知識を有する方にも役立つように、消費税制度の全体についてできるだけ平易に解説するとともに、重要項目については丁寧に解説を加え、必要に応じて図解するなど、読者の理解を助ける工夫がされている。
16年4月より課税売上高1000万超の事業者が課税対象に!!全章にわたり解説+Q&Aによるポイント解説の構成でしっかり解る。さらに具体的な計算と申告書の記載の仕方を10の事例で実践的に解説。
本書では、新法令、新通達をベースに経済取引に係る消費税の実務上の取扱いを「課税」、「非課税」及び「課税対象外」の課否判定表形式で示しました。また、3%対象取引と新税率4%対象取引が併せて行われる平成9年4月以後の消費税の計算と申告書及び付表の作成について、オリジナルの計算書を使って申告書及び付表の該当番号と関係づけながら比較的容易に作成できるよう解説をしました。
消費税をしっかりとマスターするためには法律をベースに学習しなければなりません。しかし、多くの実務家は仕事に追われ、勉強の時間がとれません。だからといって、いい加減な知識で申告書を書いたりするととんでもない失敗をしかねません。手っ取り早く確実に、消費税の実務をマスターするために、「読むだけでわかる本」を目指したのがこの本です。第2版では、平成15年度税制改正で中小事業者に大きな影響を与える改正が行われましたので、この改正を織り込み、その内容や留意点をタイムリーに確認できるよう工夫しました。また、実務上のトラブルが多い届出書の効力や簡易課税制度についても入念な解説を心がけています。なにはともあれ、読んでみてください。
課税事業者になるかどうかの判定、簡易課税選択の損得、総額表示のやり方から、日々の経理処理や申告・納税のしかたまで、消費税実務のすべてが、初めての人でもスラスラわかる本。
新消費税に完全対応。知識ゼロでも大丈夫。やさしい解説、豊富な図解でバッチリ理解。