グールドのようにソナタでも楽章ごとにまったく違う弾き方をしないと気がすまないという人間にとって、この平均律はうってつけの曲だ。24曲、それもプレリュードとフーガを合わせて48種の実験がここに聴かれる。バッハがアヴァンギャルドになった。
ウェザー・リポートの第1作にして、ジャズ史上において重要な位置をしめる記念碑的名盤。スリリングに展開する“宇宙的叙事詩”をDSDマスタリングでリニューアル発売する。1971年録音。
『世界の中心で、愛をさけぶ』と同じ製作チームによる、映画『いま、会いにゆきます』のサントラ盤。ベストセラー小説を映画化した感動大作に相応しい音楽は、サントラ初挑戦となる松谷卓。
ソロになってからの前2作はそれぞれに高い完成度を誇りながら、でも、ジュディマリが懐かしいなあ、とどこかで思ってしまう“垣根の高さ”があったと思う。でも本作は完全に突き抜けた。全曲、これ以上ないくらいにポップ。踊れる名曲がズラリの名盤。★⇒★YUKI特集★をチェック!
2003年12月8日に故郷の奄美大島で行なわれた2時間に及ぶライヴを全24曲完全収録。同時発売のDVDに収録されていない楽曲もすべて網羅した、まさにベスト・ライヴといえる2枚組。
T.M. Revolution、25枚目のシングルは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のテーマ・ソング。アニメ主題歌らしく、壮大な作りになっている。初回盤にはガンダムのイラスト・ステッカーとキャラクターのIDカードが封入されている。
デビュー10年目にしてトリビュートというのものどうよ、と疑問がよぎらないでもないが、当初ソングライターとしてブレイクした山崎だけに全体の水準は高い。(12)はbird本人の作詞でもあり、実り多いコラボ作。奄美出身の若手唄者(3)のギターはサイゲンジ。
21世紀ティーンエイジャーのカリスマ、ついにデビュー !? 奔放でいて神秘的、繊細でいて大胆、パステルなモノトーンなど二律背反するすべてのものが一緒になったアンビバレンスな存在だ。
90年発表の記念すべきメジャー・デビュー・アルバム。“東京スカ”をテーマに掲げ、歌謡曲テイストのムーディで濃密なナンバーの数々を披露。2000年以降の軽快なサウンドとは違うスカパラの原点がここにある。
80年4月発表の佐野元春のデビュー・アルバム。やっとロックンロールをやれる時代になったと、ラジオ・ディレクターからミュージシャンにカムバックした佐野元春の、強い意図を持ったアルバム。初期の佐野を代表する「アンジェリーナ」を収録。
自選ベストでお茶を濁していたバービーの隠し玉的なリアル・ベスト。男と女のラヴ・ゲーム的なクドイ歌詞を、彼ら特有のセンスで自由に闊歩していた姿が雪崩式に連発されている。この独創性のトラップは否定すればするほど深みにはまる呪縛だった。
単純なコードで次から次へと作品を制作し続けていた70年代後半から84年までのベスト選曲集。シンガーソング・ライター・コメディアンという独自のスタンスで下世話に世俗風刺する姿は、さだまさしと同じ土俵と解釈していたものでした。
ピアノの弾き語りによるカヴァー集((15)のみ書き下ろし)。文部省唱歌からアグネス・チャン、ジェームス・テイラーといった異色どころからTHE BOOM、大貫妙子、細野晴臣など慣れ親しんだ仲間の顔も見える。微笑みと優しさが滲んでくる名盤。
3曲入りマキシ・シングルだが、(1)は(3)の“WORLD WIDE VERSION”。つまり英語ヴァージョン。言葉が違うだけでかなり味わいが違うので、聴き比べてみるのも興味深い。いずれにしろ、時期的にクリスマスをモロに意識した企画ものマキシ・シングルだ。
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