月刊誌『PHP』に掲載された人気記事の中から、「人生の後半をいかに生きるか」をテーマにしている珠玉のエッセイを選りすぐり収録!
「アプリ」は数えられても、「ソフト」は数えられない? 日本人のよく使うカタカナ英語をもとに、正しい英語表現を超効率的に学ぶ!
西陣にある「なごみ植物店」で、「植物の探偵」をしている実菜と、京都府立植物園の新米職員で彼女を慕う神苗が、植物にまつわる謎を解く物語、完結編。
十日間にわたって盛大に催す予定だった北野大茶湯を、豊臣秀吉がわずか一日で中止にした理由とは? 「和の植物の博物館」を作りたいという実菜に、彼女の祖父、ダイゴ種苗社長が出した資金援助の条件は、その真相を探ること。はたして実菜と神苗は答えを見つけられるのか?
実菜と姉・花弥の幼馴染、華道次期家元の雪伸が幼い頃、亡くなった祖父と共に見た、一面赤紫と薄紅に染まった山はどこにあるのか?
中学生のミノルの友達、久美の母の実家から出てきた明治時代の籠。そのなかには布と種と和歌「昼白く 夜には黒き うらみの実 くわくわ言うて ここに納めん」が入っていた。呪いの箱ではないかと恐れる久美の両親。この箱はいったいなんなのか?
でたらめな住所から届いた葡萄とリスが描かれた掛け軸。それを見て妻が涙を流したという。掛け軸の送り主は一体誰か? など、京都の四季を背景に、植物にまつわる謎を描いた優しい連作ミステリー、ついに完結。
文庫書き下ろし。
この国の人民は呪われているのかーー。西洋が「罪の文化」、日本が「恥の文化」ならば、中国は「欲の文化」だ。中国史を創出してきた最大の原動力は、欲と権力だった。四千年前から天下国家と万民は「権力の僕」であり、この国の民たちは、権力闘争の犠牲となる運命から一度も逃れることができない。二十一世紀になった現在も始皇帝の負の遺産が受け継がれ、毛沢東の幽霊が漂う。悪をめぐる構造は依然、生き延びているのだ。蘇秦から毛沢東、周恩来まで、中国史を形づくる悪党12人を取り上げ、「英雄」の正体と陰謀の数々を解き明かす。
●「悪いやつほど天下を取れる」それを証明する12人
・蘇秦(そしん)……中国流外交術の原点をなす稀代の策士
・李斯(りし)と趙高……利口な愚か者たち
・劉邦と項羽……無頼漢と貴族的英雄の対決
・王莽(おうもう)漢帝国を乗っ取った史上最大の偽善家
・曹操と孔明……陽気な現実主義者と陰気な精神主義者
・則天武后……男たちの権力秩序を覆した天下の「悪女」
・袁世凱……私利私欲のみに動く「裏切り専門男」
・毛沢東と周恩来……中国市場最大の暴君とその忠実な僕
これはある意味では、筆者自身の中国の歴史に対するひとつの独自の解釈である。
このような「一君万民」の権力中心主義こそが中国史の悲劇と人民の不幸の源であり、まさに「諸悪の根源」というべきものであろうと思うが、中国の人民にとってさらに不幸なのは、二十一世紀になった現在でも、秦の始皇帝以来の権力構造は依然生き延びていることだ。
(本書「むすびに代えて」より抜粋)
関ヶ原の間諜・蜂谷与助、妻を売る寵臣・牧野成貞、他8編。自らの歴史観・人間観をまじえ、歴史に「影」だけを残して消えていった人物を描く。珠玉の歴史エッセイ。
臨死体験、生まれ変わり、ご先祖様、怨霊……。日本人の「死の安心」はどこにあるかを『古事記』から現代まで通観し解明する、驚愕の書。
本書のカバーにある神社。福岡県糸島市は筑前二見ケ浦にある「櫻井神社」である。潮風にたたずむ鳥居。その向こうには夫婦岩。絶景である。絶景神社である。
一体、誰がこんなところに、なぜ鳥居を建てたのだろう。日本には他にも、おもわずそう言いたくなる絶景神社が数多くある。本書では日本各地にある絶景神社を1年12カ月をとおして紹介していく。
毎年季節がめぐってくると花開く「吉水神社」のシロヤマザクラ、冬至の頃になると「伊勢神宮」の鳥居の中央から現れる朝日、まるで氷の神殿のように滝が凍結する「英彦山神宮」の氷瀑。その場に立つと、いにしえの人々がその地に脅威と神秘を感じ、鳥居を建て、神さまとして祀った理由を肌で感じることができるだろう。
ちなみに、冒頭の櫻井神社が特別な表情を見せるのが夏至の頃。夫婦岩の間に夕陽が落ちるのだ。沈みゆく太陽の暖かな光に包まれる光景は、息を飲む美しさだ。ぜひ一度訪れてほしい絶景神社の一つである。
どうしてこうなった!?
カン違いから巻き起こる衝撃のラスト、20連発!
人気シリーズ第20弾!
3分で読めるショートストーリーだから、朝読にもぴったり。
【本書の特徴】
生徒会選挙で原稿を読み間違えた!? 花嫁探しでひと違い!?
恐ろしい噂のあるマンションで、訪ねる部屋を間違えて……。
「カン違い」がテーマのショートショートを20話収録!
【もくじ】
プロローグ/神様の勘違い/プレゼント/あの子は君の青い鳥/素敵なエイプリルフール/同一人物/プロポーズは当店で/いとこはどこ?/点をください/すきま/ポンコツ タイムマシン/オーディション/左隣のあいつ/夜更けのコインランドリー/理科室の文字列/花嫁探し/大切な家族/つばめ雑貨店/煮こみ料理とハーブ/すべては必然
本書「山の手・西郊編」では、日本一の大鳥居がある靖国神社(千代田区)にはじまり、江戸総鎮守の神田大明神(千代田区)、明治天皇が命名した日枝神社(千代田区)、朱色の社殿が美しい根津神社(文京区)、頼朝が牛の夢をみて造営した牛天神(文京区)、長蛇の列ができる「とげぬき地蔵」の高岩寺(豊島区)、屈指の大寺院・芝増上寺(港区)、家康が関ヶ原の戦勝を祈願した品川神社(品川区)、神楽坂毘沙門天の善国寺(新宿区)、全国から一〇万本の樹木がはこびこまれた明治神宮(渋谷区)、家光が篤信した目黒不動尊(目黒区)などを中心に、さらに甲州街道を西へと調布市から高尾山まで足を運び、東京・山の手と西郊の寺社名跡14エリア35コースを探訪する。周辺地図や写真も充実した東京散策ガイドの決定版。巻末に「下町・東郊編」も含めた総合索引を収録。
著書累計60万部突破!『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズ著者の最新刊。
販売至上主義で売れた時代は、とうに終わった。
にもかかわらず、いまだに昭和型の「大量生産、安価で大量販売」モデルから脱け出せていない企業のなんと多いことか。
ドラッカーは「マーケティングの究極目的は販売を不要にすることだ」と言った。
本書はマーケティング発想へ切り替えることで「売らなくても儲かる」仕組みの作り方を解説する。
◆「売らない」戦略でV字回復を遂げたネスレ
◆「多くの商品は、売らない」と決めてバカ売れするようになったジャパネットたかた
◆「多数客には、売らない」ことで業績回復したマクドナルド
◆超「上から目線」で売る気がなさそうなのに行列のカレー店の秘密
◆マルイではすでに商品を売っていない
…など、様々な企業、店舗の意外な戦略を解説。
身近な具体例から、ゲーム理論、ブルーオーシャン戦略などのマーケティング思考を学んで実践できる入門書。
まえがき マーケティング発想で「販売が不要」になる
第1章 無理に売るのをやめたら、儲かるようになった
第2章 その売り方で、売ってはいけない
第3章 お客を知らずに、売ってはいけない
第4章 盛り過ぎで、売ってはいけない
第5章 大市場に、売ってはいけない
第6章 売れる価格で、売ってはいけない
長めのあとがき 売れない失敗こそ、バカ売れの種
なぜ帝国を築けたのか。なぜ滅んだのか。現代人必読の教養書。
東海圏の鉄道は、JR東海と名古屋鉄道、近畿日本鉄道の三本柱を中心に、名古屋市街地を名古屋市営地下鉄がカバーしています。競合する路線では快適性・速達性を競い合ってサービスの向上につながっています。JR東海では東海道本線の新快速車両、関西本線・参宮線の快速「みえ」、名鉄では1000系パノラマSuper、近鉄では5200系などがそれに当たります。お互いのシェア争いは激しいものがありますが、公共交通全体で見ると鉄道のシェアはわずか2割、残りは自動車交通が占めています。
そんな、自動車交通に対抗してがんばる東海圏の鉄道について詳しくご紹介します。
本書では、JR 東海の北側は中央本線中津川駅、高山本線美濃太田駅まで、南は参宮線鳥羽駅、紀勢本線新宮駅まで、東は東海道本線浜松駅、飯田線中部天竜駅まで、西は東海道本線米原駅、関西本線亀山駅まで。私鉄はこれらの範囲内に起点を持つ路線を対象としています。
英語のエッセンスだけを効率的に学びたい。学校で英語を習ったけれど、もう一度やり直したい……そんな人が、最短で中学英語を学び直すことができる本! さらに中学生の復習&成績UPにも、親が読んで英語のポイントをすぐにつかむこともできます!▼この本は、英語を使って日常的なコミュニケーションを行う上で最低限必要な知識を、1冊の中にスッキリまとめています。中学3年間の全学習範囲をカバーしていますが、たんに教科書を忠実になぞるのではなく、本当に大切な知識をコンパクトにまとめ、練習問題を解きながら、「実際に使える英語」を身につけていくことができます。この本を十分に活用して、中学卒業程度の英語力を短期間で効率的に身につけてください!
企業を取り巻く環境には、好況もあれば不況もある。しかし、その中にあって常に業容を拡大させていく使命が経営者にはある。▼松下幸之助は、五月に一挙に六冊文庫化された「心得帖シリーズ」の二冊目に当たる本書の中で、経営者とは「たとえ小さな商店であれ、あるいは大きな会社であれ、店主ともなり、最高幹部ともなれば、他人は遊んでいても、自分は遊べない」ものだといい、「何人、何十人、あるいは何百人、何千人もの上に立って、その人たちの運命をいわば双肩に担うということ」に「生きがいといいますか、面白みといいますか、あるいは救いというものがある」といっている。▼金融機関や隆盛を誇った企業の破綻が珍しいことでなくなった現在、経営の最高責任者の使命感、経営観の持ち方によっては破綻を回避できた例もあったに違いない。幾多の困難を乗り越えてきた松下の経営観に、この厳しい環境を克服するヒントを見出すことができるのではないだろうか。
[第1章]経営の心得いろいろ ●興味をもつ ●電話で仕事をする ●手形は私製紙幣 ●経営力ということ ●得心のいく仕事 ほか [第2章]人事の心得いろいろ ●不景気と人材育成 ●仕事の知識や経験だけでは ●部下が偉く見える ●適材適所 ●困難を直視する ほか
「理想の恋人ができた!」「仕事が見つかった!」「やせた!」「臨時収入が入った!」と、ガラクタを手放した人達から、喜びの声が続々!▼仕事、お金、健康、人間関係……。あなたの人生で起こる問題の9割は、ガラクタが原因だった!▼本書は、全世界100万部のベストセラー『ガラクタを捨てれば自分が見える』の著者カレン・キングストンの愛弟子が、人生を変えるガラクタ整理の秘法を大公開。▼「持ち物の8割は人生にとって不要なもの」「自分の気持ちを下げるものはすべて手放す」「ガラクタが多いほど、太りやすくなる」「『いつか使うかも』にだまされない」など、どんな片付け嫌いな人も、読んだ瞬間からガラクタを一掃したくなること間違いなし。▼「片付けられない」が一瞬でなおる本。▼文庫書き下ろし。
1日100回、10日以上“ある言葉”を言うだけで、人生が劇的に好転する! 日本一のお金持ちが、苦労せず、笑いながら成功する秘訣を伝授。
『マッチ売りの少女』にあるような厳寒、貧困の国であったデンマークは、戦後の社会福祉国家としての制度改革によって、いまや「国民の幸福度ランキング」で世界第一位の生活大国となった。世界でいちばん幸せな生き方とはどういうものなのか? デンマークにあって日本にないものとは何か? デンマーク人の心に二百年間宿りつづけたアンデルセン童話を手がかりに、自由、自律、責任、貧困、政治、教育、社会、福祉などの問題について再考する。▼◎第一章 『マッチ売りの少女』-- 貧困を考える、◎第二章 『はだかの王様』-- 政治を考える、◎第三章 『みにくいアヒルの子』 -- 教育を考える、◎第四章 『赤い靴』-- 社会のあるべき姿を考える、◎第五章 『ナイチンゲール』-- 福祉を考える、◎第六章 『人魚姫』-- 自律することを考える
このままではダメだ。でも自分にはどうすることもできない……そんな閉塞感を社員が感じている会社がパワフルに生まれ変わる方法とは?
GNPの上昇にもかかわらず、実感に乏しいと言われ続けてきた日本の「豊かさ」-。客観的データをもとに、その過去の推移をまとめ、将来の方向を探る。