現在、危機的な状況とされている幾つかの問題について、どのようなアプローチをしていき、どのような解決の方途を見いだしていったらよいかを、ミルの思想のなかに探ってみようとしたエッセイ集。
本書は今後ベトナムが進むと思われる文化の方向をやや先取りしていると申せます。内容的にはベトナム文化の現状の少し先を行っていますが、ベトナム語の表現は現代の自然なベトナム語になるように努めました。会話は話し手と聞き手の間の感情のやり取りという要素が重要になります。これは外国語学習の最も難しい点であると言えます。本書は特に、このことに関心を注ぎました。
ミル思想の背景にみる知的革命としての土地倫理と土地改革思想の展開と検証。同時に現代日本の土地問題の解決を検討する。
『人間知性論』の続編に相当する本書において、ジョン・ロックは、知性の陥りやすい病を診断しその治療法を探る。ロックは、真理の探究のために各人が自分の知性をどのように導くべきかを考察し、知性の補助手段として新しい論理学を構想し、知性を導くべき倫理として「自由」と「公正さ」を説く。西洋近代の批判的知性のあり方に関心を寄せる人にとっての、必読文献。ロックの草稿の調査に基づいた本邦初の単行本現代語訳として、詳細な注と解説を付けて刊行。
21世紀の国際経済秩序はいかなる展開を遂げるか。アメリカの世紀となることへのアンチテーゼの意志表示がヨーロッパからユーロ誕生というかたちで発せられた。他方、眠れる巨人アジアは金融危機というハンマーの一撃によって覚醒しはじめている。
本書は、カナダ・オンタリオ州ウォータールー大学(the University of Waterloo)統計学科のシンサ・ストラザーズ助教授と同大学社会学科教授であった新保満とが、1989年から1991年にかけて調査し、それに新保満が1996年8月に蒐集した資料を加味した、カナダ北西準州(the Northwest Territories-NWTと略)に分布するデネー・インディアンの教育調査報告書である。
1830年代から40年代中葉にかけて、ヨーロッパ諸地域で生起した宗教・歴史・政治哲学領域でのヘーゲル哲学批判の革新的思想行動の諸相。
本書は、関西学院大学産業研究所の共同研究「アジアの都市国家シンガポール」(1996〜98年度)の研究成果として一冊にまとめられたものである。
緑茶およびその関連事項の事典。五十音順の本項目とその他巻末に別項目をおいて構成。別項目では日本茶の産地と銘柄、茶の分類、日本茶の品種、緑茶の特徴と選び方、保存法などを解説。巻末に日本茶インストラクターについてのコラムがある。
本書では、いま一度都市交通の意義を再確認し、地域経済の活性化に、都市交通が今後果たすべき役割をさまざまな視点から分析した。
日常の存在である「茶」だが、中国の茶文化は世界をめぐり歴史で果たした役割は大きい。膨大な文献と現地取材を重ね人類に「ゆとり」をもたらした姿を発見する読売文学賞受賞作。名作「儒教三千年」と自作漢詩集「風騒集」「麒麟の志」を収録。
紅茶のはじまり、わが国での紅茶の歴史、紅茶のいれ方のいろいろ、紅茶の楽しみかたのいろいろ、アールグレイ・ティの物語、クリーム・ティのこと、コーヒーハウスからティ・ガーデンへ。茶に関する名言集、紅茶に関する統計資料、年表・紅茶の世界史、などなど。紅茶に関する用語約900項目と実用情報が満載。