本書は,大学生が学ぶべき生態学の内容を,より入門向けに編述したものである。
生物と生物を取り巻く諸現象との関わりについての認識は,地球上の生物圏で生活する人類にとって必要不可欠である。生物集団と環境との関わりを学問とする生態学の考え方は,多様な生物を育む生態系の保全のための科学的基礎となる。本書は,個体群・生物群集・生態系や生物多様性に関する生態学の主要な領域を中心に,生態学の基礎となる一般生物学的な知識である「生命の起源」,「自然生物学の歴史」,「分子遺伝と進化」,「光合成の生理」など,幅広くかつできる限り新しい事例を取り上げて解説したヒトの生存に関わる生態系を科学する教科書である。
第1章 生物と生態学
第2章 生物種の系統と進化
第3章 生物の環境と個体群
第4章 個体群の成長過程と密度効果
第5章 生物群集と生態系
第6章 種間競争と種の共存
第7章 生活史の進化と多様性
第8章 生態系における物質の生産と循環
第9章 世界の生物の分布とバイオーム
第10章 日本の森林植生
第11章 植生の遷移と更新
第12章 生態系と生物多様性
第13章 人間活動と生態系
山岳、湿原、湖沼、河川、動物、植物、地名の由来、自然保護…。尾瀬の魅力、奥深さがわかる、小百科事典。
看護・医療系入試で出題された良問を精選
全国の看護・医療系の学校(看護系大学・学部/看護系短大/高等看護学校など)の入試で出題された数多くの問題を分析し、良問を精選した問題集。生物基礎・生物の全範囲をカバーし、看護・医療系入試に対応。「まとめ」「計算例題」「標準問題」「応用問題」「総合問題」で構成。「まとめ」は入試出題傾向に合わせて学習事項をまとめ、特に重要な用語や内容は空欄補充形式で掲載。「計算例題」は代表的な問題を例題として取りあげ、その解き方をていねいに解説。「標準問題」は標準的で出題頻度の高い良問。「応用問題」はやや難易度の高い問題。「総合問題」は分野を横断した問題や思考力を要する問題。看護・医療系を志望するすべての人にオススメ!
「下降の時代」を楽しく幸せに暮らすための処方箋。デザイン、統合、接点…「持続可能性」を超えるための原理と道筋。
世界にはどのような甲虫がいるか。どんな生活を送り、どのように進化をとげてきたか。甲虫がどれほど多様かに答える。甲虫の分類から最新進化学までの15話。
大手企業だけでなく、中小企業の間でもビジネスの国際化が進展する昨今の状況を踏まえ、本書は国際ビジネスに関する幅広いトピックスをコンパクトにまとめている。
第1部で日本企業やグローバル企業の国際ビジネスに関する歴史や概況を解説した後、第2部は事業を行う際の主要な職能、第3部では日本企業にとって重要な進出先となる国や地域の経営環境及び現地経営上の留意点を述べている。そして、第4部・第5部は国際ビジネスの新潮流と未来を論じている。
また、豊富な企業事例も収録され、国際ビジネスを理論と実践の両側面から理解できるため、大学での講義のほか、国際ビジネスに携わるビジネスパーソンにも貴重な一冊となろう。
第1部 国際ビジネスの歴史的変遷
第1章 日本企業の国際ビジネスの変遷と課題
第2章 グローバル企業の国際経営戦略と組織
第2部 国際ビジネスの職能的戦略
第3章 国際マーケティング
第4章 国際生産
第5章 国際研究開発
第6章 国際人的資源管理
第3部 国際ビジネスの地理的拡大─チャイナ・プラス・ワンの時代─
第7章 中国と日本企業
第8章 ベトナムと日本企業
第9章 インドと日本企業
第10章 アフリカと日本企業
第4部 国際ビジネスの新潮流
第11章 M&Aと国際ビジネス
第12章 プロフェッショナル・サービスと国際ビジネス
第13章 ツーリズムと国際ビジネス
第14章 多様性と国際ビジネス
第15章 グローバルタレントマネジメントと国際ビジネス
第16章 eビジネスと国際ビジネス
第5部 国際ビジネスの未来
終章 2030年代のグローバル経営─その光と影
「上達」というものは、ある種つかみどころがない。10年もテニスをやっているのに、強い球が打てないのはなぜか。どうして転職先でいつまでも仕事がスムーズにこなせないのか……。本書では、難易度の調整法、自己検証の仕方など、あらゆる分野に適用できる「スキル習得」のメソッドを紹介していく。
地球上で最も多様化が進んだ豊かな生息地と、そこに暮らす生物をとらえた、心に残る美しい写真の数々-この『熱帯雨林の世界』は、林冠のもとで繰り広げられる生命の驚異をあますところなく伝え、見る人をひきつけてやみません。また、ハキリアリのコロニーや有毒のカエル、色彩豊かなチョウの大群や木々で羽ばたく鳥など、熱帯雨林にすむ動植物の、興味深い行動と生命の多様性を紹介しています。
SAP、マッキンゼーを経て学んだ、成功する経営の法則とは?流行りに流されるのではなく、本質をとらえた施策とは?あなたの職場をいますぐ変えるためのヒントが満載!
軽工業、重工業、そして21世紀は質量ゼロのものづくり「超軽工業(ちょうけいこうぎょう)」へ──
『融けるデザイン』の渡邊恵太氏が解き明かす、「デジタル前提」時代の設計工法
本書は、UI/UXデザインのみならず、DX、IoT、メタバースなど、デジタル技術を前提とするこれからの「ものづくり」とデザインにおける新たな指針を提供するものです。
メタメディアであるコンピュータを用いてデジタルなものづくりをする真の意味と可能性を紐解きつつ、この限りある自然資源を保ちながら限りない人間の欲望を処理し、豊かな社会を実現するためには、「DX(デジタルトランスメーション)」だけでなく「PX=フィジカルトランスフォーメーション」が必要であることを提示します。そして、物質中心の従来の産業構造からの脱却と、デジタル技術を活用した新たな価値創造を探る産業概念「超軽工業」を提唱します。
何を物質(フィジカル)で作り、何をソフト(デジタル)で作るのか、反転する世界の再設計に向けた本質的な発想転換へと読者を導く一冊です。
広告、映画、ドラマ…「優れたクリエイティブ」の定義は、世界ではとっくに変わった。日本の作り手は、変われるか?クリエイティブ・エシックスとは、世界をより良い場所にするかどうか?という視点で物事を判断するマインドセット。「炎上しないように守るコンプライアンス」ではなく、「ブランドをより魅力的に成長させるための倫理」を紐解く、はじめての書籍!
わかりやすい地図でたどる、壮大なヒトの歴史ーー
入り組んだ系統樹の中で、私たちだけが生き残った。
600万〜700万年前にチンパンジーとの共通祖先から進化した人類は、多くの種に枝分かれし、アフリカから世界に拡散し、その多くが絶滅し、唯一、ホモ・サピエンスだけが生き残った。人類がどのように生まれ、危機の時代を過ごし、世界各地へ拡散していったのかを、様々な考古学的データをもとに再現した書。
大判の判型に、アフリカから世界各地に拡散していく地図、豊富な図解、写真を掲載し、見応えのある誌面を構成。化石データに加え、古代の気象図や海岸線図を参照しつつ、人類の歴史と大移動の経路をたどる。移動過程における定住や生態系への影響、複数の人類が共存した可能性なども探る。
また最新の皮膚形成術をもとに、化石骨格から各時代の人類の容姿を生き生きとした復元像で再現。生物学的な進化だけでなく、道具や言語、生活習慣などの進歩もたどることで、今日、世界各地で独自の文化を持って暮らす諸民族誕生の謎にも迫る。
序文/まえがき/プロローグ
1章 人類の夜明けと最初の拡散
2章 旧世界のさまざまな人類の形態
3章 ホモ・サピエンスの第2の誕生
4章 新石器革命と世界への拡散
5章 遺伝子・民族・言語の多様性
付録 博物館と遺跡/用語集/参考文献
試験によく出題される内容を、要点と一問一答形式の問題として収録。
重要ポイントは、図表・イラストを駆使してわかりやすく解説。
一問一答形式の問題(全344問)で知識を総チェックできる。
『公式テキスト改訂6版』に完全対応。本文にはテーマごとに対応ページを記載。
キーワードと答えを隠せる赤シート付。
◇ 3級公式テキスト『改訂6版』はここが変わった
◇ 福祉住環境コーディネーター検定試験3級試験ガイダンス
< 要点まとめ編 >
【第1章】 暮らしやすい生活環境をめざして
● 少子高齢化社会の現状と課題
● 社会全体での取り組みの重要性
● 日本の住環境の問題点
● 家庭内事故の危険性
● 福祉住環境コーディネーターの役割
● 介護保険制度の創設と現在の状況
● 介護保険制度の概要
● 介護保険制度の改正と今後の課題
● 障害者総合支援法と障害者福祉
【第2章】 健康と自立をめざして
● 老化のとらえ方と高齢者の暮らし
● 高齢者の健康と自立に関する基準
● 高齢者の健康のための食事
● 高齢者の運動の目的と方法
● ヘルスプロモーションの概念と実践
● 認知症の予防
● 障害者の自立のための方策
● 障害者の自立のためのリハビリテーション
【第3章】 バリアフリーとユニバーサルデザイン
● バリアフリーとユニバーサルデザイン
● バリアフリー、ユニバーサルデザインの取り組み
● 共用品
● 福祉用具の定義と分類
● 移動・移乗のための福祉用具
● 起居・就寝のための福祉用具
● 排泄のための福祉用具
● 入浴のための福祉用具
● コミュニケーション支援用具
● 自助具・介護ロボット
● 介護保険で利用できる福祉用具
【第4章】 安全・安心・快適な住まい
● 段差の解消 / 床材
● 手すり
● 建具
● 幅・スペース
● 家具・収納
● 色彩・照明・インテリア
● 冷暖房
● 非常時の対応 / 維持管理
● 屋外移動・外出
● 屋内移動
● 排泄 ほか
【第5章】 安心できる住生活とまちづくり
● 多様化する高齢者の暮らし
● 高齢者や障害者に対応した住宅施策
● 人にやさしいまちづくり
< 問題編 >
【第1章】 暮らしやすい生活環境をめざして
【第2章】 健康と自立をめざして
【第3章】 バリアフリーとユニバーサルデザイン
【第4章】 安全・安心・快適な住まい
【第5章】 安心できる住生活とまちづくり
近年、生物科学は、遺伝子科学、ポストゲノム研究、そして他の自然科学分野の新しい成果を取り込むことで大きく変容した結果、生物の理解をめざす基礎科学にとどまらず、産業分野、医療分野で革命をもたらしつつある。本書は、生物科学を理解するうえで必要な基礎知識から最先端の話題までを概説した教科書である。まず細胞や組織の構造、物質代謝、遺伝情報などの基本を修得し、続いて内分泌系、神経系、胚発生など生物個体の制御系を学ぶ。その後、生物進化や生態系、そして産業応用、環境保全、生物倫理についての最新の話題にふれる。生物学の各分野の第一線で活躍している研究者らが長年の講義等での経験をもとに、わかりやすく解説した一冊である。
ビジネスのニュールールを理解せよ。日本最大の法律事務所の専門家がCSRの「なぜ」「何を」「どのように」を徹底解説。
大好評の「ニュートン式超図解 最強に面白い!!」シリーズがコンパクトな新書サイズで登場! 第40弾は2022年7月に発売された『ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 理科』の新書版です。
★はじめて学ぶ中高生にとって最強の入門書!
★やさしいイラストで,最強によくわかる!
★コラムにマンガにQ&A。トリビア的な知識も満載! 余分な知識もさらに増量!
★すべての漢字にふりがなを振っているため,専門用語も迷わず読める!
「理科」は,自然科学系の学科のことです。多くの人は,中学校や高校で,「生物」「化学」「物理」「地学」の,四つの分野を学んだのではないでしょうか。
中学校や高校で理科を学ぶのには,理由があります。それは,理科を学べば,私たちの身のまわりのものや現象が,よくわかるようになるからです。単に知識がふえるだけではなくて,物事を筋道をたてて考えられるようになります。そして理科は,最先端の科学の基礎でもあるからです。理科を「教養」として正しく身につければ,世の中の見え方が,きっと変わることでしょう。
本書は,中学校と高校で学ぶ理科の重要項目を,1冊に凝縮したものです。生物,化学,物理,地学の,四つの章があります。どの章から読んでもかまいません。“最強に”面白い話題をたくさんそろえましたので,どなたでも楽しく読み進めることができます。理科の世界を,どうぞお楽しみください!
いまこそ必要なネットワーク技術の知識が身につく!
多様なデバイス,多岐にわたる通信規格,様々なサービスの要求など,IoTが当たり前のものとなりつつある現在,ネットワークは複雑化する一方に見えます.
本書は,プロトコルを中心にしてデータ転送という本質的な仕組みに焦点を絞ることで,IoTのネットワーク技術を関連する基礎知識とともに平易に解説します.
近年注目が高まっているQUIC,MQTT,CoAPなどの代表的なプロトコルと,それらの選定指針も紹介しています.
初級ネットワークエンジニアはもちろん,IoTの関連技術・サービスに携わる人々にとって,格好の入門書となっています.
第1章 IoTとネットワーク技術
第2章 IoT階層モデル
第3章 IoTの多様性とデータ転送
第4章 プロトコルスタック
第5章 IoT向けのプロトコル
第6章 IoT向けの無線通信技術
第7章 今後の展開