開発はなぜ、いかにしてなされたのか。米・ソ・欧・中の対抗関係を軸にした実践と、国際機関や私的アクターの国境をこえた活動を描き出し、旧植民地・途上国との相克も視野に、20世紀初頭の「開発」の誕生から冷戦後までの、無数の思惑が交錯する複雑な歴史を初めてトータルに把握する。
まったく違う金魚に見えても、その変化にはパターンがあります!第1部 金魚の形と色が決まるしくみー金魚のさまざまな特徴を「パーツ」に分け、その特徴を生み出す遺伝のしくみを解説。第2部 金魚のいろいろな品種ー金魚の44品種の美しい写真とともに、成り立ち、パーツの組み合わせ、遺伝子などを紹介。第3部 金魚と遺伝についてもっと知りたいー金魚の多彩さを生み出す「全ゲノム重複」をはじめ、金魚の遺伝などのより深い知識を説明。
すべての道は「線虫」に通ず。著者は日夜顕微鏡と向かいあう線虫一筋の生物学者。線虫は、ほかの生物が生存不可能な極限環境でも生き、ほかの生物に寄生するものもいれば、自活するものもいる。生殖のあり方も多様で、雌雄同体も。昆虫以上に種類も数も多い。人類の健康問題を解決するためのヒントや、人類が自然と共存していくためのヒントを線虫から得ることもできる。線虫には果てしない可能性がある。3億年以上にわたって繰り広げられてきた驚くべき精緻な「生と死」の営み。この一冊で線虫のすべてがわかる。
生きる力が湧く、心にしみるー激動する時代を生き抜く糧となる賢人たちの肉声。
豊かな森が豊かな海を育む?
問いを持ち続け、より深く考え続けるためにー。食と農に関する既存概念を覆し、「クリティカル・シンキング」(論理的思考)のための基礎づくりに。キークエスチョンで、食べることや農林漁業に関する「当たり前」を、もう一度問い直す。サステナブルな社会の実現につながるアイデアを、第一線で活躍する研究者などがデータも交えて丁寧に解説。探究に役立つ関連キーワードや、もっと学ぶための参考文献・資料で、より深い学びに役立てる。
ヒトの「こころ」の謎を解く動物心理学のすすめ。学習や記憶のメカニズム、性差、親子や他者との絆や葛藤、共感、ストレスなど、現代社会を生きる私たちが直面している課題に新たな視点を。
東京・玉川上水沿線(小金井市)で、桜以外の樹木は邪魔になるという理由で、ある日ケヤキが皆伐された!長年、市民とともに玉川上水の自然観察をおこなってきた生態学者が、自然に対する敬意をもちながら、科学的な調査をもとに玉川上水で何が起きているかを、わかりやすく伝える。
Human-in-the-Loop機械学習は、人間と機械が効果的に連携するための方法を確立します。本書を読むことで、人間がフィードバックするデータの選択方法、人間によるアノテーションの品質管理、そしてアノテーションインターフェースの設計に関するベストプラクティスを学ぶことができます。また、本書では、文章分類、画像分類、物体検出、セマンティックセグメンテーション、系列ラベリングなどの機械学習タスクに用いる学習データを作成する方法を学びます。本書は基本的な内容から始め、アノテーションワークフローにおける転移学習や自己教師あり学習などの高度な技術へと進んでいきます。
コロナ禍、ウクライナ危機を経てインフレ転換した世界経済。有事対応で財政出動を繰り返した日本は、債務残高対GDP比で先進国最悪である。デフレ下でこそ持ちこたえられた財政には新たな破綻シナリオもよぎる。日本の危機的状況を再確認するとともに、立て直しの方策として、税制と財政ルールの改革、成長戦略、セーフティネット構築、ワイズスペンディングなど5つを提言。未来につなぐ財政民主主義のあり方を問う。
本巻は、Goldschmidtにはじまる古典的地球化学、すなわち結晶化学と熱力学とを基礎とする岩石の世界の地球化学の現状を展望することを基本方針として編集された。