新反応開発においては,新しい金属錯体触媒の創製が鍵を握っており,現在に至るまで多種多様な金属錯体が合成反応に利用されてきた.また,現在工業的にも利用されている汎用的な錯体触媒は,そもそもの研究の端緒は独創的な配位子の設計であるものが多く,それが発展・展開して実用化へと至ったものである.こうした観点から,省エネルギー,資源の有効利用等の要求に応えうる,次世代の物質合成を支える分子変換を実現するためには,新しい配位子設計に基づく独創的な機能性金属錯体を創製することが鍵を握るものと考えられる.本書では,現在最先端で新しい高機能性金属錯体の創製に基づいて,独創的な触媒反応開発を目指して研究を行っている我が国の研究者の成果をまとめて系統的に紹介する.
電池は社会を支える重要な技術で,その構造にはさまざまある.2019年のノーベル化学賞は,リチウムイオン二次電池の開発に対して,吉野彰博士が共同受賞した.リチウムイオン電池に代表される高エネルギー密度の二次電池や,水素を用いる燃料電池が,私たちの生活様式を革新するモビリティ用電池として注目されている.その二種類の電池に焦点を当て,高性能電池をつくるための最新技術を紹介する.吉野博士が巻頭に特別寄稿.
2000年代以降、日本における数学を取り巻く環境は激変している。数学の必要性・重要性が産業界や省庁などで見直され、産学官の連携も出来上がりつつある。しかし一方で、STEAM教育などの取り組みはなかなか浸透しておらず、AI産業なども後手に回っているのが現状である。
本書では、数学が自然科学、工学など他分野や産業界にどのように関わって社会の問題解決に貢献しているか、また、新たなイノベーションを創出しているかを紹介する。
第2巻では、AI、機械学習、数理モデル、シミュレーション科学、データマイニング、動画やアニメーションに関連する可視化技術など、今後ますます重要になってくるデータ分析に関連する研究を紹介する。また巻頭では、若手研究者の皆さんが感じる数学と産業界の現状や相違点、これからの関係構築のための考えなどを座談会として掲載した。
本書をきっかけに、数学・数理科学とその応用分野の発展に多くの方の深い関心が寄せられることを期待する。
座談会 数学と産業界のこれから
(池 祐一+井上明子+高津飛鳥+早水桃子+若山正人+松江 要+吉脇理雄(司会))
第1章 データマイニングと知識発見
第2章 因果推論と情報量規準
第3章 機械学習と数理モデル
第4章 数学と可視化技術
第5章 シミュレーションとデータ科学
第6章 統計とスパースデータとAI
第7章 科学・工学・医学における数学
第8章 トポロジカルデータ解析
コラム 複素数という数の研究が現代にもたらした恩恵(吉脇 理雄)
X線回折・散乱は新薬の開発、新規機能性材料の発展、あらゆる種類の新物質の開発など、現代の科学・工学を根本から支えている。とくに放射光は高い強度や指向性などの特徴をもち、その利用により従来では不可能な微量試料や時間・空間分解のX線回折やXAFSなどが可能になっている。幅広い化学分野での活用を紹介。
水と人間の付き合い方の多面的考察。「恵みの水」をどう使うかー利水。「災いの水」をどう扱うかー治水。「いのちの水」をどう保つかー環境。宇沢弘文氏の提唱した概念・社会的共通資本に、いま最も注目の集まる“水”をあてはめ、河川行政のあるべき姿を探る。
ラジオ日本 人気番組 「タブレット純 音楽の黄金時代」初の書籍化!
1:■ラジオと私
2:■THE ALFEE 高見沢俊彦とGS&昭和歌謡シーンを語る
3:■年別・黄金歌謡年鑑 昭和35〜50年編
4:■「音楽の黄金時代」元プロデューサー・ミウミウ対談
5:■テーマ別で、昭和歌謡の真髄に迫る
6:■昭和の至宝、作家別特集オンエア楽曲
7:■デカダン・スケバンド座談会
8:■あとがき
金沢の伝統的なまちなみ景観に欠かせない金澤町家の歴史や現状、魅力や価値を分かりやすく解説。実際の活用事例や体験談、入手方法や改修方法、支援制度まで町家にまつわるあれこれを詳しく説明。
「DFFT=信頼ある自由なデータ流通」の確立を目指して。新型コロナ発生後の新たな国際経済の方向性を論ずるにあたり、データの「資源」としての意味と、そのために必要なルール作りとは何かを問う。
生体反応を手本にして,人工的に模倣・再現することや,その機能を超えるような系を開発することは,環境・エネルギー問題を解決する上で重要である.また,生体反応を制御することで,食糧問題解決や医薬品開発を行おうとする試みも行われている.これらの研究には,生体反応を化学の言葉で理解することが必須であるが,まだその途上であるといわざるをえない.複雑な生体反応を分子レベルで明らかにするには,生体分子反応を制御することが必要で,今回の企画では,そのような点を明らかにしようとする研究者に執筆をお願いし,生体分子反応を制御する分子やその方法論および反応場を明らかにする.
在宅医療を支えるために、処方箋を断らない、患者さんを選ばない。「在宅」の心や精神も伝えていきたい。
安心・安全な私たちの居場所は、「集いの館」。老若男女の絆を育むコミュニティワーク!!