本書は総論として特に女性の思春期から性成熟期、中高年にいたる内分泌異常についてまず解説、その後各論として代表的なホルモン療法について解説した。
本書は自閉症の研究者である著者たちが、科学的観点から自閉症について解明されたことを、親の「解説書」として書かれました。本書のねらいは、読者の前に科学的な事実を示すことで、自閉症の複雑さが断片的なものにならないようにし、子どもについてよく知っている親が、情報を得た上で自分自身で判断できるようにすることです。
著者はここ25年以上、子どもの発達に興味をもち、新生児の神経学的診察法、乳幼児健診の発達チェック、脳障害児の早期発見、ハイリスク児の早期介入などの仕事をおこなってきた。乳児から思春期までの子育ての知識や技能を、できる限り本を読み勉強してきた知識や経験を加えてまとめたのが本書である。
国試に絞り込んだ重要事項と既出問題350問、豊富な画像、簡潔で解りやすいOne Point Lesson、臨床の現場にも十分対応。いち早く新ガイドライン(必修・禁忌問題)に対応。
自閉症は、生涯長期にわたって持続する障害である。治療的観点からは、各年代で起こりうる不利益を最小限にするためのケアが、そしてクライエントに対し、各世代間の連続した治療目標と実際的なプログラムが必要である。本書は、自閉症に関わる臨床家のために具体的対応のためのガイドラインを提示する。各項目は、日常臨床のごくあリふれた治療課題について、主観に走らず、たえず「自閉症とはどのような障害か」という根本的な問いを念頭に述べられたものである。また大きな特徴として生物学的視点を大幅に取り入れ、中枢神経機能への精神薬理学的治療や、知覚の病理まで論及し、後半部ではschoplerの治療活動の最新報告や、PSW活動の実際をも紹介している。特定の理論を越えた立場から、自閉症の新しい治療学を模索する試み。
僕のまわりで季節が変わりつつあることを、世界が色づいていることを、こんなに感じたことはなかった気がする。そう、少女たちとの出逢いで僕のこころが敏感になった。すべてが愛しく思える。こころの中に芽生えた恋。そんな想いをみんなにも伝えたくて…。大人気ブランド“ミント”が贈る育成恋愛アドベンチャー「思春記」が、感動の小説化。
やせることは「魅力的で有能な女性」になるための前提条件…そんなアメリカ文化の影響をもろに受け、日本でも「スリムは善、肥満は悪」とする「歪んだ信仰」が蔓延している。拒食と過食ー摂食障害は、現代社会が生んだ成熟への、自立への不安でゆれる女性たちの病いである。
月刊「精神科治療学」にこれまでに掲載された「心的外傷・多重人格」に関する論文を収録。重要文献が満載。現在は品切となっている号の論文も含め、資料的にも貴重な論文をそのまま掲載した。
本書は栄養士・管理栄養士養成のための教科書として編集出版。栄養学総論では人体の機能維持と栄養の関係が学習できるようになっており、それを受けて栄養学各論では各ライフステージにおける身体の特徴と栄養管理について具体的に記述。また、心身活動や特殊環境における栄養のかかわりについても取り上げている。
わが子5人の発育の測定を毎月行って27年、発育は波動しながら進行することに気づき、発育研究の成果が子供の健康に役立つ事も分かってきた。著者自身の経験による、時系列解析を用いた発育学。
発達段階の特徴と疾患の理解から看護過程の展開を学ぶ、小児科の混合病棟化、臨地実習事例不足などの困難を打破する、小児看護の展開を手助けする待望の手引き書。
子どもの臨床心理学や児童精神医学の書物は今ではかなり出版されているが、一人の著者がさまざまな障害や疾患について記述したものは少ない。そして客観的な説明というより著者の個人的意見や願望を織りまぜて綴られたものはあまり見当たらない。そのようなことから、子どものこころの臨床家としての体験を折にふれ書いてきたもをまとめたもの。