近年,複雑ネットワークと制御理論の融合が,バラバシらが発表した論文を契機として注目を集めている.
現実社会に見られる様々なネットワークをコントロールできる可能性が示されているほか,制御点解析によって重要な役割を担うノードを見つけ出すことで,効果的な治療や創薬につなげるといった実応用も生まれている.
本書は,この融合分野について体系的に解説を行う,初の入門的専門書である.
予備知識なく理解できるよう,基礎となる主要な概念や理論から始めて,各種の数理モデル,解析手法,計算手法などについて説明する.また,新型コロナ感染症により重要性が再確認された感染症ネットワークの解析・制御や,主として生体ネットワーク解析を中心としたその他の応用事例も紹介する.
第1章 グラフ理論
第2章 複雑ネットワーク
第3章 制御理論
第4章 線形複雑ネットワークの構造可制御性
第5章 最小支配集合による制御
第6章 帰還点集合による制御
第7章 キャビティ法による制御頂点数解析
第8章 多層ネットワークの制御
第9章 感染症ネットワークの数理モデル
第10章 実ネットワーク解析への応用
・ヒト細胞を利用した生体模倣システム(MPS)の利用法は、主に薬剤の安全性評価、有効性評価、薬物動態評価がある。安全性評価では薬剤の安全性を評価するため、有害性の評価と標的組織の生理学的な応答を評価する。
・従来の動物実験に代わる創薬研究において代替手段として注目され、MPSがどのように創薬支援に貢献するのか、またどのような技術的な進展があるのか、さまざまな角度から取り上げる。
・本特集が、動物モデルの代わりに創薬開発や個別化医療のためのMPSの使用が実現に近づいていることより、MPSの実用化・社会実装を医学に携わる方々に広く知っていただくきっかけとなれば幸甚である。
■生体模倣システム(MPS)の発展と創薬応用
・はじめに
・動物実験代替法に関する国際機関の動向
〔key word〕動物実験代替法、NAM(new approach methods)、生体模倣システム(MPS)
・生体模倣システムの医薬品の研究開発への活用ーーその価値と可能性
〔key word〕生体模倣システム(MPS)、創薬、beyond animal model movement
・小腸と肝臓の生体模倣システム
〔key word〕生体模倣システム(MPS)、小腸、肝臓、ヒトiPS細胞
・生体模倣システムを利用した薬物動態学研究
〔key word〕薬物動態、細胞透過性、薬物代謝、吸収上皮細胞、in vitro-in vivo translation
・薬剤性肝障害回避に向けた肝臓生体模倣システムへの期待
〔key word〕薬剤性肝障害(DILI)、生体模倣システム(MPS)、医薬品研究開発、新規モダリティ
・薬物の肝胆系輸送を担うトランスポーターの重要性と機能予測の現状
〔key word〕トランスポーター、肝胆系輸送、OATPトランスポーター、拡張クリアランスコンセプト、サンドイッチ培養肝細胞
・小腸上皮細胞を用いた生体模倣システム
〔key word〕生体模倣システム(MPS)、organ on a chip、body on a chip、腸管チップ(intestine on chip)、gut on a chip、オルガノイド、自己組織化
・AMED-MPS事業
〔key word〕生体模倣システム(MPS)、薬物動態、安全性評価、動物実験代替、社会実装
●TOPICS 疫学
・食の炎症性ーー食事性炎症指数(DII)と高齢者の生活の自立度
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・腸管感染性ウイルスの無症候性感染
●連載 医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識(19)
・AIの目で心電図を読み直す
〔key word〕人工知能(AI)、心電図、ディープラーニング、心房細動、自動診断
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(9)
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?--新型コロナウイルス感染症や熱中症に紛れている危険な感染症を見逃すな!
〔key word〕COVID-19、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、熱中症
●FORUM
・ものごとの見方、考え方ーーCritical Thinking、Critical Readingのすすめ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・世界ではすでに100品目を超える抗体医薬品が承認され、適応となる疾患領域はがんや自己免疫疾患にとどまらず、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患などにも広がり、さらなる発展が期待される。
・近年の抗体医薬品開発の特徴として、IgG抗体のみならず抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体、scFvやVHHなどの低分子抗体のように、構造の多様性が広がっていることがあげられる。
・このようななかで本特集では、抗体の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題を共有すべく、「抗体医薬の進歩と課題」として、各領域の第一線で活躍する著者の方々に執筆していただく。
■第1土曜特集 抗体医薬の進歩と課題
・はじめに
●リード抗体取得・エンジニアリング技術 【可変領域】
・モノクローナル抗体作製クロニクルーー効率的なヒト抗体医薬品シーズの取得を目指して
〔key word〕B細胞、モノクローナル抗体、タンパク工学、遺伝子工学、シングルセル
・ヒトADLibシステムおよびADLib KI-AMPによる治療用抗体候補の創出と最適化
〔key word〕ヒト抗体、ヒト化、親和性成熟、相同組換え、体細胞高頻度突然変異
・抗原結合親和性向上のための技術
〔key word〕ディスプレイ法、合理的設計、次世代シーケンシング(NGS)
●リード抗体取得・エンジニアリング技術 【IgG型抗体】
・抗体のエフェクター活性を担うFcγ受容体
〔key word〕Fcγ受容体(FcγR)、エフェクター活性、抗体エンジニアリング、アミノ酸変異導入、タンパク質構造
・抗体の体内動態制御に関わる受容体FcRnをめぐる話題ーーFcRnのバイオロジー、FcRn親和性改変抗体の開発動向、関連する研究
〔key word〕抗体医薬品、新生児型Fc受容体(FcRn)親和性、アミノ酸置換、血中半減期延長
・抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate:ADC)
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、ペイロード、リンカー、結合様式、drug-to-antibody ratio(DAR)
・t-CAP法を用いたコンジュゲート抗体の開発
〔key word〕抗体医薬品、部位特異的修飾、抗体薬物複合体(ADC)、近位効果、コンジュゲート
●リード抗体取得・エンジニアリング技術 【非IgGモダリティ】
・低分子抗体ーーVHH, scFv
〔key word〕低分子抗体、抗体工学、一本鎖抗体(scFv)、重鎖抗体可変領域(VHH)、キメラ抗原受容体(CAR)発現細胞傷害性T細胞(CTL)
・経口IgA抗体を用いた腸内細菌叢制御による治療薬開発
〔key word〕腸内細菌、免疫グロブリンA(IgA)、粘膜免疫、経口抗体
・IgA抗体を用いた呼吸器ウイルス感染症治療薬の実現可能性
〔key word〕IgA抗体、分泌型IgA抗体(SIgA抗体)、呼吸器ウイルス感染症
●有効性・安全性の予測・評価技術
・抗体医薬品の体内動態総論
〔key word〕抗体医薬品、バイオ医薬品、薬物動態特性、半減期
・抗体医薬品の創薬研究における生理学的薬物動態(PBPK)モデリングおよびシミュレーションの活用
〔key word〕生理学的薬物動態(PBPK)モデル、Catenary PBPKモデル、target mediated drug disposition(TMDD)、Two-pore PBPKモデル、Minimal PBPKモデル
・Phosphor integrated dots(PID)技術を用いた抗体医薬の腫瘍組織内ミクロ薬物動態解析の開発
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、薬物動態(PK)、マクロPK、ミクロPK、がん微小環境
・ADC医薬品の研究開発に不可欠な定量および定性分析技術
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、バイオアナリシス、バイオトランスフォーメーション、リガンド結合法、ハイブリッドイムノアフィニティLC/MS
●臨床における最新動向
・免疫チェックポイント阻害薬の有効性予測バイオマーカー
〔key word〕個別化がん免疫療法、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、腫瘍ゲノム、腫瘍微小環境(TME)
・免疫チェックポイント阻害薬に対する耐性機序とその対策
〔key word〕免疫チェックポイント阻害薬、免疫チェックポイント分子、腫瘍微小環境、細胞傷害性T細胞、抗原提示細胞
・近赤外光線免疫療法ーー近赤外光感受性ADCとしての薬剤デザインを中心に
〔key word〕近赤外光線免疫療法(NIR-PIT)、近赤外光感受性抗体薬物複合体(ADC)、免疫原性細胞死、がん免疫
・炎症性腸疾患に用いられる抗体医薬品
〔key word〕炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病、生物学的製剤
・乾癬、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に用いられる抗体医薬品
〔key word〕乾癬、アトピー性皮膚炎(AD)、IL-17阻害薬、IL-23阻害薬、IL-4/IL-13阻害薬
・抗体医薬品の血中濃度モニタリング
〔key word〕抗体医薬品、薬物血中濃度モニタリング(TDM)、炎症性疾患、質量分析
・抗体医薬品によるインフュージョンリアクションなどの副作用の特徴とそのマネジメント
〔key word〕過敏性反応、インフュージョンリアクション、アナフィラキシー、感染、薬剤誘発性血小板減少症
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
偽関節(骨癒合不全),変形治癒,感染(骨髄炎・感染性偽関節),関節拘縮やインプラント周囲骨折など,さまざまな骨折合併症・難治症例をどのように治療すれば成功に導けるのかを,治療法の背景にある骨・関節の基礎知識からわかりやすく解説。
単なる“ファインプレー集”ではなく,骨や骨折に対するバイオメカニクスとバイオロジーの知識に則り,なぜ,そのように治療するとうまくいくのかを豊富な実例を提示しながら解き明かしていく。
骨折合併症の治療に対する「考え方から手技まで」をこの1冊で!
■推薦の言葉
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渡部先生の後輩への 「遺言書」, 難治骨折治療の経典だ。
【竹中 信之 福島県立医科大学外傷学講座教授】
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迷える骨折治療医のまさに 「聖書(バイブル)」である。
今,この時に,この書を読める幸福に涙せよ!
【最上 敦彦 順天堂大学静岡病院整形外科先任准教授】
・新型コロナウイルスとの闘いのなかで、われわれは急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の管理や治療に関する多くの知識を習得することができた。
・成人のARDS診療においてはECMO以上に用いられる頻度が少なかったかもしれない腹臥位や、同じ大きな換気量なら強制換気より自発呼吸のほうが肺水腫は悪化することなどを、呼吸器の専門家だけでなく一般の臨床医が当たり前の知識として吸収し、臨床に活かすようになった。
・本特集では、こうして得られたARDSに関する最先端の知識を提供できる日本のトップランナーたちに執筆していただく。読者の皆様にとって、ポストコロナ時代のARDSの治療戦略の一助になることを願ってやまない。
■第1土曜特集 ARDSの治療戦略ーー個別化診療への道筋
・はじめに
●総論・メカニズム
・ARDSの歴史と定義
〔key word〕ベルリン定義、AECC定義、肺水腫、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
・ARDSの疫学
〔key word〕侵襲的換気、肺保護換気戦略、multi-hit theory、lung injury prediction score
・ARDSの生物学的病態機序ーー個別化治療に向けて
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、生物学的病態機序、病態フェノタイプ
●診断と鑑別
・CT--病態の理解〜予後予測まで
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、びまん性肺胞傷害(DAD)、高分解能CT(HRCT)、人工呼吸器関連肺損傷
・ARDSの診断をどう進めるか
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、診断、ベルリン定義、びまん性肺疾患、気管支肺胞洗浄
●肺傷害のメカニズムと人工呼吸管理 【現在の診療ガイドラインおよびその根拠となる呼吸生理学とエビデンス】
・「ARDS診療ガイドライン2021」解説
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、ガイドライン、肺保護
・Stress、Strainと肺保護換気
〔key word〕stress、strain、経肺圧、driving pressure(DP)
・PEEPとRecruitability
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、呼気終末陽圧(PEEP)、recruitability
・ARDSの不均一な換気分布と重力の関係ーー腹臥位療法、肺リクルートメント、CNAP
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、胸膜圧勾配、腹臥位療法、肺リクルートメント、continuous negative abdominal pressure(CNAP)
・ECMO
〔key word〕reversibility、rest lung settings、mechanical power
●肺傷害のメカニズムと人工呼吸管理 【今後の診療ガイドラインに影響を及ぼす可能性のある呼吸生理学とエビデンス】
・メカニカルパワー
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、メカニカルパワー(MP)、肺保護換気
・横隔膜機能不全と横隔膜保護換気
〔key word〕横隔膜保護換気、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、人工呼吸
・ARDSで生じる気道閉塞(airway closure)とは?--肺胞だけではなく気道を意識した管理の必要性
〔key word〕気道開放閾値圧(AOP)、気道閉塞(airway closure)、呼気流量制限(EFL)
・EITで評価する不均一換気
〔key word〕肺傷害、不均一換気、電気インピーダンストモグラフィ(EIT)
●その他の治療
・ARDSに対する間葉系幹細胞治療
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、間葉系幹細胞(MSCs)、抗炎症性サイトカイン、細胞外小胞、ミトコンドリア機能
・Precision medicineと薬剤治療
〔key word〕精密医療(precision medicine)、薬剤治療、異質性(heterogeneity)、サブフェノタイプ
・ARDSと右心機能
〔key word〕肺血管抵抗、右心不全、肺保護換気、低酸素性肺血管収縮(HPV)、高炭酸ガス血症
●社会復帰・その他
・ARDSとアウトカム
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、集中治療後症候群(PICS)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・ARDS患者のリハビリテーション
〔key word〕急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、リハビリテーション、身体機能、社会復帰、多職種連携
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
K-POPアーティストATEEZがAERA表紙とインタビューに登場 「すべての瞬間に限界以上を見せる」
巻頭特集「コンビニ最前線」/大黒摩季「病気や介護を越えて」
6月26日発売のAERA7月3日号の表紙にはK-POPアーティストのATEEZが登場します。K-POP界を席巻する“第4世代”の中でも抜きんでた実力と人気を誇る彼ら。AERA初登場で本誌表紙フォトグラファーの蜷川実花とも初コラボです。その勢いを感じさせる迫力の写真と彼らの神髄に迫るインタビューは必見です。巻頭特集は「コンビニ最前線」。いまや社会インフラとも呼べるコンビニの食やマネー、そして未来に向けた取り組みについて詳報します。デビューから30年以上のキャリアを誇る大黒摩季さんのインタビューもあります。自分の病気、離婚、母の介護など大変な時期を経て、いま音楽に向き合う思いを語っています。大好評連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、新たに藤木直人さんをゲストに迎えました。同じ事務所の先輩後輩である二人の飾らないトークがスタートします。最新ニュースも満載。増加傾向と言われるコロナ感染が今後どんな状態になっていくか、専門記者が伝えます。ほかにも読み応えある記事が詰まった一冊です。
●表紙&インタビュー:ATEEZ
表紙に登場するATEEZは、オリジナリティーあふれる世界観と圧巻のパフォーマンスで唯一無二の存在感を放つグループです。「僕たちの魅力はライブを観ればわかる」(SAN)、「ライブは生きるためになくてはならないもの」(JONGHO)、「一つ一つの公演に魂をかけて、すべての瞬間に限界以上のものを見せる」(MINGI)と口々に言うように、ライブは彼らの最大の武器です。世界観に通底するのは「NO LIMIT」の精神。「限界を作らず挑戦すれば、可能性は無限」(HONGJOONG)だそうです。目標は「メンバーとずっと長く一緒に活動すること」と声をそろえるように、メンバー同士の仲のよさも伝わるインタビューです。妖しく光るネオンとともに蜷川実花が撮影したかっこよくて、神秘的な写真をぜひ誌面でご覧ください。
●巻頭特集:コンビニ最前線
コンビニが日本に初登場してから約50年がたちました。生活のありとあらゆる場面でコンビニを活用しているという人は多いでしょう。今回の特集では、食やマネーなどの分野で、いかに進化し便利になっているか、どうすれば賢くお得に使えるか、などを詳報しました。「コンビニ食で健康になる」と題する企画では、たんぱく質・脂質・炭水化物を適度に取れるメニューや手軽にそろう「優秀朝ごはんセット」を管理栄養士が考案しています。また、コンビニは「スーパーより割高」という印象があるかもしれませんが、アプリのバーコード決済やカード会社のタッチ決済などを利用して「お得に買う」方法も紹介しています。アバター接客やフードロス大幅削減など、未来に向けた最新の取り組みも知れて、驚きますよ。
●大黒摩季「病気や介護を越えて」
デビュー30周年記念ツアーのファイナル公演を終えた大黒摩季さん。波乱に満ちた30年を振り返ります。特に2010年から6年間の休業期間は、自分の病気、離婚、母の介護と「三重苦」とも呼べる状況だったと言います。不妊治療がうまくいかなったことも赤裸々に語り、自分の経験を生かした後輩女性たちへのメッセージもあります。つらい時期を経てステージに復帰した大黒さん。いかに音楽に救われたかを実感したと言い、「社会にうまくついていけず、置いてけぼりになっている人たちのハートにスッと入り込むような音楽を作りたい」と語っています。
●松下洸平 じゅうにんといろ
松下洸平さんがホストを務める対談連載は、同じ事務所の先輩である藤木直人さんを新たなゲストに迎えました。藤木さんのことを親しみを込めて「おじき」と呼ぶ松下さん。二人が出会った頃、事務所のイベントで一緒になったときのエピソードや、「おじき」と呼ぶようになった経緯など、二人だけが知る貴重な話が詰まっています。藤木さんとの対談は、今号から4号続きます。
●コロナは「エンデミック」へ
新型コロナウイルスの感染法上の分類が5類に変わってから1カ月半が過ぎました。感染爆発は起きていないようですが、感染者の増加傾向は続いています。新規感染者数の全数把握がなくなったため、そもそも実態がわからないと専門家。今後の状態については、「エンデミック」がキーワードだと言います。エンデミックとはなんでしょうか。世界中を混乱に陥れたウイルスとどのように共存していくかを考える記事です。
ほかにも、
・性被害を防ぐための改正刑法 念願の「不同意」3文字
・政府の花粉症対策で「はげ山」続出の可能性
・声なき声を社会に反映 “武器”としての公共訴訟
・邪馬台国に匹敵する発見 吉野ケ里遺跡で石棺墓が出土
・数学オリンピック 世界の天才が一堂に
・“要介護でも推し活”に応えるサービス
・ウルトラライトキャンプのすすめ
・岡田将生×清原果耶 「出会い」や「縁」はきっとある
・棋承転結 渡部愛・女流三段
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・大宮エリーの東大ふたり同窓会 ゲスト・高田万由子
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
・現代の肖像 岡部たかし・俳優
などの記事を掲載しています。
【特集】6年後の進路を開く中高一貫校選び
最強進学校と先端教育校
3つの「合格力」から考える
ポストコロナ時代の最強の進学校
「国公立20大学」「難関私立大学」「国公立大学医学部」合格力ベスト100校
「合格率」で見る東大ランキング
「トップ進学校」の栄枯盛衰
「東京大学合格率」高校ランキング
これまでの東大推薦入試で合格者が出た全国275校
学校別東大推薦合格学部一覧
多面的評価で才能を見いだす 東大推薦選抜8年の意義
佐藤健二●東京大学執行役・副学長 藤垣裕子●東京大学理事・副学長
Column 多様性確保の切り札「○○枠」 工科系での「女子枠」と「高専枠」
東京大科類別女子合格率の推移
日本の教育を変える!
21世紀型の先端教育に見る自ら問い考える力を養う学び
田嶋裕●アロー教育総合研究所 所長
生成系AIの普及で探究学習の必要性はますます高まる
堀井秀之●日本社会イノベーションセンター代表理事
偏差値に左右されず 学びで大学を選ぶとき親が子にすべきこと
山内太地●大学研究家・学校経営コンサルタント
3年後は大学で何を学ぶ?
高校生の探究活動をヒントに行きたい高校を自分で選ぶ
教科横断的な読解・記述力を問う中学受験にどう対応するか
Column 子どもの自主性・自立心を育むための心理的安全性
【PART1 中学・高校受験編】
〈首都圏〉 中学入試 2023年度入試の結果と24年度の展望
コロナ前回帰を示す最高受験率
東京は26年度に向けて過熱の予兆も
森上展安●森上教育研究所代表
◎2月1日午前入試受験者数・受験率ほか
◎東京都私立中学のべ受験者数ランキング
◎首都圏3県私立中学のべ受験者数ランキング
◎公立小学校6年生の対前年度比人数増減予測
〈首都圏〉 中学入試 2024年度入試必勝併願パターン
小6人口減でも過熱する中学入試 短期決戦に備えた併願校の選び方
◎難関・上位校併願パターン
◎上位・中堅校併願パターン(国立・早慶逆転型)
◎上位・中堅校併願パターン(GMARCH型)
◎付属・系属校併願パターン
◎中堅・中位校併願パターン
◎適正検査型併願パターン
〈関西圏〉 中学入試 2023年度入試の結果と24年度の展望
人気校への受験生回帰が鮮明に ウィズコロナと新しい学びの影響
萩原 渉●『ミライノマナビ』編集長(CLUMPON)
◎主な私立中学の対前年度志願者数比較
◎2023年度 関西圏中学入試志願者数ランキング
◎「関関同立」系列校志願者数推移
◎有名私立大付属・系属校併願パターン
◎難関・上位校併願パターン
【PART2 大学入試編】
〈対談〉 女子受験生が示す大学進学の行方
「探究」学習時代の入試と大学の姿
後藤健夫●教育ジャーナリスト 井沢 秀●大学通信取締役情報調査・編集部部長
◎18歳人口の推移と大学現役進学率
◎難関私立14大「非一般選抜」比率ランキング(2023)
◎国公立20大「非一般選抜」比率ランキング(2023)
◎私立大学一般選抜志願者数ベスト20(2023)
◎難関私立大「法学部合格者数」学校ランキング(2023)
新学習指導要領でどう変わる?
共通テストからひも解く「大学が求める学びの力」
石川一郎●星の杜中学校高等学校 教育改革担当理事
◎「分析力」まで問われる共通テスト
国公立大合格率から見る地方公立進学校の勢いと課題
◎国公立178大学合格率ランキング(2023)
初公開!国公立178大学合格力 全国高校ランキング&ベスト200校
◎地域ごとで顕著に異なる進学先大学の所在地
◎私立大付属・系属校内部進学率ランキング(2023年3月卒業生)
「大学合格力」高校ランキング ランキングの見方と算出方法
国公立178大学合格力ベスト200校
都道府県別「大学合格力」高校ランキング
本誌の取材に際しては、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期して実施しております。
(C) ダイヤモンド社2023 本誌掲載の記事、写真、イラスト等の無断複写(コピー)、複製(転載)を禁じます。
・2022年に進化人類学者としてノーベル生理学・医学賞を受賞したスヴァンテ・ペーボ博士が発展させた古代ゲノム学は、人類進化史の研究だけでなく、医学研究にも大きな影響を与え大躍進を遂げている。
・古代ゲノム解析は、過去の感染症の病原体の追跡に有用で、古代ゲノム学は病原体の起源や進化、疾患の発生と進行、伝播経路の理解に重要な示唆を与え、疾患リスクに関連するヒトの遺伝的要因の解明も期待される。
・本特集では、古代ゲノム学と医学研究の第一線で活躍されている専門家の方々に、近年の古代ゲノム研究の動向、古人骨ゲノムの解明、古代ゲノム学と感染症学・医療の最新の成果と現状について解説していただいく。
■古代ゲノム学と医学の交差点
・はじめに
・古代ゲノム学と進化医学
〔key word〕古代ゲノム、進化医学、疾患リスク変異、病原体ゲノム
・感染症学と古代ゲノム学の接点ーー古人骨研究の視点
〔key word〕古病理学、古人骨、感染症、古代ゲノム
・古代から現代へと受け継がれてきた生活習慣病遺伝子
〔key word〕生活習慣病、環境適応、ゲノム多型
・古代人ゲノムと皮膚色関連多型
〔key word〕皮膚色、一塩基多型(SNP)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、縄文人
・アルコール代謝関連遺伝子の多様性を現代人および古代人ゲノムから探る
〔key word〕1B型アルコール代謝遺伝子(ADH1B)、2型アルデヒド代謝遺伝子(ALDH2)、東アジア、自然選択
・古代人ゲノムからの表現型復元
〔key word〕古代ゲノム、表現型復元、適応
・狩猟採集から農耕への生業変化ーーそのダークサイドを考える
〔key word〕人口動態、農耕、トウモロコシ、トリプトファン、ビタミンB3(ナイアシン)
●TOPICS 麻酔科学
・手術中の筋弛緩モニターは術後肺炎を減らすための必須アイテム
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・バイオフィルムにおける黄色ブドウ球菌の薬剤耐性獲得
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(14)
・ヘビ咬傷のあれこれ:鑑別編2--ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
〔key word〕ヘビ咬傷、幼蛇、成蛇、ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(6)
・インフォーマルケアと医療・介護の自己負担
〔key word〕インフォーマルケア、認知症介護、社会的コスト、自己負担
●FORUM 病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ーー感染症対策と建築7
●FORUM 後悔しない医学英語論文の投稿に向けてーーEditorの視点から(3)
・自身の論文の投稿先はどこにすればよいのか?
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・生体イメージングを支える光学技術や、見たい対象・現象を可視化するためのプローブ技術、見た現象から情報を抽出するための画像解析技術などにおいて絶え間なく多角的な技術革新が進められた。
・こうした技術革新により“見えなかったものが見えるようになる”ことで、神経、免疫、がんなどをはじめ、多種多様な生命現象の本質が解明されて、生体イメージング分野はここ十年で最も前進した分野の一つとなった。
・本特集では、生体イメージングの最新の技術開発から、それらを駆使した最先端の生命科学研究(基礎から臨床まで)を網羅されており、各分野のトップ研究者による執筆で、重厚感のある一冊となっている。
■第5土曜特集 生体イメージングの最前線ーー絶え間ない技術革新と生命医科学の新展開
・はじめに
●技術・機器の進歩
・光学顕微鏡を用いた生体蛍光イメージング技術の進歩
〔key word〕光学顕微鏡、生体イメージング、蛍光イメージング
・広視野二光子励起ライトシート顕微鏡による生物個体のライブイメージング
〔key word〕ライトシート顕微鏡、二光子励起、ベッセルビーム、ライブイメージング、小型魚類
・マウス生体内イメージングに向けたツール開発
〔key word〕フェルスター共鳴エネルギー移動(FRET)、生体イメージング、二光子顕微鏡、FRAPA(FRET-assisted photoactivation)
・蛍光タンパク質プローブによる細胞間相互作用の可視化
〔key word〕細胞間相互作用、蛍光タンパク質、split-GFP、synNotch(synthetic Notch)、ddGFP(dimerization-dependent GFP)
・生命機能を可視化するさまざまな化学蛍光プローブ
〔key word〕化学蛍光プローブ、蛍光色素、標識法
●イメージングで神経活動を解析する
・イメージングを駆使したシナプス情報伝達の解明
〔key word〕シナプス、イメージング、神経疾患、ヒト患者由来神経細胞
・広視野高速二光子励起顕微鏡FASHIO-2PMによる大脳皮質ネットワークのin vivoイメージング
〔key word〕二光子励起顕微鏡、in vivoカルシウムイメージング、大脳皮質、大規模神経活動記録、機能的ネットワーク解析
・成体脳で新生するニューロンが、睡眠中に恐怖記憶を固定化する
〔key word〕ニューロン新生、カルシウムイメージング、最初期遺伝子、超小型蛍光顕微鏡
・発達期の樹状突起刈り込みを制御するシナプス競合のメカニズム
〔key word〕樹状突起、自発神経活動、神経回路形成、シナプス刈り込み、生後発達
・神経回路機能解析のための細胞種特異的な標識と光学イメージング
〔key word〕genetic dissection、ウイルスベクター、脳機能イメージング、多光子顕微鏡
・シナプスイメージングを基軸とした精神病態の多階層理解
〔key word〕2光子励起イメージング、光遺伝学、マルチスケール、精神疾患、因果性
・ホログラフィック光学技術を駆使した神経回路研究
〔key word〕デジタルホログラフィ、ホログラフィック顕微鏡、オプトジェネティックス、二光子カルシウムイメージング
●イメージングで免疫系や生体恒常性を解析する
・骨・免疫系の生体イメージング研究
〔key word〕破骨細胞、骨芽細胞、細胞外小胞、副甲状腺ホルモン(PTH)、JAK阻害薬
・皮膚の生体イメージング研究
〔key word〕二光子励起顕微鏡、接触皮膚炎、血管透過性亢進
・蛍光イメージングにより明かされるリンパ節の動的細密構造
〔key word〕間質遊走、ストローマ細胞(細網細胞)、獲得免疫応答、リンパ球
・光変換蛍光タンパク質発現マウスを用いたin situ光ラベルを駆使した新規免疫学研究アプローチ
〔key word〕in situ光ラベル、光変換蛍光タンパク質、Kaede/KikGR、生体内細胞移動
・腸管免疫の生体イメージング
〔key word〕ライブイメージング、T細胞受容体(TCR)γδ細胞、制御性T細胞(Treg)
・腸内炎症と好中球/マクロファージのイメージング解析
〔key word〕生体イメージング、好中球、単球、マクロファージ
・臓器内“zone”による空間的に不均一な免疫制御
〔key word〕生体イメージング、空間トランスクリプトーム、シングルセル解析、肝臓、マクロファージ、空間不均一性
・血管・血栓形成のイメージング
〔key word〕in vivoイメージング、血管収縮、血管透過性、血小板血栓、凝固血栓
・生体イメージングを用いた腎疾患の病態解析
〔key word〕糸球体腎炎、生体イメージング、CD44、ヒアルロン酸、免疫細胞
・呼吸器系感染症の生体イメージングーー二光子生体イメージングでみるウイルス感染肺
〔key word〕インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、生体イメージング、二光子励起顕微鏡、好中球、血流
●新規解析・診断技術の動向
・生体イメージングの画像解析
〔key word〕バイオイメージインフォマティクス、画像解析、細胞画像処理
・生体イメージングとシングルセルオミックスの統合解析
〔key word〕in vivoイメージング、細胞動態解析、時空間トランスクリプトーム解析
・生体イメージング技術を用いた切らないがん組織診断
〔key word〕生体イメージング、がん組織診断、非標識イメージング
・生体イメージングによる切らない皮膚診断
〔key word〕ダーモスコピー、マルチスペクトルイメージング、共焦点顕微鏡、二光子励起顕微鏡、光干渉断層撮影(OCT)
・“蛍光ガイド手術”はすでに実現している
〔key word〕蛍光ガイド手術、術中蛍光イメージング、蛍光胆道造影、癌イメージング、ICG(インドシアニングリーン)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●病理検査において、視覚からの情報は重要であり、摘出された臓器の肉眼所見から、さまざまな臨床情報を得ることができます。
●本特集では、「肉眼病理学ー臓器の形・色・硬さから学ぶ」と題して、各臓器の病変部における形・色・硬さに注目して肉眼像を理解できるように詳しく解説。また、実際の切り出し業務にもふれることで、現場で活かせる実践的な内容となっています。
【目次】
1.肉眼病理学とは?-肉眼観察と切り出しの重要性
2.臓器別にマスター! 肉眼観察と切り出しのポイント
1)子宮頸部・体部、卵巣
2)肺
3)乳腺
4)食道、胃、腸
5)肝
6)胆嚢、膵臓
■Editorial-今月のことば
臨床検査技師の生涯教育に携わることになって
■話題ーNEWS&TOPICS
『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第5版』が公表に
『遺伝学的検査受託に関する倫理指針』が改定に
■アプローチ別に学ぶ!微生物検査室のAS貢献
2.グラム染色、簡易同定検査ー迅速な菌種推定のために
■基礎講座
交差適合試験用検体で溶血となった時の対応
認知機能の把握に用いられる事象関連電位
関節リウマチの今
■いまさら聞けない
ウイルス感染症診断における抗体検査の活用法
■MT Seminar
ペットから罹る感染症
■FOCUS
『血液培養検査ガイド 第2版』のポイントー血液培養検査の意義と目的を中心に
■臨床検査Q&A
結局のところ、採血のスピッツ分注(注射器採血の場合、真空採血の場合)の順番はどれが正解なのでしょうか?
現在、化学発光法を用いた免疫測定法としては、化学発光免疫測定法(CLIA)、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)、電気化学発光免疫測定法(ECLIA)の3種が使用されていると思いますが、それぞれの違いを教えて下さい。
■メディカルスタッフ職業図鑑
8.理学療法士
世界各地で健康格差の是正に尽力した専門家たちがアフターコロナの国際保健を解説!
●新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は国家間・国内の健康格差を地球規模で広げたことをふまえ、世界各地で健康・福祉の改善に尽力してきた現場主義の専門家たちが、これまでの活動を振り返り、今後のグローバルヘルスのあり方を考察した一冊。
●タイトルの「現場力」は「competency」の意訳であり、単なる知識や技術を超えた実践力を身につけていく必要性と期待を込めた内容となっている。
【目次】
感染症で苦しむ人々の声に応えて
結核対策ー世界戦略構築への現場からの発信
マラリアー伝統的知識からの解放
タイ北部におけるHIV感染者ケア強化事業ーサンパトンモデルの形成
NTDの苦しみ:死なないけれどー現場の視点から
コロナ渦中、ラオスにて村人の“現場力”から学ぶ
母と子の声に応えて
グローバルヘルスにおけるジェンダー平等と女性のエンパワーメント
母子健康手帳を世界へー一人ひとりに最初の一冊を
HIV母子感染ー生き延びた青年たちがともに切り開く人生
自分のいる場とグローバルの場の重なり
障がい児の療育ー誰もが大切にされる社会を目指して
難民・移民の声に応えて
戦禍のなかで誕生する新しい命ーパレスチナからのメッセージ
コロナ禍でベトナム人技能実習生が自分自身の健康を守るためには
傾聴の次に来るものー先人から学び、先人を超える
コロナ危機・ウクライナ危機下のパレスチナ難民ー今グローバルヘルスに問われているもの
アジア・アフリカからの声に応えて
アフリカにおけるポジティブ・デビエンス
アジアで探る、の看護とは何か?
ミャンマーの人々の団結と行動ーコロナとクーデターの二重苦のなかで
ガーナー「生きる力」を育む母子手帳
国試勉強と臨床の架け橋となるほんとうにやさしい感染症学の入門書。
女性のライフサイクル各期の健康問題、性と生殖のケアの基礎知識を詳述
●【2024年版改訂】「助産師国家試験出題基準 令和5年版」を踏まえて全面改訂。遺伝、ゲノム、性の多様性、プレコンセプションケアの内容を刷新し、国家試験を見据えた学習をサポート。
●女性のライフサイクル各期の基礎知識、そこで生じる健康問題とケアについて図解しながら解説。高度生殖医療など性と生殖をめぐる今日的課題、女性の生き方の変化について、幅広い知識が得られる内容。
本書は問診や具体的な診察手技の解説と、主な認知症疾患での診察のポイントを提示。