学校は男女平等に見えて、実際には男性を標準とし、「良いこと、目指すべきこと」とされる基準の多くが「男性性」と結びついている。しかし教師はそれを意識することなく、当たり前に受け入れていないだろうか。学校で日々行っていることの多くが日本のジェンダー不平等の大きな原因なのかもしれない。学校の日常をジェンダーの視点から問い直す。
はじめに
序章 なぜ「男性性」を問うのか 前川直哉
1章 「指導力」という名の教員の「暴力」
ーー男性支配への合意を調達する仕組み 前川直哉(福島大学准教授)
コラム エミールから現代まで 片岡洋子(千葉大学教授)
2章 「男性性」の“くびき”をまなざす 大江未知(大学教職養成課程教員)
3章 「自分らしさ」では届かない場所へ
──フェミニズムとともに歩む教室の実践 星野俊樹✕大江未知
4章 男子の聖域 福島はなこ(開成中学国語教諭)
コラム 田中・福島往復書簡ー闖入者たちの対話ーー
5章 男子校でこそ感情の言語化を 田中めぐみ(男子中高校社会科教諭)
6章 トラブルとしての異性装 菅野真文(北海道公立高校教諭)
コラム 私が「学校の男性性」を感じるときーーアンケート結果から
7章 フェミニズムから男性性を問うことはできるか 虎岩朋加(椙山女学園大学教授)
世界的アジェンダSDGsの核心、Sustainability概念の基本から議論全容を統合的にみる哲学的視点までを網羅する。
ビジネス、社会正義と倫理、ガバナンス、宗教……さまざまな角度から繰り出される持続可能性をめぐる問いに環境倫理学、技術哲学の代表的な研究者が答える。そのプロセスを追うなかでSustainabilityの概念とその核心を体系的に考えることができるように構成された1冊。表層的な知識にとどまらぬ本質的な議論のために。【原著】Paul B. Thompson and Patricia E. Norris, Sustainability: What everyone needs to know(Oxford University Press, 2021)
「いいものを安く売る」から「プレミアムなもの(サービス)を価値に見合った価格で売る」へ。地域の付加価値や生産性を高め、賃金を上昇させ、地域が経済的にも精神的にも活性化する好循環を生み出すためのさまざまな事例を紹介。
「企業が事業を経営する出来事」を対象とした経営学の地平に立ち、その哲学的、倫理学的な考察に
焦点を当てながら、さらにその考察の対象を「組織倫理」としたもの。新しい経営の解釈と実践枠組
みについて、詳細に解説をした一冊である。
第 1 部 組織倫理を語る視界と視座
第 2 部 組織倫理を語る理論的基盤
第 3 部 CSR 経営への戦略的要因としての組織倫理
4技能統合型授業をするにはどうすれば?…言語活動を文法説明でサンドイッチする「フォーカス・オン・フォーム」アプローチがカギです。本書は、基礎・基本となる文法説明と言語活動を中心として、総合的に4技能を扱うための具体例を多く提案しています。
多角的な視点から授業・プログラムの効果検証を実施し、日本の高等教育に関する理論と実践が融合したアントレプレナーシップ教育プログラム、人材育成、起業エコシステムの構築の重要性を示唆する。
通信、交通、電力といった大規模な社会基盤システムはこれから、人や社会の多種多様な要求に応えながらいざというとき想定外の結果にも速やかに対応できなければならない。21世紀のエンジニアに求められるものとは、いったい何か。待望の邦訳!シリーズ第一弾。
地球上の海洋生物の種数の70%以上を占める海産無脊椎動物。中でもとりわけ高い多様性と独自性を有する日本とその関連地域における海産無脊椎動物の研究の最前線を、系統分類、生態、行動、保全を軸に紹介する。京都大学瀬戸臨海実験所の創立100周年を記念し、日本の海産無脊椎動物研究の英知を結集した一冊。
組織を狙う攻撃と防御策がわかる
「知らなかった」では済まされない デジタル社会の常識を学ぶ!
金融業界水準で必要となる知識・実務対応、組織の在り方をこの1冊に
他業態やエンジニアが学ぶ金融業界水準の知識としても
【サイバー攻撃の手口と対策を紐解く】
社会的重要インフラを担う金融機関。保有する情報をサイバー犯罪から守るため、「ランサムウェア攻撃」「フィッシング詐欺」「ビジネスメール詐欺」「ゼロデイ攻撃」など、代表的なサイバー攻撃の手法をはじめとして、金融機関を対象にした攻撃を紹介。事例や用語解説を交えて解説。
【インシデント発生時の対応を詳説】
システム障害・サイバー攻撃・情報漏えいのインシデントが発生した際の対応の流れを解説。インシデント対応チームの役割や対策本部の例を図解。
【金融機関(支援者)としての役割がわかる】
取引先企業におけるサイバーリスクを紹介。企業が抱える課題や、金融機関に求められる支援を解説。個人顧客の特殊詐欺など、金融犯罪防止の視点も整理。
序章 サイバーセキュリティを取り巻く現状
1節 サイバー攻撃の現状/2節 国内のサイバーリスク対応
第1章 サイバーセキュリティの基本概念
1節 情報の価値と情報の種類/2節 情報セキュリティとは/3節 サイバーセキュリティとは/4節 代表的なサイバー攻撃の手法/5節 サイバーリスク管理のフレームワーク
第2章 金融機関におけるサイバーリスク管理の重要性
1節 金融機関におけるサイバーリスクの現状/2節 金融機関におけるサイバーリスクの特性/3節 法規制とガイドライン/4節 金融機関に求められるサイバーリスク管理
第3章 金融機関に求められる情報管理機能
1節 顧客情報の価値とその重要性/2節 中小企業向けサイバーリスク対策支援
第4章 特殊詐欺対策(デジタル分野)
1節 特殊詐欺の現状とその手口/2節 デジタル分野での詐欺手口とその対策/3節 金融機関が行うべき教育・啓発活動の重要性
第5章 サイバーインシデント被害の実態
1節 情報漏えいの影響/2節 ランサムウェア等サイバー攻撃の影響
第6章 インシデント対応の基本
1節 インシデント対応の流れ/2節 よくあるインシデント事例と対応例/3節 インシデント対応チームの役割/4節 行職員の役割
第7章 行職員が知っておくべき基本的なセキュリティ対策
1節 セキュリティ対策の考え方/2節 組織が行う対策/3節 個人で取り組むべき対策/
第8章 セキュリティ意識を高める社内教育
1節 個人情報保護の基本概念/2節 セキュリティトレーニングの重要性/3節 セキュリティチェックリストの活用/4節 セキュリティ意識を高めるために
「杖を使わなくても、まだ十分に歩けると思うんだけどね〜」
「時々、突いたときに滑って転びそうになるんだよ。なんとかならないものかね!」
患者さん、杖の利用者さんから、こうした言葉を言われたことはありませんか?
そして、納得してもらえるような対応ができていると自信をもって言えるでしょうか?
この本はこれまでほとんど刊行されたことがない、「杖の正しい使い方」を示した書籍です。
それぞれの杖ごとに備わっている機能・効果、持ち方・合わせ方、
さらには運動器や脳・神経に関する疾患ごとに、どのような杖をどう使用すればいいのかなど
まるごと1冊、医療的な杖の使用に役立つ知識にあふれています!
歩行の補助具として幅広く活用されている一方で
誤った使用による痛みの発生や、転倒事故なども起きているなか
正しく杖を使ってもらうためにも、ぜひ本書を役立ててください!
日本がどのように開発を学び、その経験をいかに「翻訳」して開発協力を行ってきたか、その理論的枠組および具体的事例を明らかに。
はじめにーー日本発で未来の開発協力を考える (大野泉)
第1部 総論ーー開発プロセスにおける翻訳的適応とは
第1章 開発を学ぶ、伝える:翻訳的適応からみた日本の経験 (大野泉)
第2章 学習・革新・構造転換のための産業政策:日本と諸外国の経験 (細野昭雄)
第2部 日本の経験ーーどのように開発を学んだか
第3章 国家の工業化ビジョン:明治政府の学習プロセス (天津邦明)
第4章 官民連携による技術導入:戦後日本の産業政策 (和田正武)
第5章 品質・生産性向上:日本とシンガポールの国民運動 (大野泉)
第3部 途上国とつくる国際協力ーーどのように開発を伝えてきたか
第6章 産業政策対話:途上国への知的協力 (大野健一、細野昭雄、天津邦明、山田実)
第7章 産業界と連携した職業教育訓練:ベトナムでの成果と課題 (森純一)
第8章 日本のものづくりを内在化する:タイ主体の技術振興・技術教育 (大野泉、森純一)
第9章 アフリカにカイゼンを伝える:技術協力における翻訳的適応の実践 (神公明)
第10章 日本からカイゼンを学ぶ:チュニジアとエチオピアの取組 (菊池剛)
第4部 変化する世界と翻訳的適応アプローチーー何を維持し、革新すべきか
第11章 工業化の新潮流:途上国とつくる未来の産業開発協力 (本間徹)
第12章 共創の時代の翻訳的適応:日本の開発協力の高度化に向けて (編者)
便益遅延性サービスとして典型的な例として「医療サービス」と「教育サービス」を取り上げる。そのサービスにおける便益の享受のあり方の違いと、便益遅延性サービスのマーケティングの方向性を探る。
国連の「世界幸福度レポート」から内閣府による生活の質・幸福度調査、各企業における社員の幸福度向上の試みまで広く注目され基礎教養になっているウェルビーイング。その日本での中心となるウェルビーイング学会の監修のもと、日本版だけの特別な編集がなされた本邦初の本格的な体系的テキスト。
日本語版序文
緒言および要約
第1部 なぜウェルビーイングは重要なのか
1 主観的ウェルビーイングとその重要性
2 社会的目標としてのウェルビーイング
第2部 人間の本質とウェルビーイング
3 行動はウェルビーイングにどのように影響を与えるか
4 思考はウェルビーイングにどのように影響を与えるか
5 身体と遺伝子とウェルビーイング
第3部 経験がウェルビーイングに与える影響
6 ウェルビーイングの格差ーー基本的なエビデンス
7 ウェルビーイングを説明するための手法
8 ウェルビーイングを説明するーー最初の考察
9 家族、学校教育、ソーシャルメディア
10 健康と医療
11 失業
12 仕事の質
13 所得
14 コミュニティ
15 物理的環境と地球
第IV部 政府とウェルビーイング
16 政府がウェルビーイングに与える影響
17 ウェルビーイングが投票に与える影響
18 費用対効果と政策選択
謝辞
解説
参考文献
目次
本書は医療プロフェッショナリズムの定義とさまざまな測定尺度について論じたものであり、米国における医療プロフェッショナリズムの運動の中で広く読まれているものである。本書が、日本の医学教育に携わる諸先生方が医療プロフェッショナリズムを意識した教育をさらに推進し普及させる礎になれば幸いである。
来る超高齢化社会に不可欠な地域包括ケアシステムの一端が訪問看護であり、その母体となるのが訪問看護ステーションである。
その要となる訪問看護師は、病棟看護とはまた違った知識や、看護技術、スキル、コミュニケーション能力が求められ、高い質が必要とされるようになってきている。
訪問看護師の多くは、臨床看護のキャリアをある程度積み、そのうえで地域に向かい、そして自身のサービスが可視化・コスト化される世界で業務にあたる。
訪問看護ステーションの設立が増える一方で、残念ながら廃業・休業に至るステーションも多い。これからの訪問看護師の学び方・働き方、そして訪問看護ステーションの運営は、また新たなステージに降り立ったといえる。
本書では、臨床数年、そして訪問看護に携わり、3年を迎えるために、あなたがすべきことを105のビジョンで解説する
【目次】
Part 1 訪問看護師になったあなたへ〜おさえておきたいホウカンの常識〜
1.訪問看護師として走り出す前におさえておく 訪問看護 5つの心構え
2.訪問看護にかかわる制度理解の基本
3.基本的な訪問看護の報酬と加算
4.訪問看護依頼から訪問看護開始までの流れ
Part2 訪問看護でここだけはおさえたい実践スキル
1.訪問看護師としておさえなくてはいけない基本的マナー
2.できる訪問看護師はここが違う!訪問前から訪問中、訪問後まで
3.在宅で取り扱うことの多い医療的ケア〜明日からの指導に生かそう!
4.在宅でも実践しよう!専門性のある看護
5.在宅の質を守る医療倫理と医療安全管理
Part 3 訪問看護だからこそ知っておきたいチームビルディング
1.ステーション文化〜ステーションの雰囲気つくり
2.やりがいを感じるチームを目指す〜高め合う文化つくり
3.チームビルディングに必要な5つの心得
4.地域のチームビルディング・連携に役立つ手法のコツ
5.スタッフ教育について考えよう
Part4 訪問看護を運営する立場でもう少し深く知る〜法律や経営のこと〜
1.マネージャーになる人、経営者を支える人へ
2.訪問看護ステーションの運営に関かかわるお金の話
3.訪問看護でおさえておきたい法律の話
4.組織の形を知っておこう
5.これから経営者の道を考えている人へ
6.正しく利益を出そう
Part 5 訪問看護のキャリアと未来
1.訪問看護の多様性
2.訪問看護におけるキャリアアップ
3.転職に向き合う
4.ワークライフバランスと訪問看護
5.訪問看護の新たな道筋
外国人住民の増加と多様化が進む中、自治体における地域日本語教育の体制整備は急がれる課題である。本書は、行政を事業実施主体とする岡山県総社市の日本語教育事業「総社モデル」の構築と展開のプロセスを通して、行政と共に創る地域日本語教育のあり方を提案する。「総社モデル」は、日本語教育の「質」を保証し多文化共生を推進する日本語教室を中核に、持続可能な地域日本語教育の仕組み作りとシステム構築を行うものである。