カンボジアのイメージが一変!ポル・ポト政権が倒れ、30年以上が経過した。今、着実に変貌を遂げているカンボジアの実態を知れば、そこはビジネスチャンスの宝庫だ!元銀行員がこっそり教える、カンボジア進出のヒケツ。
本書は環境教育学の基礎理論の構築、および、その深化と越境を求めるという複眼的な視点を併せ持ち、環境教育の発展のために教育学的見地からアプローチした意欲的な研究書である。前半では基礎理論の構築を目指し、後半では環境教育の教育的価値論の検討と他の教育分野への越境をもくろんでいる。
第一部の「環境教育学の基礎理論」では、学理論の構築を目指すために、用語の詳細な検討と環境教育の黎明期の歴史について検討する。用語、環境教育史、環境問題史を概観した後で、教育学的アプローチの特質と意義やその必要性、理論的な研究の意義について論じる。底流に流れる問いは「そもそも環境教育とは何か」である。
第二部の「環境教育学の越境を求めて」では、環境教育のダブルバインド状況を描出し、環境教育における教育的価値論の必要性を確認する。また、環境教育の教育的価値論を本格的に検討する。さらに、環境絵本を手掛かりに環境教育の領域の境界を超える試みを行う。底流に流れる問いかけは「環境教育はなんであることにしようか」である。
第一部 環境教育学の基礎理論
序 章 本書の課題と構成
第一章 用語「環境」「環境教育」の系譜
第二章 黎明期の環境教育成立史に関する教育学的考察
第三章 環境問題史に関する基本的考察
第四章 環境教育に対する教育学的アプローチの基盤
第五章 環境教育学の学理論に関する基礎的考察
第二部 環境教育学の越境を求めて
第六章 環境教育ダブルバインド論を超えて
第七章 「持続可能性」概念を基盤とした環境教育理念
第八章 「ある存在様式」を手がかりとした環境教育理念
第九章 絵本のなかの 既存型環境教育を求めて
終 章 生きる環境教育学
フランスの楽譜出版社であるルモアーヌ社の持つ、こども向け作品の中から、フランス音楽の第一人者として活躍するピアニスト堀江真理子さんが選曲し、校訂を加えた楽譜です。
フランスの作品特有の“音符の空間に漂う香り”を感じていただける小品集ですので、年少のうちからレパートリーの世界を広げて豊かな音楽性を楽しみ、身にしていっていただけるよう願っての発刊です。堀江真理子さんによるエッセイ「フランスの教材(発表会)事情」を掲載。選曲・校訂:堀江 真理子
【対象レベル】
バイエル後半程度
【こどものための現代フランスピアノ小品集の特徴】
ルモワーヌ社(パリ)から出版されている「Le monde merveilleux de la musique音楽のすばらしい世界」1〜6巻、「La flute d'Argent銀の笛」「Jeunes artistes au clavierピアノの前の若い芸術家」から楽曲を抜粋。より良いぴあの学習のため、出版にあたり指使いの見直しやアーティキュレーションの加筆しております。また、フランス作品特有の“音符の空間に漂う香り”を感じていただける小品集になっております。1巻は、こどもらしいかわいいタイトルをもつ1〜2ページの作品が揃っています。2声がほとんどで、両手のバランスをしっかりと学ぶことができます。
【こどものための現代フランスピアノ小品集 収載作曲家一例】
シモーヌ・プレ、スザンヌ・ソエ=ブルノワ、フレッド・バルロー、ジェラール・ムニエ、アンリエット・ピュイク=ロジェ、ピエール・ランティエ、ポール・ジョム、シャルル・ケックラン、モニーク・ガビュ、シャルル・ジェイ、ピエール・サンカン、ジェルメール・タイユフェル、アルベール・ボカン、アンリ・バロ、J.ミュルデルなど
【営業担当より】
巻末に記されております堀江先生の「こどもの音楽教育に思うこと そしてフランスでは」はこの曲集を使う際に是非読んでから取り組んでいただきたい内容となっております。ピアノの練習はテクニック強化に偏るのではなく、総合的な学習が必要だと記されており、想像力を養ったり指と鍵盤の触れ合いを大事にするとき、フランスの楽曲はピアノ学習に欠かせない教材として考えることができます。本書では指づかいが見直されていることで、こども期の大事な時期に変なクセや汚い音を覚えることなく正しい基本を身につけることができます。
※本書は「ヤマハピアノライブラリー こどものための現代フランスピアノ小品集 1」(GTP01084209)と同じ内容です。
日本語を研究し、日本語教育を追求し、ことばとジェンダーを思索し、中国女文字を惜しむ。9つの国・地域、38人の研究者による画期的論集。
学習指導要領の改訂/IT機器の進化/二極化する学生の意識…変わりゆく現実を見据え新たな授業展開を提案する。
わが国の看護師の熟練形成がうまくいっていないのはなぜか。看護師は本当に不足しているのか。医療と看護の現在を冷静に分析し、真の“医療崩壊”を防ぐために、看護師の仕事とスキルアップを支援する制度を提言。
学芸員の役割は資料の収集保管から調査研究や教育普及まで多様であるために捉えにくく,蓄積されてきた教育実践には,これまで十分に目が向けられてこなかった。
本書は,研究対象を公立美術館に限定し,その教育機関としての側面に注目しながら,関連する議論や蓄えられてきた実践のみならず学芸員個人の内面に迫ることによって,学芸員像を多面的に描出することを試みている。
序 章 問題の設定
第1部 美術館教育をめぐる議論と制度
第1章 博物館教育論の展開
第2章 博物館教育担当者の専門職論:先例としての英国
第3章 専門職化の要求と博物館教育団体:先例としての米国
第2部 美術館教育の実践
第4章 美術館教育実践の拡大
第5章 公立美術館の発達と民主化の模索
第6章 団体形成と美術館教育研究
第3部 美術館教育の実践者
第7章 美術館教育におけるライフヒストリー研究の意義
第8章 美術館教育の実践者にみる専門性形成
第9章 学芸員の専門性形成過程にみられる特徴
終 章 得られた示唆と今後の課題
英語は交渉・交流の「道具」なのか。「発信型英語力」「コミュニケーション能力」「異文化理解と対応能力」。小学校から大学まで一貫連携の上に立教学院が掲げるこの「三つの柱」は、実は英語を生きたものにする不可分一体の営為なのだ。本書は「グローバル英語」の限界を超えて、主体的なコミュニケーションには幅広く深い異文化理解が不可欠という立場から、さまざまな困難に取り組み、日夜英語教育の改善に努めている立教学院小・中・高・大学各校での教育実践記録を収める。教え子たちの熱烈な謝辞や謙虚な感想も、日本の英語教育担当者・関係者への大きな示唆となるだろう。
働き手として、大学経営の調整弁として留学生が利用されている実態の報道が耳に新しい。本書は、留学生の受入れ機関(大・中・小規模大学)と11にわたるアジア諸国・地域の送り出しの実態を紹介し、持続可能な留学生政策の確立へ向けた考察を行う。
出産間近の母親と末期ガン患者を小学三・四年生の教室に迎えてー「性」の教育を真正面からとらえようとすればするほど、「死」のことを考えざるをえなくなる。「死」を切り離した「いのちの学習」はありえないのではないか…。
先進事例のプロセスに学ぶ協同活動の原点。地域に協同組合の根を広げていくために。
17世紀、科学はいかに「革命」されたのか。躍動する科学者=哲学者たちが紡ぐ革命の物語。知識の「道具性」に着眼し、自然哲学の変革を読む新たな視点を提供する。
本書の主な目的は二つある。一つは、あらゆる思考の基礎である推論と科学の原理を、しっかりと把握してもらうことである。もう一つは、自然科学以外の諸科学を科学の原理に照らして考察すると、どの程度まで科学になっているのか、どこに限界があるのかを示すことである。
人間の倫理とは何かを考える
ノーベル経済学賞を受賞したセン、ハルサニー、マーリース、そしてロールズ、ウィリアムズ、ヘアら世界的に名を馳せる経済学者と哲学者の熱い対話。
われわれに功利主義はのりこえられるのかーー本書は、世界的に活躍する経済学者・哲学者らによる功利主義の擁護とその批判を収録した古典的名著である。道徳、政治哲学のみならず経済学、社会的選択の理論にかかわる論点を提示し、功利主義に潜む一元化への警鐘をならす。学問の方法論的土台をめぐり経済学と哲学のあいだで熱い対話がいま再びはじまる。(原著 Amartya Sen and Bernard Williams eds.,”Utilitarianism and Beyond,” Cambridge University Press, 1982.)
日常の臨床場面でもやもやすることはありませんか?子どもに説明しないで処置や検査をしてもいいの?子どもの治療は誰が決めるの?子どもが入院したら親の付き添いはあたり前なの?その気づきこそが、子ども・家族を守る倫理的看護実践につながります。