自分なりの価値観で生きてほしい。男が、ちょっと口では言えない本音の女性論。
恋の断片が愛にかわる瞬間。愛の処女作品集。
人は人との関係のなかに生きます。関係とは物語です。いつも人は物語を作り、常にそれを生きます。まきこまれた現実のあと始末のような関係と物語が圧倒的に多いのですが、現実を先取りするような物語を生きるという至難事は、しかし、言葉で描かれた恋愛関係のなかでは、すっきりと美しく可能なのです。好評『恋愛小説』『恋愛小説2』に続く、6編の物語集です。
桐原家の三つ子、真己、都、猛は高校一年生。真己には、口にできない悩みがふたつある。色白ほっそり顔の家族の中、自分だけが違う。もうひとつ。都を、好きになってしまったみたい…。「おいっっ、都は兄弟で、ついでに男なんだ!俺は、俺は、どーしたらいいんだーっ。」渦巻く情熱、沸き起こる疑惑。パワフルで超マイペースな桐原さん家のコメディシリーズ第一弾。
知らず知らず口にした言葉に、深い想いが込められていたあのとき。人気脚本家が描くさまざまな愛の語らいから、とびっきりオシャレな台詞のセンスが匂い立つ。全30編、会話スタイルのロマンティック・ドラマ集。
新フロイト派の精神分析学者で臨床医である著者は、愛に苦悩している万人のために、その原因、症状、対策等をイタリア人特有の懇切丁寧さをもって私たちに教示している。
「確実な愛が生まれてダメにならないこと」を祈って…。この本は、女の人生真っ最中のあなたを、もっと素敵にします。
人を操る宣伝文句から、詐欺の手口、彼女の気を引くテクニックまで、巧妙で狡滑なトリックには御用心。
愛に不安なとき、自分に迷うとき、理想の人に出逢う…。
あたし、千晶。世間は夏で浮かれてても、ひたすら勉強しなくちゃいけない、浪人生。ひと足先に大学生になったホシオは、ノーテンキに映研の連中と飲んだくれてるのに。違う世界の、違う時間の中で、あたしたちの距離も、あたしたち自身も変わっていく。ただでさえ不安なのに、ホシオが家を出て、ひとり暮らしを始めてしまうなんて。あたしたち、このまま離れ離れになっちゃうの…。
たしかに、夜の数だけ、ワインの数だけ、日だまりのまどろみや、何気なく言ってしまう嘘の数だけ、人は恋をしてもいいはずー。六月、夏を待ちきれない孤独なあなたのこころが、もうひとりの似たようなこころを求めてさまよう。六月、たぶんこれはあなたか、あなたのまわりの誰かが、一瞬まよいこむ、本当の恋の物語。
ニューミュージック・シーンの頂田に立ち、つねに時代に共振しつづけるユーミン。そのワンダーランドの風景を透視し、ラヴソングに刻まれた暗号の意味を解読する。-少しだけ魔法の夢を見るために。
どうしようもなく恋焦がれ、世界がきらめき、時間さえもが色めく感情の迷路。ロマンとエロスの織りなすこの不可解な〈謎〉の扉を開く、恋愛の現象学。
イライラと活気のない毎日を過ごす中垣旭。2月のある晩、彼は渋谷で、元クラスメイトの月館佳之と4年ぶり再会する。下級生を妊娠させた騒ぎで高校を退学になった月館は、また女絡みでマズい事になっていると言う。腕を骨折した彼を、自分のマンションに連れて帰った中垣に、月館は意外な告白をする。自分はゲイだと言うのだ。
天皇は東南アジア・中国・沖縄を訪問、自衛隊海外派兵の露払いを行った。皇太子の嫁の父は、外務省タカ派のリーダーだ。天皇制が続けば、日本は再び侵略戦争に向かうだろう。反天皇制運動を担ってきた著者が、過去2年数か月の国家主義の動きをまとめた。