評価が定まった名作ばかり観てないで、
たまには未知の世界に飛び込んでみない?
今回は、これから公開される期待の新作や、
今知っておきたい映画にまつわる話題をたっぷり1 冊に詰め込んでみた。
例えば、LAで話題の映画製作コレクティブ「Omnes Films」について。
実はABC企画の「O」にしようと思ってたんだけど、
彼らの話があまりにも今回のテーマに合っていたので
一足飛びでこの座談会からお届けすることにした。
今の映画ってこうやって作るんだ! っていうのがわかると思うよ。
Contents
■これからの映画を楽しむためのABC
今話題の、そしてこれから気になりまくりな映画にまつわる
AからZまでのキーワードをまとめたコラム集。
来年以降の映画鑑賞がきっと、もっと楽しみになる。
OMNES FILMS / ASAP / BRAT / CRITERION /
DEATH STRANDING / DEKO / EDIT /EDGLRD / FART ...etc.
■ぼくの好きな映画。
今、気になる6人に会いに行って、
これからもずっと好きな映画について話を聞いた。
■これから気になる監督たち。
まだ人物像が深掘りされていない、
その人となりが気になる5人にインタビュー。
■今年何観た? 好きだった?
映画好きな19人に今年観た中で、お気に入りを教えてもらった。
■SMALL MOVIE Watch TALK
映画に出てくる時計をブランドごとに解説。
劇中モデルってつい気になる。
子どもたちや家族、戦争と平和、伝承文化やアート、時代劇等に分けて100余本を紹介。二十四の瞳、汚れなき悪戯、いしぶみ、ゴジラ、ちむぐりさ、幸福の黄色いハンカチ、道、イヨマンテ、地下水道、コルチャック先生など。
ドラえもん映画をシールや知育遊びで!
「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」では、ドラえもんたちが小さい宇宙人・パピと出会い、助けることになります。そのストーリーに沿って、知育遊びが楽しめる幼児向けシール付き絵本です。
シールは貼りはがしができるので、シーンにあわせて自由にシールを貼って、くりかえし遊べます。ほかにも、めいろや違いさがしなど、映画のストーリーに沿った知育遊びが楽しめる、幼児にピッタリの絵本です。映画に出てくるドラえもんのひみつ道具や登場人物の紹介もあり、映画を見る前の予習、見たあとの復習にもなります。
【編集担当からのおすすめ情報】
映画を見る前でもネタバレにならない構成で、劇場で映画を見るときに理解の助けになり、また映画を見たあとでは、おうちで繰り返し追体験できるので映画の記憶がしっかり残せる、幼児向け映画絵本です。
ひと目で分かる実践マニュアル決定版。スピルバーグ、ヒッチコック、ウェルズ…ハリウッド最高のテクニックがここに!写真、イラスト、絵コンテ、400点収録。
自分の好きなものが映画に出てくるとそれだけで幸福な気持になる。最新映画エッセイ集。
実際に起きた事件や事故をベースにした映画と、作品の題材となった史実の顛末を辿った1冊。映画と現実はどこが違うのか。劇中で描かれなかった本当の動機、犯行の詳細、事件関係者の知られざる過去とその後。事件が映画に、映画が事件に及ぼした予期せぬ影響。
黒沢清=カフカ+ベンヤミン?
世界的寓話作家の運動・機械・美人を徹底解析!
この本で黒沢映画の見方が変わる
序章 アレゴリーについて
第一章 代理と交換ーー『神田川淫乱戦争』『ドレミファ娘の血は騒ぐ』
第二章 復讐の寓意化ーー『蛇の道』
第三章 罹患と留保ーー『CURE』
第四章 選択と世界ーー『カリスマ』
第五章 転写と反復の機械ーー『LOFT』
第六章 人間の擬人化、隣接と類似ーー『クリーピー・偽りの隣人』
第七章 二重の身体、メランコリカーー『散歩する侵略者』
終章 映画のアレゴリーについて
脚本家の桂千穂・掛札昌裕が戦後70年間の名作からカルトまで約150本のオススメ外国映画を紹介・解説。映画ガイドの決定版。
昭和を代表する作家が新聞や雑誌を中心に寄稿した映画に関する文章を集める懐かしく魅力的なシネマ・ガイド。“映画を見ていなくても楽しめる”オリジナル・アンソロジー。「映画黄金時代」の名作、傑作を中心に作品を選定。
アダプテーション≒映画化という現象を紐解く映画論!
自分の好きな小説が映画化されると聞いた時の、
期待と不安の入り混じった気持ちは
何なのか。
小説の「映画化」にはどのような手法があるのか。
映画化は「原作を後世に生き残らせる手段」か、
「原作を殺す」ものか。
現代アメリカの映画とその「原作」の関係性を、
「映像化不可能」と言われてきた
作家トマス・ピンチョンを専門とする著者が解説。
アダプテーションとは?
…『映画やテレビ番組や舞台用に、
小説あるいはそれに類する出典から
適用具現化された何らかの物』
★板書を見ながら講義を
受けているような、チャート図解
が分かりやすい!
★映画のスチール写真も掲載し、
文中で説明されている場面もすぐわかる!
作り手
↓
コンテンツ
↓
メディアb(書籍)
↓
受け手の記憶と聴覚への刺激b
↓↓
反応b
↓
原作へ
メディアb(書籍)
↓
メディアa(映画)
↓
受け手の視覚と聴覚への刺激a
↓
反応a:……原作
【主な目次/各章で扱う主要作品】
序 章 映画化とは原作化のこと
第1章 アダプテーションとトランスレーション
『ファイト・クラブ』『オン・ザ・ロード』
『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
第2章 原作者の反応
『ティファニーで朝食を』『帝国のベッドルーム』
第3章 アプロプリエーションと進化論
『アダプテーション』
第4章 インターテクスチュアリティの快楽
『華麗なるギャツビー』『キャチャー・イン・ザ・ライ』
第5章 長すぎる「原作」はどうすればいいのか
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
『シャイニング』『インヒアレント・ヴァイス』
第6章 アダプテーションの固有の瑕疵
終 章 原作が作者不詳となる日まで
付録 アダプテーション論リーディング・リスト
戦前から戦後を飾る時代劇スターたちと、名作・大作時代劇から、「武士の一分」までを完全網羅。 山田洋次監督、熊井啓監督との対談も収録。 本書を読まずして時代劇映画は語れない!
大嫌いだけど、好き。 ケンカばかりのトムジェリが、<まさかの友情>で奇跡を起こす!
●【魅力的なキャラクター】世界中で愛される「トムジェリ」の“カワイイ” “楽しい”圧倒的なキャラの魅力!
多才だけどお調子者でドジネコのトムと、見た目は可愛いがずる賢くて容赦ないジェリー!
カワイくて超楽しい『トムジェリ』が映画の世界で大暴れ!!
●【ドタバタと友情】ケンカばかりの「トムジェリ」がついにタッグを組む!まさかの友情物語!
いつもは命がけでケンカをしているふたりが、今度は命がけで最高のウエディングを開催する!
誰もが楽しめるハートウォーミングな友情物語!
●【スケール感】NY(大都会)で大暴れ!今までの「トムジェリ」にはなかった映画ならではのスケール(実写の世界に!)!!
ニューヨークを舞台に、クロエ・グレース・モレッツ演じるケイラの成長物語を軸に、トムとジェリーが大暴れする、実写と融合したハイブリッドアニメーション!
●【旬な話題性】ゲスト声優には「トムジェリ」大ファンの霜降り明星と飯豊まりえを起用!
トムとジェリーのネタを持ちプライベートでTシャツを愛用している霜降り明星と、小さいころからトムジェリに親しんできたという飯豊まりえがトムとジェリーの世界を彩る!
●【豪華すぎる声優】大人気の水瀬いのり、日野聡をはじめ、豪華すぎる日本語吹替キャスト陣!
水瀬いのり、木村昴、大塚芳忠、坂本真綾、日野聡など、実力派声優陣が結集!
●【360度展開】愛され続けて80年!「トムジェリ」の認知度は95%!
親子三世代キャラクター「トムジェリ」!
展覧会、カフェ、ポップアップショップ、ブランドコラボ、大型タイアップ、TV放送など、ビッグプロジェクトはまだまだ続きます!
<収録内容>
・画面サイズ:16:9ビスタサイズ
※収録内容は変更となる場合がございます。
アメリカを描いた面白い映画はいかが?アメリカ人のルーツや宗教、地域に生きる人々の姿、スポーツ・音楽、メディア、先住民との関係、人種差別や「銃社会」、不法移民など根深い問題……「グリーンブック」などヒット作から、地味ながら味わい深い作品まで、私たちに身近な超大国の抱えるものの深さと懐の深さを伝えます。
〈映画とはそもそも宗教的なものである。ここで「そもそも」といったのは、物語のテーマや内容いかんにかかわらず、それ自体において本来的に、という意味である。つまり、映画そのものがある種の宗教性を帯びているということだ。このことはまた、製作と観賞のどちらにも当てはまるし、製作者や観賞者が信仰をもつか否かを問わない。しかも、何か特定の宗教に限られるわけでもない。(…)映画が誕生する直前に、ニーチェは「神の死」を宣告していたのだが(『悦ばしき知識』1882年)、実のところ神はそのときからずっと映画のなかに代わりの棲家を見いだしていたのである〉
すでにリュミエール兄弟の『受難(ラ・パシオン)』(1897)に現われるイエス・キリストは、サイレントの時代から現代にいたるまで、さまざまにその姿を変えて、映画史のなかに生きつづけている。
イエスの伝記映画(ビオピック)はもとより、聖書を原型とする物語やキャラクター、「受難」「原罪」などのテーマ、「贖い」「裏切り」などのライトモチーフ、宗教画のイコンや構図に由来する表現手法ーー中世以降の絵画に精通した西洋美術史家の眼を通して作品を見ることで、映画がキリスト教とともにありつづけてきたことを、私たちは改めて知るだろう。
さらに、デミル、パゾリーニ、ブレッソン、タルコフスキー、キェシロフスキ、スコセッシ、ゴダール、フォン・トリアー、モレッティはじめ、ここに論じられる作品を生んだ名匠たちが、その創造において、先行する芸術の尽きせぬ泉からいかに学び、技を汲みとって独自の人間像を映し出してきたかも、本書は縦横に語っている。
はじめに
I 映画と宗教、あるいは映画という宗教
II サイレントのイエス
III イメージの力、言葉の力、音楽の力ーーパゾリーニ『奇跡の丘』
IV 変容するイエス像
V その子はいかにして生まれたのか
VI 脇役たちの活躍ーーイスカリオテのユダとマグダラのマリア
VII キリストに倣って
VIII 「聖なる愚者」たち
IX 「クリスタ」たち
X 瀆聖
おわりに
参考文献
人名・映画作品名索引
★映像特典
特報・予告・TVスポット集など
藤子・F・不二雄 生誕80周年記念作品
「仲間がいる。冒険がある。」
まだ誰も見たことのない地球最後の秘境で、神秘の大冒険が始まる!
■原作者 藤子・F・不二雄生誕80周年であるメモリアルイヤーに、ドラえもん映画の原点に戻って、1982年に発表された「のび太の大魔境」をリメイク。
子どもたちの大冒険へのあこがれと仲間たちの深い絆を描く。
■今回主題歌を歌うのは、ドラえもんたちのようにチームワーク抜群の大人気アイドルグループKis-My-Ft2。
また、大人気お笑いコンビCOWCOWが「バウワンコ王国」の兵士、バーナード役とブルテリ役で声優に挑戦!
■「スペシャル版」には、本ブルーレイ・DVDのためにデザインされた特製「ドラ★ペコ エコバッグ」が同梱!
<収録内容>
・【DISC】:Blu-ray1枚 本編109分
・音声:モノラル
※仕様は変更となる場合がございます。
37年の時を超えて新作がNETFLIXで絶賛配信中!
80年代に映像革命を起こした不朽の名作『ダーククリスタル』
ジム・ヘンソンによって生み出された、至極の映像世界の舞台裏をあますとこなく解説した、究極のヴィジュアル・ガイドブック
デザインから撮影、音楽に至るまでを網羅した、映画製作全過程の記録。
待望の日本版発売!
人間が一切出ない、究極の人形劇。CGのない時代、すべてが人の手によって作られた誰も観たことがない世界。
デザインから撮影、音楽に至るまで、ジム・ヘンソンによって生み出された至極の映像世界の舞台裏を全記録。
セットのスナップ写真、初公開のコンセプトアート、ストーリーボードといった豊富なヴィジュアルに加え、脚本のページやヘンソンの直筆メモなど、400点以上収録。
【豪華特典を収録】
●ブックレット(16P)
ジム・ヘンソンによる初期アイデアをイラスト共にまとめたもの。
●フランク・オズによるアウトライン
●デイヴィッド・オデルによるトリートメント
●設定イラスト ブックレット(8P)
●ジム・ヘンソンらによるイラスト・スケッチ
●内部メカニカル検討メモ
●撮影用香盤表
●ワールド・プレミア チケット
●ジム・ヘンソン直筆メモ
●絵コンテ
●連絡メモ ほか
ジム・ヘンソンの独創的なパペットと比類なき語り口によって命を吹きこまれた正真正銘の傑作ーー映画『ダーククリスタル』は、時代を超えてファンたちから敬愛されている。
本書は、映画の完成にいたるまでのユニークな創造の道のりと革新的な技術にスポットを当てながら、ヘンソンにとってきわめて私的なこのプロジェクトにまつわる物語を初めて語りつくしたものである。
残されているヘンソン本人の貴重なインタヴューを発掘するだけでなく、当時の製作スタッフたちにも新たにインタヴューを敢行。
映画製作全体を時間軸に沿って記録するために、初期のコンセプト画や撮影に使用されたパペットの画期的な構造から、ヘンソンの壮大なヴィジョンをスクリーン上に描き出すためのロジスティクス上の挑戦まで、ありとあらゆる要素を網羅している。
本書は、今なお人びとを魅了する名作の全貌を明らかにする決定版となるだろう。
1958年をピークに斜陽産業へと転じた日本映画界は、いかにして時代の変化に対抗・対応していったのか。
映画会社の戦略、俳優の組合運動、中村錦之助が製作した幻の映画『祇園祭』(1968)をめぐる騒動など、映画を広く産業としてとらえ、作家・作品中心ではない、日本映画史のオルタナティヴを描き出す。
目次
はじめに=谷川建司
[1 映画産業界の経済と経営]
01 監督が映画を撮れなくなったとき──東宝サラリーマン喜劇“社長シリーズ”松林宗恵と“無責任シリーズ”古澤憲吾=西村大志
02 東宝歌舞伎と東映歌舞伎──斜陽期の映画会社とスターの延命装置としての舞台公演=谷川建司
03 興行戦略としての「青春余命映画」──『愛と死をみつめて』と吉永小百合=久保豊
04 小津安二郎の興行戦略──『彼岸花』にみる作家性と企業性の折衝=伊藤弘了
column 映画『地獄門』と和田三造高階絵里加 131
[2 映画産業の拠点としての京都]
05 京都と時代劇再考──東映剣会殺陣師を中心に=小川順子
06 戦後の日本映画における西陣機業と地域表象──『西陣の姉妹』を手掛かりに=須川まり
07 絵師と映画監督──時代考証にみる甲斐庄楠音と溝口健二の通底性=小川佐和子
[3 映画を取り巻くメディア環境]
08 『君の名は』の歌声──戦後日本の「メディアミックス」と聴覚文化=長門洋平
09 一九五〇年代の日本映画産業と海外市場へのアプローチ──国家支援を求めた動きとの関連で=北浦寛之
10 グラビアと啓蒙──戦後初期の『近代映画』が伝えたもの=花田史彦
[4 映画『祇園祭』を巡って]
11 映画『祇園祭』と京都=谷川建司
12 近現代史のなかの映画『祇園祭』──もう一つの明治百年=高木博志
13 中村錦之助の『祇園祭』前夜──五社協定下におけるスター俳優の躍進と抵抗=木村智哉
14 『祇園祭』論争に見る監督と脚本家の権限──一九六〇年代における著作権法改正の議論を背景に=板倉史明
15 制作社日誌からみる映画『祇園祭』──歴史学的分析の試み=京樂真帆子
column まぼろしの映画『祇園祭』パンフレット──挿絵画家・竹中英太郎の「復活」=菊地暁
column 映画『祇園祭』の復元と保存について=太田米男
映画の歴史、歴史の映画 研究の現在と今後の展望=木下千花