時代のニーズに応えて心理臨床家が模索する、組織への臨床戦略とは?ストレスチェック制度のもとで何ができるか?など、組織ならではの取り組みを第一線に立つ執筆陣が語りかける。組織とともに歩んでいく、これからの心理職に贈る。第4章には、日本心理臨床学会第33回秋季大会において行われ、大好評を博した自主シンポジウム「『組織のメンタルヘルス体制作り』と『再就職支援』の最前線ー現場からのモデルづくり、ビジョンづくりをめぐって」を完全収録!
人間関係で悩む人は、どうすれば対人の苦しみから抜け出せるのか?人間関係に苦しまない人間になること、苦しんだ時の逃げ方を知ることの2つの方法を持てば、苦しみを楽にできる。自分の気持ちの苦しみは、人間関係が気持ちの負担になって、気が弱くなっているから起きるわけだ。解消するためには、自分の気持ちが苦しまないように、人間関係を負担にしない気質を持つことが1つ、もう1つが人間関係に対抗できる強い気力を持てるようにすることだ。本書は、人間関係に特化して、人の人生に影響する健康、経済、対人、環境など、各分野の気の働きや使い方などについて、「運気行動学」をベースに様々な角度から紹介。
管理職が自らの職場でメンタルヘルス対策を行うための実務ノウハウ集。ストレスチェックをはじめとした具体的な事例を通して学ぶ。
・管理職が直面しえるリアルな場面を細分化し、分かりやすいQ&A形式で解説。
・基礎から勉強する余裕がない場合でも、目の前のシチュエーションに該当するQ&Aを参考すれば、即実践できる。
・学びやすい順番とボリュームを工夫した解説を、忙しい管理職でも隙間時間で効率よく勉強できる。
・「ミスを指導したいが、メンタルヘルス不調を引き起こしたくない」「声を掛けても、「大丈夫」しか言わない」「ノルマの達成と長時間労働の回避を両立しにくい」のような管理職が抱える具体的な悩みの解決法を解説。
・法律、労務管理、医学の三分野において、第一線で活躍する専門家を執筆陣とすることで、どの分野にも偏らない総合的な視点から最善の対応法をアドバイス。
・「アサーティブ」と「アンガーマネジメント」のメンタルヘルスケアへの活用方法も解説する。
第1章 ストレスとの上手な付き合い方
ストレスチェックとセルフケアの行い方
■ ストレスチェック制度はどう活用すればいいの?
■ 私って、疲れていた?
■ セルフケアとは?
良い人間関係の築き方
■ 自分のコミュニケーションタイプは?
■ どうすればアサーティブになれるの?
■ どうすればストレス(怒り)とうまく付き合えるの?
第2章 誰もが安心して働ける職場づくり
ハラスメントの防止
■ どんな言動がパワハラになるの?
■ どんな言動がセクハラになるの?
■ ハラスメントはなぜ心の病の原因になるの?
■ ハラスメントが引き起こす最悪の結末は?
■ ハラスメントを迅速に解決、予防するには?
長時間労働の改善
■ 一日の労働時間の原則と長時間労働とは?
■ 長時間労働は、どのような健康障害を引き起こすの?
■ 長時間労働にはどのような法的リスクがあるの?
■ 時間管理は、どのように行えばいいの?
第3章 メンタルヘルス不調者と重症化させないラインケア
部下への気付き・声かけ
■ この症状は、うつ病なの?
■ 不調になる前のサインにどうやって気づけばいいの?
■ メンタルヘルス不調だと感じた時、どう声かけをすればいいの?
■ 部下が不調だと感じたとき、どう医療機関につなげばいいの?
メンタルヘルス対策の必要性
■ 会社として、不調者に対して回避すべき対応は?
■ なぜ、メンタルヘルス対策が必要なの?
■ メンタルヘルスケアを継続的に行うためには?
■ ラインケアにはどんなメリットがあるの?
■ ストレスと疾病の発生はどう関係しているの?
第4章 復帰した部下の不調の再発を未然に防ぐマネジメント
復職までの流れ
■ 休職期間終了から職場復帰までは、どういう流れなの?
■ 産業医・主治医はどのように職場復帰を判断しているの?
■ 試し出勤時には何をすればいいの?
■ 復職者が元の職種への復帰を拒否したら?
再燃・再発の防止
■ 職場復帰の際、周囲の理解を深めるには?
■ 再燃・再発を防止するためには何をすればいいの?
日頃起きるミスやトラブル、納期遅れなどを放置しておくと、いつかまた同じような問題が発生します。問題が起きない、または起きにくくするためには、1つひとつの問題をつぶし、仕事のやり方を変えていかなければなりません。本書では、営業部・人事部・技術部などの例を挙げながらチームや部署における問題解決・業務改善の進め方を解説しました。
働きたいのに会話が苦手でつまずいてしまう、そんな不安をSST(Social Skills Training)の技法を使って解決する本。
就労支援30年の著者が、困った場面と対処法を実例で解説。読むだけでコミュニケーションのコツが身に付く。
発達障害や精神疾患、各種ハラスメントの基礎知識をはじめ、メンタルヘルス不調者に配慮した労務管理のポイント(下記)をQ&Aでわかりやすく解説。
言葉や態度によって相手の心を傷つける精神的な暴力=モラル・ハラスメント。この「見えない暴力」が職場において日常的に行われれば、逃げ場を失った被害者が深刻なダメージを受けるのはもちろんのこと、会社組織自体も多大な損失をこうむり、知らず知らずのうちに危機的状況に陥っていくという。どんな社員が狙われやすいのか?どのような職場環境ではびこるのか?経営者や管理職は何をすればよいのか?自分の身を守るにはどうしたらよいのか?不当なリストラや組織ぐるみの不祥事があとをたたず、いたるところでモラルの低下が叫ばれている昨今、すべての働く人にとって必読の書である。
◆“金髪アフロ”がトレードマークの大人気ドクター、書籍第2弾!◆
こんな悩みや苦しみを抱えながら、必死に働いている人へーー。
・仕事で結果を出せない自分が許せない
・人前で希望や提案を伝えるのが極端に苦手
・周りに助けを求めて評価を落とすのが怖い
・飲み会を断れなくて体も心も疲れっぱなし
・理不尽な目に遭っても何も言えないまま
・誰かの賛同がないと行動に移せない
真面目で努力家が多い日本人は、「飾らない自分」を認めず、常に「より良い自分」を目指して無理をしがちです。
さらに、理不尽な目に遭ったり大変な思いをしても、「私が悪いんだ」とばかり考えてしまいます。
その原因、つまり「働くことがつらい」の根元にあるものこそ、「自己肯定感の低さ」です。
自己肯定感とは、「飾らない自分を大切にしようと思う気持ち」のこと。
この本には、傷ついたあなたの心をほぐして、自己肯定感を上げる“ちょっとしたコツ”をギュッと詰め込みました!
【つらい日々を変える、“ほんのちょっとの工夫”】
・“私らしさ” がよくわかる「ナラティブアプローチ」
・「カラーバス効果」を応用して自分を労わる
・あなたも相手も嬉しくなる“正しい謙遜” の仕方
・心折るパワハラ上司は「都合の悪い人化」で遠ざける
・「ないものねだり」→「あるもの感謝」にシフトチェンジ
・失敗があなたの“栄養分” になる3 ステップ
・苦手なあの人との会話は「大きな主語」でかわす
・ネガティブ思考から切り離す「魔法の言葉」
・三日坊主でもOK の「寝る前ラフ日記」
・大阪のおばちゃんに学ぶ「ブリコラージュ」のススメ
働くあなたの心が少しでもラクになり、生きやすくなることを願っています。
58の応答トレーニングがあなたの会話力をググッと上昇させる!1つの質問に4パターンで答える発話トレーニング。
あのベストセラーが待望の文庫化!本書は、リーマン社会にはびこる「嫌いな」上司、先輩、部下、同僚と、ストレスなく付き合うための「危険人物取扱説明書」である。
ここ数年、精神科や心療内科などでは、「発達障害かもしれない」と受診してくる人がたいへん多くなっています。しかし、受診しても診断がつかず、「傾向がある」と言われるだけの人がいます。こうした人たちが「グレーゾーン」です。
受診する動機に多いのは「対人関係」です。発達障害の特性のひとつに、コミュニケーションの障害があります。グレーゾーンの人たちは、ある程度の対人関係はつくれますが、うまく関係を続けることができず、孤立しがちになり、孤独感に苦しみます。自分の状況が客観的にみえるからこそ、良好な対人関係を求めて悩んでいます。
また職場ではミスや叱責を恐れて、一日中緊張しています。健常者と比べ、発達障害者と比べて、どちらにも合わない、はざまの葛藤に苦しみます。他者と比較して感じる不安もなくなることはありません。
このようにグレーゾーンの人には、特有のつらさがあります。ある程度社会に適応しているのに、ときにはうまくいかない経験があり、それを認識しているからこそ、つらいのです。
本書では、多くの大人の発達障害を診療している精神科医による解説と、当事者の思いと自分との向き合い方を紹介します。
【本書の内容構成】
1 発達障害のグレーゾーンとはなにか
2 発達障害の診断はどのようにおこなうか
3 グレーゾーンに関連する病気を治療する
4 今の自分と向き合っていく/当事者の声
5 職場の人へ/困りごとへの対応を
人間関係でストレスを抱え込まないための「トリセツ」。必ず存在する相性の合わない人、その対応を4つの処方箋で解決。永遠のテーマである、人間関係改善方法企画、コミュニケーション術の一冊。1本の冒頭でまず自己診断。人間は思考・行動のパターンが、大きく4つのタイプ(A〜D)に分かれる。
多忙な事業所でも実施しやすい17 のワークを紹介。スタッフとの接し方や人材不足に悩むリーダーのための必携書。
「感じのいい人」は、渡る世間でも無敵。飛び込み営業からCEO、そして市長に!元祖“女子力”に学ぶ、すべての人を味方に変える秘訣。
育児休業、障害者雇用、非正規雇用、アウトソーシング…。雇用形態の多様化の進行は、人事管理とキャリア開発にどのような影響を与えるのか。収録した5本の論文中3本の論文の著者は、自身が執筆当時勤務していた企業や職場を題材として取り上げており、事実関係の詳細に立ち入って調査、分析している。
なぜ仕事を優先することが正当化され、男性育休は職場の逸脱と見なされるのか。長時間労働の経験をもつ社員にインタビューし、仕事と私生活をめぐる時間意識の観点から「職場の雰囲気」を可視化して、男性の育休取得を困難にしている職場のあり方を照射する。
序 章 「職場の雰囲気」に着目する理由
1 男性にとっての育児休業制度
2 男性の育児休業と職場の雰囲気
3 本書の課題
4 調査対象
第1章 育休男性と職場のコンフリクト
1 職場の性別役割分業意識ーー「お母さんじゃだめなの?」「休めるんだから仕事頼むよ」
2 手続きの確実さと育児の不確実さーー「いつから休むのかちゃんと出して」
3 交渉力の発揮ーー「特別だからできる」
4 潜在化する批判ーー「なんかいやーな感じ」
第2章 育休男性の新しい意識
1 育休取得前ーー稼ぎ手役割の委譲
2 育休取得経験で顕在化する意識
3 育休取得後ーー意識化される〈時間帯〉
第3章 育児・仕事の時間配分の三つの様相
1 労働時間を短縮せず、育児に関わる
2 労働時間を短縮して、育児をする
3 仕事を辞める
第4章 仕事/私生活をめぐる時間意識
1 長時間労働に対する認識
2 私生活の時間に対する認識
3 コントロールできない労働時間が私生活の時間をコントロールする
4 残業ゼロと多彩な活動
第5章 「望ましい労働者」像と育児の特殊性
1 二つの時間意識ーー〈仕事優先〉と〈仕事も育児も〉
2 男性が育休取得をためらうのはなぜか
3 職場の「望ましさ」と育児の特殊性
第6章 なぜ男性育休は困難か
1 〈仕事優先〉の時間意識に内在する「しかけ」
2 性別役割分業意識の作動
3 なぜ男性は育児休業制度の利用が難しいのか
終 章 男性育休の困難を解消するために
1 ジェンダー視点を「カッコに入れる」とは
2 組織成員の相互作用を視野に入れる
3 交渉当事者を拡大する
あとがき
はじめに誰が決定権を持つべきか?:民族独立から農地管理,企業・学校の運営まで
第1章 人々の利害にかかわる決定を行う権利
1-1 正当性とは何か:制度的基盤と認知的基盤
1-2 正当性の相互評価構造:さまざまなアクターが相互の正当性を問う
第2章 “誰がなぜゲーム(WWG2)”による正当性判断の模擬体験
2-1 正当性の相互評価構造を室内に再現:“誰がなぜゲーム(WWG2)”
2-2WWG2の場面と実施手順
2-3 WWG2の実施例:正当性評価の集束と法規性・信頼性
2-4 WWG2を通じた正当性への「気づき」
2-5 正当性のフレームから社会を考える
第3章“誰がなぜゲーム/NIMBY版”で問う迷惑施設をめぐる正当性
3-1 軍事施設と原子力施設:NIMBY 問題の難しさ
3-2 地層処分場の是非は誰が決めるべき?
3-3 多数者が参加する根拠と重要性