小説『バラの名前』『フーコーの振り子』のミリオンセラーで著名なウンベルト・エコは、本職の記号論の世界でも、長年にわたり革新的・生産的な論理を展開し、常に国際学界をリードしてきた。本書では、サンパウロ大学の講議録がもとになっているだけに、記号論・意味論・テクスト論が新しい観点から一般読者に判り易く提示されている。
★これから音声学を学ぶ人のためのわかりやすい入門書
国際音声記号(IPA)からイントネーションまで音声学の知識が広く身につきます。日本語学や外国語学などの言語研究者、日本語教師や英語教師など語学教育関係者、言語聴覚士、音声認識などのIT分野で働く人たちなど、音声知識を活用する立場にある人が最初に取り組むテキストに最適です。多くの学習者になじみのある例を採用、図版を多用して実践的な解説を展開します。
※弊社ホームページよりダウンロードして無料にてご利用いただく音声、ならびに聞き分け問題の解答用紙と解答は、編集上の都合により2016年8月末より順次公開いたします。刊行と同時にご利用いただくことができず、ご不便をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
本書を使った学習法について
国際音声記号
第1章 音声学とは何か
第2章 調音器官と発声のしくみ
第3章 破裂音(1)
第4章 破裂音(2)
第5章 摩擦音(1)
第6章 摩擦音(2)
第7章 破擦音
第8章 鼻 音
第9章 流 音
第10章 接近音
第11章 非肺気流子音
第12章 母音の性質と基本母音
第13章 さまざまな母音
第14章 母音の体系と変異
第15章 拍と音節
第16章 さまざまな超分節要素と強調
第17章 アクセントの類型
第18章 日本語のアクセント(1)
第19章 日本語のアクセント(2)
第20章 イントネーションの性質
第21章 言語音の音響学的性質
第22章 音声の知覚
第23章 音声教育と発音指導
第24章 音声の変化とバリエーション
参考文献
索引
人は事態をどのように捉え、そのさまをどのように言語化するのか。日本語・中国語・韓国語・英語におけるそのメカニズムをよりプラグマティックに分析する。
クロスワードパズルの作り方から売り込み方まで。プロへの道はこの1冊でOK!!
★言語類型論を理解するための名著の翻訳がついに完成
オーストラリアやアマゾンなどにおける未知言語の記述文法を次々と発表して世界的に評価の高いディクソン教授の代表作『Ergativity』の待望の翻訳がついに完成。21世紀の言語研究の柱の1つである言語類型論を理解するための格好の入門書としても読める。それまで馴染みのない現象とされていた能格(ergative)を網羅的にまとめ上げた、英語学・言語学・日本語学専攻の大学院生や研究者など、「言語類型論とは何か」を理解したい人に幅広く読んでほしい良書である。
序文
謝辞
略語リスト
1.入門
1.1 S、AそしてO:普遍的な統語的・意味的基本要素
1.2 予備的実例
1.3 「能格」という用語の別の使い方
2.統語法に基づいた標示と意味に基づいた標示
2.1 統語法に基づいた標示
2.2 意味に基づいた標示
補遺:1つの言語における2種類の標示
3.節内能格性あるいは形態的能格性
3.1 中心的な統語関係の標示タイプ
3.2 節内(節内部の)成分順(「語順」)
3.3 意味的原理
3.4 有標性
4.分裂組織のタイプ
4.1 動詞の意味的性質によって条件づけられる分裂
4.2 名詞句の意味特徴によって条件づけられる分裂
4.3 テンス/アスペクト/ムードによって条件づけられる分裂
4.4 「主節」対「従属節」の分裂
4.5 異なる種類の分裂の組み合せ
4.6 要約
補遺:分裂タイプの目録
5.「主語」のカテゴリー
5.1 「主語」の普遍的な定義
5.2 キーナンの「主語」の議論
5.3 「主語」に依存する普遍的な統語現象
6.節際能格性あるいは統語的能格性
6.1 受動と逆受身
6.2 統語的ピヴォット
6.3 能格的な節際統語法をもつ言語
補遺:チャマラル語
7.言語変化
7.1 対格型から能格型へ
7.2 能格型から対格型へ
7.3全般的論評
8.能格性の理論的根拠
8.1 談話的基礎
8.2 言語が能格であるとはどういう意味か
8.3 要約
8.4 後書き
補遺:理論モデルの注解
参考文献
著者の索引
言語と語族の索引
主題索引
誰でもできる「しぐさ」を加えるだけで、相手の注意を引きつけられる!
◎手のひらを見せると、率直さが伝わる
◎斜めにうなずくと、注意を引きつけられる
◎片手をポケットに入れると、存在感を強調できる
◎手を一瞬こすり合わせると、期待感を示せる
ほか全50のテクニックを、コミュニケーション学の第一人者がひもときます!
◆プレゼンのパワーを引き出すのは「ジェスチャー」◆
プレゼンテーションの内容も構成もしっかり準備しているはずなのに、
聞き手が退屈してしまう、企画が通らない、会議が盛り上がらない……。
それはきっと「ジェスチャー不足」です!
誰でもできるちょっとした「しぐさ」を一つ、二つ加えてプレゼンするだけで、
あなたのプレゼンのパワーが最大限に引き出され、
相手の注意を引きつけることがいとも簡単にできるようになります。
欧米で活躍するコミュニケーション学の第一人者が、
すぐに使えるビジネスプレゼンに効くジェスチャーを丁寧に紹介します。
◆ビジネストーク・就活の自己アピール・会合のスピーチですぐに使える◆
・一目置かれる9つのテクニック
・信頼される8つのテクニック
・モチベーションを高める7つのテクニック
・人前で上がらない10のテクニック
・反応を読む9つのテクニック
・組み合わせの7つのテクニック
「主体化」論理の日本語と「客体化」論理の欧米言語の間で互換(翻訳)は可能なのか?今、哲学・言語学・文学・言語教育の基盤が問い直される。言語が主体による外部世界の認知的解釈の反映であるという、認知言語学のパラダイムに基づく類型論。これまでの機能言語学的類型論の流れを汲んだ言語類型論の研究とは異なり、事態把握に関わる主体・客体の認知モードという視点から言語現象の多様性を捉え、説明している。
関連性理論・言語行為理論・グライス理論・新グライス派・認知言語学という五つの語用論理論にわたって、その特徴を適切に記述し、相互の差異を明らかにし、そのうちのあるものについては鋭い批判を加えている。語用論の入門書にとっても、専門家にとっても、自分の研究を進める上での至上のガイドラインである。その語り口は平易であり、処々に散りばめられたコラムは笑いを誘う。
「聞き返されるようになった」
「口がうまく回らない」
「カラオケでうまく歌えなくなった」
「同級生を見て、ふと自分のことも気になった」
「まだ若いのに、声が低くなった気がする」
はっきりした自覚がなくても、これは「声の老化」のサインかもしれません。
「歳」だから仕方がない……とあきらめる前に、ちょっとしたコツと練習法で、明るく生き生きとした声に生まれ変わりましょう。
この本は、高い声を出したり声を遠くに響かせたり、ハリのある声を保ちたいという方に向けた発声法を紹介しています。
割りばしやペットボトルなど、身の回りの道具を使い、楽に声が変わるのを実感してください。
トレーニング時間は2分ほどと、すぐに効果が実感できるものばかり。
もちろん毎日続けることで、さらに効果が高まっていきます。
■本書の特徴
・大きな文字で読みやすい!
〜本のサイズと文字が大きいので、読みやすく実践しやすい仕様になっています。
・動画対応でわかりやすい!
〜PCやスマートフォンから著者によるトレーニング動画を視聴することができます。
【体験すると凄さがわかる! 上野式トレーニングとは?】
上野ヴォーカルアカデミーが長年蓄積した経験と独自の発想によって、従来のボイストレーニングとは異なる視点から、効率的に声を変えていくメソッドです。
「発声はスポーツ」という理念のもと、目的に合わせて身の周りにある道具を使いながら、「声帯」「口輪筋」「腹筋」「舌」などの筋肉を効率良く鍛え、強さと柔軟性をつけていきます。
[目次]
■第1章 声が年をとるということ
■第2章 よく響く声を出す
■第3章 スラスラとしゃべれるようになる
■第4章 滑舌に抜群の効果!「らたなかさ体操」
■第5章 声に力を出すための喉を作る
■第6章 安定した声を出す
■著者について
上野 実咲(うえの・みさき)
上野ヴォーカルアカデミー代表。1989年レコードデビュー、上野たけし、上野直樹親子に師事。上野親子の楽曲でコロムビアレコードより再デビューして以降、テレビ/ラジオ/俳優/講演活動などボイストレーナーとして幅広く活躍中。出演番組は『とくダネ!』(フジテレビ)、『カンブリア宮殿』(テレビ東京)、『Rの法則』(NHK)、『チャート博覧会』(テレビ朝日)など多数。著書に『まずはこれだけ! まねるだけボイストレーニング』(学研プラス)がある。
※本書は2017年11月発刊の『声が20歳若返るトレーニング』(GTB01093583)に加筆・再編集を行い、動画対応としたものです。
ポライトネス理論をわかりやすく解説した入門書。日本語にどのように適用すればいいのかをやさしく解説。
なぜことばにタブーが存在するのか?fuck、shit、niggerといったタブー語を取り上げ、意味や用法の分析、情動に関わる脳の仕組みの考察から、なぜ人は特定の語に不快感を抱くのか、その複雑な心理を解明。また、依頼表現や口説き文句の分析をもとに、ことばによる駆け引きで人間関係が調整される様を示し、他者の心理を巧みに推察する憶測のメカニズムに迫る。ことばから人間の認知のクセを読み解くとともに、認知の限界をも超える、言語の無限の可能性を明らかにする。
現在ドイツ哲学の一大潮流をなすアーペルの超越論的語用論とは何か?批判理論の根拠づけと生活世界の人倫性、了解に定位した言語使用への戦略的言語使用の寄生、そして討議の分類に照らした法と道徳の関係をめぐる、ハーバーマスとの論争を通じていま明らかになる!
翻訳は、ことばの置き換えではない。だから「正しい訳」なんて、ない。他者のことばを生き、当事者となってそれを自分のことばで実践(または再現)する。それが翻訳だ。大きな感動を呼んだNHK「課外授業ようこそ先輩」の授業を題材に、翻訳のはじめの一歩=エッセンスを語る。
3人以上なら安心なのに、1対1のサシの局面になると、とたんに尻込みしてしまう人がいる。「会話が続かなかったら、どうしよう……」。もしかして、自分からおもしろい話を仕掛けないと間がもたないと勝手に思い込んでいませんか?▼大切なのは相手の話をうまく引き出すこと。質問しだいで、その人の意外な一面や知られざる魅力、思わぬ本音まで聞き出せる。しかも自分は1割も口を開かず、相手が気持ちよく自白する。▼「対談の名手」とも評される人気プロデューサーがはじめて公開、ラクしてトクする「省エネ質問術」。▼【内容】[心構え]相手に9割しゃべらせる/[つかみ]最初の2分で心のカギを開ける/[リラックス]気持ちよく話してもらう「お風呂理論」/[相づち]困ったときの「マジっすか?」/[ほめる]とにかく大げさがいい”ほめツッコミ”/[構成力]芋づる式に言葉を引き出し「物語」をつくる/[駆け引き]自白させてしまう「根回し力」
本書は、奇跡とも言うべきヘレン・ケラーの言語習得の過程を、人間が持つ生得的な言語能力の考え方に基づいて検証するものである。本書に引用されている彼女の書いた英語をまのあたりにした読者は、その英語の正確さや美しさに驚きの連続となることであろう。英語を学ぶ日本人にとって、ヘレン・ケラーから学ぶことはたくさんあり、英語教育の面でも有益なヒントが得られるはずである。
差別とわかちがたくむすびついたコトバを「透明で平等な媒体」にすることは、いかにして可能なのか!コトバは「透明で平等な媒体」でなどない。政治的であり、権力/差別とわかちがたく結びついている。しかし、「透明で平等な媒体」にはなりえないといった虚無主義にとどまるのではなく、むしろ「透明で平等な媒体」を徹底的にめざす実践的理論運動が必要とされるのである。
現役の放送通訳者が、ニュースやスピーチを用いて、内容理解から通訳に至る道筋を指導。第一部、第二部は多彩な話者による語り下ろしのスピーチを収め、第三部はCCTV大富の放送から、15分野51本のニュースをピックアップ。附属のMP3CDには、中国語原音、同時通訳入り音声(第二部、第三部)、学習用にスピードを落として読み直したゆっくりバージョン(第三部)を合計8時間以上収録。