1誤食事故! どう対応するか エピペンを使うタイミングは?
調布市の誤食事件について/小中学校での対応マニュアルを保育園でも参考に/アナフィラキシーの緊急対応 他
2食物アレルギーの不安解消 原因食物の除去と解除のすすめ方
アレルギーは、どのようにして起こるのか?/食べものアレルギーの原因食物と症状/原因食物の除去で治る/保育園の献立で注意したいこと/除去を緩めるとき注意したいこと 他
喘息や湿疹、食物による不調などの症状は古代から知られており、19世紀初頭から花粉症の詳細な記載があった。しかし、これら別々の疾患と考えられていた複数の病気が共通の原因と病態を持つとして、フォン・ピルケが「アレルギー」の名で表現したのは1906年であった。彼の概念は、疾患に対する免疫と組織を障害する過敏反応を示唆した。アレルギーは1世紀余りのうちに、西欧のエリート階級から一般庶民、途上国の人々へと広がり、より致死的な病となり全世界へと拡大する現代病となる。本書は学説史から社会経済、環境、文化まで広くとらえ、英米の著名な医学・科学および一般紙誌で高く評価されている。
序文 1.学説史 2.奇妙な反応 3.診察室でのアレルギー 4.グローバル経済とアレルギー 5.文明と疾病 6.近代性への抵抗 7.未来 訳者あとがき 用語解説 引用文献 参考文献 謝辞 画像出典(謝辞) 人名索引 事項索引
●病気の成り立ちにおいて共通する部分の多い血液疾患、免疫疾患、感染症を1冊にまとめたことで、幅広い分野・多数の疾患を関連づけて理解することができる。
●豊富な図解で、理解するのが難しい免疫機構とその異常(免疫不全状態や自己免疫疾患、感染症)についてわかりやすく解説している。
●具体的な事例展開で、実臨床や実習に向けたシミュレーションがしやすい。さらに国試の状況設定問題の対策としても活用できる。
日本型ホスピタリストは入院のみならず、外来でもその重要な役割を担います。本特集では、入院患者に限局することなく、外来治療がメインになる典型的な症例を含めて、アレルギー疾患の診断、治療について、エビデンスも踏まえたうえで日本での臨床に即して概観します。ある程度の網羅性と総論ー各論のつながりを理解して勉強したいというニーズに応えるものを目指します。
読者(主に総合内科医、研修医)が臨床に即した切り口からアレルギー診療のコンセプトを知り、一方でアレルギーの専門家の思考回路もご提示いただくことで、本特集が言葉のハードルを下げ、実際どのように専門家の先生方と連携して診療していけばよいかがわかる共通言語となればと思います。また、このテーマに不可欠な小児のトピックなどにも触れ、本疾患の奥深さをお伝えするものになればと思います。
近代の都市環境・住宅環境で発生し,アレルゲンとして問題となる,アレルゲンとなりうる害虫を丁寧に解説。習性別に害虫を学ぶ入門書。〔内容〕室内で発生/室内へ侵入/建材・家具などから発生/紙・食品・衣類を加害する/対策法
アレルギー疾患はなぜ増えた?アレルギーはどのようにしておこるのか?アレルギーの原因となるダニ対策の秘訣は?マンガでわかりやすく解説。
おいしくってバランスよい料理を、安全・安心につくって食べるには? この巻では、調理の計画と準備からはじまって、調理の基本や食卓の準備とあとかたづけまで、調理の流れを写真と図でわかりやすく説明します。
包丁や火のあつかいの注意、衛生的に調理するための基本動作、そして食物アレルギーのある人と調理・食事をするための基礎知識や献立のくふうもしっかり解説しています。
もくじ
自分たちで調理をしてみよう/楽しくつくって楽しく食べよう/調理の計画を立てよう/バランスのよい食事/食中毒を予防する/食物アレルギーを知ろう
調理の準備をしよう/調理の前にしておくこと/調理に使う道具/材料のはかりかた/包丁のあつかいかた
さあ、調理を始めよう/材料を洗う/下ごしらえ/いろいろな切りかた/火のあつかいと火加減/いろいろな加熱調理
食たくの準備とあとかたづけ/食たくの準備をしよう/食事が終わったら
アレルゲンチェック表
花粉症を含む鼻アレルギーの有病率は5割に迫り、国家レベルの課題となっています。
一方、アレルギー診療の進歩は目覚ましく、頻繁な知識のアップデートが欠かせません。
そんな鼻アレルギー診療における必読・必携書『鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版』が、装いも新たに出来しました。
従来の診療全体の丁寧な解説や、実地臨床に即したCQ&Aがさらにブラッシュアップされ、有効な診療をマスターするための一助となります。
【目次】
第1章 定義・分類
I 定義と病名
II 鼻炎の分類
第2章 疫学
第3章 発症のメカニズム
第4章 検査・診断
I 検査
II 診断
III 分類
第5章 治療
I 目標
II 治療法
III 治療法の選択
Clinical Question & Answer 1
重症季節性アレルギー性鼻炎の症状改善に抗IgE抗体製剤は有効か
Clinical Question & Answer 2
アレルギー性鼻炎患者に点鼻用血管収縮薬は鼻噴霧用ステロイド薬と併用すると有効か
Clinical Question & Answer 3
抗ヒスタミン薬はアレルギー性鼻炎のくしゃみ・鼻漏・鼻閉の症状に有効か
Clinical Question & Answer 4
抗ロイコトリエン薬、抗プロスタグランジンD(2 PGD2)・トロンボキサンA(2 TXA2薬はアレルギー性鼻炎の鼻閉に有効か
Clinical Question & Answer 5
漢方薬はアレルギー性鼻炎に有効か
Clinical Question & Answer 6
アレルギー性鼻炎に対する複数の治療薬の併用は有効か
Clinical Question & Answer 7
スギ花粉症に対して花粉飛散前からの治療は有効か
Clinical Question & Answer 8
アレルギー性鼻炎に対するアレルゲン免疫療法の効果は持続するか
Clinical Question & Answer 9
小児アレルギー性鼻炎に対するSLITは有効か
Clinical Question & Answer 10
妊婦におけるアレルゲン免疫療法は安全か
Clinical Question & Answer 11
職業性アレルギー性鼻炎の診断に血清特異的IgE検査は有用か
Clinical Question & Answer 12
アレルギー性鼻炎の症状改善にプロバイオティクスは有効か
第6章 その他
I 合併症
II 妊婦および授乳婦
III 小児
IV 高齢者
V 口腔アレルギー症候群
VI アナフィラキシー
VII 耳鼻咽喉科専門医への紹介
最新研究で分かった、食物アレルギー予防のポイントや
治療のコツ、家庭でのケアも掲載したアレルギー対策の決定版!
日本では、3歳までに16.5%の子どもが食物アレルギーと診断されており、
アトピー性皮膚炎やぜんそくの子どもも多く存在します。
本書は、日本で最大の小児科病院である
国立成育医療研究センターのアレルギー科で、
日夜、多くのアレルギー疾患をもつ子どもたちの
治療にあたる医師たち自らが執筆しています。
同病院は、多くの子どものアレルギー治療に成功するとともに、
研究分野でも日本のアレルギー医療をリードする病院でもあります。
食物アレルギー予防についての研究を行い、発症率を8割も減少させるなど、
目覚しい成果をあげています。
世界中で行われた研究の結果、現在、アレルギーの出発点として
もっとも重要だと考えられているのが、皮膚のケアです。
食物アレルギーの引き金としても注目されるアトピー性皮膚炎の
効果的な治療法はもちろん、
ぜんそくをコントロールする方法や、食物アレルギーの予防と治療、
また、近年、増加している新生児・乳児消化管アレルギーなども
網羅した、アレルギー対策の決定版です。
家庭や学校での生活で気をつけること、
よくある素朴な疑問への答えなども掲載しています。
お子さんのアレルギー治療に悩む方、
これからお子さんを育てるにあたり、予防法を知っておきたい方、
そして、医療関係者や保健関係者にもおすすめの一冊です。
アレルギー体質の人必読!花粉症・気管支ぜんそく・アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・薬物アレルギーなどと上手につき合っていくための、最新治療と生活の手引きを満載。
専門基礎分野において疾病の病態・診断・治療を学ぶためのテキストシリーズ(全14冊)の感染症/アレルギー/膠原病編.第一線で活躍する医師と看護師の共同編集により,看護学生に必要な知識を網羅.(1)さまざまな症状が理解できる,(2)診断の進め方,考え方がわかる,(3)臨床看護に結びつく知識が得られる,の3点を重視してビジュアルに構成している.
1 感染症
第I章 感染症総論
1 感染症総論
2 消毒・滅菌
3 標準予防策,感染経路別対策
4 デバイス関連感染とその対策
5 問題となっている耐性菌
6 感染症サーベイランス
7 血液・体液曝露対策
第II章 感染症の診断・治療
1 主な感染症の診断のプロセス
2 感染症の検査
3 感染症の画像診断
4 抗菌薬治療の基本
5 敗血症,敗血症性ショックの診断基準と治療
第III章 感染症各論
1 細菌感染症
2 抗酸菌感染症
3 リケッチア感染症,コクシエラ症
4 深在性真菌症
5 ウイルス感染症
6 寄生虫感染症
7 その他の感染症
2 アレルギー
第IV章アレルギー総論
1 アレルギーとは
2 アレルギーの分類
3 アレルゲンの種類
第V章 アレルギーの診断・治療
1 アレルギーの診断
2 アレルギーの治療
第VI章 アレルギー各論
1 アレルギー性鼻炎
2 食物アレルギー
3 薬物アレルギー
4 職業性アレルギー
5 血清病
6 アナフィラキシー
3 膠原病
第VII章 膠原病総論
1 膠原病の病態
2 膠原病の診断・治療の概要
3 膠原病が患者の生活に与える影響
第VIII章 膠原病の診断・治療
1 膠原病の症候と診断のプロセス
2 膠原病の検査
3 膠原病の治療
第IX章 膠原病各論
1 関節リウマチ
2 全身性エリテマトーデス
3 全身性強皮症
4 シェーグレン症候群
5 ベーチェット病
6 多発性筋炎・皮膚筋炎
7 血管炎症候群
8 原発性免疫不全症候群
9 成人スチル病
10 IgG4関連疾患
11 リウマチ性疾患患者の看護
索引
アレルギー、アトピー性皮膚炎に悩む方にこの本をおすすめします。甲田先生が本書で説明されている考え方の根本は、あれこれのアレルギー源に対処するやり方ではなくて、自然治癒力を高めて、アレルギーなどをひきおこさないような体質に変えていくことによって治していこうとする点です。病気の外部要因を排除することも大切ですが、同時に内部の要因をなくすことがもっと重視されてよいのではないでしょうか。同じような環境でも、アレルギーを起こす人も起こさない人もいるのですから……。
また、本書で「甲田療法」は自分で自分の病気を治すことが基本だと述べています。医・薬に依存するのではなく、自分のあやまった考え方や生活のあり方を「反省」して、正しい生活のあり方を具体的に実践する力量をつけなさいと甲田医師はよびかけています。アレルギー・アトピー性皮膚炎に苦しまれている方々が、本書に示されているようなチェックポイントで生活を正して、一日も早い、そして根本からの治療に成功されることを祈念しながら・・・・・・。 阪南大学教授 杉尾 敏明 本文むすびより
★アレルギーの対処法が詳しくわかります
3人に1人は何らかのアレルギーを抱えているといわれる現代。食物アレルギーのある小・中学生は約15万人もいます。アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーをもつ子どもも増加の一途を辿っており、アレルギーへの対処法を詳しく学ぶ必要性が強まっています。
★『学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン』準拠の情報
本シリーズは文部科学省の提言を受けて作成された『学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン』をもとに、学校での注意事項や対処方法をわかりやすく紹介しています。
★アレルギーのしくみがわかる
なぜアレルギーがおこるのかといった基本的なアレルギーの仕組みを、絵を多用してわかりやすく解説しました。アレルギーを正しく理解し、アレルギーのある子どもへの理解を深めることを目的としています。また監修の栗原和幸氏は、小児アレルギー治療の第一人者です。
室内環境アレルギーの基礎からアレルギー疾患の対策技術まで,最先端の研究成果を基にして解説。公衆衛生や建築関係の学生および実務者向けの教科書・参考書として最適。
【主要目次】
1 アレルギー疾患と室内環境
1.1 アレルギー疾患とは
1.2 アレルギー疾患の疫学
1.3 環境汚染とアレルギー疾患
1.4 アレルギーの定義と病態
1.5 免疫の仕組み
1.6 アレルギー疾患の発症因子
1.7 喘息と環境因子
1.8 化学物質の健康影響
1.9 アレルギーと化学物質過敏症
1.10 アレルギー疾患の治療法
2 室内環境とアレルギー 環境アレルゲンの特徴と室内での実態
2.1 カビとアレルギー
2.2 ダニとアレルギー
2.3 花粉とアレルギー
2.4 ペットとアレルギー
2.5 化学物質とアレルギー
3 対策技術の現在と未来 増やさない工夫と減らす工夫
3.1 室内環境アレルゲン対策の基本
3.2 室内環境アレルゲンの動態
3.3 住宅換気の必要性
3.4 温湿度制御と結露の防止
3.5 全館空調住宅の性能 アレルギー対策を目指した住まいの効果
3.6 空気清浄機の除去性能
3.7 開放型燃焼器具(暖房器具)からの汚染物質と必要換気量
3.8 エアコン内のカビ汚染とそのメンテナンス
3.9 寝具の対策
3.10 掃除機による床の花粉除去効果
3.11 市販のマスクろ材の花粉捕集効果
3.12 ダニ対策のための環境整理チェックリスト
4 東日本大震災とダンプネス
4.1 はじめに
4.2 応急仮設住宅の真菌と温熱環境
4.3 応急仮設住宅の室内環境と高齢者のダニアレルゲン感作
4.4 住環境の変化と小児アレルギー疾患
4.5 津波被害住宅の室内環境の変化
4.6 帰宅困難地域の住宅の微生物汚染