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ジェンダー の検索結果 標準 順 約 2000 件中 141 から 160 件目(100 頁中 8 頁目) RSS

  • ジェンダーで読み解く 男性の働き方・暮らし方
    • 多賀 太
    • 時事通信出版局
    • ¥1980
    • 2022年03月04日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.8(7)
  • ジェンダー格差大国ニッポン
    妻の「イライラ」 夫の「モヤモヤ」
    なかなか進まない男性の家事・育児参加
    男性稼ぎ手社会を壊すことが男性の生きづらさを解消する
    ジェンダー平等に向けた本気の働き方・暮らし方改革を!

    【主な目次】
    序 無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)
    第1章 男性稼ぎ手社会の終焉
    第2章 ジェンダー平等の実現に向けて求められる男性の「ケア」労働
    第3章 母親の「イライラ」と父親の「モヤモヤ」--「イクメン」ブームの功罪    
    第4章 家庭教育と父親役割のインフレ現象
    第5章 ハラスメントのない職場づくりに男性はどう関わるか
    第6章 社会を挙げてドメスティック・バイオレンス(DV)と虐待を防止する

    「お宅もテレワークですか?」
    平日の昼間に男性が家庭や地域にいても珍しがられない社会が到来するには
    相当な時間がかかるだろうと思っていたのに、
    皮肉にも新型コロナウイルス感染症拡大によって、
    そんな社会をわれわれは思いがけず経験することになったのだが……。
    (本文、序より)

    ●新型コロナウィルスの蔓延にともなうリモートワークの拡大は、男性の働き方と暮らし方を根本から揺るがしている。多くの男性は、仕事場が会社から家庭へと変化し、家庭で過ごす時間が格段に長くなった。それにともない、男性の家事・育児参加の促進が期待される一方で、一部の男性による虐待やDVの増加を懸念する声も聞かれる。
    ●これまで、男女平等化の流れの中で、長年にわたり男性の仕事中心の生き方が批判され、男性の家庭参加やワーク・ライフ・バランスの必要性が訴えられてきたが、あまり大きな変化は見られなかった。ところが、コロナ禍は、瞬く間にそうした従来の男性のライフスタイルを大きく揺るがした。今後、私たちの働き方と暮らし方はどう変化していくのだろうか。それは、社会の男女平等化を促すのだろうか、それとも形を変えながらも男性優位の社会が持続していくのだろうか。そうした中で、特に男性たちは、どう振る舞い、どう生活を組み立てていけばよいのだろうか。
    ●本書は、コロナ前からコロナ後にかけての日本社会における男性たちの仕事と家庭生活をめぐる現状と課題について、労働社会学、家族社会学、ジェンダー学などの学術的知見に基づいて多角的に考察し、一般読者に向けて平易な言葉で分かりやすく論じるものである。これにより、混迷を極めるポストコロナ社会に向けて、各職場における新たな職場づくり、各家庭での新たな生活設計、そして個々人による新たな生き方の展望となる1冊である。
  • 「世界」をどう問うか?
    • 井野瀬久美惠/粟屋利江/長志珠絵
    • 大阪大学出版会
    • ¥2640
    • 2024年04月12日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(1)
  • ジェンダー視点で見る新しい世界史通史
    現代のグローバルな課題を捉え直す
    現代性の歴史的文脈をたどり、暴力・環境・災害・疫病・最新科学に切り込む!

    今ここから見えている「世界」は、他の人たちが別の場所から見ている「世界」と同じだろうか。「世界」を問い、「世界を問う私」を問うーこの双方向性のなかに身を置くとき、私たちは「世界」が決して自明のものでないことを再認識させられる。だとしたら、「世界」の歴史、「世界史」とは何だろうと、西洋中心、成人男性中心に描かれてきた従来の「世界史」を見直さざるをえなくなる。時間軸と空間軸とを交差させ、比較と関係性を考えるジェンダー史の視点で考察していく。

    本巻のもう一つの目的は、現代的諸課題と向き合うことである。私たちは今、地球規模で考え、協力して取り組まねばならない問題を数多く抱えている。新型コロナウィルス・パンデミックを経験し、ロシア・ウクライナ戦争やイスラエルのガザ侵攻といった20世紀の分断を引きずりながら、私たちは、ビッグデータやIoT、生成AIといったデジタル技術が人間の諸関係を左右する21世紀を生きている。そのなかで、諸課題の解決に向かう端緒を開くためには、適切な問いを発し、その問いを根拠(史料/ 資料)に基づいて多角的・多層的に掘り下げていかなければならない。
     本巻では、シリーズ全体を貫くジェンダー史の視点から現代世界に斬り込み、その「現代性」の本質を熟考する。換言すれば、それは、20世紀という時代をジェンダー史の視点で「歴史化」し、「相対化」する作業にほかならない。

    第1章では、私たちが知る「世界」がどのように創られ、語られてきたのかを、「世界」を構成する「地域」との関係性で考察する。
    第2章では、「世界」と「地域」の関係性が創られ、創り直されていく大きな契機となった植民地化と脱植民地化をジェンダー視点で検証する。
    そこに絡まるのが、20世紀末の技術革新で急速に進展したグローバル化の問題であり、第3章ではその諸相が議論される。ひとの移動とそれに伴う運動や思想、とくにフェミニズムの変化、戦争や紛争といった数々の暴力に抗う人々の連帯と異議申し立ての多様性が、各地域の具体的な出来事とともに解剖される。
    第4 章と第5 章では、SDGs で可視化された地球規模の課題と直接的に関わるテーマや論点が俎上にあげられる。いずれも、現代の時空間で考えられがちな問題に「歴史的文脈を与える」という重要な役割を担っており、本巻のオリジナリティもここにある。
    (本巻総論より)
  • ジェンダー・アイデンティティ
    • 佐々木掌子
    • 国土社
    • ¥3080
    • 2022年07月04日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.0(4)
  • 思春期の読者が自分と他者の性を大切にしていけるよう、さまざまな性のありかたを学ぶことができるシリーズ。手にとるのが恥ずかしくない大きさやデザインを採用し、柔らかいイラストやマンガを通して、学校や友人関係などで生じる具体的な悩みや疑問を1つずつ丁寧に紹介していきます。シリーズ第1弾のテーマは「ジェンダー・アイデンティティ」です。
    第1章 ジェンダー・アイデンティティってなんだろう? 「男子って言われるとモヤモヤするのはなぜ?」/ジェンダー・アイデンティティってなんだろう?/ジェンダー・アイデンティティのきほん/いろいろなジェンダー・アイデンティティ/「その性別」としてどうありたいか/シスジェンダーとトランスジェンダー/「モヤモヤしたままでもいい。自分は自分」
    第2章 みんなが気持ちよく過ごすために 「制服を選ぶことは性別を選ぶこと?」/あなたとまわりの人、みんなが気持ちよく過ごすために/「絶対に差別をしない人」って本当にいるの?/性の違和感を緩和するために医療や法律でできること/カミングアウトする?しない?/カミングアウトされたとき/もしも、あなたがアウティングを……
    第3章 性の多様性ってなんだろう? 「LGBTの人がいるから性は多様?」/あなたとわたしも多様性をつくるひとり/自分の性についてもっと知るために/性にかかわることば/もっと知りたい・話を聞きたい ほか
  • WORK DESIGN(ワークデザイン)
    • イリス・ボネット/池村 千秋/大竹 文雄
    • NTT出版
    • ¥2970
    • 2018年07月02日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.92(12)
  • 各国の男女格差を測る「世界ジェンダーギャップ指数」を見ると、日本は144か国中114位。先進国では異例の低さだ。女性の社会進出は進んだが、男女の賃金格差、男性の長時間労働など、性別による格差は根強い。では、こうした問題はどうすれば解消できるのか。本書では、ハーバードで人気の行動経済学者が今注目の「行動デザイン」の手法を駆使し、エビデンスに基づく解決策を提示した話題作。有効かつ透明性の高い採用・昇進方法とは? ダイバーシティ研修には意味がない? 日本でも急ピッチで進む「働き方改革」や「女性活躍推進」にも使えるヒントが満載。
    序章 行動デザインの力/第1部 問題/第2部 人事のデザイン/
    第3部 職場と学校のデザイン/第4部 ダイバーシティのデザイン
  • 私が進化生物学者になった理由
    • 長谷川 眞理子
    • 岩波書店
    • ¥1276
    • 2021年12月17日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.5(3)
  • 生き物図鑑とドリトル先生の大好きな少女が、いかにして進化生物学者になったのか。 それまで通説だった「群淘汰」「種の保存」という考えの誤りに気づき、むしろ「遺伝子淘汰」「性淘汰」の考えこそ重要なのだと認識し、進化生物学者として成長していく著者の人生の歩みと、人間の進化と適応に関する興味深い話が語られる。
    第一章 豊かな自然と図鑑たち
    第二章 博物学者になりたい
    第三章 進化と行動研究への足がかり
    第四章 ニホンザルの研究と「種の保存」の誤り
    第五章 アフリカの日々
    第六章 群淘汰との闘い
    第七章 博士論文を書く
    第八章 ケンブリッジへ
    第九章 ケンブリッジ大学とイェール大学
    第十章 ダーウィンとの出会い
    第十一章 科学とは何か?
    第十二章 人間の進化と適応を考える
    第十三章 動物の世界から性差を考える
    第十四章 ヒトにおけるセックスとジェンダー

    あとがき
    参考文献一覧
  • FtMトランスジェンダーのぼくのことを話そう
    • 江里 ユウキ
    • 講談社
    • ¥1650
    • 2025年04月09日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.0(1)
  • 著者は体が女性で心が男性のトランスジェンダー。
    5歳のときに初めて性別に対して違和感を持ち、小学5年生で初潮を迎えると、あまりのショックにトイレで泣き崩れたこともあった。
    男の子との初恋、両親へのカミングアウト、不登校、自殺未遂、そして就職し「胸オペ」を受けるまで……。
    セクシュアルマイノリティとして波乱万丈な人生を歩んできた著者が、今、自分のことがよくわからなくて不安を抱えている全ての人たちに贈る「生きやすい社会」へのメッセージ!

    小学上級・中学から
  • 新版 教育社会とジェンダー
    • 河野 銀子/藤田 由美子
    • 学文社
    • ¥2310
    • 2018年03月30日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.0(1)
  • 幼児期、メディア、学校教育、部活動や進路選択等、
    私たちの世界にはどのようなジェンダー(社会的性)が埋め込まれているのか。
    男女の性差のみならずLGBTの人々への視点を取り入れ新たに編まれた教育社会学テキスト。

    【執筆者】
    *河野銀子、*藤田由美子、岩本健良、木村松子、池上 徹、木村育恵(*は編者)
  • 平和とジェンダー正義を求めて
    • 清末 愛砂/前田 朗/桐生 佳子
    • 耕文社
    • ¥1100
    • 2019年10月04日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • アフガニスタンの人々は、度重なる外国の政治介入、軍事侵攻、内戦などの過酷な現代史を生きてきた。とりわけ日常生活でさまざまな差別や暴力を受けてきた女性たちは、1977年にRAWA(アフガニスタン女性革命協会)を設立し、平和で民主的な社会を求め歩んできた。
    2001年の同時多発攻撃(9・11)以後、米国は英国などとともにアフガニスタンを爆撃し、ターリバーン政権を崩壊させた。しかし、以後の政権下で女性は解放されるどころか、むしろ暴力・差別・貧困は悪化している。
    アフガニスタンへの無関心が続く日本で、連帯は可能か。本書はこれまでのそしてこれからも続いていくRAWAとの連帯の記録である。
    はじめに (前田 朗)
    読者の皆さまへ──RAWAからのメッセージ
    第1章 アフガニスタンにおけるジェンダーに基づく暴力──その形態と諸要因 (清末愛砂)
    第2章 RAWA設立者・ミーナーの生涯 (前田 朗)
    第3章 RAWAのいまとこれから (清末愛砂)
    第4章 近年のRAWAの声明
    第5章 RAWAと連帯する会のとりくみ (桐生佳子)
    資 料 ゆっくり読もう、アフガニスタン現代史 (前田 朗)
    おわりに (清末愛砂)
  • フェミニスト経済学
    • 長田 華子/金井 郁/古沢 希代子
    • 有斐閣
    • ¥4070
    • 2023年10月03日
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 2.0(4)
  • フェミニズムの視点から,すべての人のウェルビーイングの実現をめざす。
    日本ではじめてのフェミニスト経済学のテキスト!
    第1部 理論と方法
    第1章 フェミニスト経済学への招待
    第2章 アンペイドワーク──人間のニーズとケア
    第3章 世帯──世帯内意思決定と資源配分
    第4章 生活時間──資源としての時間
    第5章 ジェンダー統計──社会を把握するツール
     第2部 領域と可能性
    第6章 労働市場──ペイドワークと格差
    第7章 マクロ経済──再生産領域を加える
    第8章 ジェンダー予算──ジェンダー主流化のためのツール
    第9章 福祉国家──ジェンダー関係を形づくる
    第10章 金融──金融危機のジェンダー分析
    第11章 資本・労働力移動──グローバル経済の特質としての女性化
    第12章 貿易自由化──競争優位の源泉としてのジェンダー格差
    第13章 開発──連帯とエンパワーメント
    第14章 環境・災害──レジリエンスの構築
  • トランスジェンダーQ&A
    • 高井 ゆと里/周司 あきら
    • 青弓社
    • ¥1980
    • 2024年05月01日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.0(9)
  • 「性別を生きる」って、どういうこと? トランスジェンダーについての基礎的な情報、性別分けスペースのこと、「トランス差別はいけないけれど気になる」疑問など、大きなクエスチョン21個、そこから派生するクエスチョン65個の問いと答えをまとめる。
    第1部 性別の重み

    性別を重要視する社会
    性別らしさと性別であること
    性別と服装
    性別と外見
    性別と身体
    性別とアイデンティティ
    性別の多元性
    性別分けスペース
    性別二元制社会

    第2部 基礎知識

    Q1:トランスジェンダーとはどんな人たちを指すの?
    Q2:トランスジェンダーって、「女らしさ」や「男らしさ」の押し付けがいやな人たちのこと?
    Q3:トランスジェンダーの人たちは、どれくらいいるの?
    Q4:「性別を変える」ってどういうこと?
    Q5:生活上の性別を変えるって、何をするの?
    Q6:身体の特徴を医学的に変えるって、何をするの?
    Q7:書類上の性別(戸籍)を変えられるの?
    Q8:ノンバイナリーの人も性別を変えるの?
    Q9:トランス男性は男の人、トランス女性は女の人、と理解しておけばいい?
    Q10:自分の望みどおりに性別を「変えた」トランスジェンダーの人たちは、もう困りごとはないの?
    Q11:どんなことが理由で差別を受ける?
    Q12:差別の現状を示すデータについて、もう少し知りたいな
    Q13:ノンバイナリーの人たちも差別を受ける?
    Q14:最近、SNSでトランスヘイトがひどいよね?

    第3部 性別分けスペース

    素朴な疑問は素朴ではない
    未来を考えるために
    Q15:トランスジェンダーは性別分けスペースに混乱を招きませんか?
    Q16:性別分けスペース1トイレ
    Q17:性別分けスペース2公衆浴場
    Q18:性別で分かれることがある活動ーースポーツ

    第4部 「トランス差別はいけないけれど気になる」疑問

    Q19:トランスジェンダーと医療
    Q20:トランスジェンダーと社会の変化
    Q21:トランスジェンダーとジェンダー特権

    あとがき

    もっと知りたいあなたへ
  • なぞること、切り裂くこと
    • 小平 麻衣子
    • 以文社
    • ¥3080
    • 2023年03月30日
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 〈書きかえ〉の日本近代文学史
    何かを書きつけたい切望、そしてその周囲に生じるさまざな権力関係(=書きかえ)。
    近代になって書くことを与えられた女性たち。そのテクストに現れる「複雑性=書きかえ」は何を物語っているのか。文学作品のみならず、書簡、同人誌、雑誌投稿欄など、有名/無名を超えた女性たちの実践の足跡をたどる試み。
    手本通りに書くためのなぞり書きが、手本をゆがめ、やがてそれを切り裂くに至るように、SNS時代の今日に通ずる、制度と個々人の関係のその「裂け目」に肉薄した、かつてない日本近代文学史。
    文学という“虚構がつくるジェンダー“と、“ジェンダーそのものの虚構性”は、いかなる関係を「現実」において切り結ぶのか?
    序 章 書くことを拒否しながら書く──田村俊子「女作者」の複雑さ
    第1章 〈女性〉を立ち上げる困難──『青鞜』における小説ジャンルの揺らぎ
    第2章 自然主義が消去した欲望──森田草平「煤烟」のマゾヒズム
    第3章 大正教養派的〈個性〉とフェミニズム──田村俊子・鈴木悦の愛の陥穽
    第4章 労働とロマンティシズムとモダン・ガール
    第5章 〈女性作家〉として生き延びる──林芙美子『放浪記』の変節
    第6章 盗用がオリジナルを超えるということ──太宰治『女生徒』と川端康成の〈少女〉幻想
    第7章 紫式部は作家ではない──国文学研究の乱世と文芸創作
    第8章 戦後世界の見取り図を描く──野上彌生子『迷路』と田辺元の哲学
    第9章 女性作家という虚構──倉橋由美子『暗い旅』盗作疑惑の周辺

    あとがき


    初出一覧
    索引
  • ジェンダーと政治理論
    • メアリー・ホークスワース/新井 美佐子/左高 慎也/島袋 海理/見崎 恵子
    • 明石書店
    • ¥3520
    • 2022年05月20日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(1)
  • 今日のフェミニズム研究に不可欠な視点である「インターセクショナリティ(交差性)」を前面に押し出し、豊富な事例や広範な先行研究をふまえて政治理論の近代以降の基軸に異議を申し立てる、積年のフェミニズム研究の大いなる成果。
    第一章 性別化された身体ーー挑発
     セックスを解釈する
     セックスを脱自然化する

    第二章 ジェンダーを概念化する
     ジェンダーの歴史をたどる
      言語学からの教訓
      ジェンダー、および身体化された差異の規制
      性的二形性を混乱させる
     セクシュアリティを脱自然化する
     セックス、ジェンダー、セクシュアリティの関係性を精査する
      生物学的還元主義者の説明
      パフォーマティヴな連関
      構造的説明
     ジェンダーを錯綜させる

    第三章 身体化=身体性を理論化する
     人間本性
     身体を人種化し、ジェンダー化する
     ジェンダー化された人種化と植民地化
     近代の身体化からポスト近代の身体化へ
     結論

    第四章 公的なものと私的なものを描き直す
     正典とされてきた説明
     構成的な矛盾ーーリベラルな家父長制
     公/私二元論への現代的取り組み
      結婚
      セクシュアリティ
      身体の商品化

    第五章 国家と国民を分析する
     西洋政治理論における国家概念
     ジェンダー化された制度としての国家
     国民と国家
     国民国家における人種化、ジェンダー化、異性愛化
      奢侈禁止法から服装規定へ
      政治的統一体を標準化する
      異性愛化

    第六章 不正義の概念をつくり直す
     正義と国家
     国家の不正義
      人種化
      ジェンダー化された排除と危険
      アイデンティティを無効にすること、現実を強制すること
      ポストコロニアル的、帝国主義的介入
     国家にもとづいて正義にアプローチすることの限界
     社会変革を構想する

    日本語版の読者へ
     特殊性を深掘りする
     フェミニズムがたどってきた道
     架橋する

     訳者あとがき

     参考文献
     人名索引
     事項索引
     著者・訳者紹介
  • 狙われた身体
    • 安井 眞奈美
    • 平凡社
    • ¥3080
    • 2022年02月28日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.33(4)
  • 日本の妖怪や怪異現象は、病気や身体攻撃などさまざまな形で私たちを襲う「敵」として描かれたものが多数ある。民俗学とジェンダー・女性学の見地から読み解く、画期的身体論。
  • 人種・ジェンダーからみるアメリカ史
    • 宮津 多美子
    • 明石書店
    • ¥2750
    • 2022年05月02日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(1)
  • 「丘の上の町」として築かれた共同体はアメリカとなり、20世紀に超大国へと変貌した。しかし、現代アメリカにおける差別や格差は建国者が掲げた自由・平等の理想とは程遠いものだった……。人種やジェンダーに焦点を当て、アメリカの歴史を物語として描き出す本書はアメリカ史の入門に最適な一冊!
  • ジェンダー法研究 第9号
    • 浅倉 むつ子/二宮 周平/国見 亮佑/たかし/中谷 衣里/中川 重徳
    • 信山社出版
    • ¥3960
    • 2022年12月28日頃
    • 取り寄せ
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(1)
  • ◆特集1「『結婚の自由をすべての人に』訴訟を考える」と特集2「ハラスメントのセカンドステージ」を掲載ー実務と研究を架橋し、新たな共生社会を拓く【ジェンダー法学】の専門誌◆
    第9号は、特集1「『結婚の自由をすべての人に』訴訟を考える」は、原告当事者を含む6本(国見・たかし、中谷、中川、西山、二宮、鈴木)、特集2「ハラスメントのセカンドステージ」は5本(三浦、三成、浅倉、中野、菅野)。家族やジェンダーの動向として2本(田中、ヨ)、「立法・司法の動向」は、夫婦別姓訴訟のその後(寺原)、アメリカの中絶の権利裁判についての翻訳(マッケナ/立石〔訳〕)を掲載。
  • プロレタリア文学とジェンダー
    • 飯田 祐子/中谷 いずみ/笹尾 佳代
    • 青弓社
    • ¥4400
    • 2022年10月24日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 4.0(1)
  • 階級闘争が内包してきたジェンダー構造に着目し、小林多喜二や徳永直、葉山嘉樹、佐多稲子らの作品から、プロレタリア文学の実践を読み直す。民族やコロニアリズムなどの論点と階級闘争との交差にも着目して、プロレタリア文学の可能性と問題点を析出する。
  • ジェンダー研究が拓く知の地平
    • 東海ジェンダー研究所記念論集編集委員会
    • 明石書店
    • ¥4400
    • 2022年12月28日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 本書は、急速な拡大、進展を遂げるジェンダー研究によって拓かれた、知の地平を提示する。第一部ではジェンダー概念そのものをそれが帯びる多様性・多元性から捉え直し、第二部では変容を迫られている市場労働、ケア労働の考察を通じ、新たな社会像を展望する。
  • サバンナのジェンダー
    • 友松 夕香
    • 明石書店
    • ¥5500
    • 2019年03月31日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • フェミニズムと開発政策は女性たちを支援してきたのか? 国際開発政策は、女性が自分で稼ぐ能力と機会を拡大させて「ジェンダー不平等」を軽減してきた。しかし、それは政策が想定していたような女性の福利の向上につながるわけではなかった。現地で収集した膨大なデータをもとに、男性と女性の不可分な生計関係と女性の労働の強化を明らかにした労作。農業の低迷と人口増加が続くアフリカ農村部での女性支援の政策に一石を投じる。第23回大来賞受賞作品。

案内