ジェンダーギャップの基本を図解でわかりやすく解説した入門書です。ジェンダーについては高校までで学ぶようになりましたが、すでに社会人になっている人はきちんと学ぶ機会があまりありませんでした。そこで最低限の常識として知っておいてほしいことをコンパクトにまとめています。正しい知識を身に付けることで、あらゆる年齢性別の人が職場や家庭でよりよい関係を築けることを願います。
CHAPTER1 ジェンダー入門
CHAPTER2 日本の職場の現状
CHAPTER3 職場とジェンダー
CHAPTER4 結婚とジェンダー
CHAPTER5 子育てとジェンダー
CHAPTER6 性的マイノリティとジェンダー
CHAPTER7 ハラスメント
CHAPTER1 ジェンダー入門
CHAPTER2 日本の職場の現状
CHAPTER3 職場とジェンダー
CHAPTER4 結婚とジェンダー
CHAPTER5 子育てとジェンダー
CHAPTER6 性的マイノリティとジェンダー
CHAPTER7 ハラスメント
ジェンダー・ギャップ指数で世界1位を続ける小国・アイスランドに移住して大統領夫人を経験した著者が、自らの体験も交え、40人以上の“スプラッカル”(並外れた女性たち)の生きざまを綴る。同指数で下位に低迷する日本のジェンダー政策への示唆に富む好著。
「男なのに胸がふくらみはじめたーー!?」ある日、自分の身体に異変を感じ始めた小学生の潮類(うしおるい)。同級生男子からはからかいの対象になり、母親をはじめ家族にも「普通ではない」ことを指摘され、男らしくなれない自分は存在自体を認めてもらえていないことにショックを受ける。成長するにつれ、違和感は次第に劣等感に変わっていき、みんなと同じになりたいと願う類はわざと男らしく振る舞うようになる。しかし、外見に現れる顕著な変化に類自身も戸惑うようになって……!? --曖昧な「性」に翻弄される、類の葛藤と成長、そしてそれに伴う家族・社会との向き合い方を描くヒューマン・ドラマ!!
ジェンダー、感情、遺伝子情報にいたるまで、あらゆるものが象徴資本として流通する現代。ブルデュー、フーコー、ドゥルーズ、アガンベンらを手がかりに、日常における権力の実態に迫る。
ジェンダー差別を生む構造はどのようなところにあるのか、どのような思想の元に成り立っているのかを知り、どのような人もありのままの自分でいられる社会のあり方について考えます。
◇新年のご挨拶 市民生活の向上、地方自治の発展、地域経済の活性化をめざして ●中山 徹
◇直言 社会のデジタル化とスマートシティ ●山田健吾
◇連続企画 「新型コロナ」から日本の社会を考える 第29回 新型コロナと介護 ●伊藤周平
◆特集 ジェンダー差別を超えて多様性の時代へ
文化の多様性とジェンダー平等 ●松岡悦子
東京・国立市 多様な性を尊重するまちづくり ●木山直子
ケア労働者の処遇改善のためには「ジェンダー平等」の社会が不可欠である ●森田 進
労組内での意思決定の場における女性の参画の現状について ●岡上則子清水万由子
シンポジウム 「法整備と SOGI」 に参加して ●編集部: 松川 遥
自治の視点が問われたー区画整理 再開発住民運動集会を終えてー ●遠藤哲人
◆連載
人つながる(22) NPO法人フリースクール「てだのふあ」 〜子どもたちが安心して過ごせる居場所づくり〜 ●山下吉和
検証 津久井やまゆり園事件を人権の視点から考える
第14回 津久井やまゆり園の地元住民としての想い…考え、行動 ●鈴木哲夫
おきなわ定点観測 第10回 日本国憲法の“真価”を私たちに問い続ける沖縄 ●関 耕平
シリーズ 地域発信 耕作放棄地に挑み果樹園の再生を! 第2回 荒れ地を開き安心安全なみかんを育てる ●渡辺卓也
@NEWS ユニチカ跡地住民訴訟と住民自治の展開 ●御代田桜子
BOOK REVIEW
ローカル・ネットワーク
年賀広告
Jつうしん/自治の風/編集後記
表紙写真 大坂 健
スケッチ 芝田英昭
アメリカ・フランス・中国の大学におけるジェンダー教育の歴史や実践例を紹介し、国内の教育の実情、社会人教育・男性学の視点、LGBTIの学生への対応も提示する。ジェンダー教育がダイバーシティー環境の整備=社会の多様性に直結することを提示する。
はじめに 弓削尚子
第1章 北米の大学における女性学およびジェンダー研究の歴史的系譜と現在 シャラリン・オルバー[ゲイ・ローリー監訳、宮下摩維子訳]
1 北米の大学における女性学の現状
2 北米の女性学の歴史的系譜
3 女性学およびジェンダー研究をゲットー化しないために
解題 シャラリン・オルバー氏の知の冒険 ゲイ・ローリー
コラム ドナルド・トランプの時代の女性学およびジェンダー研究の展望 シャラリン・オルバー[ゲイ・ローリー監訳、宮下摩維子訳]
第2章 フランスにおけるジェンダー教育の軌道ーー高等教育機関を中心に クリスティーヌ・レヴィ
1 ジェンダー研究をめぐる環境とジェンダー教育の歴史的・社会的背景
2 高等教育機関での新しい動き
解題 「もう一つの可能性」としてのジェンダー・スタディーズ 矢内琴江
コラム フランスでのジェンダー概念をめぐる論争 クリスティーヌ・レヴィ
第3章 グループを育て、社会とつなげるーー大学でのジェンダー教育を活性化する新しい試み 柯倩★女偏に亭★[熱田敬子訳]
1 若者の悩みに答え、注目の社会問題に介入するーー授業の主題設定
2 グループを育成し、学生の主体性を育てるーー教育方法の探究
3 社会とつながり、ボランティアから学ぶーー知識と行動の転化
4 ボランティア学習の事例ーー『とことんヴァギナ・モノローグス』の上演と社会への貢献
解題 『まんこ語り』が育むフェミニズム・アクション 熱田敬子
コラム 中国における行動派フェミニストの成長とジェンダー・バックラッシュ 熱田敬子
第4章 男性学・男性性研究とジェンダー教育の重要性 伊藤公雄
1 男性学・男性性研究の誕生と発展
2 男子・男性を対象にしたジェンダー教育の重要性
コラム 学生と性暴力 弓削尚子
第5章 日本の大学におけるジェンダー教育の課題ーー社会を変革する希望の糧に 村田晶子
1 ジェンダー教育をめぐる日本国内の状況
2 高等教育におけるジェンダー教育の取り組み
3 日本の高等教育におけるジェンダー教育/研究の課題
コラム 学生が作る「ダイバーシティ・マップ」 安野 直
終 章 高等教育とジェンダーをめぐる今後の課題ーー国際シンポジウムでの議論を踏まえて 森脇健介
1 ジェンダー教育の歴史と現在の課題
2 フランスにおけるジェンダー・マスターコースの設置と専門職教育
3 『ヴァギナ・モノローグス』の実践と授業の方法論
むすびにかえて 村田晶子
なぜ「ピンクは女の子、青は男の子」なのか。色による性別区分の実態に迫る実験の数々を紹介しながら、性差を、文化を、そして社会を方向づけるこの強固なメカニズムを解体してジェンダーステレオタイプの超克を目指す、社会心理学からのアプローチ。
はじめに
第1部 基礎パートーーピンクと青の心理学
第1章 ピンクと青は誰の色?--ピンクと青の歴史と現代
1 ピンクと青のイメージをめぐる歴史
2 ピンクと青の現代
3 色は心理に影響を及ぼすのかーー色彩心理学の歴史的背景
第2章 ピンクと青に対するイメージーー「ピンクは女の子、青は男の子」なのか
1 色のイメージと印象に関する研究
2 色に関する認知ーー記憶のなかの色概念と属性概念との結び付き
コラム1 化粧が自分のイメージに与える影響
第3章 ピンクを身に着けた人は女の子らしい?--ピンクと青が印象に及ぼす影響
1 ピンクと青が性別判断に及ぼす影響
2 ピンクと青が印象に及ぼす影響
3 ピンクと青が人々の判断や行動に及ぼす影響
コラム2 ピンクを身にまとった女性は「魅力的」なのか
第4章 ピンクを身に着けている私は女性らしい?--ピンクと青を身にまとうことの効果
1 着衣と自己認知・行動との関係ーー着衣認知理論
2 ピンクを身に着けると自己認知が変わるのか
3 ピンクを着ていても俺は男らしいーーピンクへの反発
4 ピンクは「女性らしい」職業のキャリア意識をアップさせる!?
コラム3 着衣認知研究の再現性
第2部 社会パートーー社会を取り巻くピンクと青
第5章 本当に女の子はピンク、男の子は青を好むのか
1 色の好みの発達的変化
2 親の好みによる影響
3 ピンクと青への好みとジェンダー・アイデンティティ
4 学童期以降の色の好み
コラム4 ピンクと青の好みに関する本質主義
第6章 社会のなかの色とジェンダー
1 社会のなかのジェンダーカラーの利用
2 ジェンダーカラーの脱却に向けた企業の取り組み
3 ジェンダーにとらわれない取り組みはどのように受け止められているか
4 社会的ムーブメントとしてのピンク
おわりに
ジェンダー格差大国ニッポン
妻の「イライラ」 夫の「モヤモヤ」
なかなか進まない男性の家事・育児参加
男性稼ぎ手社会を壊すことが男性の生きづらさを解消する
ジェンダー平等に向けた本気の働き方・暮らし方改革を!
【主な目次】
序 無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)
第1章 男性稼ぎ手社会の終焉
第2章 ジェンダー平等の実現に向けて求められる男性の「ケア」労働
第3章 母親の「イライラ」と父親の「モヤモヤ」--「イクメン」ブームの功罪
第4章 家庭教育と父親役割のインフレ現象
第5章 ハラスメントのない職場づくりに男性はどう関わるか
第6章 社会を挙げてドメスティック・バイオレンス(DV)と虐待を防止する
「お宅もテレワークですか?」
平日の昼間に男性が家庭や地域にいても珍しがられない社会が到来するには
相当な時間がかかるだろうと思っていたのに、
皮肉にも新型コロナウイルス感染症拡大によって、
そんな社会をわれわれは思いがけず経験することになったのだが……。
(本文、序より)
●新型コロナウィルスの蔓延にともなうリモートワークの拡大は、男性の働き方と暮らし方を根本から揺るがしている。多くの男性は、仕事場が会社から家庭へと変化し、家庭で過ごす時間が格段に長くなった。それにともない、男性の家事・育児参加の促進が期待される一方で、一部の男性による虐待やDVの増加を懸念する声も聞かれる。
●これまで、男女平等化の流れの中で、長年にわたり男性の仕事中心の生き方が批判され、男性の家庭参加やワーク・ライフ・バランスの必要性が訴えられてきたが、あまり大きな変化は見られなかった。ところが、コロナ禍は、瞬く間にそうした従来の男性のライフスタイルを大きく揺るがした。今後、私たちの働き方と暮らし方はどう変化していくのだろうか。それは、社会の男女平等化を促すのだろうか、それとも形を変えながらも男性優位の社会が持続していくのだろうか。そうした中で、特に男性たちは、どう振る舞い、どう生活を組み立てていけばよいのだろうか。
●本書は、コロナ前からコロナ後にかけての日本社会における男性たちの仕事と家庭生活をめぐる現状と課題について、労働社会学、家族社会学、ジェンダー学などの学術的知見に基づいて多角的に考察し、一般読者に向けて平易な言葉で分かりやすく論じるものである。これにより、混迷を極めるポストコロナ社会に向けて、各職場における新たな職場づくり、各家庭での新たな生活設計、そして個々人による新たな生き方の展望となる1冊である。
日本仏教、その未来を考えるーー。
仏教界に今なお根強く残る性差別の実態に、国内外の研究者と現場の僧侶たちが鋭く迫る。
多文化共生が求められる現代社会に、ジェンダーの視点から日本仏教の未来を問う革新的な1冊。
****************
寺院は、日本仏教の基盤であり、日本の伝統文化を継承する主要な場の一つでもある。その裏面として、日本の負の伝統(因襲とも言える)もまた、一般社会より色濃く伝えてきてしまったところがある。古臭い女性観や、周囲の人間に対するハラスメント意識の希薄さは、その典型的な例だろう。
こうした負の伝統をどう理解し、いかに克服しうるか。学問的にも実践的にも、大きな課題としてある。本書は、その課題に応えるための論文や提言を集めた研究書であり、実践のための手引き書である。
(中略)
ジェンダーは国際的な視野から検討したほうが、理解が深まりやすい。社会や文化ごとの違いが重要なため、自己とは異なる社会や文化の事例や視点を得ることで、問題の所在が際立ち、また別の可能性も見えてくるのである。
そのため、本書は国際性を重視する。国外の事例を取り上げるだけではない。イギリスから日本に来て、僧侶として活動してきた女性の体験談や、あるいは寺院でのフィールドワークを積み重ねるカナダの研究者の論文も掲載する。こうした「異邦人」の目線からの現代日本仏教に関する所感や考察は、現状では、あまり多くは存在しない。それらは一種の日本文化論としても興味深く、新鮮な見解に満ちている。(「はじめに」より)
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執筆者一覧(50音順):飯島惠道/池田行信/碧海寿広/岡田真水(真美子)/川橋範子/那須英勝/本多彩/横井桃子/吉村ヴィクトリア/マーク・ロウ
【本書のポイント】
・「ジェンダー」と「国際性」というこれまで日本仏教に関する著作において同時に押し出されることのなかった二つのキーワードから、「現代日本仏教と女性」という仏教界が抱える重要な問題に切り込む画期的試み。
・研究者による調査報告だけでなく、実際に現場で活動する女性僧侶たちの体験談までを収録。
はじめに(碧海寿広)
序 章 越境する「仏教とジェンダー」研究(川橋範子)
第一部 研究篇
第一章 女性の出家と成仏(岡田真水〈真美子〉)
第二章 米国本土の女性仏教徒と越境
-米国開教区の動向ー(本多 彩)
第三章 越境する寺族女性たち
-日本とハワイの調査からー(横井桃子)
第二部 実践篇
第一章 ジェンダー不平等な現場からのレポート
-伝統的出家型尼僧の視座からー(飯島惠道)
第二章 ニッポンの田舎における英国人女性僧侶の冒険(吉村ヴィクトリア)
第三章 真宗教団における「性」をめぐる諸問題(池田行信)
特別収録
仏教人類学とジェンダー
-女性僧侶の体験からー(マーク・ロウ)
おわりに(那須英勝)
「龍谷大学アジア仏教文化研究叢書」刊行について(楠 淳證)
編者・執筆者紹介
個人の抱える困難や苦悩は「こころ」の内部だけに収まるものではなく、社会問題が深く関わっている。女性や性的マイノリティの貧困、社会資源へのアクセスの非対称、同性愛者やトランスジェンダーの当事者への社会的スティグマ、社会的排除、性暴力、男性の感情表現の失語……これらあらゆる事象にジェンダーの問題は埋め込まれている。そしてジェンダーの問題はクライエントだけが抱えるものではなく、臨床家の臨床観・理論・生活にも影響を与えている。
一方で、アカデミズムの文脈とは別に、フェミニストカウンセリング、男性相談、性的マイノリティへの心理支援など、ジェンダー視点を踏まえた草の根の運動史があるにもかかわらず、日本の心理臨床界ではジェンダー視点は未だ十分に論議されていない現状がある。
臨床心理士・公認心理師をはじめとする対人援助専門職家に向けて、ジェンダーにセンシティブな臨床とはいかなるものかを考えようと試みた本書は、このような社会構造と歴史的経緯から生まれた。女性支援および性的マイノリティ支援を牽引してきた村本邦子氏と葛西真紀子氏へのインタビューを皮切りに、編集委員内の対話から浮かび上がった現代的課題を検証する論考から構成されている。日本の心理臨床界・心理学におけるジェンダー秩序の史的考察から、臨床現場におけるジェンダーバイアスやマイクロアグレッションがもたらす負の側面の批判的検証、性暴力、DV、性別違和など具体的な臨床実践においてジェンダー視点を活かす可能性を考察する。
その場限りの技法論ではない、臨床の質的変化をもたらすための、ジェンダーセンシティブな心理臨床論。
労働組合はこの数年、ジェンダー平等に加え、組合員の「多様性」に応じた活動にシフトしてきている。これらからの労働組合は高齢層や外国人の組合員など、新たなメンバーとともに労働組合運動を構築していくことが求められている。
本書では、労働組合の男女平等参画、ジェンダー平等、そして組合員の多様化について、企業別・産業別・ナショナルセンター各レベルの労働運動の機能や活動の在り方について検討を試みている。
2000年代の20年間の女性の働き方の変化を振り返り、労働組合におけるジェンダーの主流化を実現させるための一冊。
第1部:「女性」と労働組合の20年
1.データから見た女性の働き方
2.「女性」と労働組合
3.非正規労働者の組織化
第2部:労働組合におけるジェンダー平等
1.連合、産業別組織における男女平等の取り組み
2.企業別組合における男女平等参画
3.女性役員の選出と育成
4.労働組合のジェンダー平等への挑戦
第3部:組合員の多様化に応えるために
1.組合員の多様化のへの対応
2.組合員の多様化とこれからの労働組合
立ち後れる日本のジェンダー平等。コロナ禍のしわ寄せを受けるケア労働を始め、格差是正を求める新しい労働世界実現の道を拓く。
第1章 コロナ化の生活の変化
第2章 労働分野のジェンダー格差と「ケアレス・マン」モデル
第3章 エッセンシャル・ワーカーの困難
第4章 ジェンダー平等に関わる労働法制の展開
第5章 時間と資金の新しい考え方 「ケアレス・マン」モデルからの脱却
第6章 暴力とハラスメントのない世界を
第7章 日本のジェンダー平等を国際基準に
あの時「決めつけ」に生きづらさを覚えて苦しみ
そして今も「こうあるべき」にしんどさを感じるあなたへーー
男の子は青、女の子は赤が好きなのは当たり前。男性は女性、女性は男性と付き合いたいもの。美容師やバンドマンは不安定だから結婚相手として見られない。男だから一家の大黒柱でなければならない。──そんな「こうあるべき」という「決めつけ」、誰もがしてしまったことがあるのではないだろうか。ただ、それで傷ついたり、生きにくさを感じたりする人は、多くはないかも知れないけれども確かに存在する。そして、昨今言われるSDGsでも指摘されているように、これからは社会全体でそんな課題に向き合い、解決していくことが必須だ。本書では、マンガ+ミニ解説でそうしたことへの「気づき」や、考えるための素材を提供する。社会の「当たり前」に違和感を感じたことがある人はもちろん、これからそうしたことについて知っていきたい人にも、さりげなく、優しく、接してくれる一冊。著者パレットークはSNSをメインにLGBTQやジェンダーについて活発に発信しており、近刊「マンガでわかるLGBTQ+」は現在3版と好調。
日本の英語教育においてジェンダーはどう扱われてきたのか。教育学・教育史・コーパス・心理学・メディア批評の研究者による学際的論考を収める。巻末には編者の開発した「英語教科書図版データベース」を掲載。
第1 部 男女共同参画社会を推進する観点からの英語教科書の分析研究
第2 部 英語教育学・英語学の観点から考えるジェンダー
第3 部 周辺分野(⼼理学・メディア研究)から考えるジェンダー
第4 部 男女共同参画社会を目指した英語教科書分析の資料
言語学習の成否は学習者個人の特性のみによるものではなく、学習者をとりまく社会との政治的、権力的関係をみることなしに語ることはできない。社会文化的な視点から第二言語習得研究に新たな地平を切り拓いた基本文献の、待望の邦訳。
まえがき
訳者まえがき
本書の構成
第1章 言語学習の真実と嘘
サリハと第二言語習得規範
アイデンティティと言語学習
力とアイデンティティ
動機と投資
エスニシティ、ジェンダー、階級
言語とコミュニカティブな言語運用能力を再考する
第2章 アイデンティティと言語学習の研究
方法論的枠組み
中心的な問い
研究する者とされる者
研究
データ整理
著者解題
第3章 成人移民言語学習者の世界
国際的な文脈
移民女性にとってのカナダ社会
研究参加者の略歴とアイデンティティと言語学習
著者解題
第4章 エヴァとマイ:歳よりも大人びている
エヴァ
著者解題
マイ
著者解題
第5章 お母さんたちと越境と言語学習
カタリナ
マルティナ
フェリシア
著者解題
第6章 第二言語習得理論再考
自然言語学習
アルベルトとSLAの文化変容モデル
情意フィルター
アイデンティティを再概念化する
社会的実践としての言語学習
著者解題
第7章 教室とコミュニティで話す権利を主張する
教室における言語学習と成人移民
コミュニカティブな言語教育の先へ
多文化主義を再考する
可能性の教育学としてのダイアリースタディ
月曜日の朝を変える
結びの著者解題
解題 アイデンティティ理論をめぐって広がる対話
アイデンティティ研究と言語学習の関連性
ポスト構造主義のアイデンティティ理論
アイデンティティと投資
想像の共同体と想像のアイデンティティ
アイデンティティ・カテゴリーと言語学習
研究の方法と分析
アイデンティティと言語教育
グローバルな視点
デジタルテクノロジー、アイデンティティ、言語学習
アイデンティティと抵抗
新たなテーマと今後の方向性
あとがき
訳者あとがき
文献案内
参考文献
人名索引
事項索引
著者・訳者紹介
ダイバーシティについて、わかりやすく解説したシリーズ。第3巻は、男女のジェンダーやLGBTQ+などの「ジェンダーとダーバーシティ」について知り、学びます。
家族法、刑法(性犯罪)、DV防止法など最新の改正論点を詳解。医学部女子入試差別、AV出演被害、同性婚など、様々な差別や人権課題、労働、社会保障などの幅広い問題を解決に導くための実践の書。ジェンダー問題に接するすべての法曹、ロースクール生のための一冊。
男の子にセックスや同意について話し始めるのに早すぎることはありません。
この本は、性的責任、同意、ジェンダー、共感、アイデンティティについて、男の子と年齢に応じた会話をすることで、すべてのコミュニティにおける不公平や不平等に敏感な男の子を育てるためのガイドブックです。
序文
イントロダクション
なぜこんなことになったのでしょうか?
この本がお手伝いできること
第1章 あなたから変化を起こしましょう
モデリングは重要なだけではありません。不可欠なのです
自分にあるかもしれない偏見のタイプを知りましょう
子育ては一人ひとり違います
自分の偏見について理解しましょう
エクササイズ1 過去を振り返りましょう
エクササイズ2 現在の自己認識を高めましょう
エクササイズ3 未来の希望に優先順位をつけましょう
パートナーシップで子育てをしましょう
責任を分け合いましょう
現代社会における伝統的な信念
学校というコミュニティ
第2章 発達段階を理解して戦略を立てましょう
対話を先延ばしにしてはいけません
認知的発達の段階
社会的世界での発達
道徳性の発達を促しましょう
健全で正常な性行動.
第3章 男の子をアライとして育てるための内面作り
健全な同調と愛着を育てる
健全な感情の発達
寄り添いましょう
知識とスキル
明確な内なるコンパスの育成
第4章 ジェンダー、セックス、アイデンティティについてオープンに話しましょう
コミュニケーションのための心の準備
思考観察のシンプルな練習
同じ言葉で話しましょう
第5章 相手の体を尊重することと同意の大切さを教えましょう
何が男らしいのか、何が男らしくないのか
ジョークが人を傷つける時
感情の抑圧は怒りの爆発につながります
会話をやめてはいけません
同意と性的暴行の意味を説明しましょう
人間関係のための感情スキルを共有しましょう
相手の体を尊重することと同意について教えるヒント
第6章 メディアを使って平等と正義について話し合いましょう
男の子はどこから情報を得ているのでしょうか?
子どもの知っていることについて話しましょう
どんなことに影響を受けているかを知りたければ、直接尋ねましょう
ポルノについて
年齢に応じた会話のテーマ
第7章 男の子の世界観を広げて共感を育てましょう
共感力を高めましょう
共感力とフェミニズムの関係
関心の輪を広げましょう
年齢別の共感力構築方法
第8章 失敗したら関係を修復しましょう
失敗はマイクロアグレッションです
フェミニズム、平等、正義への継続的な取り組み
フェミニズムを推し進めましょう
謝辞
用語解説
子どもとのセックストークのヒント集
注
「きみは きみとして いきていけばいい。きみは たいせつな そんざいだよ」
男の子もいれば、女の子もいる。どちらでもある子もいれば、どちらでもない子もいる。男の子と女の子のあいだの子もいるーーすべての子どもたちの、驚くべきジェンダーの多様性を喜ぼう。
やさしく温かいことばづかいと、楽しい絵で〈ジェンダーのアイデンティティ〉がわかる、世界じゅうでベストセラー絵本。かけがえのない、自分と誰かのために読むはじめの一冊。オールカラー、4歳〜、ひらがな
〈書きかえ〉の日本近代文学史
何かを書きつけたい切望、そしてその周囲に生じるさまざな権力関係(=書きかえ)。
近代になって書くことを与えられた女性たち。そのテクストに現れる「複雑性=書きかえ」は何を物語っているのか。文学作品のみならず、書簡、同人誌、雑誌投稿欄など、有名/無名を超えた女性たちの実践の足跡をたどる試み。
手本通りに書くためのなぞり書きが、手本をゆがめ、やがてそれを切り裂くに至るように、SNS時代の今日に通ずる、制度と個々人の関係のその「裂け目」に肉薄した、かつてない日本近代文学史。
文学という“虚構がつくるジェンダー“と、“ジェンダーそのものの虚構性”は、いかなる関係を「現実」において切り結ぶのか?
序 章 書くことを拒否しながら書く──田村俊子「女作者」の複雑さ
第1章 〈女性〉を立ち上げる困難──『青鞜』における小説ジャンルの揺らぎ
第2章 自然主義が消去した欲望──森田草平「煤烟」のマゾヒズム
第3章 大正教養派的〈個性〉とフェミニズム──田村俊子・鈴木悦の愛の陥穽
第4章 労働とロマンティシズムとモダン・ガール
第5章 〈女性作家〉として生き延びる──林芙美子『放浪記』の変節
第6章 盗用がオリジナルを超えるということ──太宰治『女生徒』と川端康成の〈少女〉幻想
第7章 紫式部は作家ではない──国文学研究の乱世と文芸創作
第8章 戦後世界の見取り図を描く──野上彌生子『迷路』と田辺元の哲学
第9章 女性作家という虚構──倉橋由美子『暗い旅』盗作疑惑の周辺
あとがき
注
初出一覧
索引