本書は、単なる漢字練習帳とは異なり、現代の高校生や多くの若者が苦手とする「ことば」を使いこなす実力を養成する目的で編集したワークブックです。
高円寺駅北口「純情商店街」。魚屋や呉服屋、金物店などが軒を並べる賑やかな通りである。正一少年は商店街の中でも「削りがつをと言えば江州屋」と評判をとる乾物屋の一人息子だったー。感受性豊かな一人の少年の瞳に映った父や母、商店街に暮らす人々のあり様を丹念に描き「かつてあったかもしれない東京」の佇まいを浮かび上がらせたハートウォーミングな物語。直木賞受賞作。
1992年4月16日、福岡セクシュアル・ハラスメント裁判は全面勝訴した。本書は、原告女性の手記、支援する会によるドキュメント、弁護士、法学者、労働行政の各側面からこの初の本格的セクハラ裁判の意味と判決の意議を立体的に描き出した、セクシュアル・ハラスメント問題の決定版。
法の本質から説き起こし、法の形式や近代法の構造について具体的事例を豊富に引用しながら、簡潔平易に常識としての法学の基礎を説く定評の法学入門の最新版。
本書では、新しい技術として特に大きな注目を集めているニューラルネットワークとファジィ、それから遺伝的アルゴルズムを総合的に扱い、個々の技術の背景から基本と応用、さらにそれらの融合方法までをポイントをおさえて解説しています。高校生程度の方々でも理解できるように、解説はできる限り平易になるよう心掛けました。同時に、現場の技術者の方々の製品開発にも十分役に立つように、技術の流れと根本的な原理、応用における注意点やポイントを解説しました。
人は自分で考えているほど、自分の心の動きをわかっていない。人はしばしば自覚がないままに意志決定をし、自分のとった行動の本当の理由には気づかないでいるのだ。人間科学の研究が進むにつれ、「認知過程の潜在性・自働性」というドグマはますます明確になり、人間の意志決定の自由と責任に関する社会の約束ごとさえくつがえしかねない。潜在的精神を探求する認知・行動・神経科学の進展からうかびあがった新しい人間観とは。
戦国の争乱期に遅れて僻遠の地に生れたが故に、奥羽の梟雄としての位置にとどまらざるをえなかった伊達政宗の生涯を描いた『馬上少年過ぐ』。英国水兵殺害事件にまきこまれた海援隊士の処置をめぐって、あわただしい動きを示す坂本竜馬、幕閣、英国公使らを通して、幕末の時代像の一断面を浮彫りにした『慶応長崎事件』。ほかに『英雄児』『喧嘩草雲』『重庵の転々』など全7編を収録する。
入社してからの3年間で、君のすべてが決まる。この3年間は、決して、準備期間ではない。この3年間に頑張った人は、好きな仕事ができるようになる。この3年間に苦労をたくさんした人は、仕事のプロになる。この3年間に油断した人は、一生逆転できなくなる。この3年間にこの本に出会った人は、運を切り開く。この3年間は人生の黄金の3年間である。これは、僕の黄金の3年間の実体験だ。
本書は昭和49年5月三菱丸の内道場で剣道を修行している真摯(しんし)な会員、ついで三菱神奈川剣道稽古会、福島市剣道教室分校の会員のために毎月1回開いた勉強会の参考のテキストとして作成し使用した資料10年分を集録し、実力に応じて縦割りにし、技術の種目によって横割りに整理統合したものである。
歓喜、悲嘆、憎悪、羞恥、自尊、感謝、侮蔑、恐怖、憐憫…。感情を伝える。パンク=ダダの社会学的な実験。
各国に独自の習慣があることを理解し、尊重し、そのうえで日本の習慣との違いについて話を交わすことが、異文化交流の第一歩です!日本の常識、世界の非常識!?あなたの常識がズタズタになる。
政治家も官僚も経営者も、誰一人として結果の責任を取らず、問題を先送りし続けてきた姿が世紀末ニッポンのありようだ。人が組織を管理運営するということは如何なることなのか、そして部下を持つということは…。『海軍次室士官心得』『部下から見た監督者論』を基に危機管理問題の第一人者が語る管理職の心構えとありようとは。
私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。
鎌倉時代に道元禅師の開いた曹洞宗は、どんな教えをもち、どのような歴史をたどって今に伝わっているのか。仏事やしきたりなど、檀信徒の知っておくべき心得も詳述。曹洞宗のすべてが手軽にわかる日常必携。
世界でもっとも速く強かった、撃墜王坂井三郎と戦友たちの迫真の記録。知られざる坂井三郎出撃記録や写真、用語解説等も新たに付け加えた決定版。
埼玉県は、足利・上杉・北条氏の三巴合戦がくり広げられ、各地に古城址がちらばる。本書は『秩父路の古城址』につづく埼玉全域の古城を調査、完備した城郭図と共に詳しく解説した。