巨大な脳を手に入れたヒトは、生殖目的のセックスに飽き足らなくなり、自由で気持ちよい性に目覚める。やがて始まった性の逸脱。SM、ロリコン、フェティシズム、若年化、セックスレス…。私達の性はどこまで複雑化するのか。
本書は現代科学技術社会の中でキリスト教信仰と現代の科学技術が提出する課題をめぐって、この問題に強い関心をもつ-ともに大学において理工学系の基礎教育を受けた-教職者と信徒として科学技術を研究する者の共同研究の成果としてまとめた論文集です。
14歳のときから、十数年間もフセインの宮殿に軟禁されていたという予言者。薬物依存症の娼婦に思いを寄せ、併走するかのように、その世界に堕ちていく男。キューバ革命の陰で、表現の自由を奪われ、追憶だけで命をつなぐ詩人。時代に翻弄され、不条理に疲れ、それでも拠りどころを手探りする人間たち。
性同一性障害とはいったいどのような事態なのか。当事者と家族への膨大な調査に基づき、心理学、精神医学、生物学などあらゆる角度からその全貌に迫る。性同一性障害を理解するための基本文献。
なぜ人間は過剰な生産と過剰な消費を追いかけるのか。呪術・エロス・象徴・タブー・無意識など、人類の深層に横たわるものを交換・互酬・分配など経済行為の核心にかかわるものとしてとらえ、根源的な視点から、経済学の再構築をはかる画期的な視座。
女の子が人形やぬいぐるみを好み、男の子が飛行機や車のおもちゃを好むのは、実は親や社会がそうしむけるからだけではなく、生まれながらに男女で脳が色分けされているからなのです。また、女性が精神的パニックに陥りがちなのは、左脳と右脳を結ぶ回線がショートしやすいためらしいということもわかったきました。さらに同性愛についても、脳の随所で構造的な違いが発見され、単なる心の問題ではなくなってきました。本書では、MRIなど最新機器の導入により、かつてのマウスではなく実際の人間の脳でわかってきた脳の性差の最新知見を紹介します。
なぜオーガズムを感じるのか?浮気をするのはなぜなのか?ホモセクシャルは遺伝子に組み込まれているのか?人はなぜ結婚したがるのか?セックスに愛は必要なのか?動物としての人間のセックスの謎を解き明かした、サイエンス・ノンフィクション!人が大勢いるなかで特定の人だけに惹かれるのはなぜか、その相手のどこにセックスアピールを感じるのか、いつ、どんなときに性欲が目覚めるのか。様々な情報が氾濫する現在でも、私たちは自分の心や体、そしてセックスについてほとんど知らない。本書では、最新の学説を紹介して従来の性の常識をくつがえす。
最新科学が解き明かす男と女の“脳内ワールド”。「私と仕事とどっちが大事」と迫る女の脳の正体は?男はなぜ、デート中でも他の女が気になるの?オフィスで、家庭で、学校で、この一冊があなたを最高の異性理解者にする。
精子はその昔、バイ菌だった。相性は遺伝子で決まる?などなど。フェロモンと遺伝子に関する最新の知見が解き明かす、男女のふるまいの秘密。あなたの行動はここまで動物的だった。
男と女の織り成すすべての行為の源は、誰も知らない「精子競争」なのです!浮気、売春、同性愛、女のダイエット、ペニスの形。これらはみんな、遺伝子が次代に残るための激しい争いの結果進化した、BC(=生物学的に正しい)なもの。ヒトの、そして動物すべての真実に迫る痛快科学エッセイが新装版で登場。
いつの時代も変わらず、私たち人間のように一つとして同じでない魅力を持つ花々。その花々は視覚、嗅覚、触覚などの感覚を超えた未知なる感覚を私たちに与えてくれる。花はその未知なる感覚で私たちを魅了し、悲しく儚く、そして美しい物語を生んできた。二十種の花々に秘められた魅惑の物語を紹介。
愛とセックスの好みまで、遺伝子で決まっている!?衝撃的発見を軸に、遺伝子-ホルモン-脳に至る行動コントロールのしくみを楽しく解説。生命の真実にせまる。