初心者の実体験に基づいて、演奏に焦点を絞って書かれた入門書、難しそうなあると、サックスがぐっと身近に楽しめるようになる。
本書は、教師が知らずに打ってしまう悪手の分析と改善を図る好手・妙手、あるいは最善手とはどのようなことなのかを実践をくぐらせて提案したものである。
1985年に8部門でオスカーを受賞した『アマデウス』のサウンドトラック。綺羅星のごとく並ぶ純美な音楽に耳を傾けると映画のシーンが走馬燈のように甦ってくる。モーツァルトや同時代の作品が最上の演奏で紹介され、誰もが楽しめる格好の名曲集となった。
ベームによるシューベルトの録音中、このベルリン・フィルとのものが最高と言われる。特に第9番は名演として有名。ギレリスとアマデウスSQとの「ます」は、大きなスケール感を作り出している稀有な演奏。
20年も前のゲーム音楽なので、音色はシンプルでチープなシンセ音がほとんどだが、それがミニマル・ミュージックのようでサンプリング素材としても面白そうだ。ファミコン経験者には脳裏にこびりついたメロディが鮮やかに蘇る、懐かしいゲームのサントラ集。
リコーダー、ハーモニカ、オルガン、ピアニカ、木琴など、小学校の音楽室で用いる楽器を使って奏でられるジブリの音楽。ジャケットはガリ版刷りを使ってわら半紙に刷ったものを撮影するという凝りよう。昭和レトロとジブリ作品との融合は面白い化学反応を起こした。音楽の先生必聴。
ブーレーズが80〜90年代にエラートに録音した名演が廉価盤で再登場。録音当時(82年)最も新しい音楽であった、クルターク、バートウィッスル、グリゼの作品を収める。
雅楽の笛の名手・芝祐靖の魅力が堪能できる一枚。自身の作や、現代作家の曲もおもしろいが、やはり古典曲の奥深い世界がなんといっても秀逸。自由闊達に変化する笛の音色、微妙な歌いまわしや間の取り方などに名人の技が冴え、幽玄の世界へ誘う。
大砲の実射音が入っている「1812年」ほか。チャイコフスキーの音楽に深い共感を示したことで知られるバーンスタインの思い入れが感じられる、熱い演奏が聴ける。
ペライアがアカデミー室内管を弾き振りして、バッハのピアノ協奏曲集の録音を開始。これはその第1弾。最近はチェンバロでの演奏が主流だが、モダン・ピアノを使ってバッハの真髄を披露。