本書は、パーリ語、サンスクリット語で書かれた原始仏典の徹底的な読み込みを通して、釈尊の教えが、女性差別を当然視するバラモン教的な人間観を批判するなかから生まれ、本来、積極的に女性の宗教的救済を認める方向性をもっていたこと、真理への覚醒が誰に対しても開かれているとする平等主義の立場に立っていたことを明らかにする。著者はさらに、原始仏典と漢訳仏典とを比較しつつ仏教史の流れをたどり、釈尊入滅後、徐々にインド一般社会の男尊女卑的差別思想が仏教教団に浸透し、教団が保守化する中で、「三従五障説」に象徴されるような女性差別が定着し始めたこと、またそうした状況に対する批判として大乗仏教が起り、なかでも法華経が一仏乗の思想を標榜し、男女平等を説く新たな思想として誕生したことを論証する。米国仏教研究界で注目を集めた英文図書を大幅増補。
ジェンダー論に新しい命を吹き込む力作!マルクス主義の視点から基本的概念を整理し、ジェンダー・エクィティ(男女平等)への突破口を明示する。
男が得するウラ知恵と法の抜け穴教えたる!『ナニワ金融道』でも教えない、女に「だまされず」儲ける方法満載。
国民各層の要求に応える社会政策はいかにあるべきかー。労働と生活、福祉とのバランスをとりながら「社会政策」とは何か、という点を、全体を通じて明らかにするテキスト。従来の社会政策論のテキストにあった一般的な歴史的叙述は避け、日本の社会政策をめぐる基本的論点、現状と課題をわかりやすく解説した。
美智子妃殿下に学ぶ謙譲の美徳、“個性尊重の教育”は神様か魔法使いしかできない、「自分で考えてごらん」がなぜいけないのか、識字率世界一を誇る日本の教育、わからないときは本能に任せよう…皇太子殿下の恩師が、今一番伝えたいこと。
アポイント取得3倍、第一印象力2倍、サボリ時間1/2…「女性営業」が業績を伸ばす。今こそ女性活用の時代。
霊長類研究は次々に花を咲かせ、人類社会の祖型が顔をみせる。社会構造の解明、家族の起源、個体と集団…ハックスリー賞に輝く諸著作は、現在さらにその価値を高めていく。
類書の枠組みを打ち破り、社会政策を高度かつ精度なかたちで抽出。雇用関係の諸問題の事実を、歴史と実態から正確に理解する。
EC=ヨーロッパ共同体は日本と貿易摩擦問題でしばしばマスコミに登場するが、その実体について、明確に知る人は少ない。ECは第1次大戦後の欧州の没落を乗り越えるためにつくられた経済的な共同体であったが、やがて加盟国の意図を越えて、既存の国家を平和裡に統合するという未曽有の歴史的な実験を押し進めることになった。本書では、歴史的背景、成立過程、機構、経済・農業・エネルギー・雇用等の政策、対外関係、政治的課題など、激しく変貌するECを多面的に把握する。
最近、人との触合いに問題を持った子供が多い。母親との温かい触合いに問題はなかったか。…子育てというものが、母親にとっても、いかに教育的な価値のある、大切なものであるかを語りかける。
近年、離婚件数の増加や晩婚・未婚化の進行により、ひとりで生きる女性の数は年々増えてきている。そこで、本書では、ひとり身の女性にはどのような問題点があり、それをどう解決してゆけばいいのか、また、生きてゆく上で一番大切なマネープランをどのように考えてゆけばいいのか、こういった点につき、女性の立場に立ち具体例を使って解りやすく説明する。
日本労働組合総連合会(連合)による、発足時(1989年)以降、約20年間の主要な女性労働調査を、関連するハンドブック(抜粋)や集会記録などと併せて編集・復刻するものである。
【原資料】
『れんごう政策資料』1988-2008年刊(うち女性労働に関する調査を報告する号)
『連合女性活動ハンドブック』『アクションプラン』『女性集会報告書』ほか単独の調査報告書のうち本企画主旨に合致する号。
解説に相当するものとして『連合・男女平等への歩み』(同プロジェクト編/2011年/連合男女平等局/非売品)も収録
H22/23/24/25の4年分から辰已が責任セレクト。憲法20本、行政法19本。