ハワイを代表するジャズ・シンガーの本邦デビュー作。マーヴィン・ゲイやサンタナのバックを務めたというが、正統派のジャズ・ヴォーカルを聴かせる。黒人特有の粘りもあるし、乗りもご機嫌。バックのピアノ・トリオもいい。思いもしない拾いものだ。
アニメ『学園探偵Q』のエンディング・テーマとしても起用。岸本早未の持つ強い歌声の魅力を活かすべく、ラテン/スパニッシュなムードを盛り込んだリズミックな表情を前面に押し出した情熱的なポップ・ナンバー。歯切れ良いリズムと妖しげに絡んでゆく美麗な姿がとても魅力的。
ピアノ・トリオ2曲+レギュラー・カルテット7曲で構成されたモンクの傑作。彼は数々の名盤を残しているが、ソニー時代の作品ではこれが一番モンクらしさを表出させていた。独特の節回しと不思議な和音を駆使したプレイは彼の専売特許である。
最高の音で楽しむために!
19年ぶりにオリジナル・メンバーで制作された新生DDのアルバム。80年代の雰囲気を残したまま、今のサウンドで仕上げており、彼ららしさも自然と盛り込まれている。ダンサブルなチューンの心地よさは抜群。シークレットでボーナス曲あり。★
19歳でいきなり2枚組CDデビューを果たしたロンドン生まれ、NY育ちの女性シンガー・ソングライター。ピアノの弾き語りを本線としながらも、ラップあり、ファンクあり、エレキ・ポップあり。ノスタルジック&お笑いセンスにあふれた“変わったコ”だ。★
TVアニメ『こち亀』のエンディング・テーマにもフィーチャーされていた、日本に暮らすアメリカ人三人組による日本語ラップ。扱うネタが“回転寿司”“温泉”“ママチャリ”……チープなサウンドとけっこう笑える歌詞で人に聴かせたくなること間違いなし。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
元スーパーモデルの女優・川原の歌手デビュー盤。ジャケットからしてオサレなんですが、中身もおフランスな感じでしゃれてます。んもう、イメージそのまんま。歌は決して上手くはないけれど、アンニュイな雰囲気はばっちり。(2)(11)ではピエール・バルーとデュエット。
ギル・エヴァンスの死去に伴ない続々と関連作品が登場たが、このボサノヴァの女王アストラッドとの顔合せも忘れ難い佳作である。やや一本調子なアストラッドに味わいを感じさせる編曲は見事なもの。
最高の音で楽しむために!
87年4月14〜19日に、中野サンプラザで行なわれた白熱のライヴの模様を収めたアルバム。タイトル・ナンバーをはじめとしたスタンダード曲は、スタジオ録音以上の迫力。