“地上に太陽を作る研究”ともいわれる核融合エネルギーの研究開発は現在、技術的実証・経済的実現性の確立を目指す第三段階まで進み、21世紀中ごろの実用を目指して突き進んでいます。本書では核融合の基礎知識から核融合反応を起こす方法と方式、それぞれのメリット・デメリットなどを図や写真を交えながらわかりやすく解説していきます。
無秩序に広がる空き地・空き家を、いかに誘導し、いかに活かすか。縮小の現状と現場の課題を把握し、現制度のもとで可能な具体的な対応策を含め計画がすべきこと、できることを提案する。
本書は「’24年卒」「’25年卒」「インターンシップ」の方に対応しています。
◆深海から陸上まで,世界のさまざまな発光生物をとりあげ,「生き物が光る」現象の不思議さやおもしろさを最新の発見を交えて説明
◆オールカラー.豊富な写真,イラスト,4コマ漫画で楽しみながら学べる
◆著者らが撮影した貴重な動画37本(デジタル付録)で,実際にどのように光るのかもリアルにわかる
【主な目次】
第I部 発光生物とは
第1章 光る生物のはなし
第2章 発光生物の光のしくみのはなし
第3章 光の役割のはなし
コラム1 ニュージーランドの発光生物
コラム2 羽根田弥太と日本の発光生物学
第II部 陸の発光生物
第4章 光るきのこのはなし
コラム3 光るカタツムリ
第5章 発光ミミズのはなし
コラム4 光るトビムシの謎
第6章 ホタルのはなしー日本編ー
第7章 世界のホタル
コラム5 発光生物学の歴史
第III部 海の発光生物
第8章 深海探査のはなし
第9章 発光バクテリアのはなし
第10章 光るクラゲのはなし
第11章 富山湾のホタルイカのはなし
コラム6 台湾の発光生物
第12章 ウミホタルのはなし
第13章 海底で光る生き物のはなし
第14章 光るサメのはなし
コラム7 半自力発光
第15章 光る魚のはなし
コラム8 光る生き物を撮影してみよう!
第I部 発光生物とは
第1章 光る生物のはなし
第2章 発光生物の光のしくみのはなし
第3章 光の役割のはなし
コラム1 ニュージーランドの発光生物
コラム2 羽根田弥太と日本の発光生物学
第II部 陸の発光生物
第4章 光るきのこのはなし
コラム3 光るカタツムリ
第5章 発光ミミズのはなし
コラム4 光るトビムシの謎
第6章 ホタルのはなしー日本編ー
第7章 世界のホタル
コラム5 発光生物学の歴史
第III部 海の発光生物
第8章 深海探査のはなし
第9章 発光バクテリアのはなし
第10章 光るクラゲのはなし
第11章 富山湾のホタルイカのはなし
コラム6 台湾の発光生物
第12章 ウミホタルのはなし
第13章 海底で光る生き物のはなし
第14章 光るサメのはなし
コラム7 半自力発光
第15章 光る魚のはなし
コラム8 光る生き物を撮影してみよう!
ランは花の多様性や栽培の難しさ故に愛好家が多い。中国やオーストラリアの野生ランをカラーで紹介するとともに,多様な種分化を可能とした昆虫や菌類との共生などの適応戦略をわかりやすく解説する。絶滅の危機にある日本での保護活動についても言及する。
虫を騙す花に あなたも騙されてみませんか/中川光弘
第1部 ランの多様性
第1章 ラン科の多様性と分類システム/高橋英樹
ラン科の特徴
分布・生育地
分類システム
有用性
引用文献
第2章 西オーストラリア州のラン多様性ーランのホットスポットー/キングスレイ・ディクソン,アンドリュー・ブラウン/高橋英樹訳
生育地
個体数
開 花
大きさ
着生種と地生種
受粉と繁殖
野 火
栽 培
参考文献
第3章 ランの楽園 中国四川省の黄龍渓谷/イボ・ルオ,リ・ドン,ホルガー・ペルナー/高橋英樹訳
黄龍における植物調査
黄龍渓谷のラン多様性
ランの生育地の特徴
黄龍渓谷のランの花暦
第4章 千島列島のラン/高橋英樹
全体像
分布パターン
思い出の種
引用文献
第2部 ランの適応戦略
第5章 ランの適応進化シンドローム/高橋英樹
引用文献
第6章 ランの花の多様なかたちー“虫のまなざし”が創り出した最高傑作ー
/杉浦直人
呼び寄せたいのは?-花粉媒介者の種類
呼び寄せるには?-花色と花香の役割
呼び寄せたなら!-報酬と花形の役割
だますためには?-ニセ信号の役割
おわりに
引用文献
第7章 レブンアツモリソウの花生物学/杉浦直人
花粉媒介者
だまし受粉と花形態の機能
招かざる訪花者
稔実率と稔性種子率
おわりに
引用文献
第8章 菌なしでは生きられない植物・ラン/遊川知久
ユニークなランと菌の共生
ラン型菌共生ー始まりの物語
進化とともに共生菌が多様化するーシュンラン属
菌に寄生するランは変わった菌と共生する
ランの成長とともに共生菌が変わる
引用文献
第3部 ランの保全とその取り組み
第9章 日本のラン保全活動/高橋英樹
引用文献
第10章 レブンアツモリソウの保全活動/高橋英樹
種の保存法と保護増殖事業計画
保護増殖事業計画の課題
引用文献
第11章 北大植物園ラン科コレクションの過去・現在・未来/永谷 工
温室における洋ラン栽培の歴史
地生ラン栽培の歴史
北大植物園のランの未来
参考文献
事項索引
和名索引
学名索引
多様な人材を集めれば、それだけで組織の創造性は発揮されるのだろうか?創造的成果に結びつく多様性の捉え方として「視点の多様性」に着目し、実践のための有効な方策も提案。一握りの天才を待望するのではなく、「組織としての創造性」を追求するための道標!
環境保全の現場には、さまざまなズレが存在している。科学と社会の不確実性のなかでは、人びとの順応性が効果的に発揮できる柔軟なプロセスづくりが求められる。前作『なぜ環境保全はうまくいかないのか』に続き、順応的な環境ガバナンスの進め方を考える。
利用者の目的達成に役立つ戦略的な知的財産価値評価の実務。企業価値の最大化と社会のイノベーションに役立つ知的財産価値評価書を作成し、所定の目的達成のためにどのような点に留意して活用すべきか。
ものを腐らせ、病気の原因となる悪者?環境をまもり、薬をつくり出す救世主?はたして、その正体とは?
地球上には150万もの種が生息するが,これら多数の種はどのようにつくられたのだろうか。ピーター・グラントとローズマリー・グラントの夫妻は,1973年以来40年もかけてこの問いに迫ってきた。その精力的な研究の成果が,32頁におよぶ鮮やかな口絵写真とともに本書にまとめられている。研究対象となったのは,南太平洋のガラパゴス諸島に生息する一群の鳥,ダーウィンフィンチである。
本書では,種分化にかかわる数多くのプロセスが一つ一つ検討され,ダーウィンフィンチの長期野外研究の結果に基づいて検証されていく。たとえば以下のようなものだ。
・何年かに一度,急激に変化する自然環境下で,自然淘汰によりフィンチの嘴の形態とサイズが急速に進化することを,自然淘汰のはたらく条件や原因も含めて詳細に実証した。
・子どもは父親からさえずりを学習する。これは雌による配偶者選択にはたらく。結果,種間の交雑を避けることになり,生殖隔離機構として重要な意味をもつ。また,学習の相手を間違えることで異なる種の間での交雑が生じる。これは鳥類では一般的なことらしい。
・交雑は結構頻繁に生じていて,雑種形成による遺伝子浸透のため種間の区別が消失してしまうこともある。そうでない場合には,交雑は形質の遺伝的なばらつきを増やして自然淘汰がはたらきやすくし,環境への素早い適応的進化をもたらす。
翻訳出版にあたり,グラント夫妻から寄せられた日本語版へのあとがきには,ガラパゴスのダーウィンフィンチのすべての種について,全ゲノムが解読されてわかったことや最近のフィールド調査の成果など,本書を出版した後の研究の進展が書かれている。この分野の研究の進展についての興奮を読者に伝えたいという著者達の意気込みが伝わる。
(ピーター・グラントとローズマリー・グラントの夫妻は,2009年に,基礎科学部門における第25回京都賞を共同受賞している。進化生物学や生態学,動物行動学といったいわゆるマクロ生物学では,京都賞が最高の権威をもつ)
長期にわたる野外研究の重要性とともに,他方でゲノム研究や発生の分子生物学,学習などの進歩と,生態学や動物行動学,地理学などとが結びつくことによって生命現象が深く理解されうることが,本書により実感できるだろう。
[原著:How and Why Species Multiply:The Radiation of Darwin's Finches. Princeton University Press.]
1巻は「ジレンマ」と「緩さ」を公教育再編と子どもの福祉に不可欠なポジティブな要素と捉える。なかでも、2部の実践者による「多様な教育機会」の省察が本書の中心であり、1部はそれらの共通性を探り、3部はRED研と教育機会確保法について振り返る構成をとる。
ゲノム-プロジェクト研究をはじめとする最近の生命科学の成果は、医療や産業に大きな変化を与えるとともに、生命観や倫理観にも深い変革を迫っている。本書は、このような研究の進展が生物学にもたらした点を重視し、ゲノム(DNA)に基礎をおいて体系的に構成し直した新しいタイプの生物学の教科書・参考書である。遺伝子やタンパク質の配列情報がもつ意味、クローンや生殖医療、地球環境問題、プロテオーム解析、生命倫理など最新の話題に触れながら、生物学全般について解説している。
ル・コルビュジエ、シャルロット・ペリアン、バウハウス…建築家たちによる台所のデザインと暮らしの近代史。
ブックガイド形式で環境倫理学がカバーする領域、体系、基本文献から重要な専門研究書まで網羅し、基本的コンセンサスを提示する1冊。従来の環境倫理学入門書に抜け落ちていたアメニティ保全論、都市環境論、空間論を環境倫理学の基礎学として位置付け、分野の範囲と論点を提示し環境倫理学の分野全容を示す。入門者必携書。
はじめに
第1部 環境倫理学の枠組みを知るための50冊
【Part 1】現代倫理学の射程
【Part 2】欧米の環境倫理
【Part 3】グローバルな環境倫理
【Part 4】ローカルな環境倫理
【Part 5】科学技術の倫理
【Part 6】公害と環境正義
【Part 7】自然保護から生物多様性保全へ
【Part 8】諸学のなかの環境倫理
第2部 環境倫理学の枠組みを広げるための50冊
【Part 9】環境問題と社会科学
【Part 10】環境論を問いなおす
【Part 11】地域環境保全と市民の力
【Part 12】場所論と風土論
【Part 13】景観保全と都市環境
【Part 14】都市の環境倫理をめざして
おわりに
初出一覧
CFOが「金庫番」をしている企業に成長はない。4年連続「ベストCFO」を受賞した著者が、日本企業の長期に渡る業績低迷からの打開策を提言。社外からリスクマネーを引っ張り、社内には投資家の期待を伝える「顔役」こそがCFO本来の役割であり、日本再興の鍵である。これからの資本主義の教科書。
はじめに
第1章 現代資本主義の頂点に君臨する投資家は何を考えているのか
第2章 CFOはどのような仕事をしているのか
第3章 CFOが持つ10の責任領域と役割
第4章 CFOになるためのキャリアパス
おわりに