毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介内容紹介
「月刊天文ガイド」創刊50年を迎えて:編集部
<本文> 「月刊天文ガイド」は1965年7月号(6月5日発売)に創刊され、今回の号が50周年の記念号になります。
今回の号では、天文界の著名な方に「天文ガイド」で印象に残っている記事を選んでもらったり、藤井 旭さんに創刊のころを振り返って頂いたり、など50周年を記念した記事を盛りだくさんに掲載していきます。
【コンテンツ】
藤井 旭が見に行く「月刊天文ガイド」創刊のころ:藤井 旭
親子で夫婦で星空ナイトツアー・長野県阿智村:佐藤直美
創刊50周年 私が選ぶ「天文ガイド」この記事:編集部
TGデジカメレビュー・オリンパスOM-D E-M5 Mark□:西條善弘
初級から中級までの天文ファンのための雑誌7月14日、探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に最接近し、未だ謎の多い天体の探査を行います。
地球からも冥王星を見て、撮って、探査機を応援しよう!
■表紙画像
2006年の打ち上げから9年半、この夏、冥王星へ最接近する探査機「ニューホライズンズ」。冥王星とカロンに接近する様子の想像図です。
冥王星を通過後も旅を続け、別のTNO(Trans-Neptunian Objects、太陽系外縁天体)へ向う予定です。
■太陽系の果て 新たなる展望
2006年1月、探査機「ニューホライズンズ(New Horizons)」がケープ・カナベラル空軍基地より打ち上げられました。
9年半という長い年月を経て、この夏最初のターゲットである冥王星に到達する予定です。「新たなる展望」と名付けられた探査機がめざす、
太陽系外縁部の新しい知見と展望を紹介。
■冥王星を探す・撮る
今年冥王星は7月6日にいて座で衝となり、観望好期を迎えています。14等と暗く、恒星と区別がつかない冥王星ですが、
「ニューホライズンズ」がたどり着くこの機会に、観望・撮影に挑戦してみませんか?
■天文学の20世紀 近代天文学の開拓者たち 14「クライド・トンボー」
経済的な理由で正規の教育を受ける機会を失ったにもかかわらず、宇宙への興味を失わず独学で天文学をおさめ、
冥王星の発見で歴史に名を残したクライド・トンボー。観測に没頭した天文少年の心を持ち続けた彼の生涯を追いかけます。
■6月19日発売開始、天体撮影をアシストするPC用ソフト「ステラショット」
望遠鏡を使った天体写真撮影で、天体の導入からカメラの制御までをひとつのソフトで運用する「ステラショット」が発売となります。
高度なカメラコントロール、便利な「導入補正」、天体を録画予約する「自動撮影」など、その機能の一端を紹介します。
■星の写真調整11「比較『明と暗』で都市星景を演出」
「比較暗」合成を使った都市星景写真のテクニックを解説します。
「比較暗」合成によって作った「星がまったく写っていない夜景のみの画像」を使うと、いろいろな演出に応用することができるのです。
日本をはじめ世界が結集!「宇宙に一番近い」望遠鏡!!視力6000。ハッブルでは見られない驚異の天体画像!国立天文台公式ブック。
1900年から2050年まで151年間の毎日の天体位置を掲載。天体位置推算の基準時間は日本標準時0時。太陽のイングレスタイム、月相(新月、上弦の月、満月、下弦の月)、ムーンボイドの時間帯を掲載。
わたしたち人間は、どこからやって来たのだろう。ルーツを探しに、宇宙の旅に出かけよう。地球から太陽系、天の川銀河、そして宇宙のはじまりへ。美しい写真と図版をたどりながら、惑星・恒星・銀河の成り立ちや、わたしたちと宇宙とのつながりが学べます。系外惑星の発見や探査機の成果など、最新の研究を取り入れた大幅改訂版。
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介創刊50周年企画Part.2 天体写真の50年を語る 前編
<本文>
本誌創刊(1965年)のころの白黒汎用フィルム時代から現在のデジタル時代までの「天体写真の変遷」を
天体写真のベテラン諸氏と語る座談会の模様を2回にわけて掲載いたします。
今号は前編として「創刊から1970年代」までを紹介いたします。
【コンテンツ】
インドネシア〜南太平洋皆既日食情報:編集部
藤井 旭が見に行く ローウェルは、磐梯山の大噴火をどこで写したのか:藤井 旭
星空の“超”広角描写:西條善弘
特別付録:タイムラプスポスター
初級から中級までの天文ファンのための雑誌毎年8月のお盆の頃に話題となる「ペルセウス座流星群」は、天文ファンにとって恒例の流星ですが、
今年は8月12日の夜から13日未明にかけて、および13日夜から14日未明にかけて1時間あたり50個以上の流星を見ることができます。
特集では、このペルセウス座流星群をデジタルカメラを使って撮影する方法や、おすすめ構図などを紹介します。
「星空ダイアリー 2015夏」付録つき!
ケプラー衛星の活躍など、新たな展開を見せる太陽系外惑星。太陽系を超えて「新世界」を切り拓きつつある観測天文学を紹介。
古い年齢の恒星の情報は、銀河形成史を読み解く記録となる。銀河を形作る恒星をひとつひとつ調べ、銀河の成り立ちを探る。
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介内容紹介
この夏はペルセウス座流星群だ!!:長田和弘
<本文>
今年のペルセウス流星群は8月14日が新月にあたり、極大となる8月12日〜13日にかけては、
月明かりの影響もなく、最良の条件で観測することができます。
今年のペルセウス群の観測情報をお届けします。
【コンテンツ】
デジタルカメラレビュー ニコンD810A:西條善弘
2016年3月9日皆既日食情報
きらめく星空「ニュージーランド・テカポ」:牛山俊男
創刊50周年企画 天体写真の50年を語る 後編
この雑誌について
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介
【10月号について】
暗黒物質は物理・天文学の最大級の謎です。
実験でなかなかつかまらないのは,有力視されてきた仮説に問題があるのではないか?
混沌としつつも熱気にあふれる暗黒物質の研究最前線を巻頭特集で紹介します。
このほか南極の厚い棚氷の下の深海で魚などが見つかった話なども読み応えがあります。
【目次】
特集:暗黒物質に異説
ダーク銀河の謎
WIMPではなくてSIMP(語り:村山 斉)
すばるが見た暗黒宇宙
暗黒物質を捉える
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追悼 南部陽一郎博士 南部先生が成し遂げたこと(大栗博司)
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南極の氷下の闇に生物!
炎症反応の指揮者 インフラマソーム
日本発の期待の新人 ペロブスカイト太陽電池
カリフォルニアの大干ばつ
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主要記事の「ダイジェスト」
→目次の前に掲載しています。
ここを読めば主要記事の概要が手短かにわかります。
各記事の冒頭に掲載している囲み「KEY CONCEPTS」も合わせてご覧いただくと,
さらに記事のポイントが把握できるようになっています。
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サイエンス考古学
50年前,100年前,150年前のSCIENTIFIC AMERICAN誌から
石油から作ったタンパク質/北極探検家/白亜紀パーク/恐るべき牛疫/ベッセマー転炉
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フロントランナー挑む
ゲノム編集で理想のトマトを作る 江面 浩(筑波大学)
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NEWS SCAN
地下生命圏が見えてきた/日本版材料ゲノム計画が始動/市川高校でサイエンス出前講座/コスモス賞にロックストローム氏/ヒマラヤに迫るダム災害/最弱磁場の実験室/しょっぱいエウロパの海/スマホのなかのお医者様/イルカを悩ます騒音公害/ニュース・クリップ/目につく雑菌/胎児の学習/造花で害虫駆除 ほか
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From nature ダイジェスト
第1世代の星を初めて発見/脳に注入できる神経計測装置
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グラフィック・サイエンス
米国で薬剤耐性赤痢菌
ヘルス・トピックス
人工甘味料で肥満に?
砂漠の駝鳥 当世かがく考
原発事故の責任を裁判で問う意味
illusions 知覚は幻
気取り屋と似せ者
ANTI GRAVITY
スイスチーズは目が命
パズルの国のアリス
定期的エサやりシステム
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ブックレビュー
『二重螺旋』
『失われてゆく、我々の内なる細菌』
<連載>森山和道の読書日記
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Information
次号予告
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今月の科学英語内容紹介
【目次】
特集:暗黒物質に異説
ダーク銀河の謎
WIMPではなくてSIMP(語り:村山 斉)
すばるが見た暗黒宇宙
暗黒物質を捉える
追悼 南部陽一郎博士 南部先生が成し遂げたこと(大栗博司)
南極の氷下の闇に生物!
炎症反応の指揮者 インフラマソーム
日本発の期待の新人 ペロブスカイト太陽電池
カリフォルニアの大干ばつ
初級から中級までの天文ファンのための雑誌内容紹介
デジタルカメラの性能向上著しい中、次々と発売されている天体写真向けカメラの天文「適」性をレポート。
そして冥王星に到達したニューホライズンズや「すばる」望遠鏡の新しい成果が天文学を盛り上げます。
■表紙画像
最接近直前の7月13日に約77万kmの距離から撮影された冥王星と、約47万kmの距離から撮影された衛星カロンを合成しました。
■天文“適”カメラ2015「天の川が見えるミラーレス」&「メーカー純正のHα改造機」
新機種発売のペースはひところほどの勢いはないとはいえ、デジタルカメラの性能向上はとどまるところをしりません。
天体写真に適する「天文“適”カメラ」の動向と、特に注目したい2つの機種「オリンパスOM-D E-M5 MarkII」「ニコン D810A」の試用レポートをお届けします。
■太陽系の果てで息づく冥王星
7月15日、ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所とNASAは、探査機ニューホライズンズが冥王星への最接近を果たしたことを発表しました。
冥王星フライバイを成功させたニューホライズンズは、人々の予想をはるかに超える興味深い天体たちの姿を送ってきています。
■終戦から70年「新聞にみる戦時の天文報道」
戦前から戦後にかけては、天文現象や彗星発見の報道も国威発揚の手段として誌面を飾っていました。
最も報道が過熱した天文現象である皆既日食を中心に、戦時中の天文・科学に関する記事を紹介し、当時の様子を伝えます。
■天文学の20世紀 近代天文学の開拓者たち 16「ジェラルド・カイパー」
ジェラルド・カイパーは1905年、オランダに生まれました。大学・大学院では恒星の研究を行いますが、第二次世界大戦後に惑星科学へと大きく舵をきりました。
カイパーベルトの提唱が有名ですが、月・惑星研究所の創設や赤外線天文学への貢献、アポロ計画への助言など、広い分野で活躍しています。
■星の写真調整13「『アンシャープマスク』のパラメータ」
「アンシャープマスク」は写真のシャープ感を高めることができますが、どのような仕組みでシャープ感を増すのでしょうか。
アンシャープマスクの原理とパラメータについて解説していきます。
毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介内容紹介
スーパームーンと皆既月食
ペルセウス座流星群を追う
2016年3月9日インドネシア〜南太平洋皆既日食情報
地球の素顔を伝えるビジュアルマガジン【特集】
●密猟象牙 闇ルートを追う:
GPS内蔵の模造した象牙をアフリカの闇市場へ流し、輸送ルートを追跡する特別取材を敢行。密猟者の足取りが浮かび上がってきた。
●伝説の最高峰 カカボラジに挑む:
ミャンマーのジャングルにそびえる険しい岩峰。東南アジアの最高峰とされる、その頂上を目指した登山家たちは、悪戦苦闘を繰り返し、生死を分かつ決断を迫られた。
●色でおしゃべり カメレオン:
体の色を変化させて気分や感情を伝え、長い舌を使って獲物を狩るカメレオン。そんな彼らの生息地は今、危機に直面している。
●アフガニスタン 危機にある仏教遺跡:
東部で発見された仏教遺跡「メス・アイナク」。仏教と産業の関係を物語る貴重な遺産が、鉱山開発で消滅の危機にさらされている。
●日本のエクスプローラー 宇宙の果てを見たい:
地球から130億光年以上離れた「深宇宙」で今、新たな発見が相次いでいる。その最前線に立つ日本人天文学者が、大内正己だ。
【コラム】
●ちょっと前の「日本の百年」:アオサを摘む沖縄のおばあちゃん
●探求のトビラ
地球「地球温暖化で雷が増える?」:落雷の予測精度を上げる新たなモデルが考案された。
人間「鼻が利く警察犬の秘密」:上唇やたるんだ皮膚も、にいの追跡に役立っている。
過去への旅「杯に描かれた動物の謎」:古代ギリシャの杯を見て、天文好きの大学院生がひらめいた。
サイエンス「注射をごくり、痛くない?」:チクッとしない「のみ込む注射」の開発が進んでいる。
●世界を見る「チョウの乱舞」「祭りで粉まみれ」「市場へ向かうウナギ」
●写真は語る「新疆ウイグルを走る現役のSL」(小竹 直人)
●生命をつなぐ「キジは見かけによらない」
●読者の声
●もっと、ナショジオ
●ナショジオ チャンネルから
●次号予告
●ルーペで見つけた! 「消された絵と残された絵」
紀元前1500年頃に岩石に彫られた線刻地図からグーグルマップまで、人類の地図の歴史を一望する図鑑。地図は細部にこそ命がある。本書では、各地図の部分拡大図(「くわしく見る」)をいくつも載せて詳細に展開。日本の伊能図をはじめ、中国の鄭和航海図、坤輿万国全図、朝鮮の疆理図など、西欧だけでなくアジアの地図も多数収録。グローバル化とデジタル化で、中学・高校の地理教育も変わりつつある。学校図書館の基本図書に。公共図書館、大学図書館、地図・歴史愛好家、必携!
初級から中級までの天文ファンのための雑誌都市部で4〜8秒の露出で連続して撮影した大量の画像をパソコン上で「比較明」合成することで、
30分から1時間以上の星の日周運動の光跡を記録した「都市星景」写真の撮影を特集します。
「都市星景」とは都市部で撮る星景写真のことで、本誌及び、これから刊行予定のムックで使用する造語です。
光害のある街の中でも天体写真を撮ることができることから、この手法を使って撮影する人が増えています。