本書は、看護者が専門教育を受けたという自負心から、患者やその家族、ないしは疾患を無意識的に自分からはかけ離れたものとしてみようとすることを否定する視点から書かれている。しかしだからといって患者と一体化し、その悲しみや苦しみをわがことのように受けとめようとする看護者になることを望んだものでもない。臨床の知とはあくまでも、看護者-患者の相互性の中に見いだされるべきなのであり、本書の目的は、その相互的な関係性の中に存在する自己と他者を再発見する基礎を学び、将来それを展開していくところにある。
子供市場で勝つためのマーケティングバイブル!心理学博士でマーケティングコンサルタントの著者が、年令差・性差・アピール度・キャラクタ作りのコツ・ネーミングその他手法や手順を多くの具体例でわかりやすく語る。
第2版では、次のような点に留意して改訂を行なった。データをなるべく最新のものに改めた。厚生省で「成人病」を「生活習慣病」として基本的な考え方に変化が生じたので関連箇所を改めた。第2章の発達理論の項に、看護学校教育において古くから活用されているハヴィガーストを追加した。最近大きな社会問題となっている、児童虐待、家庭内暴力、老人虐待などについて、それぞれのライフサイクルの中に書き加えた。
本書の「初版」が上梓されたのが1977年のことで、「増補第2版」は1981年に出された。改訂したい点は多々あったが、日々の多忙にかまけていくつかの要点を増補するに留まった。それからかなりの年月が流れ、この度ようやく改訂の作業がまとまって、「新訂第3版」を出すこととなった。
「子どもがやせ衰えていく」「娘がかくれて盗み食いを」「食べ出したら自分でも止められない」。過食症・拒食症を抱える本人とその家族の悩みは深い。一見簡単にコントロールできそうなこの問題は、実は本人の生きづらさ・自分さがしというこころの深層に根を張る、成長の節目に待ち受ける落とし穴。本人と家族がともにその節目を乗り越え、新しい自分になって歩き出すために、本人と家族のもつ力を信じ、支える家族療法。
本書は私たちのみじかな健康と食事の問題を12のテーマについて解説し、そのテーマに沿ったレシピをそろえました。新しい料理を1日に1皿作っていただけるように、336のレシピをご紹介いたします。1週間分を、肉を使った料理、魚料理、大豆製品の料理、卵料理、野菜料理、デザートと区分してメニューをたてました。お料理初心者や男性の皆様にも楽しくキッチンに立っていただけますよう、どれも簡単にできるおいしい料理です。
母性看護を行うために必要な病態生理・診断・治療を簡潔に記載、解剖生理からみた看護実習必携ノート、要点を簡潔にまとめ、図表を多く入れたわかりやすい記述、書き込みもできるゆったりとしたレイアウト。
本書に、選ばれた書物は実にバラエティがあって面白い。カウンセリングそれ自身に関するものはもちろん、絵本、児童文学から、小説や評論など広範囲に及んでいる。どの一冊に対しても、いわゆる「解説」というのではなく、それによってその臨床心理士が何を得たかというのが、生き生きと感じられる言葉になっている。
近年の科学文明の発展はすさまじく、医学・生物学の分野でも驚くべき発展がなされています。この勢いは来世紀においても続くものと考えられます。産科婦人科領域でも同様に、従来の考え方を大きく考え直さねばならない事項が存在するようになってきています。このため、現在の医学知識を十分理解し、医療に万全を期するためには、基本的医学知識を正確に修得、理解しなければなりません。本書は従来の基本的知識に加え、新しく発展をとげた研究成績も積極的に取り上げ、従来の単なる暗記型の学習を反省し、理解しながら知識を修得できるように、脚注を活用しました。特に生殖医学の分野での進展に伴う新しい知識の獲得、分娩に関する新しい知識の応用、婦人科領域でも悪性腫瘍に対する考え方も大きく変わりつつありますし、内視鏡下手術の導入など、従来の単に臓器を摘出するとの考え方ではなく、将来の生殖機能の保存やquality of lifeの問題も重視しました。
本書は泌尿器科医にとって必要な内分泌疾患、性機能障害について最新の確立された知見がまとめられた集大成である。新しく改訂するにあたり、特に性機能障害について臨床の即戦力になるよう概念毎に系統的な配列の章だてとした。豊富な図を使ってわかりやすく概説されている。
本書では、新しい分野への取り組みとともに、他の各章においても最新の情報を取り込んだ。心臓大血管奇形は種類の多さから多様な手術法があり、専門家でも原著を紐解くことがしばしばなので、容易に理解できるように簡潔な図表による一項目を設けた。内科循環器医を主な対象としながら、小児循環器関係者のみならず内科医にも必要な最新の基礎知識を集約した。
本書の内容は、理論よりも日常の実践を主体としていて、日常の育児あるいは保育園などの保育にあたっての参考になり、また小児保健や育児などの教材として使用できます。
本書は、小児栄養の基本的知識と実際を有機的に結びつけるという意図の下に、広い視野からわかりやすくまとめられている。「第6次改定日本人の栄養所要量」に合わせ、各種データ等を差し替えて、大幅な改訂を行った。
本書は1993年、栄養学の内容を年齢、性別などの対象ごとに区分けして学習するために編述されたものである。以来、各章ごとの区分けが比較的平易に、内容も入門的に理解しやすく記述されているとの評価を受け、初版以来若干の修正を加えながら増刷を重ねてきた。しかし、このたび1999年より「第六次改定日本人の栄養所要量」の策定運用に伴い、従来からの記述内容との整合を図る必要性を生じてきた。2000年から施行される介護保険法では、栄養指導、給食管理などについても、単に老人のみを対象とするだけでなく、各対象区分ごとにおける幅広い知識とその応用能力があってこそ、老人介護に成果をあげることができるものと思われる。現在、栄養士養成諸機関において、カリキュラム改訂を含め、21世紀にあるべき新しい栄養学の分野や方向性が検討されている。これらのことを念頭に、本書も図、表を含め一新を図った。