自殺対策が精神医学・精神医療の重要課題として取り組まれる中,公衆衛生的・予防的観点の介入と比較して,実際の治療については明確な介入方法が提唱されていない現状がある。本書は認知行動療法をベースにした自殺対策のための精神医学書であり,自殺行動の科学的理解とともに実際の治療を学ぶことができる。「本書では,アーロン・T・ベックが重要な役割を果たしている多くの研究結果について紹介しています。それと同時に,こうした実証的な研究をもとに認知行動療法を用いて自殺問題を治療するための具体的な方法についても説明しています。本書をご覧になれば,自殺対策における新たな視点を獲得することができるだけでなく,これまで以上に自殺を考えている患者について理解を深めていただけるでしょう。」
第1部 認知理論と実証的研究
第1章 自殺念慮と自殺関連行動の分類とアセスメント
第2章 自殺関連行動の関連要素とリスク因子
第3章 自殺関連行動の認知モデル
第4章 自殺関連行動を防ぐためのエビデンスに基づいた治療
第2部 臨床への応用
第5章 認知療法の基本原則
第6章 導入期
第7章 自殺関連行動の認知的概念化
第8章 治療前期
第9章 治療後期
第10章 自殺を考えている患者を治療していく上で求められる工夫
第3部 特別な治療的配慮が必要な対象への適用
第11章 自殺を考えている思春期の患者に対する認知療法
第12章 自殺を考えている老年期の患者に対する認知療法
第13章 自殺を考えている物質依存を有する患者に対する認知療法
第14章 結論:自殺対策に向けた公衆衛生モデル
2025年6月、政府が「女性版骨太の方針」を取りまとめ、働きやすく魅力的な職場づくりや、改正女性活躍推進法の着実な施行など、企業の取り組みが一層求められる状況となっています。また、「労働基準法第68条(生理休暇)」「女性活躍推進法(女性管理職比率の公表等)」への対応義務化も進んでおり、企業経営における女性の健康支援は喫緊の課題です。
そんな「女性活躍」「女性の健康課題」に悩む経営者やHR担当者に、実践的な解決法を示すのが、本書です。
「働く女性の健康」に焦点を当て、女性の健康に配慮した新しい経営のメリットを解説、そして、強まる法的要請への具体的な対策・実践法を、わかりやすく紹介します。「女性の健康経営」をコストではなく、「投資」「企業価値向上と成長戦略の要」と捉え、経営者・管理職が自信を持って取り組める施策・フレームワークを提示するものです。
また本書は、すぐに実務で活用できるノウハウを集約している点も特徴です。大企業だけでなく中小企業での実践例、20のステップで健康経営企業になる導入プログラムなどなど。企業規模や業種を問わず、誰もが取り組みやすい健康経営の始め方を提案します。
著者は2014年以来、関係省庁後援のもと毎年「女性からだ会議(R)」を主催し、女性の健康問題に取り組む先進的な企業・団体を表彰。2017年に「女性の健康推進イニシアティブ企業コンソーシアム」を立ち上げてからは、女性活躍推進や女性の健康について企業・行政への提案やコンサルティングを数多く手がけるなど、政策・経営双方の現場に深く精通しています。
その10年にわたる女性の健康経営への知見を、本書で余すところなく披露していきます。
赤ちゃんから青年期まで、子育て相談でよく聞かれる百の質問に、小児精神・神経科医である筆者が、発達や心理の視点を織り交ぜながら真摯に答える。八〇〇字の中に多くの考え方が盛り込まれ、一つ一つの質問に連続性はないため、読者は気の向くところから拾い読みすることができる。日々の子育てに悩んでいるお母さんはもちろん、小児科医や保健師など子育て相談を担当している専門職の方々にも、支援の参考になる。
ストレス科学最前線の知見から、ライフサイクルに寄り添う臨床心理学を構想する。生涯発達と生物ー心理ー社会のアプローチから、周産期、児童期、高齢者、生活習慣病、がん、災害被災者などのストレスの問題とその対処、コーピング実践を考える。
簡潔かつ要点を押さえた,応用栄養学の「教えやすい」教科書。〔内容〕栄養ケア・マネジメント/食事摂取基準の理解/成長・発達・加齢(老化)/ライフステージ別栄養マネジメント/運動・スポーツと栄養/環境と栄養/他
小児生理学の基礎知識が身につき、臨床実践の場で役立つ一冊。医療のプロフェッショナルである以上、経験や常識に頼るだけではなく、科学的根拠に基づいた最新の知識を身につける必要があります。本書は、すべての医療従事者が小児の臨床現場ですぐに役立つ知識を得られる必読の一冊。全面見直しをした第3版。
がん治療が生殖機能に及ぼす影響、生殖補助医療の基本と妊孕性温存治療など、がん・生殖医療に携わる医療者に必須の知識をビジュアル解説。さらに、妊孕性温存に至るまでのチーム医療を事例で紹介するとともに、多様で個別的な支援に役立つ視点をQ&Aで提供。患者・家族説明にも役立つ一冊。
気候変動,パンデミック,人口構造の変化など,私たちはさまざまな課題に向き合っています.心身共に健やかな生活を送るには,健康・医療領域における心理学の知識や技術による貢献が,より一層求められると言えるでしょう.本書ではそのような健康・医療心理学の内容を,気鋭の著者陣が平易に解説します.公認心理師カリキュラムに対応しているため,心理職を目指す方にもおすすめです.
健康とストレスの基礎/ストレスと心身の問題/さまざまな保健活動と心理支援/自殺予防活動/医療場面における法律・制度・倫理/医療領域における活動 - 総論/精神科 - 小児・思春期/精神科における成人期・高齢期の医療と心理的支援/心療内科/産科・小児科・母子保健/脳神経内科とリハビリテーション/他
本書の「総論」では、統計、分類、発生、解剖、原因、言語発達、社会生活などの基礎的な開発を、「各論」では手術、矯正、言語治療をはじめ口唇裂口蓋裂児のさまざまな問題をおのおのの専門家が豊富な経験をもとに記述している。
不定愁訴の画期的著作、待望の翻訳!このような症状はどのように生じていて、どのように治療するべきなのか!?心療内科医・総合診療医・あらゆる内科の専門医と不定愁訴に携わるすべての方へ!
現代社会において身近な病とされている「うつ病」「躁うつ病」ならびのその周辺の疾患について,最新の国際疾病分類ICD-11の診断カテゴリー「気分症群 mood disorders」に準拠して徹底解説.疾患概念の変遷や診断・鑑別診断,年代別・性別の症状・症候の特徴,病態,各種治療法等について,各領域の専門家が詳細に言及している.診断や治療に難渋することの多い気分症群の実地臨床に必携の一冊である.
1章 概念・診断・疫学
・疾患概念と分類の歴史
・今日の分類と診断
・気分症群の概念と診断,鑑別診断
・境界を接する精神疾患との鑑別と併存精神疾患
・内因性うつ病概念は何のために
・気分症群の疫学と社会負担
2章 症候・症状論と精神鑑定
・児童・思春期の気分症群
・若年者の抑うつ症群
・高齢者と気分症群
・女性と気分症群
・退行期メランコリー(精神症性うつ病)
・気分症群と身体疾患
・気分症群と自殺
・気分症群と創造性
・気分症群の精神鑑定
3章 病態
・抑うつ症群のバイオマーカー
・抑うつ症群のゲノム研究
・抑うつ症群の画像研究
・双極症または関連症群の生物学的研究
・双極症または関連症群のゲノム研究
・文化社会
・大規模臨床試験
・気分症群と産業精神衛生
4章 治療
・治療総論
・心理教育
・抑うつ症群の薬物療法
・双極症または関連症群の薬物療法
・気分症群治療の重要なメタ解析
・抗うつ薬,気分安定薬の作用機序
・認知行動療法
・対人関係療法
・森田療法
・作業療法
・力動精神療法
・抑うつ症群の治療ゴールと再発予防
・気分症群の復職支援
・気分症群における支持と共感
・マインドフルネス認知療法
・電気けいれん療法
・これからの検査診断・治療法
・ITの活用 ほか
本書は、看護・介護・世話の対象である病者やクライエントを理解し、個別的具体的にケアをしようとするとき必須の知識であるパーソナリティに関するエヴィデンス(evidence)をまとめたものである。
ケーススタディーを通して各ライフステージの栄養マネジメントの考え方を理解し,活用できるよう配慮した実習書。
2023年公表の管理栄養士国家試験ガイドラインに対応した四訂第3版。
思春期・妊娠期・生殖期・更年期・老年期を対象とする産科婦人科領域で,女性ヘルスケアは4つ目のサブスペシャリティとして重要性が増している.月経回数の増加による生殖期の弊害と閉経後40〜50年に及ぶ老年期はこれまでの常識を覆し,生殖内分泌学・婦人科腫瘍学に加え,運動器・泌尿器・皮膚・循環器など幅広い分野の研究成果が欠かせなくなっている.全身を診る知識と的確な診断技術を紹介.
1章 女性ヘルスケア概論
・女性ヘルスケア概論
2章 女性ヘルスケアの初期診断
・問診・診察・検査
・症候学:無月経・不正出血・帯下
・症候学:下腹部痛・骨盤痛
・症候学:外陰部掻痒感・外陰部痛・外陰部腫瘤
・症候学:抑うつ状態・動悸・めまい・頭痛
・症候学:乳房腫瘤・乳汁分泌
3章 女性ヘルスケアに特異的な疾患と対応
・性分化疾患
・思春期疾患
・子宮筋腫
・子宮腺筋症
・子宮内膜症
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
・更年期障害の病態・症状・診断
・更年期障害とその治療ーHRTと副作用
・HRTの課題と今後の展望
・女性ヘルスケアにおける漢方療法
・性同一性障害
・ライフコースからみた女性のメンタルヘルス
・ロコモティブシンドローム,フレイル,サルコペニア
・骨盤臓器脱
・骨粗鬆症
4章 女性ヘルスケアに関連する課題と対応
・女性のライフサイクルに伴う脂質・糖代謝の変化
・女性ホルモンや女性ホルモン製剤が皮膚に与える影響と皮膚病変
・女性のライフサイクルに伴う心疾患
・子宮頸がん検診とHPVワクチン
・性暴力・性虐待への対応
・性の健康教育
5章 乳腺疾患
・良性疾患:乳腺症,線維腺腫,乳管内乳頭腫,葉状腫瘍
・悪性疾患:乳癌
・乳がん検診・診断法
・乳癌の治療法
6章 女性ヘルスケアと遺伝性疾患
・HBOC,Lynch症候群
・家族性婦人科腫瘍の遺伝カウンセリング