日本史のヒーローたちのなかでも最右翼に挙げられるひとり“義経”。その栄光と悲劇の人生模様を1年かけて描ききるのが2005年のNHKの大河ドラマだ。とはいえ、いかにも“大河ドラマふう”の音楽はなかなかに楽しめる。
《ベスト・クラシック 100》から人気作を選んでハイブリッド盤化したシリーズ20点からの1枚。かつてウィスキーのCMで使われ、クラシックがCMで多用される先駆けとなった、バトルの澄んだ声を堪能できる。
死の前日まで続けられた、ホロヴィッツの文字どおり最後の録音となったもの。透徹された美意識は衰えず、ピアノの音はあくまでも美しい。とりわけ「イゾルデの愛の死」は心に迫ってくる。
ドラマ『戦神〜MARS〜』待望の日本版サントラ。ヴィック・チョウやバービィー・スーのデュエット曲など、ドラマ出演者のオリジナル楽曲を収録した、ファン必携のアルバム。仙台ロケの模様を収録したDVD付き。
『クロノクロス』など数々のゲーム音楽を手掛けてきたコンポーザーがPS2ソフト『tsugunai〜つぐない〜』のために書き下ろしたサントラ。自らリミックス&マスタリングを施し、ゲームを知らなくても楽しめる1級のインスト集となっている。
75年『フランダースの犬』からスタートし、97年『家なき子 レミ』まで23年にわたり人々を感動させてきた《世界名作劇場》。その主題歌、挿入歌、イメージ・ソングをオリジナル音源で網羅するシリーズの第2弾。
探偵、刑事、ポリス・アクションもののTVドラマの、オープニング・テーマ、エンディング・テーマ、挿入歌など、他社の音源も含め、初CD化楽曲も交えて集大成。量・質ともに決定盤と言える1枚。
60年代のGSブームから40年。GSサウンドを歌謡史ではなくガレージ・サウンドとして捉えたコンパイル・アルバム。65〜71年までに発表された楽曲の中で、ファズ・ギターを核としたガレージ度の高い作品全24曲入り。
70年代後半から80年代に活躍したアイドル歌手の、全シングル盤AB面を完全収録。高見知佳は、78年「しんでれら」でデビュー。84年の「くちびるヌード」が大ヒットした。
イギリスはロンドン生まれのジョニー・ピアソンが率いるオーケストラによるイージー・リスニングもの20選。シックです。午前中のAM放送のBGMですね。これが結構ホッとする。最初のビッグ・ヒット(65年)、(12)の華麗な弦アレンジは渋谷派にもオススメ。
ハンディ・キャップを乗り越え、日本を代表するヴァイオリニストとなった川畠成道の3作目。今回も「ラ・カンパネラ」「G線上のアリア」などの有名曲を取り上げ、だれもが親しめるアルバムに。
全曲、彼女の作詞作曲だが、詞もメロディもポップな感覚がいっぱいでスンナリと引き込まれる。ウクレレの使い方も効果的で、この人のメロディにハマッている。それなのに、聴いているうちにこみ上げてくる、このそこはかとない甘酸っぱさはなんだ!? ★