本書は、社会的養護の分野で働く専門職(児童福祉司、保育士、児童指導員など)の専門性と人材育成に焦点を当てた研究論文をまとめたものです。これまで体系的な把握がされてこなかったこの分野について、政策動向や専門職の現状、人材育成の課題、国際比較といった多角的な視点から分析しています。特に、児童相談所と社会的養護施設における専門職の業務内容や職場環境の違いを詳細に分析し、それぞれの専門性を明らかにしています。また、近年のトピックとして、こども家庭ソーシャルワーカーと日本版DBSの動向についても言及しています。
【主な目次】
1 序論
2 社会的養護分野専門職の人材育成についての文献レビュー
3 自治体を限定した児童相談所と施設専門職による専門性や職場環境
4 全国の社会的養護施設3種別に見る施設専門職による専門性や職場環境
5 総合考察
6 補論ー支援に関わる専門職をめぐる動向
雇用関係の制度分析のエッセンスは、対象事実の正確な認識と解釈、そしてその記述にある。本書は、雇用制度分析における方法論を開拓すると共に、その射程を拡大してきた石田光男教授の研究の軌跡を踏まえ、その門下生を中心とした執筆陣による論考をもとに編纂された。今後の雇用制度研究の方法と可能性を改めて問いなおす一書。
対人援助サービスに従事する人々が大きなストレスを抱えやすいことはよく知られている。また近年、医療・保健・福祉領域においても市場原理が導入され利益や効率が求められることで、組織やそこで働く個人のさらなる疲弊につながっている。そして、対人援助サービスでは、その性質自体が個人だけでなく組織にまで影響し、問題を生みだす要因となっており、さらにそのプロセスが無意識に生じることから、問題と見なされるスタッフやクライエントを切り捨ててしまう恐れがある。本書では、このような状況を個人の病理や脆弱性に帰さず、組織のもつ問題と捉え解決するためのコンサルテーションを例示する。
(株)メンタルケアコーポレーションが開発した「職場のコミュニケーションをサポートするためのスマートフォンアプリ」が、気軽に読める書籍に。3600社の企業調査で寄せられた実際の悩みに回答。3ステップで徹底アドバイス!
もしも職場の人間関係に悩みやトラブルを抱えていたらー医療現場の働きやすい環境づくりに取り組む著者が伝えてきたコミュニケーションの処方箋。
私はサラリーマン時代から医療業界に関わって、気づけば15年を越えました。
その中で医師という仕事のすごさと難しさを目の当たりにしてきました。
命を助ける職業だという点で、すごくもあり、難しい仕事であることはいうまでもありません。
それだけにとどまらず、研修医を卒業するとプロとして治療方針についての判断を求められる非常に重い責任を負うことになります。
また、看護師をはじめ、スタッフに指示をする立場にあります。
さらに近年では、患者さんとの円滑なコミュニケーションやチームをまとめるリーダーシップも、今まで以上に求められるようになってきているように思います。
プロとしての知識はもちろん、非常に高いコミュニケーション能力まで求められる、本当に大変な仕事です。
そのためもあってか、人間関係に悩んでいる先生方がとても多いように感じます。
日々の激務をこなしながら、リーダーシップやコミュニケーションにまで気を回すなんて、なかなかできることではありませんからね。
もし、先生が今、リーダーとしての役割や人間関係に悩みを持っているようでしたら、ぜひ、以下の文章を読んでみてください。
そして、「Yes」と思った項目にチェックをつけてみてください。
□患者さんがインフォームドコンセントを理解してくれないと感じたことがある。
□患者さんから納得のいかないクレームをもらったことがある
□患者さんとの間に壁を感じることがある
□周囲のスタッフと「言っただろ」「聞いていません」という会話をしたことがある
□スタッフがすべき仕事なのに「先生がしてください」と押し付けられたことがある
□上司に対して「もっとはっきり言ってほしい」と言いたい時がある
□周囲から適切に評価されていないと感じることがある
□医療関係者以外の友人はほとんどいない
□もっと自分にあった病院があるのではないかと思う時がある
□10年後の医師としての自分のイメージを持っていない
いくつチェックがついたでしょうか。
これは、私自身が実際に先生方から良くいただく相談事項でもあり、良く出会うシーンでもあります。
多くの先生が、このような悩みを抱えながら、今日も患者さんのために奮闘しています。
前述した10項目にお応えする手紙をしたためる形で、先生方へのメッセージをまとめています。
本書が、少しでも、医療業界を支えている先生方のお力になれば幸いです。
(「はじめに」より)
著者やスタッフが、この十数年間、アスペルガー症候群の本人や家族と関わっていく中で感じてきたこと、学校や職場、保健所、福祉事務所、児童相談所、市町村、精神科医療機関、福祉サービス事業所など、多くの関係機関と連携をとっていく中で学んできたことをつづった本。
時代は変わり、いまはコンプライアンスの時代。これまでと同じことをしていただけでも、法律違反!上司として、法律知識を知っておかなければマズいことばかり!あなたの職場にもある法律トラブルを、数々の労働問題を解決してきた弁護士が解説。多くのエピソードを交えて解説するからわかりやすい!役に立つ!法律知識がよくわかるワンポイントアドバイス付。
元気な社会は朝礼をやっている!そのまま使える名言、雑学、月別トピック満載!たった3分で職場がイキイキ・ワクワク!
関わりや学びの中で作り上げる
人はどのように主体的にキャリア形成をすれば良いのか。
企業は社員の主体的なキャリア形成をどのように支援すれば良いのか。
主体的なキャリア形成を、仕事に関わるアイデンティティ形成と学習環境という側面から捉えなおし、個人、企業、社会にとって有効な学習環境づくりへの視座を示す。
◆働き方改革時代の生産性向上策
◆従業員の意識改革からプロフェッショナル人材の育成まで
◆「目標管理」運用の段階的レベルアップ法
◆運用ノウハウや手法を50点以上の図表を用いて紹介
「目標による管理」(目標管理)は、今日ではどこの企業でも人事評価制度や経営管理の仕組みとして
欠かせないものとなっているにもかかわらず、多くの職場ではいまだに試行錯誤が繰り返されています。
問題となっている点を解決しようと仕組みを見直しても、別の新たな不具合が生じ、
人事担当者も管理職も変更された仕組みに振り回されているのが実情です。
そのような中で管理職が、自身のマネジメント力や部下の特性、業務の繁忙度などに合わせて
目標管理を展開するための方法を紹介します。
1 「目標による管理」はなぜ推奨されるのか
2 目標管理を段階的に推進する
職場特性に応じて段階的に推進
事例に学ぶ全社を通じた取り組み
時代の潮流に合わせた目標管理
3 組織方針・目標と個人目標のベクトルを合わせる
組織目標で方向づける
管理職の目標を設定する
部下に役割・職務を割り振る
部下の目標設定を指導する
4 達成管理力、評価スキルを高める
目標を達成に導く
達成度、努力度を評価する
5 マネジメントの生産性を高める
管理職の業務効率化
場と手段に応じたマネジメントの展開
状況に応じたマネジメントの展開
本書は、労働災害防止計画の内容をわかりやすく解説したものである。
現役社員1000人超のナマ取材データを徹底分析!! ネット検索では見つからない「失敗しない職場選び」の最短ルート
0
ウィスコンシン大学マディソン校の科学・工学分野女性リーダーシップ研究所(WISELI)が、ジェンダーに関する偏見を中心とした「無意識のバイアス」を克服するべく、スタッフ採用ワークショップのため開発したテキストの翻訳書。
ご挨拶
WISELIから日本の仲間たちへのご挨拶
このワークショップについて
背景
ワークショップデザインの要素
ワークショップの成果
ワークショップの前提条件
トレーナーのスキル
参加者の募集
ジェンダーとリーダーシップについての潜在連合テスト(IAT)
ワークショップの準備と運営
女性の退職状況を示す組織のデータ
ワークショップの構成要素
受講前の基準値を測る潜在連合テスト(IAT)
イントロダクション
モジュール1:習慣としての潜在的バイアス
モジュール2:職場における潜在的バイアスの特定
モジュール3:潜在的バイアスの影響を減らす戦略
行動へのコミットメントに向けた活動
スライドと発表者用講演ノート
イントロダクション
モジュール1:習慣としての潜在的バイアス 無意図的なバイアスの根源を理解する
モジュール2:職場における潜在的バイアスの特定
モジュール3:潜在的バイアスによる影響を減らす戦略
よくある質問と難しい議論の例
参考文献一覧
付録A:参加者用資料
付録B:プレゼンター用資料
訳者あとがき
慣用句・常套句、忌み言葉、敬語の使い方、大人としての振る舞い、マナーなどもわかる。一般的な大人のスピーチから、手際のよい短いスピーチまで、シーン別・立場別のスピーチ113種を収載。
介護保険法施行、福祉構造改革による“福祉ビッグバン時代”に、利用者に選ばれる施設、利用者に選ばれるサービスとするための秘伝満載。
いま知っておくべきダイバーシティの必読書
近年、LGBTQに関する様々な取り組みが増えている。
本書では、多くの企業で先進的な施策の推進を支援してきた認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」代表の著者が、職場・社会におけるLGBTQに関する施策の具体的な進め方、ノウハウを徹底解説。
実際に有名企業が実践している事例も多数紹介する。
LGBTQの当事者は日常生活でどのような困難を感じ、どのような社会を共に生きていきたいと望んでいるのかーー。
人事・労務・法務担当者から就活生まで、いま知っておくべきダイバーシティの必読書。
巻末には資料として「LGBTQの基礎用語」も収録。