七石二人扶持の軽輩青木又六が、こともあろうに家老の愛娘に恋文をつけたという人の噂に、二人の人生はもてあそばれ…。官軍に先がけて、ピストル一挺を懐に江戸に入った男の、幕末動乱期での運命は…。良質の娯楽時代小説の名手が描く、珠玉の17篇。
あそびたくても時間がない子。あそびたくてもお友だちがいない子。そして、あそびたくてもあそぶ場所もない子どもたち。でも、この物語に出てくる子どもたちは、そうしたきびしい現実にも負けず、じつに生き生きとしています。大勢のなかまたちが共に助け合い、はげまし合って、キラキラした自分たちだけの自由な世界をきずきあげていきます。
とび歩いたラテンアメリカの大地眼にした空・肌にそよぐ風・出会った人々…。著者をとりこにしたラテンアメリカとは?ヨーロッパの伝統を色濃く写した混沌の文化とは?女として、妻として、母としてとらえた紀行エッセイ。
好評、大絶賛の『瑾〓花』に続く、山藍紫姫子、待望の第二弾、名作『虹の麗人』完全版。
イギリスはヨーロッパの基本形である。「使って保存する社会」イギリス、イギリス人の考える「永遠」、イギリスの「非イギリス人」、「ダメモト社会」イギリス、「新」イギリス人とは…。イギリス社会のフィルターを通して、その先のヨーロッパ、さらに日本まで眺めた文化比較エッセイ。
昭和の時代に活きた教育実践論。受験競争の間でゆれ動く子供たちの心を正しく導くために大人、特に母親と教師は何をなすべきなのか。本書は激動の昭和を子供たちと共に生き、教えてきた著者が、平成時代に生きる親と子、教師に贈る心からの教育論である。
たった一台のクレーン車のリース業から身を起こし、あっという間に年間130億円の売上げ規模にまで押しあげたその人物は、また豪快に遊びまくり、好色を地で行く男だという。これは脆弱な現代人に捧げたい、昇り行く龍のような男・才賀紀彦の物語である。
ここには八つの科学的寓話がおさめられている。寓話という言いかたがお気にめさなければ、シュプレッヒ・シュティンメの書法で書かれた、八つの科学的モデルがおさめられている。話題は多岐にわたっているようにみえるが、じっさいにはどれも同じひとつのテーマしか語っていない。それは両義性の記号からの脱出、あるいはその破壊というテーマだ。