英語で説得できる力を身につけるために
ネイティブ・スピーカーを説得するには、流暢に話せることは必須ではありません。大切なのは考えをしっかりとまとめて、論理的な英語を組み立てること。そのために重要なのがロジック(論理)です。ロジックは相手と同じ土俵に乗るために必要な共通基盤。本書では、「積み木方式」というわかりやすい方法で、「説得できる英語」に必須の論理力を鍛えます。仕事で英語が必要な人は是非とも身につけてほしいスキルが満載です。
〈目次より〉
序 章 論理的であるためには
第1章 OREの基本
第2章 一本柱のOR
第3章 複数の柱の積み木を作る
第4章 反論する
はじめに
序 章 論理的であるためには
1 論理の型を「積み木」のイメージで身につける
2 はじめに要点を述べる
3 ディベート的手法で複眼的なものの見方を養う
第1章 OREの基本
1 論理的な意見
1-1 「なぜなら」と「たとえば」の重要さ
1-2 OREの積み木メソッド
1-3 英語にする
1-4 OREO(オレオ)で締める
2 キーワードの重要性
3 ORE で意見をまとめるプロセス
第2章 一本柱のOR
1 何をどの立場で論じるか
2 一本柱の積み木を作る
3 ブレーンストーミング(Brainstorming)
4 対立する立場からのORE
5 論理の型を共有する必要性
第3章 複数の柱の積み木を作る
1 アイデアの分類
1-1 キーワードを考える
1-2 事例を考える
2 ナンバリング(Numbering)
3 ナンバリングの表現をマスター
4 2本柱の積み木を作る
4-1 賛成と反対の立場で考える
5 3本柱の積み木を作る
5-1 理由と事例の階層化
5-2 prosとconsを考える
コラム1 シンプルな英語が一番
5-3 自分の意見をまとめる
コラム2 単語の定義: 勘違いをなくす
コラム3 ことわざや格言の引用
第4章 反論する
1 反論の目的
2 反論と呼べる意見
3 反論の積み木
4 反論に欠かせないブレーンストーミング
コラム4 異なる視点でものを見る
5 英語で反論
5-1 反論の表現パターン
5-2 英語の反論サンプルを読む
6 対比の視点
コラム5 ユーモアの効き目
6-1 積み木を作ってから反論
7 反論のペアワーク
コラム6 明治の偉人も楽しんだ「毒のない議論」
8 面白いトピックリストを見つける
8-1 トピックリスト
8-2 面白いトピックとは
おわりに
謝辞
巷にあふれる話し方関連本。その多くは「好印象をもってもらえる」「会話が途切れない」「論理的に伝える」ことなどを主な目的としています。そんな中、「本質的に内容が相手にきちんと伝わる」ことを目的とし、「そのための具体的かつ自然な音声表現のディテール」まで迫った本は皆無ともいえます。
本書は、元NHKアナウンサー・松本和也が、話し方・聞き方に悩むふつうの方々に向けて、放送現場で培ってきた「伝わるノウハウ」を細かくかみ砕いて解説した、話し方の基礎技術の本です。特に腹式呼吸や滑舌の練習などを必要とせず、ふだんの声を生かす自然な話し方を勧めているため、相手に内容が伝わるのはもちろん、背伸びしたような無理した感じを聞き手に与えず、聞き手にリラックスして聞いてもらえる効果もあります。
「『上手に華麗に』から『下手でもわかりやすく』へ~話し方に対する思い込みを変えよう! 」「言葉、文章、話の組み立てはとにかくシンプルに! 」「いわゆる『美声』を目指さない! 自分本来の声の力をめいっぱい引きだそう! 」など、これまでの話し方本にありがちな「アナウンサー的な美しい話し方」とは違う、「自然でわかりやすい話し方、相手の心に届きやすい話し方」を提案することで、これまで獲得できなかったような読者層までもターゲットにします。
日本の異言語教育の特異なありようを、広く歴史的・国際的な視点から展望し、その「宿痾の病巣」を鋭くえぐる。これは、基本的には組織的な異文化接触の問題であり、「教師と学習者の能力や努力を超えた問題」と「教師と学習者の能力や努力そのものが厳しく問われる問題」とを厳しく峻別する問題である。
「雑談の急所は数字と固有名詞」「大事なことは『中身』ではなく『話し方』」……当代一のストーリーテラーが雑談の秘術を開陳!
25カ国の主要な旅行およびビジネスの言葉のそれぞれに合わせて選ばれた単語集。
ことばは今この瞬間に動いており、獲得され、歴史的に変化し、ミクロ・マクロに渡って変異する。人はことばを通して、意味や、思考、感情、経験を形成する。そのプロセスの始まりから終わりまでが、ことばの動的な性質の解明への鍵となる。本書『動的語用論の構築へ向けて』(第2巻)は、「歴史語用論」「言語獲得」「談話分析」「文脈研究」などの分野を横断し、理論と実証を経た、この新たな語用論の領域への挑戦である。執筆者:早瀬尚子、大橋浩、佐藤恵、尾谷昌則、松井智子、深田智、小島隆次、高梨博子、堀内ふみ野、中山俊秀、西田光一、吉川正人、加藤重広
見出し語総数472。特定の単語や表現の訳し方だけでなく、「原文の順序どおりに訳す」「時制に気をつける」「セミコロンの訳し方」「全体から細部へ」「文脈で訳し分ける」といった、翻訳の基本的作法として注意してほしいことも盛り込んだ。
漢字はさまざまなパーツで成り立っており、それを組み合わせることで思い出せなかった漢字を思い出せるようになります。
また実際に本に書き込むことでみるみる脳が活性化。
固くなったアタマを柔らかくすることができます。
リビングで、書斎で、お風呂で、出先で、ちょっとした時間に漢字パズルを解くことで、忘れかけていた漢字をはっきり思い出せるようになるでしょう。
プレゼント品としても最適で、いつまでも元気でシャキッとしていてほしいご両親、祖父母へ、贈呈品としてもぴったりです。家族みんなで楽しむこともでき、もちろん一人の時間を読書で楽しむこともできます。
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黙読→音読→朗読この流れをスムーズにする。それが朗読上達のキーポイントです。ロングセラー『日本語の発声レッスン』の著者が朗読をはじめる皆さんに贈るレッスン書です。
苦手なシーンでも落ち着いて話せる!あがり症アナウンサーだった私でもできた、うまく伝えられる簡単なコツ。
1文だけではちょっとヘンな日本語でも、ひらがな46文字を使いきり、5行続けて読むと光景が浮かんでくるからあら不思議。そして、絵をつけると1つの作品に。偶然の産物だからこそ、思いがけない語句がひらめいた時のうれしさはひとしお。46字、5行でつくる、現代いろはうた。
フェニキア人は商才にたけた海洋民族で、地中海沿に住む人々との取引が盛んだった。そういった交易とともに彼らの文字は海を渡り、この地域に広く伝えられていったのである。
言語学における実験研究の重要性は近年ますます増しているが、実験の方法論は個人で身につけるには敷居が高いという側面もある。
本書は「興味はあるけどやり方がわからない」という人に向けて、パソコンでできる実験研究の実践方法(容認性調査、自己ペース読文課題、語彙性判断課題、言語産出課題、コーパス調査、CHILDES検索法)を紹介する。
執筆者:青木奈律乃、浅原正幸、木戸康人、田中幹大、中谷健太郎、中野陽子
はじめに
第1章 対照実験ことはじめ
1. 要因計画
2. 実験材料の構造:項目とトークン
3. 実験材料の提示:ラテン方格法
第2章 ウェブで行う容認性調査
1. 容認性調査の概要
2. Ibex Farmで容認性調査
3. クラウドソーシング
4. resultsの回収
5. まとめ
第3章 自己ペース読文課題を使った実験:ローカル編
1. 自己ペース読文(SPR)課題とは
2. LingerでとりあえずSPR実験を走らせてみよう
3. Lingerで日本語実験を走らせてみよう
4. Lingerで実験材料を設定しよう
5. テキストエディタについて
6. おわりに
第4章 自己ペース読文課題を使った実験:ウェブ編
1. メリットとデメリット
2. Ibex Farmにおける自己ペース読文課題の実行方法
3. 結果データの見方
第5章 語彙性判断課題を使った実験
1. 語彙性判断課題とは
2. 語彙性判断課題の種類
3. DMDXを使った実験:準備編
4. DMDXを使った実験:実践編
5. おわりに
第6章 言語産出の実験
1. 言語産出の研究方法の歴史
2. 文産出の実験方法
3. E-Primeを使用した実験プログラムの作成方法
4. まとめ
第7章 「中納言」を使ったコーパス調査
1. コーパスとアノテーションと検索系
2. 検索系「中納言」の概要
3. 検索系「中納言」で検索してみよう
4. 練習課題:二重目的語構文の語順の分析
5. おわりに
第8章 発話データベースCHILDESを用いた調査
1. CHILDESとは
2. CHILDESを使ってみよう
3. コマンドを使いこなそう
4. データの分析方法
5. まとめ
第9章 統計の基本的な考え方について
1. p値って何?
2. 確率は分布から推し量る
3. まとめ
参考文献
索引
執筆者紹介
〈意味〉を帯びて立ち現われる世界。そこに帰属することと逃れることの厳密な同根性を提示する。
グローバル化と急速なテクノロジーの進展により、言語教育も多様な課題への対応を迫られている。本書では、言語には多方向から作用するダイナミクスがあることを認め、様々な地域や文化の言語教育の実践事例を通じて、複合的な視点を持つことの重要性を強調する。
マイナスの待遇表現行動は、良好な対人関係を維持するための規制を受けるが、話し手はマイナス評価を表明したいという欲求を持つ。この規制と表現欲求との間には、どのような力学が働くのか。敬語の研究書とともに揃えたい1冊。
音の実質と形態の研究
今日、音声科学は、音声学者であるか否かに関わらず、言語音声とその性質・機能を研究領域とするすべての科学者に関わるものになっている。本書は、そうした多様な音声科学への入門書であると同時に、過去数十年の研究成果の総括ともなることを目指している。
マルンベリの『音声学』(文庫クセジュ266)以降、音声学・音韻論において得られた新たな知見がふんだんに盛り込まれ、また、めざましい進展を遂げている韻律論の研究に関しては、最新の研究成果を踏まえ詳述した、この分野の重要な入門書でもある。フランス語話者を読者として想定しつつも、示されるデータは欧州の諸言語にとどまらず、諸言語間の類型論的な差異や普遍的な傾向を記述している。
言語研究全体における音声学の位置づけをより理解するための格好の入門書。
視野が広がり、全てがうまくいく魔法の言葉!
小論文指導の第一人者が見つけた究極の成功表現、それは「確かに、しかし」の言葉だ。このふたことを使うようになり、「独りよがり」「頑な」と言われていた人生が好転したと著者はいう。「確かに〜」で相手の考えに同意し、「しかし〜」で自分の考えを述べる。自然と思考が深くなり、かつ自分の意見も持つことができる。対人関係がうまくいき、異なる意見との合意も形成できる。
「確かに、しかし」を型として使うと、賢い文章が書ける。感じよくノーが言える。難しい文章も読み解ける。上手に批評ができる。「確かに、しかし」は自分の考えをうまくまとめ、他人を説得できる、生きる極意なのだ。具体的にどのように身につければいいか。「書く」「話す」「読む」「批評する」「生きる」の5本柱で「確かに、しかし」の使い方とその効用を解説する(練習問題と解答例付き)。
第1章 「確かに、しかし」という魔法の言葉
第2章 「確かに、しかし」の文章術ーー主張を明確に書く
第3章 「確かに、しかし」の会話術ーー賢く気持ちよく話す
第4章 「確かに、しかし」の読解術ーー文章を解きほぐして読む
第5章 「確かに、しかし」の批評術ーー視点と機転を利かせる
第6章 「確かに、しかし」の処世術ーー自由に生きる
中国海洋大学オンライン国際シンポジウム「文章・談話の一まとまり性をめぐって」を発展させた論集。
13 名の若手・中堅・ベテランの意欲あふれる論者が、各自の問題意識に則って一筋縄ではいかない独自のまとまりを有する言語的存在である「談話・文章・テクスト」をめぐり様々に分析・考察した成果を集成。文章論、テクスト論の「統括」「結束性」「一貫性」といった従来の観点からの分析には収まりきらない、豊富で多彩な具体例に基づく独自の観点と斬新なアプローチによる考察が随所で展開されている。
まえがき 斎藤倫明・修徳健
第1部 書き言葉を中心とする文章・テクストの特性と一まとまり性
接続詞の統語論 庵功雄
説明的文章における「のだ」文を手がかりとしたテクストの「一まとまり性」についてー「ことだ」「ものだ」「わけだ」との連携をめぐってー 立川和美
日本語の説明文・意見文・歴史文における談話終結表現ー日本語母語話者と中国人日本語学習者の比較ー 俵山雄司
児童作文における会話文の展開 宮城信
第2部 話し言葉を中心とする談話・テクストの特性と一まとまり性
話し言葉における非流暢性と談話標識 甲田直美
会話におけるまとまりについてー「話題」および「テクスト構成語」との関係性を中心にー 高崎みどり
発話の産出過程と一まとまり性 丸山岳彦
雑談のCan-Do 化を目指した話題の類型の分析ー「食べること」を例としてー 中俣尚己
第3部 文章・テクストの一まとまり性への新たなアプローチ
手話・指点字にみるテクストの一まとまり性 坊農真弓
日本語の物語テクストにおけるまとまり性とマルチモダリティ 野村眞木夫
単位語の計量分析に基づく文章の一まとまり性 鯨井綾希
第4部 言語単位と文章の一まとまり性
言語表現の「成り上がり」についてー文章を単位として見なすことは可能か?- 揚妻祐樹
文章の単位性についてー言語単位論の観点からー 斎藤倫明
索引
こころで思ったことを人に伝えるために使うことば。人間の心の働きとことばはどのような関係にあるのか。三浦言語論によりその合理的な関係性がここに明らかにされる。