本書は、終末期医療、精神科医療に携わる著者が、悩みや不安を抱えている人の話の聴き方についてまとめたもの。
著者はもともと看護師、看護教員であるが、夫の死をきっかけに開眼し出家。人間の根源的な苦しみをケアする、スピリチュアル・ケアの活動を行い、日々、人生のさまざまな問題に直面している人たちと向き合い、話を聴いている。そこで気づいた、「聴く」ことの意味や大切さ、そして相手と自分、双方の幸せにつながる聴き方について説く。
悩みや不安を抱えている人の話を聴くことは、相手のために答えを出してあげることではなく、相手自身が答えを出すのを手伝うことだと、著者は言う。
相手の話に、ただ丁寧に耳を傾ける。それは、一般に「傾聴」と呼ばれるが、この本では傾聴のテキストに載っているようなことではなく、著者自身がケアの現場で実践して気づき、獲得してきたことを、「こうしてみたら」と、一つの提案として紹介している。
人気のハンドレタリングやSNSの写真アップに使える英語フレーズが、すぐに探せる一冊。カード用のメッセージ、手帳に記せるポジティブフレーズなどもたっぷり収録。ハンドレタリング作家によるスタイリッシュな実例も充実!
<ど真剣に生きてみろ。君の思いは必ず実現する!
日本が世界に誇る名経営者・稲盛和夫。本書は、幼少期、若手社員時代から京セラ創業、JAL再生まで、稲盛氏本人へのロングインタビューと膨大な資料の綿密な考証を元に、その稀有な生涯を丁寧に綴った傑作評伝です。
京セラの経営思想が生まれた背景やエピソードを、日本経済が活況を呈していた時代の風景とともに、迫真の臨場感をもって描き出します。「フィロソフィ」「アメーバ経営」の原点はここにある!
『思い邪なし 京セラ創業者 稲盛和夫』を改題して文庫化。
(本書の構成)
序 章 誓いの血判状
第一章 勝ちに見放されたガキ大将
第二章 ファインセラミックスとの出会い
第三章 世界の京セラへ
第四章 第二電電への挑戦
第五章 奇跡のJAL再生
第六章 利他の心を永久に
「この社会で、中小企業のオーナーほど“ど真剣”に経営と向き合っている人たちもいないだろう。彼らは本物を見抜く。彼らに一時の流行の経営指南書など無用である。稲盛の経営哲学に普遍性と実用性があり、実体験に基づいた説得力があるからこそ、彼らは心惹かれるのだ」(本書「あとがき」より)
イトーヨーカ堂、セブン&アイを牽引した伊藤雅俊氏、鈴木敏文氏をモデルに、流通業界の変遷と経営者の責務を描いたビジネス小説。
「枢軸国側諜報網の機関長」と連合国側から恐れられた「インテリジェンス・ジェネラル」小野寺信は、なぜ、欧州の地で価値ある情報を入手できたのだろうか。それは、小野寺が人種や国籍、年齢、宗教などを越えて、あらゆる人たちと誠実な人間関係を結んでいたことと無縁ではないーー(序章より)
「インテリジェンス」の極意を体現した日本人武官「小野寺信」。イギリスの情報機関、MI5が徹底監視の対象として“個人ファイル”を作った唯一の日本人武官といわれるこの男は、独ソ開戦や、アジアでの英軍の動き、原爆開発情報といった様々な重要機密にとどまらず、ヤルタ会談の直後には、ソ連がその3カ月後に対日参戦をするという情報まで掴んでいたーー。第22回山本七平賞受賞の気鋭のジャーナリストが、丹念に第一級史料を調べ上げ、取材を重ねる中で、見極めることのできた真の愛国者「小野寺信」の流儀。
[目次構成]
序章 インテリジェンスの極意を探る
◆諜報の神様、ヒューミントの達人◆日本版CIA設立に向けて ほか
第一章 枢軸国と連合国の秘められた友情
◆「あなたはポーランドの真の友人」◆死後四十五年目の昇進と「英雄」の顕彰碑 ほか
第二章 インテリジェンス・マスターの誕生
◆「生きた語学」を実戦で学ぶ恰好の機会◆英才教育を受けて「陸軍第一の赤軍通」の道へ ほか
第三章 リガ、上海、二都物語
◆命にも等しい暗号書を着物の帯に◆中国共産党が謀った? 盧溝橋事件 ほか
第四章 大輪が開花したストックホルム時代
◆MI6より日本に忠誠をつくす◆“ソ連情報源〞の開示を迫ったキム・フィルビー ほか
第五章 ドイツ、ハンガリーと枢軸諜報機関
◆聡明で語学堪能、そして強い愛国心と法学博士号を持つ弁護士◆007のようにハンサムでスマート ほか
第六章 知られざる日本とポーランド秘密諜報協力
◆外交特権を切り札に、ポーランド諜報組織を守る◆ヒューマニズムとインテリジェンス ほか
第七章 オシントでも大きな成果
◆摑んだものの握りつぶされた? アメリカの原爆情報◆新聞が描き出す、隠しきれない重要情報 ほか
第八章 バックチャンネルとしての和平工作
◆スウェーデン国王グスタフ五世からの忠告◆終戦前日、英王室から親電 ほか
*本書は、二〇一四年に刊行された『「諜報の神様」と呼ばれた男ーー連合国が恐れた情報士官・小野寺信の流儀』の副題を改題し、「文庫版まえがき」を新たに書き下ろして刊行するものです。
江戸幕府が長期の天下泰平を実現できた理由に、将軍の継承システムを確立したことと「名字」の活用が挙げられる。家督争いから内紛が起こらないよう継承順位を明確化し、将軍家のスペアとして御三家や御三卿を創設。さらに外様大名にも松平姓の使用を許すという懐柔政策を行った。しかし一族内では、将軍家や御家門を守るため、一人の人物が何度も養子に出されたり、兄弟間の確執が起こったりと様々な葛藤や悲劇も生まれた。本書では始祖・松平親氏から16代当主徳川家達まで、一族の個性的な人生エピソードを紹介しつつ、巨大な名家の強さに迫る。
「青鬼」シリーズの人気キャラクターたちが主人公の短編集!
【あらすじ】
不思議な少年に「妖怪にからだをのっとられた幼なじみを助けてほしい」と頼まれた、タケルとひろしは……『妖怪になった女の子』。「ひろしを一日観察する」と決めた、たけし、卓郎、美香、タケルが見たものとは……『なぞめいたひろし君の一日』。差出人不明の手紙に導かれ、学校の倉庫に向かったたけしたちだったが……『たけし君に届いたラブレター』。このほか、ひろし視点で描かれる『このなぞは僕にだけ解けない』をふくむ全4作を収録。
【目次】
妖怪になった女の子/なぞめいたひろし君の一日/たけし君に届いたラブレター/このなぞは僕にだけ解けない
人生ってね、好きなものがいっぱいある人ほど幸せになれるんです。常に人生を楽しんでいて、明るい思いで満たされている人ほど運も強くなる。
かわいい赤ちゃんや親子もいっぱい。北海道の海で森で野山で出会った、身近だったり貴重だったり素敵な動物、全68種。
【内容】ジャンプするたびにゆかいなメロディとライトアップで赤ちゃんの学びを応援!シートが360度回転するから好きなおもちゃで遊べます。ジャンプする遊びはからだの体幹をきたえ、はいはいや歩行への成長をサポート。着脱可能なオウムのキーボード、ゾウさんのくるくるローラー、ライオンミラー、ゆらゆらキリン、カチカチワニ・・しかけいっぱいのおもちゃで五感を育みます。約20分間の自動演奏モードとお子さまの動きに反応するモードを選べます。おすわりできたら、オウムのミュージカルボックスを床においてキーボードとして遊べます。シートは取り外して洗濯が可能。成長に合わせて高さを3段階に調整ができます。2段階の音量調整機能付。
【原産国】中国 【対象年齢】首すわり(体重11.5kgまで)
【組み立て後商品サイズ】底面直径約78cm、高さ最大約91cm
【電池】単3×3(別売)電池の交換にプラスドライバーが必要です。
【Brandについて】世界No1のベビー・プリスクールおもちゃブランド。
【フィッシャープライス】フィッシャープライスはおもちゃを通じて、アタッチメント(愛着)・五感の発達・親子のコミュニケーションを育み、お子さまが心身ともに健やかに成長できるようサポートします。また、お子さまとママパパの育児ライフがより充実した時間になることを応援します。
【安心と安全への取り組み】フィッシャープライスのおもちゃは欧州もしくは米国玩具安全基準に合わせて作られています。安全性と耐久性を重要視しているので、安心して楽しく遊んで頂けます。
【プレゼントに最適】出産祝い、誕生日などにピッタリ。 「五感」 「創造力」 「好奇心」 「思考力」を育む力をサポートします。女の子や男の子のお子様にきっと喜ばれます。【対象年齢】:8歳以上【商品サイズ (cm)】(幅×高さ×奥行):61.5×52×61.5
9年間で資産を8倍にした、元専業主婦FPによる初の著書!
楽しいクイズを解きながら、「資産形成の超基本」が身につく1冊!
本書は、これまで1000世帯以上のお金の悩みや不安を、投資(投資信託、NISA、iDeCoなど)によるアドバイスで解消してきた凄腕のファイナンシャルプランナーが、知識ゼロから学べる資産形成の極意をクイズ形式で紹介します。
具体的には、
Q.40代世帯の資産状況は? 資産と負債はいくらあるの?
Q.リタイア後の収支、一カ月あたりの赤字額はいくら?
Q.25年間で資産を2倍にするには利回り何%必要?
Q.バブル絶頂期から日経平均に積立投資をしたら、今の損益は?
Q.預貯金と運用額のバランスはどうすればいいの?
Q.お金の相談は、どこですればいいの?
など、30題の楽しいクイズを解きながら解説を読み進めるだけで、いつの間にか資産形成の知識が身につきます。
「30代独身男性の資産を、3年半で3600万円にした例」や「40代夫婦の資産を、8年で1530万円から7800万円にした例」など、誰も気になるリアルな実例を出しながら、著者が実際にコンサルした内容も一挙公開。
この1冊で、「一生お金に困らない人」になれる!
イヤイヤ期のおきがえをおたすけ! たのしく おきがえ ずぼんぼん! いっしょに おきがえ ずぼんぼん!
きょうの ようふく なんにする? きのこの もようの ずぼんかな。のこのこきのこ きのこずぼん。なんだか おかしい きのこずぼん。はきなおそうか きのこずぼん。
ずぼんを履こうとして、ひとつのあなに両足を入れてしまいヨロヨロヨロ…立てないよ……そんな時は、きのこちゃんたちがお手伝い。
ひとつの あなに あし いれて。のこった あなに あし いれて。こんどは うまく はけました。
一度読んだら忘れない! 一度聞いたら言いたくなる! 「のこのこきのこ きのこずぼん!」 リズミカルに口ずさみながら、楽しくおきがえしちゃいましょう! キュートでユニークな一冊。
先端の研究者が「中国・権威主義体制」の行方を探る。先進国の視点では見えない世界のダイナミズム。
日露戦争の日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を完破し、世界的名声を得た東郷平八郎、名経営者として知られる稲盛和夫など、各界著名人が敬愛してきた中村天風。天風の思想は、没後半世紀以上経った今でも、経営者や一流アスリートをはじめ、多くの人たちに影響を与え、精神的支柱となっている。メジャーリーグの大谷翔平選手も天風の著作に刺激を受けた一人である。
本書は、天風会第四代会長・杉山彦一氏に師事し、四十有余年にわたって天風研究に取り組んできた著者が、天風の生涯と思想を、124の「キーワード」と「天風の言葉」、写真・図表を交えてまとめたものである。
例えば、キーワード「カリアッパ師との邂逅」の項では「おまえはまだ死ぬ運命じゃない」という言葉が、また「天命」の項では「かわしきれない運命は『天命』という」といった言葉が所収されている。
入門書としても、サブテキストとしても、繰り返し使える、著者渾身の文庫書き下ろし作品。
なぜ古代にはキリスト教徒が、中世にはムスリムが増えたのか。そして、キリスト教とイスラムの何が人々を惹きつけたのか。
当初、ローマ帝国で迫害されたキリスト教はその後、国教化で信徒が急増。一方、イスラムもウマイヤ朝時代には世界の3人に1人がムスリムとなった。この2つの宗教が拡大した要因は、「女性」や「平等」にあるという。現在、ムスリムの増加率は70%で今世紀末にはイスラムが世界最大の宗教となる。その時、世界の価値観はどう変わっていくのか?
本書では、世界の宗教人口の推移やその背景となった要因を明らかにするとともに、今後世界でムスリム人口がいかに増えていくかを予想する。ヒトラーのナチス政権、また欧米やイスラエルの極右が考えるような一国家は一民族によって成り立つという「国民国家(ネーション・ステート)」の考えから国内の「異分子」を完全に排除することなどは現代世界では不可能であり、異なる文化をもった人々を円滑に取り込まなくてはならないことを、人口統計などを紹介することによって明らかにする。また、人口の動態変化にともなう宗教の相互作用がどのような学芸、文化を創り出したのか、あるいは政治的な衝突や対立を招いたのかを探り、さらに宗教人口の変化が今後どのように世界、あるいは日本に影響を及ぼしていくか、また日本の異文化との接触のあり方を考えたいと思う。(本書「はじめに」より)
●1 初期キリスト教の人口増加
●2 イスラム人口はなぜ増加したか
●3 中世・近世のヨーロッパ・キリスト教世界の人口動態
●4 イスラム世界を逆転したキリスト教徒の人口増加
●5 ヨーロッパ・ナショナリズムと宗教
●6 宗教がせめぎ合うアメリカ大陸
●7 増加する世界のムスリム人口
●8 現代世界の宗教人口の検討