受験と恋。17歳の容赦ないまなざしがとらえた中国の現実とは…中国で90万部突破し、“韓寒現象”なる言葉を生み出したベストセラー小説。
漫画を読んでいると、それが非現実的な描写だとはわかっているのに、なんだかとても気になる事象に出くわすことがある。闘う男たちの驚異的な身体能力、無謀としか思えない特訓、人間に一目置かれるほど優秀なロボット…。これらを絵空事と割り切るのは簡単だ。だが、科学的な検証を加えてみると、荒唐無稽に見えていた漫画の世界がたちまち現実味を帯びたものになってくる…!漫画史上に輝く名作33作品の協力を得て放つ好評『空想科学「漫画」読本』シリーズ第2弾。
19歳の少女が、セックス、ドラッグ、売春の果てに見つけた愛とは…中国現代女性文学の彗星、棉棉の初の長篇小説。
忘れられたアジアの紛争地域「ミャンマー」。21世紀の東南アジアと日本を新たな視点で問い直す。
来たるべき民主主義にとって政治的決定の根拠は何かという現代政治の核心をなす問題をめぐる白熱の討議。脱構築(デリダ)対プラグマティズム(ローティ)を軸に、多様性と対立を尊重する「多元的民主主義」による政治の転換をめざす。
上海はあらゆる職業の見本市だ!プロフェッショナルのるつぼに飛び込む力作。
いつ仕掛け、いつ手仕舞うのか。トレンドの転換期が分かれば勝機が見える。
目の前でカネが倍になる-。参考人たちが口を揃えてこう証言する奇妙な詐欺事件に、警視庁捜査二課の警部補・舛城徹は困惑していた。手品めいたトリックの匂いを感じた舛城の捜査に引っ掛かる、プロ用のマジックショップ。その社長を追った舛城の前に、マジシャンを志す一人の少女が現れる。その少女が語ったカネが倍に増えるトリックとは?警視庁に通報される金融関連詐欺事件の大半は立件できないという。中には「奇術詐欺」とも呼べる、凝ったトリックを使った事件も少なくない。余人の想像を絶するその手口とは?そしてその発案者の実像は?「人を騙すこと」を業とする「奇術師」対「詐欺師」の目くるめく頭脳戦。
極上ホテルにアンティーク雑貨、話題の中国緑茶からスタイリッシュ・レストランまで、21世紀のメトロポリス上海を案内。高級店からカジュアルな地元の店まで、美食家厳選の香港のとっておきレストランも紹介。
一九三三年、英国の小説家、ジェームス・ヒルトンがヒマラヤ山中の桃源郷「シャングリラ」を描いた『失われた地平線』-そこには二四〇歳まで生きたカソリックのペロウ神父が登場する。時を経て、二〇〇二年五月、中国・雲南省に香格里拉(シャングリラ)県が誕生した。その地には前述の神父が一八世紀につくったといわれるキリスト教寺院が残されており、現在、雲南省の重要文化財に指定されている。中国政府および雲南省の人民政府は、ポスト北京オリンピックの目玉として、シャングリラの観光開発に大きな希望を抱いている。本書は、雄大なイマジニアリング(イマジネーションとエンジニアリングの合成語)の世界に遊びながら、シャングリラに二〇〇歳長寿社会を構想した、二一世紀初頭を飾る注目の書だ。
ニューロン=神経細胞の集合体である、数多くの動物のなかで、なぜ人間だけが文字を操ることができるのか?ゲノム解析や人工知能へ、考える道筋を示す。