御土居に築いた「京の七口」は7ヶ所ではない!伏見は国内最大級の港湾都市!西院・西陣があって、東院・東陣はない?どこかにあったのか?地図を読めば、京都の謎がみえてきます!
物語の舞台は京都。芸術大学に入学した如月椿は、孤高なオーラを放つ同じ学部の三日月紫苑と、学内の大階段でぶつかり怪我を負わせてしまう。このことがきっかけで、椿は紫苑の屋敷へ案内され、彼の代わりにある大切な役割を任される。それは妖たちの肖像画を描くことーつまり、彼らの“なりたい姿”を描き、不思議な力でその願いを叶えてあげることだった…。妖たちの心の救済、友情、絆、それらすべてを瑞々しく描した最高の感涙小説。全4話収録。
日本全都道府県を完全網羅、わかりやすく紹介・解説。第2回『京都・大阪・奈良』は、「羅生門」「大文字」「浦島伝説」「葛の葉物語」「役行者」など全50話。
お腹も心も満たされたい、そんな夜こそ「カフェごはん」。1200年の歴史が現在へと一直線に続く街、京都。そして、伝統と上手に折り合いをつけながら常に変化し続ける街、京都。そんな京都の魅力をテーマごとに小さく可愛くまとめた一冊。
本書のキーワードは、ネットワークである。
モノとモノ、コトとコトの関係も結局は人間が中心にある。ここで考えたいのは、人を中心とした、近代京都の美術工芸にまつわるヒト・モノ・コトのネットワークである。点でも線でもない、ネットワークという「面」からアプローチするこころみは、他の地域の近代を考えるときにも重要な手がかりになるだろう。
ビックネームだけでは構築されない美術工芸の現場をあぶり出すことにより、よりヴィヴィッドな美術史が見えてくる。
目次
1浅井忠
工部美術学校/アール・ヌーヴォー/関西美術院/水彩画/九雲堂
2飯田新七(四代)
高島屋/百選会
3池邊義象
浅井忠と池邊義象/京都高等工芸学校教員の文人趣味
4稲畑勝太郎
化学染料/京都染工講習所/京都織物会社
5小川治兵衛(七代)
第四回内国勧業博覧会/無隣庵
6神坂雪佳
琳派/図案集/競美会/図案科
7川島甚兵衞(二代)
川島織物/京都美術協会/武士山狩図/祇園祭
8河原徳立
瓢池園/京都瓢池園
9錦光山宗兵衛(七代)
京薩摩/大日本窯業協会/粟田焼/遊陶園/美工商社
10黒田天外
『日出新聞』/『京都美術協会雑誌』/『ほとゝぎす』/『方寸』
11高坂三之助
京都図案協会・晨紅会/京都図案会/図案団体
12幸野楳嶺
京都府画学校/如雲社/京都青年絵画研究会/円山・四条派
13杉林古香
『小美術』/小美術会/京漆園
14竹内栖鳳
後素協会/竹杖会/日本画/京都市美術工芸学校・京都市立絵画専門学校/文部省美術展覧展(文展)
15武田五一
近代建築/セセッション/古社寺保存/マルホフ式/『表現派図案集』
16龍村平藏(初代)
織物美術/時代祭/古代裂・名物裂の復元/織寶会
17伊達弥助(四世)
西陣織/帝室技芸員/ウィーン万国博覧会/京都博覧会
18田村宗立
洋画/西宗/関西美術会
19土田杏村
無名会/国画創作協会/美術史学/京都の美術館・博物館
20鶴巻鶴一
臈纈/道楽園と真美会/美術刺繍/墨流し
21富岡鉄斎
南画(文人画)/日本南画協会
22中澤岩太
内国勧業博覧会/1900年パリ万国博覧会/京都高等工芸学校/図案/購入資料・図案模写/農商務省図案及応用作品展覧会(農展)
23中村弥二郎
法隆寺金堂壁画複製製作/京都における写真の普及/ガラススライド(幻燈)/美術出版
24西川一草亭
京都における琳派顕彰/西川一草亭と浅井忠/挿花芸術/『瓶史』
25西村總左衛門(一二代)
千切屋(千總)/ビロード友禅/友禅協会
26西村彦兵衛(八代)
京漆器/五二会
27丹羽圭介
輸出工芸/商品陳列所/京都陶器会社
28廣瀬治助
染殿/写し友禅/ローラー捺染(機械捺染)
29藤江永孝
京都市陶磁器試験所/松風陶器合資会社/音羽焼
30ゴットフリート・ワグネル
化学用陶磁器/釉下彩/七宝
文献一覧
関連年表
図版一覧
索引
執筆者一覧
150年前の京都へタイムスリップ!
慶應から明治への改元が行なわれて満150年の2018年を目前に
幕末動乱の舞台となった京都を、ベストセラー「禁断の歴史シリーズ」の加治将一がナビゲートする。
京都ロケの模様をDVDに収録。“生・加治将一"が自主規制なしで歴史の闇を切り裂く!
〈登場する主要スポット〉
・土佐藩邸(中京区木屋町通=土佐藩の活動拠点)
・新撰組壬生屯所(中京区壬生梛ノ宮町=新撰組発祥地)
・近江屋(中京区河原町通=龍馬暗殺現場)
・石清水八幡宮(八幡市=孝明天皇の攘夷祈願)
・玉鉾神社(愛知県知多郡武豊町=孝明天皇が祭神)
世界各地の異常気象、地震の頻発など、災害が身近に迫る中、防災や減災、避難のために災害が起こる仕組みを科学的に図説した一冊。
鬼神と白虎が作る京の和菓子のお味は?
幼い頃から「あやかし」が見える芹沢天音。そのせいでずっと「おかしな人」「嘘つき」と言われていた天音は職場でもうまくやれず、仕事を辞めて、生前祖父が和菓子店を営んでいた京都の家で暮らそうと上賀茂を訪れる。だが、無人のまま放置されていたはずの家に見知らぬ青年が。しかも一階の店舗は開いていて、雲龍庵と書かれた祖父お気に入りの看板も入り口の上に掲げられている。一体どういうこと? おどろく天音に、店主だという青年・北条成清は、祖父に頼まれて味を受け継ぎ、小太郎・小菊という幼い双子と三人で雲龍庵を続けているのだと語る。祖父から「いつか天音が訪ねてくるだろう」と聞かされていたという成清の言葉に、天音は少々怪しく思いながらも菓子作りを手伝うことを決める。ところが、かわいい双子のきょうだいは、眠くなるとなぜか小さな虎に変身!? しかも成清の頭には小さな角が見えて……。
あやかしが営む和菓子店で、あやかしとともに始めた不思議で優しい同居生活。やがて天音は、祖父の和菓子を作り続けることが、あやかしと人間を繋ぐことになると知るーー。京都和菓子×あやかしストーリー。
応仁の乱以前の京都を描いた唯一の屏風、ここに復元ーー。
東京国立博物館所蔵「月次祭礼図屛風模本」は、江戸時代に「月次祭礼図屛風」を写したもので、その失われた原本は、室町時代中期のものであったと考えられている。応仁の乱以前の京都の風俗を描いた屏風は他になく、この模本は貴重な絵画資料となっているが、彩色は不完全であり、欠損もあるため、元の絵画がどのようであったかは不明な点が多かった。
愛知県立芸術大学を中心に、日本画、美術史、文献史学など多方面の専門家の協働により学際的に原資料の復元が試みられ、その過程でさまざまな新知見が得られた。
ベールに包まれた室町時代の京都に光をあてる画期的プロジェクトの成果を公開。
序文(岩永てるみ)
【図版編】
「月次祭礼図屛風模本」
復元「月次祭礼図屛風」
倣古/様式/景観/技法/材料/工程
【論考編】
「月次祭礼図屛風模本」の図像復元について(阪野智啓)
「月次祭礼図屛風模本」復元技法の色と表現(中神敬子)
室町やまと絵のなかの「月次祭礼図屛風」(高岸輝)
東京国立博物館所蔵模本類と「月次祭礼図屛風模本」について(瀬谷愛)
「月次祭礼図屛風」に描かれた幕府と神社(小島道裕)
「月次祭礼図屛風」に描かれた室町期の祇園会(河内将芳)
参考文献一覧
〈世界中から京都に集った「京都派」が語る京都の本当の姿とは〉
〈京都に暮らす15人の海外出身クリエイターに取材〉
日本文化研究家・写真家として活躍する京都在住アメリカ人の著者が、京都に暮らす外国人を訪ね、その活動を写真で映し出しながら京都の魅力を聞きます。「京都派」とは著者が考える、戦後世界中から京都に集った文化人や芸術家を指す造語。彼らの活動を通し、京都を単なる観光地ではなく「文化のメッカ」と捉え、外からの目線で「日本人の知らない京都」の姿を語ります。京都の今とこれからを論じる一冊。
月刊『なごみ』2019年連載「京都派の遺伝子」に加筆修正してまとめました。
京都を包む神様のご加護に、あなたもきっと涙する。
大人気あやかし警察小説、待望の第二弾。
エブリスタ「現代ファンタジー×神様」部門、第1位!(2019年4月1日時点)
神仏や化け物が絡む事件を解決する京都府警あやかし課に配属されて二ヶ月が経った新人女性隊員、古賀大(まさる)。簪を抜くと、“男”になる力をコントロールすべく、先輩の坂本塔太郎とおもに修業に励む日々を送っていた。そんな折、ある男性から「妙な笛を買って以来、化け猫につきまとわれているから助けてほしい」と依頼がきて……。大と塔太郎の関係にも注目の、傑作現代ファンタジー第二弾!
序
第一話 都ノ名宝、宇治ニアリ
第二話 嵐山天泣物語
第三話 初めての宵山
第四話 祇園祭の奇跡
終章
京都における文化は、地域に根ざした生活の場において生成された地域文化であり、前近代におけるあらゆる社会諸階層によって育まれたという歴史的特質をもっている。
本書ではその多様性と歴史的重層性の体系を解き明かし、京都の地域像を問い直す。
序文(廣瀬良弘)
刊行にあたって(大会成果論集刊行特別委員会)
第七〇回(京都)大会 大会関連地図
1 京都という地域文化の原理
近世京都・祇園町の景観ー祇園社境内祇園町の歴史ー(下坂 守)
平安京・京都の市街地と周辺地域(山本雅和)
東寺境内の変遷と京都(新見康子)
2 京都という地域文化の主体
織豊期の六角堂と池坊の「花」(細川武稔)
京都宿屋考ー中近世都鄙間交流の拠点としてー(野地秀俊)
京都盲啞院と町衆の相互浸透(岸 博実)
3 京都という地域文化の周縁と外延
江戸時代の京都建仁寺境内における新地開発ー六波羅新地の成立と借屋の形成ー(小出祐子)
大仏柳原庄の加茂川浚(加茂川普請)(小林ひろみ)
桂川西岸における地域史の取り組みー乙訓郡誌の編さんを通してー(玉城玲子)
市民と共に学び考える地域史ー京都府北部の地方都市からー(井口和起)
第七〇回(京都)大会の記録(大会成果論集刊行特別委員会)
執筆者紹介
美濃〜近江を経て京都までの26宿を徹底案内。
高校三年生になり、大学受験も意識しだした葵。不器用ながらも、ゆっくりと距離を縮めていく葵と清貴の前にある日、贋作師の円生が現れた。清貴に『白磁の香合』の鑑定を依頼した円生は、「本物だ」と言う清貴の言葉を否定して去っていく。それからしばらくして、円生は学校帰りの葵の前に現れた。間一髪で清貴が現れ事なきを得るが、その後、清貴は葵に別れを切り出す。二か月後、失意の底にいる葵に店長から電話が入った。「清貴が兵庫から帰ってきたんです」-大ヒット・キャラクター小説第7弾!
地域コミュニティを通じて多様な人びとがつながり「持続的な」地域の将来像をともに構築していく新たな試み
防災・環境・文化をテーマにさまざまな地域コミュニティと協働で取り組んだ事例からは、大学が地域に集まる多様な主体をつなぎ、ときに人材不足やアイデアを補い、地域におけるハブ機能としての役割を浮き彫りにする。また、「フューチャー・デザイン」という、地域社会の将来ビジョンを多くの参加者と構想し選択していくための新しい考え方を紹介し、宇治での取り組みについてもていねいに解説する。
京都を愛し、京都への思いを書き続けた谷崎潤一郎。京都での日々の生活や京都を舞台にした作品をもとに、写真と文章で案内。谷崎の京都贔屓を味わえるガイドブック。
「物語」を辿って、京都を廻ろう。古都、悲話めぐり。一味違う、大人の名所・名刹の歩き方。