琉球独自の言語と文化が失われつつある現在、我々はその記録と継承にむけてどのような支援ができるだろうか?
人間の倫理とは何かを考える
ノーベル経済学賞を受賞したセン、ハルサニー、マーリース、そしてロールズ、ウィリアムズ、ヘアら世界的に名を馳せる経済学者と哲学者の熱い対話。
われわれに功利主義はのりこえられるのかーー本書は、世界的に活躍する経済学者・哲学者らによる功利主義の擁護とその批判を収録した古典的名著である。道徳、政治哲学のみならず経済学、社会的選択の理論にかかわる論点を提示し、功利主義に潜む一元化への警鐘をならす。学問の方法論的土台をめぐり経済学と哲学のあいだで熱い対話がいま再びはじまる。(原著 Amartya Sen and Bernard Williams eds.,”Utilitarianism and Beyond,” Cambridge University Press, 1982.)
SST(Social Skills Training:社会生活技能訓練)は、社会生活を営む要となるコミュニケーション技能を回復・改善し、自己対処能力を高める効果的な方法である。わが国では80年代に紹介され、精神障害者の社会復帰、社会参加を目指す精神的リハビリテーション領域で、急速に普及、発展をとげてきた。さらに現在では矯正教育・更生保護領域、児童生徒の学校教育現場へと広がりをみせている。本書では、SSTを、技法、理論、トレーニング、効果研究、各領域での展開といった視点から多角的にとらえ、これまでになされてきた実践と研究の集大成を図る。精神科医、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、心理士等、職種を越えて、SSTを包括的に深く理解するための1冊である。
「SDGs」など17項目、「地球温暖化」など13項目、「生物多様性と生態系」など18項目、「貧困と公正」など13項目、「少子高齢化と人口減少社会」など11項目、「持続可能な消費と生産」など10項目、「社会に開かれた教育課程」など24項目、「環境教育」など20項目、「探究的な学習」など13項目について幅広く取り上げて解説。何が課題であり、今、何をするべきなのかを考えるための1冊。
支店長のための貸出担当者育成『虎の巻』。部下・後輩のOJTを任された支店長・役席者待望の「OJT教材」。もちろん、はじめて貸出業務に携わる若手行員の参考書としても最適。
大工業経営を保護・育成するプロイセンの殖産興業政策とは異なる、漸進的発展を促す、南ドイツの「近代化」を描出する。
働き手として、大学経営の調整弁として留学生が利用されている実態の報道が耳に新しい。本書は、留学生の受入れ機関(大・中・小規模大学)と11にわたるアジア諸国・地域の送り出しの実態を紹介し、持続可能な留学生政策の確立へ向けた考察を行う。
近年,わが国では平均寿命,健康寿命ともに大きく延びているが,一方でうつ病や不安症などのストレス関連障害,不登校やひきこもりも増加の一途をたどっており,こころの健康への関心がますます高まってきている。
心の健康教育とは,こころの問題が発生することを予防するとともに,問題を抱えてしまった時にその状態から速やかに回復できるようになることを目的として行われる教育活動である。本書では,斯界の第一線で活躍する執筆陣が基礎資料や最新の知見に基づいて,こころの健康の維持増進に向けた考え方と取り組みについて丁寧に解説する。
心の健康教育が必要とされる社会的背景と,心の健康教育の理論的枠組みを解説した第?部から,コミュニケーションスキル,怒り,子どものメンタルヘルスなど10のテーマについて心の健康教育の具体的な取り組みを述べた第?部を通して読むことによって,心の健康教育の総合的な理解と,その実践に際しての指針が得られるであろう。
序 文
第1部 心の健康教育ってなに?
第1章 心の健康教育はなぜ必要か? 本谷 亮
第2章 心の健康教育とは 坂野雄二
第3章 健康心理学とポジティブ心理学 百々尚美
第4章 こころの健康の出発点
ー今までの自分と向き合い,新しい自分を鍛える 岡島 義
第5章 ストレスと心身相関を理解する 小田原幸
第6章 ストレスマネジメントの原理 三浦正江
第2部 実践例から学ぶ心の健康教育
第7章 学校で取り組む心の健康教育 冨家直明
第8章 対人交流とコミュニケーションのスキルアップ
ー社会的スキルの有効性と,社会的スキル訓練 西山 薫
第9章 怒りとつきあう
ーアンガー・マネジメント 杉若弘子
第10章 子どものメンタルヘルス問題を予防する
ー子どものうつ,不安の予防,地域での援助 石川信一
第11章 健康な職場づくりの中の心の健康教育 中村 亨
第12章 自殺予防を考える 坂野雄二
第13章 生活習慣と健康
ー肥満,生活習慣病,行動変容 田山 淳
第14章 嗜癖(飲酒,喫煙,薬物使用等)の健康教育 横光健吾
第15章 高齢者への健康教育 百々尚美
第16章 災害時の心の健康教育 本谷 亮
索 引
東京大学駒場キャンパス「高校生のための金曜特別講座」発、豊かで広い学問の世界へ、いざ。
「脆弱な消費者」という消費者概念を視座として、現代経済社会における消費者の立ち位置と、消費者にとって「あるべき法制度」について、競争法の立場から考察する研究書。
美容室バグジーの奇跡。どん庭から復活した男の愛と感動の経営。
科学と科学者のあり方は?/科学では答えることのできないトランス・サイエンスとしての倫理・公共哲学的課題にどのように取り組むか?/今後の教養教育をいかにすべきか?3・11後の原発事故によって科学・技術と社会倫理に突き付けられた課題を統合的に考察する。